$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
テストのミスをチームでカバー!テスト観点表で能力を底上げしテスターの見落としを未然防止!
Search
gree_tech
PRO
October 25, 2022
Technology
0
1.6k
テストのミスをチームでカバー!テスト観点表で能力を底上げしテスターの見落としを未然防止!
GREE Tech Conference 2022で発表された資料です。
https://techcon.gree.jp/2022/session/TrackB-4
gree_tech
PRO
October 25, 2022
Tweet
Share
More Decks by gree_tech
See All by gree_tech
変わるもの、変わらないもの :OSSアーキテクチャで実現する持続可能なシステム
gree_tech
PRO
0
2.3k
マネジメントに役立つ Google Cloud
gree_tech
PRO
0
26
今この時代に技術とどう向き合うべきか
gree_tech
PRO
3
2.4k
生成AIを開発組織にインストールするために: REALITYにおけるガバナンス・技術・文化へのアプローチ
gree_tech
PRO
0
150
安く・手軽に・現場発 既存資産を生かすSlack×AI検索Botの作り方
gree_tech
PRO
0
150
生成AIを安心して活用するために──「情報セキュリティガイドライン」策定とポイント
gree_tech
PRO
1
1.5k
あうもんと学ぶGenAIOps
gree_tech
PRO
0
270
MVP開発における生成AIの活用と導入事例
gree_tech
PRO
0
290
機械学習・生成AIが拓く事業価値創出の最前線
gree_tech
PRO
0
210
Other Decks in Technology
See All in Technology
打 造 A I 驅 動 的 G i t H u b ⾃ 動 化 ⼯ 作 流 程
appleboy
0
360
Lessons from Migrating to OpenSearch: Shard Design, Log Ingestion, and UI Decisions
sansantech
PRO
1
150
会社紹介資料 / Sansan Company Profile
sansan33
PRO
11
390k
Amazon Quick Suite で始める手軽な AI エージェント
shimy
0
220
AIプラットフォームにおけるMLflowの利用について
lycorptech_jp
PRO
1
170
Databricks向けJupyter Kernelでデータサイエンティストの開発環境をAI-Readyにする / Data+AI World Tour Tokyo After Party
genda
1
550
コンテキスト情報を活用し個社最適化されたAI Agentを実現する4つのポイント
kworkdev
PRO
1
1.6k
多様なデジタルアイデンティティを攻撃からどうやって守るのか / 20251212
ayokura
0
490
regrowth_tokyo_2025_securityagent
hiashisan
0
260
re:Invent 2025 ~何をする者であり、どこへいくのか~
tetutetu214
0
220
文字列の並び順 / Unicode Collation
tmtms
3
610
AI-DLCを現場にインストールしてみた:プロトタイプ開発で分かったこと・やめたこと
recruitengineers
PRO
2
160
Featured
See All Featured
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
127
17k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
1k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
16k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
254
22k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
273
21k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
13k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
66k
JavaScript: Past, Present, and Future - NDC Porto 2020
reverentgeek
52
5.8k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
37
6.2k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
77
5.2k
Transcript
グリー株式会社 QAエンジニア 徳持 光 テストのミスをチームでカバー! テスト観点表で能力を底上げし テスターの見落としを未然防止!
