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atama plus の プ ロ ダ クト 開 発 と そ れ を ⽀ え る 組 織 の カル チャ ー 江 波 拓 郎 2020.10.27

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⾃⼰紹介 経歴 2010年 新卒で⾷品メーカー⼊社(営業) 2014年 スタートアップに転職(PdM) 2016年 エムスリー株式会社 - AskDoctors PdM & 事業責任者 2019年 atama plus株式会社 - Product Owner(オンライン模試) - Product Success 2 江 波 拓 郎 え な み た く ろ う P r o d u c t O w n e r / P r o d u c t S u c c e s s

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教育に、⼈に、社会に、 次の可能性を。 教育を新しくすること。それは、社会のまんなかを新しくする こと。私たちは学びのあり⽅を進化させます。 学習を⼀⼈ひとり最適化し、「基礎学⼒」を最短で⾝につける。 そのぶん増える時間で、「社会でいきる⼒」を伸ばす。 それが私たちの⽬指すもの。⾃分の⼈⽣を⽣きる⼈を増やし、 これからの社会をつくっていきます。 M i s s i o n atama plus株式会社

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 4 社会・企業の変化 150年前 現在

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 5 学校の変化 150年前 現在 提供 津島市⽴図書館

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 6 従来の勉強だけではない学びを提供する 基礎学⼒ ⽣きる⼒

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 従来の勉強だけではない学びを提供する 7 atama plus株式会社 「基礎学⼒」 の習得 「基礎学⼒」 の習得 「社会でいきる⼒」の習得

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タブレット教材アプリ「atama+」を 全国の塾・予備校にSaaSモデルで提供しています。 atama+は、AI先⽣が⼀⼈ひとりの得意、苦⼿、伸び、 つまずき、忘却度などの情報を収集・分析して、 ⼀⼈ひとりに合った「⾃分専⽤カリキュラム」を提供します。 学習をPersonalize「atama+」

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ⓒ 2020 atama plus Inc. オンライン模試(駿台atama+模試) 9 新規事業 2020年7⽉より、駿台予備学校と共にオンライン模試をスタートしました。 弱点にあわせて 学習 いつどこからでも受験可能 受験直後に フィードバック

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プロダクトを取り巻く環境・状況

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ⓒ 2020 atama plus Inc. プロダクトを取り巻く環境・状況 11 プロダクト開発の難易度は上がり続けている 「基礎学⼒の習得」 というテーマの難しさ 事業・組織の急激な成⻑ 多種多様な ユーザー アジャイルな開発 vs 現場のオペレーション ⽇々新たな発⾒、 選択と集中・優先順位 etc...

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Dual track agile

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ⓒ 2020 atama plus Inc. デュアルトラックアジャイルとは • 「ディスカバリー」と「デリバリー」を並⾏して⾏う開発⼿法 • ディスカバリーとは • ideaの妥当性の検証プロセス(構築→検証→学習→意思決定) • ポイント:①素早く学習 ②チームが⼀体となって学習 • ⽬的:無駄を減らし、組織のROIを⾼める • プロダクト開発あるある:「⼀⾒良さそうなアイデア」の罠 • 課題解決に繋がらない、使われない、使いにくい、etc... • これらが開発プロセスの最後に判明 = 最もコスト⾼な(⼿痛い)学習 13 Dual track agile リスク(=不確実性)に早期に取り組み、「無駄」への投資を最⼩化する

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ⓒ 2020 atama plus Inc. atama plusのデュアルトラックアジャイル 14 Dual track agile Discover Track ideaの妥当性検証 Deliver Track 開発 課題 課題 取り組む課題を設定 Deliver/NOTを意思決定 PO PO

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ⓒ 2020 atama plus Inc. atama plusのデュアルトラックアジャイル 15 Dual track agile Discover Track ideaの妥当性検証 Deliver Track 開発 課題 課題 Discover / Deliverの両トラックを 同⼀チームが担当 UX DEV QA SM 職能横断チーム

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 職能横断チームによるデュアルトラックアジャイル:具体例 16 Dual track agile プロト 構築 Deliver Track 実装 Deliverの 意思決定 Discover Track ideaの妥当性検証 課題 紙の模試と⽐べて 問題が⾒にくい・解きにくい PO ⼿書きによる アイディア出し アイディアの評価と 構築するプロトの⽅針決め ユーザーテスト (全員で観察) 観察結果の学びをシェア next actionの意思決定

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 職能横断チームによるデュアルトラックアジャイル:具体例 17 Dual track agile プロト 構築 Deliver Track 実装 Deliverの 意思決定 Discover Track ideaの妥当性検証 課題 紙の模試と⽐べて 問題が⾒にくい・解きにくい PO ⼿書きによる アイディア出し アイディアの評価と 構築するプロトの⽅針決め ユーザーテスト (全員で観察) 観察結果の学びをシェア next actionの意思決定 「課題が全く解 消されないアイデア」 (=失敗に繋がるアイデア) の実装に全⼒を尽くしてしまう ことを避けられる

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Large Scale Scrum (⼤規模スクラム)

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ⓒ 2020 atama plus Inc. Large Scale Scrum(LeSS)とは • スクラムの原理・原則を⼤規模な状況にシンプルに適⽤ • 1PO、1プロダクトバックログ、複数のフィーチャーチーム 19 Large Scale Scrum

