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レガシープロジェクトで
 最大限AIの恩恵を受けられるよう Claude Codeを利用する
 2025/8/22 dely株式会社 橘井 貴輝

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自己紹介
 橘井 貴輝(きつい たかき)
 dely株式会社 フロントエンドエンジニア
 ● 2015年〜 営業、SESなどを従事
 ● 2024年9月〜 delyへ入社
 ● Vue, React, TypeScript…
 


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アジェンダ
 1. プロジェクト背景
 2. Claude Code 選定理由
 3. 段階的改善アプローチ
 4. 実際の成果と課題
 5. まとめ
 


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プロジェクト背景
 技術スタック チーム編成 
 FE2名、BE1名、Bizメンバー3名
 少数精鋭 & チーム内で細かく会話して意思決定するスタイル
 ● Rails に依存している Vue2 プロジェクト
 ● 絶賛リアーキテクト中!!
 ○ React へ移行中
 ○ プロダクト内に Vue, React が共存する


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レガシーコードの現実と課題
 直面している問題 
 ● ドキュメントが無い
 ● 自動テストが無い(フロントエンド)
 ● 実装後のQAの負荷
 
 Agentic Code をする以前の問題 
 -> AIツールを利活用するための土台作りが必要


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Claude Code 選定理由
 AIツール活用状況 
 Claude Code, Devin, Cursor, Gemini などを社内で利用
 
 なぜ Claude Code ? 
 ● ToDo機能による自律的タスク管理
 ● コーディング品質の高さ
 ● Slash commands や Subagent などの体験の良さ
 -> 社内でも27名のエンジニアが利用中


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Agentic Codeまでの道のり
 理想
 Notionチケット -> Claude Code -> AIが実装
 
 現状の障壁 
 ● チケットの表記揺れ -> AIの精度低下
 ● ドキュメントの不在 -> コンテキストが不足
 ● テスト不在 -> 実装時のガードレールが不足
 -> 段階的に土台を整備していく


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土台整備の方針
 第1フェーズ: ドキュメント整備 
 ● JSDoc充実化
 ● ユビキタス言語の作成
 ● Bizメンバーのチケット品質向上
 第2フェーズ: テスト整備 
 ● 自動テスト拡充
 ○ 単体テスト、E2Eテスト... 
 ● TDDの採用
 ○ CLAUDE.md で縛るなど 
 ● Claude Code GitHub Actionsの採用


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土台整備の方針
 第1フェーズ: ドキュメント整備 
 ● JSDoc充実化
 ● ユビキタス言語の作成
 ● Bizメンバーのチケット品質向上
 第2フェーズ: テスト整備 
 ● 自動テスト拡充
 ○ 単体テスト、E2Eテスト... 
 ● TDDの採用
 ○ CLAUDE.md で縛るなど 
 ● Claude Code GitHub Actionsの採用


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実施内容
 単純に使ってるコードに対してJSDocを追記するのみ
 How
 1. グローバルで利用している定義などの命名を洗い出して擦り合わせ
 2. 擦り合わせ内容を元にコメント追加作業
 3. そのコメントを元に関連するページコンポーネントのメソッドや変数名などに細かくコ メント追加作業
 JSDoc充実化


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実施内容
 JSDocの内容 + 細かいチューニングを行い、頻出する用語集的なものを作成
 実際の例
 
 ユビキタス言語の作成
 用語 定義 エイリアス 使用例 表記統一ルール クラシル 日本最大級のレシ ピ動画プラット フォームサービ ス。... Kurashiru クラシルの月間ア クティブユーザー 数を集計する。 「kurashiru」 「KURASHIRU」は 「クラシル」に統 一。 … レシピ詳細ページ 個別のレシピ動画 コンテンツを表示 するページ。... レシピ詳細、レシピ 詳細画面 レシピ詳細ページ に広告を追加す る。 「レシピ詳細」、「レ シピ詳細画面」は …

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Zapierによる自動化(現状) 
 1. Slackから `添削して https://notion.so/…` 
 2. Zapierにトリガー&アクションを設定しておき、用語集を元にチケットの添削作業を行 わせる
 3. 添削作業の内容に問題がなければ、そのままチケット内容を更新させる
 AIによる自動添削機能


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使用しているプロンプトの例(一部抜粋)


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課題
 ● ユビキタス言語の拡大によるコンテキスト溢れ
 ● Zapierが辛すぎる (手元で添削作業させるなら一瞬なのに)
 対策(模索中) 
 ● 利用ページは頻繁に機能開発をする箇所へ限定する
 ● 実際ワークフロー必要?という視点で検討し直す
 ○ BizメンバーがNotionチケットを作成する頻度などを考慮する 
 ワークフロー自動化における課題


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第2フェーズ 
 ● 自動テスト拡充
 ● TDDの採用
 ● Claude Code Github Actionsの採用
 今後の展望


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AIは「銀の弾丸」ではない 
 ● 日々のドキュメント整備など泥臭い作業から全てが始まる
 ● 進化や移り変わりが激しいので一つのツールに拘る必要がない
 まとめ


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