2 自己紹介 • 氏名/所属 ◦ 徳持 光(とくもつ こう) ◦ Customer
& Product Satisfaction部 • 主な仕事内容 ◦ QA管理、障害削減、コスト管理、人材教育 • 略歴 QA、CS、PMの業務に携わり2014年グリーに入社。 現在ではゲームタイトルのQA管理や人材育成 QA品質の向上に取り組んでいます。
3 目次 1. 話の前提 2. 現状の課題 3. 対応の方針 4. 具体的な取り組み
5. 結果 6. ポイント
4 目次 1. 話の前提 2. 現状の課題 3. 対応の方針 4. 具体的な取り組み
5. 結果 6. ポイント
5 1. 話の前提 • テスト業務は協力会社様と社 内のテスターで実施 • 各テスターの能力は様々で教 育は各社で実施 テスト
リーダー テスター 協力会社様 内製 テスター 社員
6 目次 1. 話の前提 2. 現状の課題 3. 対応の方針 4. 具体的な取り組み
5. 結果 6. ポイント
7 2. 現状の課題 ◇長期運用で障害が一定以上減らない状態に 目に見える再発防止だけでは下げ止まり 2020年 原因を深掘りし、効果的な打ち手を検討 ※数値はイメージとなります
8 2. 現状の課題~原因の深掘り~ ◇複数タイトルで発生原因を軸に障害傾向を分析 ゲームA ゲームB ゲームC 障害データを抽出 障害ごとに 原因を分析
9 2. 現状の課題~原因の深掘り~ ◇テスト実行時のミスが一定数継続していることが発覚 テスト実行ミスの原因を さらに深掘り! テスト実施ミス を抽出 分析した 障害群
10 2. 現状の課題~原因の深掘り~ 観点不足 その他要因 テスト実行ミスを分析した結果 要因の約90%がテスト観点不足
11 2. 現状の課題 • 内製テスター • 目標設定と教育カリキュラムで人材育成 • 協力会社様のテスター •
教育の実態が不明
12 目次 1. 話の前提 2. 現状の課題 3. 対応の方針 4. 具体的な取り組み
5. 結果 6. ポイント
13 3. 対応の方針 • 人材育成には費用がかかる ◇仮説を立てて対策を検討 • 人材育成のコストは各社で持つ
14 3. 対応の方針 講習による学習 ◇合わない学習内容 e-Learningでの学習
15 3. 対応の方針 講習による学習 ◇合わない学習内容 e-Learningでの学習 低コストでの教育方法が必須
16 3. 対応の方針 • 時間をかけずにおこなえる • 定期的に行える ◇学習内容
17 3. 対応の方針 • 時間をかけずにおこなえる • 定期的に行える • 読むことで知識を習得できる ◇学習内容
短時間学習できる教材として テスト観点表を作成
18 目次 1. 話の前提 2. 現状の課題 3. 対応の方針 4. 具体的な取り組み
5. 結果 6. ポイント
19 4. 具体的な取り組み スキルや経験の高い人材で 観点を洗い出し テスト観点表を作成 ◇テスト観点表の作成
20 4. 具体的な取り組み ◇観点のベース 1. 動作観点:各ロジックが正常に動作していること 2. 画面表示:表示が仕様と一致していること、画像崩れがないこと 3. テキスト:誤字脱字や矛盾が無いこと
4. 遷移 :正常に遷移できること、WebでURL改ざんできないこと 5. データ :整合性が取れていること、境界値に問題がないこと ※詳細内容は一例です
21 4. 具体的な取り組み ◇テスト観点表の作成 マインドマップツールで 情報の洗い出し
22 4. 具体的な取り組み ◇テスト観点表の作成 洗い出したテスト観点を Excelなどで一覧化
23 4. 具体的な取り組み ◇テスト観点表の作成 • 機能と場所 • 確認概要 • 内容の詳細
• 確認方法
24 4. 具体的な取り組み • 対応頻度は毎月1回だけ確認 • 教育時間は1回約5分 ◇各社と連携した教育フローの確立 主なフロー テスト観点表
確認 観点表の対応 状況を確認 提出物を保管
25 4. 具体的な取り組み • 対応頻度は毎月1回だけ確認 • 教育時間は1回約5分 • 関係各社と合意し導入 ◇各社と連携した教育フローの確立
主なフロー テスト観点表 確認 観点表の対応 状況を確認 提出物を保管 各会社との協力体制を確立
26 目次 1. 話の前提 2. 現状の課題 3. 対応の方針 4. 具体的な取り組み
5. 結果 6. ポイント
27 5. 結果 • テストミスによる障害1年 間で36%減少 • 約2年運用を継続し テストミスを抑制中
28 目次 1. 話の前提 2. 現状の課題 3. 対応の方針 4. 具体的な取り組み
5. 結果 6. ポイント
29 6. ポイント • 必要な知識を可視化することで教育に使用できる! ◇知識は可視化が大事 ◇教育課題は積極的に相談するのが大事 • 教育の取り組みは各社でメリットがあるので積極的に! ◇シンプルな仕組みが大事
• 対応フローをシンプルにすることで長期運用に繋がりやすい!
30 最後までご清聴ありがとうございました。
31