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愛媛県立宇和島東高等学校 井上真緒 戎 優利 近平 綺伊子 神内こはる 福本 穂 ピースをつなげて 宇和島の未来を創る

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愛媛県立宇和島東高等学校 防災に関する研究 ※主にSSH事業に関わる学校設定科目教科「スーパーサイエンス」での課題研究 1 2 ①自然科学分野(理系) ②人文科学・社会科学分野(文系) ★防災に関する課題研究 ★発展学習(大学や行政との連携) まちあるきワークショップ 事前復興デザインワークショップ Goproプロジェクト 東北研修 宇和島市事前復興計画策定委員会 ★文化祭やイベントで市民に発信

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「防災」に関わる課題研究 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 0 2 4 6 8 10 12 14 R1 R2 R3 R4 R5 R6 研究本数 全体に占める割合

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宇和島市の 防災・事前復興 どのような問題があるか? 2024.4東京大学の大学院生とのフィールドワーク

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地震・津波の脅威 地震規模 M9.0 最大震度 7 宇和島湾 最大津波高 6.5m 最短到達時間 1m 56分 最大高 72分 2013.12.16報告 ①地理 入り組んだ地形、市街地の川を遡上する津波、 埋め立て地、少ない高台 →地域ごとに異なる被害 ②暮らし 狭い道路、電柱、古い町並み、建物、産業 →倒壊、避難困難 (全壊:約14,000棟 半壊:約9,000棟) ③人口構成 少子高齢化 → 宇和島市全体 65歳以上 41.5% 2025.11月現在

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宇和島市の防災・事前復興 どのような問題があるか? 暮らし 人 地理 防潮堤は必要? どんな形状が有効? 最適な避難経路は? 市民の防災意識は? 要支援者の避難は? 福祉避難所足りてる?

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防潮堤の形状が重要な役 割を果たすため、最適な 設計が必要です。 デザイン 使用する材料は防潮堤の 信頼性を高め、その耐久 性を確保します。 材料 最適な防潮堤は浸水リス クを減少させ、地域社会 を守る手助けをします。 効果 最適な防潮堤の形状

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田中紬葵 井上真緒 大麦笑舞 松浦美咲 牧野瑞己 最適な防潮堤 概要と仮説 南海トラフ巨大地震による津波を想定し、高さ、形、 コスト、景観等を踏まえて宇和島に最適な防潮堤を 考える。 【仮説】 ①同じ高さの防潮堤であっても形状を変えることで 波を防げるのではないか。 ②防潮堤が高ければ、津波を防ぐことができる。 実験方法 ①2つの形状の防潮堤を発泡スチロールで作成 する(図1、図2) ②図3の装置を使って水槽内で波を起こす ③防潮堤を越えた水の量を計測する ④コストや景観を考慮する 図3 実験装置 図1 形状Ⅰ 図2 形状Ⅱ

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最適な防潮堤 防潮堤のコスト計算 コンクリートでは、50倍にするため、 体積は1.25×10⁵倍 形状Ⅰ(図2):3.2×10²×1.25×10⁵=40㎥ 形状Ⅱ(図3):5.0×10²×1.25×10⁵≒63m³ コンクリート1m³あたり 約¥18,000 18,000×40=720,000(円) 18,000×63=1134000(円) 差額は約41万!! 実験結果 防潮堤 防潮堤を超えた 水の容積(ml) 形状Ⅰ 43.3 形状Ⅱ 20.0 形状Ⅱの結果のほうが 2倍近く超えた水の量 を抑えることができる ことが分かった。 他県の事例 静岡県浜松市にある一条堤のインタビュー 記事参照防潮堤が完成したことで沿岸部の 宅地が浸水する面積が8割減、また木造家 屋が倒壊するとさえれる浸水2メートルを 98%もカバーできる。 図4 防潮堤整備前後の被害の違い

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地域住民を巻き込むための マップ提供が重要です。 地域連携 視覚的な情報は効果的な 防災を促進します。 情報提供 若い世代への教育が地域防災 力を高めます。 教育啓発 防災マップの作成

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研究の背景 う 11 防災マップ作成 永樂莉紗子 戎優利 岡崎美都姫 宮本彩葉 子供や小さな字が見えづらい方、海外の方には分かりやすく見やす いものであると言えないように感じる。 災害の危険や避難に役立つユニバーサルデザイン 地域を限定したり、子供を意識したりすることで、多くの人が一目 見てわかる防災マップがつくれるのでは? 被災地(岩手)の防災意識の変化 [宇和島東高] 居住地区のハザードマップ を見たことがあるか 東高と被災地域のアンケートの比較 防災意識を薄れさせないために必要だと思うこと ハザードマップなどの災害リスクに関する情報 の利便性向上が必要と考えている人が多い! 80% 20% はい いいえ

