nikkei project
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Ichiro Nishiuma
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レガシーな新聞社が 本気でテクノロジー メディアを目指す 開発プロジェクト 2018/02/18(日) 日本経済新聞社 デジタル事業 BtoCユニット 西馬一郎 1
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アジェンダ 1. 新聞社である日経がテクノロジーメディ アを目指すのはなぜか 2. 日経電子版ができた当時の開発プロジェ クト 3. テクノロジーメディアになるために変え たこと 4. 直近出てきた成果 5. Backlogを活用したプロジェクト事例 2
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日経がテクノロジーメディアを 目指すのはなぜか • 140年の歴史 新聞事業とデジタル事業 • 外部環境の変化 • テクノロジーを駆使するメディア • 日経がどのように自己変革していったか 3
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日経電子版サービス開発の変革 • 開発力、開発スピードの向上 • 開発の内製化の推進 • 組織、開発体制の変更 • 開発しやすい環境づくり – コード管理、テスト自動化 – Backlog、slack、Qiita:Team導入 4
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日経電子版、日経の紹介 • 2018年1月に有料会員55万人突破 • 電子版登録会員 350万人 • 2010年3月に創刊 • PC/モバイルサイト、電子版アプリ、紙面 ビューアーアプリ • 日経ID会員 800万人 • デジタル事業 BtoCユニット – エンジニア 約50人 • iPhone/Android • Webのフロントエンド、API • インフラ、認証、課金、決済 5
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自己紹介 • 西馬一郎(にしうま いちろう) • インフラエンジニア – 2010年、電子版創刊 – 2015年、電子版AWS移行 – 2017年、電子版完全https化対応 – 直近は、API開発や認証システム • Backlog活用 • JBUG、JAWS-UG(JAWSDAYS2018スタッフ) • 会社の宴会担当、銭湯部員、サウナ好き 6
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日経電子版ができた頃の プロジェクト管理(2010年当時) • 表計算ソフトで課題とスケジュール管理 – 複数人で同時に編集できない – ステータスの管理が面倒 – 情報の共有ができない • できても週1程度で会議した時だけ – タスクの見える化ができない – コミュニケーションがうまくいかない • 非効率と思いつつそれでやるしか無かった • 当時は外注による開発がメイン 7
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開発力を上げるため変えたこと • 組織、体制のあり方の問題だった – チーム制にして兼任を無くす • 内製開発の推進 一気にやらず少しずつ • 開発しやすい環境づくり • 朝会、振り返り会、開発合宿 • 会議を少なくするためツール導入 – Backlog、slack、Qiita:Team • 自分たちのコアコンピタンスの見直し • カイゼン活動とPDCA 8
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開発スタイル、マインドの変化 • 内製化の推進、システムの性質に合わせて選択 • 「昔からそうなってる」「変えるの大変」 「無理。。」思考停止になっていないか • 新しい血、外部コンサル、ユーザーの意見に耳 を傾ける • ファクトとロジック、本気でやろうと思うこと 内製開発 外注開発 スマホアプリ フロントエンド API
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日経でのBacklog活用 • 使用者数 830人 • プロジェクト数 210個 • 利用用途 – プロジェクト管理 – タスク管理 – 課題管理 – 情報共有 – アジェンダと議事録 – 手順書 – システム構成 10
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ここ最近の成果 1. 日経電子版サイト高速化 表示速度改善 2. Nikkei for Slack 3. 2017年度 グッドデザイン賞「ベスト100」 日経電子版アプリ 日経電子版紙面ビューアー 日経電子版ビジュアルデータ(グッドデザイン金賞) 4. 決算サマリー(AI記者) 5. 紙面ビューアーでサーバレス 6. 日経ID基盤でサーバレス 7. アプリやモバイルで全角を半角に変更 11
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12 https://note.mu/konpyu/n/n9fd5b81f6305
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13 http://www.g-mark.org/award/describe/45905
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14 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1706/01/news077.html
