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レガシープロジェクトで最大限AIの恩恵を受けられるようClaude Codeを利用する

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August 21, 2025

レガシープロジェクトで最大限AIの恩恵を受けられるようClaude Codeを利用する

【AI特集】3社が語るClaude Code活用 開発組織の取り組みと課題とは? 登壇スライド
https://techplay.jp/event/984727

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August 21, 2025
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  1. プロジェクト背景
 技術スタック チーム編成 
 FE2名、BE1名、Bizメンバー3名
 少数精鋭 & チーム内で細かく会話して意思決定するスタイル
 • Rails

    に依存している Vue2 プロジェクト
 • 絶賛リアーキテクト中!!
 ◦ React へ移行中
 ◦ プロダクト内に Vue, React が共存する

  2. Claude Code 選定理由
 AIツール活用状況 
 Claude Code, Devin, Cursor, Gemini

    などを社内で利用
 
 なぜ Claude Code ? 
 • ToDo機能による自律的タスク管理
 • コーディング品質の高さ
 • Slash commands や Subagent などの体験の良さ
 -> 社内でも27名のエンジニアが利用中

  3. Agentic Codeまでの道のり
 理想
 Notionチケット -> Claude Code -> AIが実装
 


    現状の障壁 
 • チケットの表記揺れ -> AIの精度低下
 • ドキュメントの不在 -> コンテキストが不足
 • テスト不在 -> 実装時のガードレールが不足
 -> 段階的に土台を整備していく

  4. 土台整備の方針
 第1フェーズ: ドキュメント整備 
 • JSDoc充実化
 • ユビキタス言語の作成
 • Bizメンバーのチケット品質向上


    第2フェーズ: テスト整備 
 • 自動テスト拡充
 ◦ 単体テスト、E2Eテスト... 
 • TDDの採用
 ◦ CLAUDE.md で縛るなど 
 • Claude Code GitHub Actionsの採用

  5. 土台整備の方針
 第1フェーズ: ドキュメント整備 
 • JSDoc充実化
 • ユビキタス言語の作成
 • Bizメンバーのチケット品質向上


    第2フェーズ: テスト整備 
 • 自動テスト拡充
 ◦ 単体テスト、E2Eテスト... 
 • TDDの採用
 ◦ CLAUDE.md で縛るなど 
 • Claude Code GitHub Actionsの採用

  6. 実施内容
 JSDocの内容 + 細かいチューニングを行い、頻出する用語集的なものを作成
 実際の例
 
 ユビキタス言語の作成
 用語 定義 エイリアス

    使用例 表記統一ルール クラシル 日本最大級のレシ ピ動画プラット フォームサービ ス。... Kurashiru クラシルの月間ア クティブユーザー 数を集計する。 「kurashiru」 「KURASHIRU」は 「クラシル」に統 一。 … レシピ詳細ページ 個別のレシピ動画 コンテンツを表示 するページ。... レシピ詳細、レシピ 詳細画面 レシピ詳細ページ に広告を追加す る。 「レシピ詳細」、「レ シピ詳細画面」は …
  7. 課題
 • ユビキタス言語の拡大によるコンテキスト溢れ
 • Zapierが辛すぎる (手元で添削作業させるなら一瞬なのに)
 対策(模索中) 
 • 利用ページは頻繁に機能開発をする箇所へ限定する


    • 実際ワークフロー必要?という視点で検討し直す
 ◦ BizメンバーがNotionチケットを作成する頻度などを考慮する 
 ワークフロー自動化における課題