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1.子供や高齢者、ハンディキャップを抱えている方などがハザードマップを見てもいまいち 理解できていないのではないか 2.自分の居住地区のハザードマップの確認がすぐできる状況にあることで、防災意識をあ げられるのではないか 仮説 ハザードマップに記載されている情報 ・一時避難場所&避難経路 ・海抜 大浦2区ハザードマップの工夫 ・地区の班を色分け ・防災倉庫&街頭用消火器設置場所を 記載 ・子どもでもわかりやすい ↳保育園が大きく記載 親しみやすいマーク使用 大浦2区自主防災会水 田さんへのインタビュー

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過程 大浦2区自主防災会にインタビュー 人通りが多い駅周辺に設定 作成に必要な資料、情報集め 今後の展望 ・誰が見てもわかりやすい防災マップ完成 ・防災意識を高めるきっかけを日常の中に→駅やパフィオ宇和島周辺などに設置 一時避難所までのルートの設定 ターゲット地区 宇和島駅周辺 人が集まりやすく、目につきやすい。 土地勘のない外国人や観光客

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要支援者のための十分な サポートが必要です。 サポート体制 安全な避難経路の確保が 重要です。 避難経路 情報の共有が避難を助け ます。 知識共有 要支援者の避難

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宇和島市における避難行動要支援者支援制度 近平綺伊子 清家実里 谷口真菜 和賀山花暖 岩手県釜石市唐丹町の花露辺地区 東日本大震災で亡くなった方が一人だけだった。(東北研修) 「避難行動要支援者支援制度」の存在 宇和島市においても要支援者が災害時に命を諦めない方法があるのではないか。 課題設定の理由 避難行動要支援制度とは 災害時に自力で避難することが困 難な人を支援するために、自治体 と地域住民が連帯する制度。

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関係者へのインタビュー (1)市役所(訪問) →西日本豪雨災害時時の避難所の状況 避難所の課題知る (2)九島地区の避難訓練(オンライン会議) →活動モデル 九島防災士メンバー(11名) 宇和島危機管理課の指示により、「個別避難計画」を作成 拒否する島民はいない 要支援者の参加:42名 避難訓練は年二回以上実施(前回の訓練の参加者は島民の20%強) (3)大浦二区自主防災会(来校インタビュー) →高齢者の積極的な避難訓練への参加 大浦地区の実状を知る。

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4 宇和島市の現状 "現段階で、一部の地域で整備されているが、宇和島市全体での運用・実践が不十分" <現状> ①制度に関する情報は市のホームページに掲載 (対象者の条件・申請書様式・作成ルール 等) ②法令に基づいた施設側の制度整備 <課題> ①制度の認知度が低い。 ②制度が、完全にうまく動いたという報告が少ない。 ③支援が必要な高齢者の比率は高まっている 介護サービス見込み量(在宅サービス) 総人口と高齢者の割合

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参考文献 宇和島市ホームページ、RESAS、愛媛県データダッシュボード ①要支援者とその支援者を正確に把握する 「誰がどの人を支えるか」 •要支援者ごとに必要情報を整理 •避難ルート •移動手段(徒歩・車イス・車など) •避難時の注意点(薬、認知症の特性など) 支援者・家族・地域で共有できる状態にする ②個別避難計画を「実際に使える形」で作成 同意 *その他のポイント* ③平時から顔が見える関係づくり ④要支援者も参加する避難訓練 ⑤情報伝達手段を複数準備する

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福祉避難所は、特別な支 援が必要な人々にとって 不可欠な場所です。 設備の充実 支援体制の強化が、避難 所の機能を向上させる鍵 となります。 支援体制 地域全体の協力が不可欠 で、避難所の利用を促進 します。 地域の協力 福祉避難所の重要性

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福祉避難所の規模拡大に向けて 大高青空 篠崎新 神内こはる 戸梶あかり 濵田南斗 松本悠 研究の背景 宇和島市の現状 南海トラフ巨大地震の確率 宇和島市での福祉避難所の必要性 原因:高齢化、過疎化 ・少子高齢化や過疎化 介護士の数に対し、要支援者多 ・避難所数が不十分 多くの対象者は受け入れ不可 避難所での暮らしへの不安が増大 避難判断の遅れ R6.12時点 26% 268% 14% どうすれば福祉避難所 の不足を解消できる?

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宇和島市の取組 【宇和島市の取組】 西日本豪雨後の市内管理職との対話 R2 R3 R4 R5 R6予定 6 5 6 4 3 【要援護者の流れ】 一般避難所 →避難所内福祉スペース →軽度福祉避難所 →重度福祉避難所 →医療機関 〈インタビュー〉 〇宇和島市高齢者福祉課長兼地域包括支援センター 〇社会福祉法人 正和会 (九島にて要支援者避難訓練実施) 登録数がなぜ伸びてい かないの?