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15 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1604/15/news130.html
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ここ最近の成果 1. 日経電子版サイト高速化 表示速度改善 2. Nikkei for Slack 3. 2017年度 グッドデザイン賞「ベスト100」 日経電子版アプリ 日経電子版紙面ビューアー 日経電子版ビジュアルデータ(グッドデザイン金賞) 4. 決算サマリー(AI記者) 5. 紙面ビューアーでサーバレス 6. 日経ID基盤でサーバレス 7. アプリやモバイルで全角を半角に変更 16
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Backlogを活用した事例 1. 日経電子版のAWSクラウド移行 アジェンダをBacklogで管理、進行 2. 日経電子版の完全https化対応 ガントチャートを有効に使用 3. 電子版アプリで「お客様の声」連携 アプリで書き込んだご意見がslackと Backlogに自動登録 4. FTとの協業 5. 電子版プロモーションの案件管理 17
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事例① 会議のアジェンダをチケット登録 • 事前にPMがアジェンダ作成して通知する – 最も大事と考える課題をピックアップ – メンバーも追記、会議で話し合うべき課題に フォーカス 18
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事例② ガントチャート有効活用 • 日経電子版の完全https化対応で駆使 – 複雑な依存関係や移行のステップを見える化 – イベントとタスクを紐付けて進捗を管理 – 多人数が関わるプロジェクト、わかりやすい 19
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事例③ 電子版アプリ、お客様意見連携 • 大切なお客様の声を自動登録 – slackとBacklogに登録、kibanaで可視化 – 通知と情報のストック • アプリの改善活動に活かす 20 20 Amazon API Gateway AWS Lambda
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事例④ グローバルな協業で活用 • 日経とFTの連携プロジェクトで活用 • 言語設定がありがたい • 直感的で説明いらず、海外メンバーにも すぐに使ってもらえる 21
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事例⑤ 電子版プロモーション案件 • メンバー間の情報共有で使用 – キャンペーン、プロモーション管理 • 部会での情報共有で活用 • 非エンジニアにも広がっている 22
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事例⑥ 日経IDのAPI構築 • 現在進行中のプロジェクトでBacklogをフ ル活用 • AWS上に日経IDのAPIを構築 • 今まで別々に作ってきた課金やユーザー 登録・属性のAPI Gatewayで統一化 23
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予定と実績の管理が悩ましい • 全てBacklogで管理しきれず、一部エクセ ル管理に戻ってしまう • 例えば、開発で期日を決めてBacklogに期 限を設定しても、変更があると把握しき れない – 元々の予定がいつで、どうなったか追いづら い • コメントがずらずら続くと追うのがやや ツラい 24
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Backlogの通知 • Backlogの登録/更新/コメントに早く気付 きたい • 自分たちで連携して通知する機能を開発 • 自由にカスタマイズ 25 通知するイベント ☑ 課題の追加 ☑ 課題の更新 ☑ 課題にコメント Amazon API Gateway AWS Lambda Incoming webhooks Channels #nikkei
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Backlog 好きな機能 • 課題キーと件名のクリップボードコピー • 「最近見た課題」、「最近見たwiki」のリ ンク 課題をまとめる作業をする際に非常に便利 26
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その他事例 社内旅行、宴会幹事もBacklog • 130人規模の社員旅行・宴会の幹事 • 宴会の段取りを整える アーキテクチャ • Backlogで課題・タスク管理 27
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まとめ 1. 日経がテクノロジーメディアになるた めに取り組んできたこと 2. 2010年当時のレガシーな開発プロジェ クトがどう変わったか 3. 様々なプロジェクトで取り組んできた 成果 4. Backlogを活用したプロジェクト事例 28
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最後に • 日経電子版ではエンジニア、データサイ エンティストを募集中 • ご興味ある方はご連絡ください http://www.nikkei.co.jp/saiyo/society.html 29
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以上です ご清聴ありがとうございました 30