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グリー株式会社 QAエンジニア 徳持 光
 テストのミスをチームでカバー!
 テスト観点表で能力を底上げし
 テスターの見落としを未然防止!


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 自己紹介
 • 氏名/所属
 ○ 徳持 光(とくもつ こう)
 ○ Customer & Product Satisfaction部
 • 主な仕事内容
 ○ QA管理、障害削減、コスト管理、人材教育
 • 略歴
 QA、CS、PMの業務に携わり2014年グリーに入社。
 現在ではゲームタイトルのQA管理や人材育成
 QA品質の向上に取り組んでいます。


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 目次
 1. 話の前提
 2. 現状の課題
 3. 対応の方針
 4. 具体的な取り組み
 5. 結果
 6. ポイント


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 目次
 1. 話の前提
 2. 現状の課題
 3. 対応の方針
 4. 具体的な取り組み
 5. 結果
 6. ポイント


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 1. 話の前提
 • テスト業務は協力会社様と社 内のテスターで実施
 • 各テスターの能力は様々で教 育は各社で実施
 テスト
 リーダー
 テスター
 協力会社様
 内製
 テスター
 社員


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 目次
 1. 話の前提
 2. 現状の課題
 3. 対応の方針
 4. 具体的な取り組み
 5. 結果
 6. ポイント


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 2. 現状の課題
 ◇長期運用で障害が一定以上減らない状態に
 目に見える再発防止だけでは下げ止まり
 2020年
 原因を深掘りし、効果的な打ち手を検討
 ※数値はイメージとなります 


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 2. 現状の課題~原因の深掘り~
 ◇複数タイトルで発生原因を軸に障害傾向を分析
 ゲームA
 ゲームB
 ゲームC
 障害データを抽出
 障害ごとに
 原因を分析


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 2. 現状の課題~原因の深掘り~
 ◇テスト実行時のミスが一定数継続していることが発覚
 テスト実行ミスの原因を
 さらに深掘り!
 テスト実施ミス
 を抽出
 分析した
 障害群


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 2. 現状の課題~原因の深掘り~
 観点不足
 その他要因
 テスト実行ミスを分析した結果
 要因の約90%がテスト観点不足


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 2. 現状の課題
 • 内製テスター
 • 目標設定と教育カリキュラムで人材育成
 • 協力会社様のテスター
 • 教育の実態が不明


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 目次
 1. 話の前提
 2. 現状の課題
 3. 対応の方針
 4. 具体的な取り組み
 5. 結果
 6. ポイント


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 3. 対応の方針
 • 人材育成には費用がかかる
 ◇仮説を立てて対策を検討
 • 人材育成のコストは各社で持つ


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 3. 対応の方針
 講習による学習
 ◇合わない学習内容
 e-Learningでの学習


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 3. 対応の方針
 講習による学習
 ◇合わない学習内容
 e-Learningでの学習
 低コストでの教育方法が必須


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 3. 対応の方針
 • 時間をかけずにおこなえる
 • 定期的に行える
 ◇学習内容


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 3. 対応の方針
 • 時間をかけずにおこなえる
 • 定期的に行える
 • 読むことで知識を習得できる
 ◇学習内容
 短時間学習できる教材として
 テスト観点表を作成


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 目次
 1. 話の前提
 2. 現状の課題
 3. 対応の方針
 4. 具体的な取り組み
 5. 結果
 6. ポイント


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 4. 具体的な取り組み
 スキルや経験の高い人材で
 観点を洗い出し
 テスト観点表を作成
 ◇テスト観点表の作成


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 4. 具体的な取り組み
 ◇観点のベース
 1. 動作観点:各ロジックが正常に動作していること
 2. 画面表示:表示が仕様と一致していること、画像崩れがないこと
 3. テキスト:誤字脱字や矛盾が無いこと
 4. 遷移  :正常に遷移できること、WebでURL改ざんできないこと
 5. データ :整合性が取れていること、境界値に問題がないこと
 ※詳細内容は一例です


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 4. 具体的な取り組み
 ◇テスト観点表の作成
 マインドマップツールで
 情報の洗い出し


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 4. 具体的な取り組み
 ◇テスト観点表の作成
 洗い出したテスト観点を
 Excelなどで一覧化


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 4. 具体的な取り組み
 ◇テスト観点表の作成
 • 機能と場所
 • 確認概要
 • 内容の詳細
 • 確認方法


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 4. 具体的な取り組み
 • 対応頻度は毎月1回だけ確認
 • 教育時間は1回約5分
 ◇各社と連携した教育フローの確立
 主なフロー
 テスト観点表
 確認
 観点表の対応 状況を確認
 提出物を保管


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 4. 具体的な取り組み
 • 対応頻度は毎月1回だけ確認
 • 教育時間は1回約5分
 • 関係各社と合意し導入
 ◇各社と連携した教育フローの確立
 主なフロー
 テスト観点表
 確認
 観点表の対応 状況を確認
 提出物を保管
 各会社との協力体制を確立


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 目次
 1. 話の前提
 2. 現状の課題
 3. 対応の方針
 4. 具体的な取り組み
 5. 結果
 6. ポイント


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 5. 結果
 • テストミスによる障害1年 間で36%減少
 • 約2年運用を継続し
 テストミスを抑制中


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 目次
 1. 話の前提
 2. 現状の課題
 3. 対応の方針
 4. 具体的な取り組み
 5. 結果
 6. ポイント


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 6. ポイント
 • 必要な知識を可視化することで教育に使用できる!
 ◇知識は可視化が大事
 ◇教育課題は積極的に相談するのが大事
 • 教育の取り組みは各社でメリットがあるので積極的に!
 ◇シンプルな仕組みが大事
 • 対応フローをシンプルにすることで長期運用に繋がりやすい!


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 最後までご清聴ありがとうございました。


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