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事例 高知県南国市 なぜ充足? 南国市 宇和島市 福祉避難所数(施設) 16 33 収容人数 (a)(人) 1020 426 対象者数(b)(人) 510 2949 a - b (人) 510 -2523 近隣2市1町と協定 ① 事前指定の必要性 備蓄に関する一定のルール ② 福祉施設を指定する場合の問題 本来業務への上乗せ 人的支援 職員・利用者の健康管理 ③ 公共的施設を指定する場合の問題 高齢者に関する専門職員不在 初期段階の配置の事前決定 ④ 要援護者の判断 行政等による振り分け 被災規模によっては機能しない恐れ 外部者の協力 ⑤ 避難者に係る個人情報の扱い 手順なしで避難者が集まる可能性 情報提供の円滑化 ⑥ 市町村域を超えた対応の必要性 障がい者や乳幼児・妊産婦等は福祉施設が少ない 市町村域を超えた区域での対応検討 ⑦費用負担区分の明確化、障害福祉サービス利用期間の延長要望、情報共有のため記録様式を統一 岩手県立大学地域政策研究センター平成 24 年度地域協働研究(地域提案型) 「東日本大震災津波における福祉避難所の状況と課題についての調査研究報告書」(概要版)

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(例)宇和島市既存のボランティア団体 うわじまグランマ ⇒サービス・物資 If ⇒物資 わなか ⇒マッサージ(精神的支援) 7・7 ⇒復旧作業 ナナの森 ⇒災害後復興支援 宇和島NPOセンター ⇒防災、事前復興 てくてく ⇒子供中心の自主防災組織作り オレンジクイーン ⇒防災イベント

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今後の予定 提案 【ロボット介護】ロボットによる介護 資金はどこから出るか? 災害時正常に作動するのか? ①来年1月下旬に開かれる福祉会議に参加、提案 ⇒宇和島市認定福祉避難所の増加 人手不足の解消 ②12月13日(土)「宇東科学の祭典」(小学生対象イベント) 【中高生によるボランティア】 初歩的な介護技術の習得 →市内で人員確保を目指す

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段ボールの形状が防 音効果を向上させる 方法を探ります。 形状の工夫 段ボールの素材が音 を吸収する特性を持 っています。 音の吸収 環境に優しい素材を 使用した防音対策が 重要です。 環境への配慮 防音効果を高める段ボールの形状

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段ボールの形状による防音効果 愛媛県立宇和島東高等学校 福本穂 小山爽太 中城伊織 長谷然 1.先行研究 <先行研究> ◆回折音をなるべく伝えない構造を3 分の1スケールでシュミレーションし た結果回折音を低減する形はT字型だ とわかった。(図1) ◆宇和島市の避難所用のサイズ縦横 280cm、高さ180㎝に基づき、回折以 外の現象による影響を排除し、屋根の 長さを変え実験した結果、男女の話し 声に対する騒音低減効果が最も高まる のは、屋根の長さの半分を1とすると きのパーテーション縦横:高さの比が 5.3:3.4だとわかった。 (図2)。 図1 ストレート かもめ型 T字型 図2

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2.課題設定と仮説 <課題> (1)実寸大で行って同様の結果が得られるのか。 (2)回折音と透過音のどちらがより大きな影響 を与えているのか。 〈仮説〉 (1) 実寸大で行っても3分の1スケールで行っ た時と同様の結果が得られる。 (2) 透過音より回折音のほうが影響が大きい。 仮説(2)の検証 段ボールより密度の高い木の板で対照実験を行 うことで、透過音と回折音のどちらが大きいかを検 証する。(透過音は0と考える) ①段ボールより密度の高い材質で仕切りをするこ とで透過音の変化を調べる。 ②仕切りを段ボールの時と木の板の時の透過音の 差を比較する。 3.実験方法(透過音) 実験1 段ボールの時 木の板の時

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実験2 ・回数が足りなかった。 ・外部の音が作用してしまった。 実験2の結果 実験1の結果 アクリル板の値の方が小さくなると考えていたが、 女声の値は仮定と異なった。 透過音の影響は約10dbでその他の約6 0dbは回折音やその他の音の影響による ものと考えられるため透過音より回折音の ほうが影響が大きいといえる。 仮説(2)の検証 検証方法は実験1と同様である。 段ボールの時 アクリル板の時

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宇和島市の 防災・事前復興 何が問題か?

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リーダー達との対話 宇和島市事前復興計画策定委員会 高校生オブザーバー 宇和島を知る 東京大学院生とのまちあるき &まちづくりワークショップ 気づきや思いを 言葉で伝える

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考え続ける 大学や他高校との オンライン会議 未来を語る みんなで生きる 大浦2区自主防災会水田さん インタビュー 東京大院生、福祉協議会、 市役所の方とのWS 宇和島市 事前復興地区別WS

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ピースをつないで未来を創る

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愛媛県立宇和島東高等学校 ご清聴 ありがとうございました