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ChatGPTのガイドラインを
 作成しました
 みんなのマーケット株式会社 
 コーポレート本部
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巷で話題のChatGPT。 
 当社でもオウンドメディアの記事作成や、調べ物などにお試しで利用しています。 
 ※ChatGPTで記事を作ったら公開本数 2.5倍&外注費0円になった話:https://speakerdeck.com/minma_curama/article 
 
 しかしChatGPTは会話内容を学習するので 
 情報漏洩に繋がる恐れがあったり、実際にニュースにもなっていたりと、 
 社内利用を許可すべきか悩んでいる企業様もあるのではないでしょうか? 
 
 今回ChatGPT利用時のガイドラインを作成したのでご紹介します。 
 ※ChatGPT以外の生成AIサービスも包括していますが、 今回はChatGPTにフォーカス します。
 
 生成AIサービスを社内でも利用したい、プライベートでも利用したい方 の参考になれば幸いです。 
 2 はじめに(想定読者)


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3 ChatGPTの利用方法
 ChatGPTは次の2つの方法で利用できます。 
 ● API
 →従量課金制、入力したデータは学習に利用されない(オプトインしない限り) 
 ● Webブラウザ、iOSアプリ 
 →無料、入力したデータは学習に使用される(オプトアウトしない限り) 
 
 ※How your data is used to improve model performance(データがどのように使用されるかについて) :  https://help.openai.com/en/articles/5722486-how-your-data-is-used-to-improve-model-performance 
 
 当社では現状、無料版(Webブラウザ)を利用 しています。


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4 用途としては、調べ物をする際や、社外に公開する文書を作成するために利用しています。 
 
 例えば...
 ● オウンドメディアに掲載する記事 
 ● メールマガジンの記事 
 ● FAQサイト内の文章 
 ● 文章の校正
 ● 企画のアイディア出し 
 ● ワークサンプルテストの作成 
 ● 調べ物
 
 
 
 ChatGPTの利用目的


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5 ■前提条件:業務利用時には上長や情報セキュリティ担当者の確認と許可が必要です 
 ※ChatGPTに限らず、新規でアプリやサービスを利用する際は事前確認を必須としています 
 
 ■社内規定:
 ● 社外秘は入力しない
 ● 個人情報は入力しない
 →AI側で学習に利用される可能性があり、情報が漏洩する可能性があるため 
 ● 第三者の著作物を入力しない 
 →第三者の著作権を侵害する可能性があるため 
 ● AIの回答のファクトチェック(内容が正確かどうか確認)をする 
 →正しくない回答をしたり、最新の情報ではない可能性があるため 
  ※現在、無料版は2021年9月までの学習データに基づいて動作 しています
                                    
 利用時の社内規定①


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6 ● 利用規約/ポリシーを遵守する
 →生成AIサービスに限らず、どんなサービスを利用する際にも言えますが... 
 ● サービス設定画面で 適宜オプトアウト申請する
 →入力したデータをChatGPTの学習に使用されないようにするため 
  ※機密性の高いものはオプトアウトを必須としています 
 
 その他、ChatGPT以外の 生成AIサービス(Github CopilotやHelpfeel Generative Writer等)も 使用上の注意は基本的に同じ としています。
 
 利用時の社内規定②


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オプトアウト(入力したデータをChatGPTの学習に使用されないようにする )方法は、
 次の2通りの方法があります。 
 
 ● Google Formsでリクエストを送る
 →メールアドレス、組織IDを入力して送るだけで申請可能 
  ※申請するとメールが届きます(組織IDが間違っていても届きます)が、 
    申請が有効になっているかを確認することはできません 
 ※Google Forms(オプトアウトの申請フォーム): 
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScrnC-_A7JFs4LbIuzevQ_78hVERlNqqCPCt3d8XqnKOfdRdQ/viewform 
 
 ● ChatGPTでData controls の「Chat History & Training」をOFFをにする →OFFにすると学習に使用されないだけでなく、設定後に新規に開始した会話は履歴が  残りません。履歴が残らないことで利便性は損なわれますが、 設定変更が視覚的に確認  できる&学習したい会話 /したくない会話で設定を切り分けられるので、当社ではこちらの  方法でオプトアウトを設定しています 。  ※OFFにした後でも30日間は入力内容が保持(監視目的のため)されるので、    機密・個人情報の入力は禁止しています 
 7 オプトアウトのやり方


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● ChatGPTでData controls の「Chat History & Training」をOFFにする ※ONの状態でやり取りしていた内容は、OFFにすると消えてしまうわけではありません。 
   ONに戻すことで再度過去の会話を再開することができます。 
   また、Google Formsからオプトアウト申請済であれば、ONの状態でもChatGPTの学習に 
   使用されることはないようです。 
  ※Data Controls FAQ(データ管理):https://help.openai.com/en/articles/7730893-data-controls-faq 
 
 
 8 オプトアウトのやり方


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今後は
 9 現在はお試しで利用しているだけですが、 
 今後更に、全社的に生成AIサービスを利用して業務改善に取り組んでいく予定です。 
 
 様々な生成AIサービスがリリースされる中、ChatGPT以外でも 
 「新しいサービスを利用して業務改善してみたい」という方! 
 当社では、一緒にチャレンジしていきたいメンバーを募集 しています。


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私たちのプロダクト 生活の「困った」を解決できるプロが集まる プラットフォーム「くらしのマーケット」 頼める出張サービスの種類 事業者の数 300種類以上!
 70,000事業者を突破!
 エアコンクリーニング、引越し、庭木剪定..などの生活関連サービス 日本全国の事業者が登録、売上を伸ばしている 10

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私たちのビジョン 正直者が馬鹿を見ない世界を作る
 テスト前に必死で勉強したのに、先輩から過去問をもらっていた友達が自分よりいい成績を取った…
 会社のことを思って地味な仕事も引き受けてきたのに、上司に気に入られている同期が昇進した…
 
 世の中では、不条理なことが起きます。
 でも、悪賢い人が得をして、正直な人が損をする世界なんて嫌です。
 
 江戸時代の思想家、石田梅岩は「二重の利を取り、甘き毒を喰ひ、自死するようなこと多かるべし」
 つまり、悪賢い者には必ず報いがあると説きました。
 さらに「実の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」とも表し、
 まず相手の利害を優先し、その結果として自身も利益を得ることが商人の本文だと説きました。
 
 私たちは、先も立ち、我も立つ、正直な人が報われる世の中を作ります。
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私たちのミッション 「人と人」が関わるサービスを、
 安心して取引できる仕組みを提供する
 私たちは、くらしのマーケットを通じて、
 世の中のあらゆるサービスをインターネットで安心して取引できる仕組みを提供していきます。
 インターネットでモノを買う時、みんなが楽天市場やAmazonを利用するように、
 サービスを買う時は、みんながくらしのマーケットを利用してくれる…そんな世界を目指します。
 
 多くのベンチャー企業が、自社の成長をアピールしますが、いちばん重要なことは、
 その会社がその時に「どれだけ成長しているか」ではなく、その会社が今後「どこまで成長できるか」です。
 
 みんなのマーケットは巨大な市場に挑んでいます。私たちと一緒に、大きく成長していきましょう。
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書いた人 2021年 みんなのマーケット入社。コーポレート本部で情報システム (いわゆる情シス)として、社内のセキュリティ対策に取り組んだり、 みんなが使用するPCの準備等をしています。 
 入社研修も担当しています。 
 なかの コーポレート本部・情シス担当 去年の12月頃から始めたキックボクシング。
 こちらを見ている彼の名はボブ。
 彼に手を上げたことは(まだ)ありません。
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