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スクラムマスターの悩みどころを 赤裸々に告白します 2023.01.24 Tue. ディップ×Cookpad×SmartHR「開発現場のリアルを話す会」 長田 翔 SmartHR プロダクトエンジニアグループ&アジャイル推進室

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● 長田 翔 / Sho Nagata ● 株式会社SmartHR ● ウェブアプリケーションエンジニア、アジャイル推進室メンバー ●   :@s_naga03 自己紹介

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SmartHRの紹介

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SmartHRの紹介

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SmartHRの紹介

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● スクラムマスターがどんなことで悩んでいるのか ● そこから見えてくるSmartHRならではの組織課題 今日のテーマ

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● SmartHRではスクラムマスターのようにチームや組織を見れる・ア クションを起こせる人を増やすために、スクラムマスターの役割をあ えて交代制で回す取り組みをしています → 交代制スクラムマスター 背景

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● 「交代制スクラムマスター」の詳細 ○ 組織のさらなるカイゼンを。SmartHRの「交代制スクラムマスター」制度 のお話 - SmartHR Tech Blog ● スクラムマスターがおこなってきた取り組み ○ 歴代のスクラムマスターがやってきた取り組みを解剖してみる - SmartHR Tech Blog 背景

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● スクラムマスターがどんなことで悩んでいるのか ● そこから見えてくるSmartHRならではの組織課題 今日のテーマ

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スクラムマスターとしての振る舞い フロー効率・クロスファンクショナル 開発プロセス リファインメント レトロスペクティブ プロダクトバックログ チームの理想像・目標 バリューストリームマップ スプリントレビュー タイムボックス スクラムマスターが悩んでいること 改善活動の管理・コミット コミュニケーション 体制変更時の取り組み MTGの進め方 心理的安全性 デイリースクラム スクラムイベント全般 完成の定義 プロダクトビジョン・OKR 中長期の振り返り モブプロ ビジネスサイドとの関わり インセプションデッキ 意思決定 ツール etc. ※交代制スクラムマスターのMTGで「気になっていること」として挙げられた内容をカテゴライズしたもの

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スクラムマスターとしての振る舞い フロー効率・クロスファンクション 開発プロセス リファインメント レトロスペクティブ プロダクトバックログ チームの理想像・目標 バリューストリームマップ スプリントレビュー タイムボックス スクラムマスターが悩んでいること 改善活動の管理・コミット コミュニケーション 体制変更時の取り組み MTGの進め方 心理的安全性 デイリースクラム スクラムイベント全般 完成の定義 プロダクトビジョン・OKR 中長期の振り返り モブプロ ビジネスサイドとの関わり インセプションデッキ 意思決定 ツール etc. ※交代制スクラムマスターのMTGで「気になっていること」として挙げられた内容をカテゴライズしたもの

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● フロー効率 ○ 1つの機能を着想からいかに早くリリースできるか ○ ⇔ リソース効率(ただし二元論ではない) フロー効率とクロスファンクション

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● フロー効率 ○ 1つの機能を着想からいかに早くリリースできるか ○ ⇔ リソース効率(ただし二元論ではない) ● クロスファンクション ○ 機能横断型 ○ エンジニアリング、デザイン、QAなど複数の職能やその視点を持つこと ○ SmartHRにおけるクロスファンクショナル実践例 - SmartHR Tech Blog フロー効率とクロスファンクション

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フロー効率を上げることやクロスファンクション化は いずれも「顧客へ届ける価値の最大化」を目的とした目標 フロー効率とクロスファンクション

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フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか ○ 定量的に測るのは難しい フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか ○ 定量的に測るのは難しい ○ 指標の一つとして「複数のフィーチャー開発の並列度」 フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● フロー効率の向上をどうやって計測すればいいか ○ 定量的に測るのは難しい ○ 指標の一つとして「複数のフィーチャー開発の並列度」 ○ バリューストリームマップを使って振り返るなど フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか ○ チームのメンバー体制やクロスファンクショナル度にもよる フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか ○ チームのメンバー体制やクロスファンクショナル度にもよる ○ スプリントタスクを消化するメンバーのタイムボックスを使って取り組 むのであれば、他のタスクと同様につけたほうが吉 フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● QAやデザインタスクにストーリーポイントをつけるべきか ○ チームのメンバー体制やクロスファンクショナル度にもよる ○ スプリントタスクを消化するメンバーのタイムボックスを使って取り組 むのであれば、他のタスクと同様につけたほうが吉 ○ 一時的なやり方として、ポイントはつけずに見積もり時間だけ出すな ども フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● フロー効率・クロスファンクションの理解を深めるためには フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● フロー効率・クロスファンクションの理解を深めるためには ○ 啓蒙活動を継続していく必要がある ■ アジャイル推進室では希望するチームにフロー効率やクロスファンク ションなどについて説明する機会をとっています フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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● フロー効率・クロスファンクションの理解を深めるためには ○ 啓蒙活動を継続していく必要がある ■ アジャイル推進室では希望するチームにフロー効率やクロスファンク ションなどについて説明する機会をとっています ○ 目的を見失わないように ■ フロー効率やクロスファンクション化は目的ではない フロー効率・クロスファンクションに関する悩み

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以上、スクラムマスターが悩んでいることから見えてくる SmartHRならではの組織課題の一端でした ご清聴ありがとうございました