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ⓒ 2020 atama plus Inc. LeSS導⼊の背景 • これまでの開発体制 • 複数チームにそれぞれの担当領域、バックログ、プロダクトオーナー • 各チームでスクラム • 成⻑に伴い、様々な弊害が表出 • 個別最適が加速、全体感の⽋如 • プロダクトバックログ間の依存関係が複雑化 • 知識の属⼈/チーム化、組織のアジリティが低下 • etc... 20 Large Scale Scrum これらの課題を解消するために、⼤規模スクラム化

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 21 Discover / Deliverアイテムが 混在したプロダクトバックログ Discover / Deliverアイテムが 混在したスプリントバックログ 複数チームで各アイテムの 詳細化・⾒積もり 各職能横断チームによる デュアルトラックアジャイル チーム横断での振り返り 共通課題の共有・改善

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 22 Discover / Deliverアイテムが 混在したプロダクトバックログ Discover / Deliverアイテムが 混在したスプリントバックログ 複数チームで各アイテムの 詳細化・⾒積もり 各職能横断チームによる デュアルトラックアジャイル チーム横断での振り返り 共通課題の共有・改善 組織のアジリティを⾼め、 「プロダクト全体」として 「今この瞬間本当にやるべきこと」に 「プロダクトチームが⼀体となって」取り組む

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成⻑に伴い直⾯した課題と⼯夫

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 成⻑に伴い直⾯した課題 24 成⻑に伴い直⾯した課題と⼯夫 プロダクト課題が複雑化 顧客(塾)理解の重要性↑ ディスカバリーと課題の⾏き来 LeSS導⼊に伴う問題

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 課題解消に向けたトライ 25 成⻑に伴い直⾯した課題と⼯夫 役 割 BX (Bussiness UX) の新設 プ ロ セ ス 課題整理トラック の新設 役 割 PS (Product Success) の新設

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ⓒ 2020 atama plus Inc. Dual track agile → Triple track agileへ 26 成⻑に伴い直⾯した課題と⼯夫 Discover Track ideaの妥当性検証 Deliver Track 開発 取り組む課題を設定 整理が必要な課題を選定 PO Deliver/NOTの意思決定 課題整理 Track 課題の整理・構造化 PO PO

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ⓒ 2020 atama plus Inc. Dual track agile → Triple track agileへ 27 成⻑に伴い直⾯した課題と⼯夫 Discover Track ideaの妥当性検証 Deliver Track 開発 課題整理 Track 課題の整理・構造化 課題整理 / Discover / Deliverの 各トラックを 同⼀チームが担当 UX DEV QA SM 職能横断チーム BX

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ⓒ 2020 atama plus Inc. Dual track agile → Triple track agileへ 28 成⻑に伴い直⾯した課題と⼯夫 Discover Track ideaの妥当性検証 Deliver Track 開発 課題整理 Track 課題の整理・構造化 プロダクトの成功確率 最⼤化のために 必要な改善や課題解消 を推進 PS

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ペルソナ・現場

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ⓒ 2020 atama plus Inc. ペルソナを⼤切にしたプロダクトづくり 30 ペルソナ・現場 創業時からペルソナを設計し、プロダクト開発に活かしています。ユーザー像について共通 認識をもつことで、開発メンバー全員が同じ⽅向をみてプロダクト開発を進めてます。

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 現場のペイン、フィードバックをもとにしたプロダクト開発 31 ペルソナ・現場 現場での気づきを共有するSlackチャンネル • エンジニア含め、全員がプロダクトが使われている塾の現場を訪問 • 現場での観察やインタビュー等で得られた気付き・学びをもとに ユーザーのペインに向き合い、プロダクトを開発・改善

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なぜこのようなプロダクト開発が 可能なのか? Q

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 33 atama plusには これらを実現できるカルチャーがある A

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私たちが何よりも⼤切にしているのは、 そのために⽇々全員でプロダクトを磨いています。 「⽣徒が熱狂する学び」を提供するということ。 Wow students. ⽣徒が熱狂する学びを。 勉強をワクワクするもの、⾃分からやりたいものに変え、 ⽣徒⼀⼈ひとりの可能性を広げる。 私たちのあらゆる⾏動は、ただ、そのためにあります。

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ⓒ 2020 atama plus Inc. ⼤切にしている3つの⾏動 35 僕らが⼤切にしていること 楽しくなくっ ちゃ。 「なぜ?」を突きつめ、「どうやって?」を変え、今までにない価値を 次々と⽣みます。常に、当たり前の先へいきます。 常識は、さておき。 話そう、とことん。 みんなでオープンな場を築きます。 ひとつの⼤きなチームとして意⾒をぶつけあい、わかちあいます。 楽しくなくっちゃ。 仲間の多様性を楽しみ、認めあい、刺激しあいます。 いつも遊び⼼を忘れず、笑顔とユーモアの⼒を信じます。

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ⓒ 2020 atama plus Inc. atama+ culture code ⼤切にしている3つの⾏動を体現するために 必要なことを精緻に⾔語化した「カルチャーコード」。 今までも、これからも ⼤切にしていきたい価値観を⾔葉にし、 atama plusメンバーで分かち合うことで、 Mission実現に向かっています。 未来のatama plusメンバーにも共有するため 社外にも公開しています。 36 僕らが⼤切にしていること

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ⓒ 2020 atama plus Inc. なぜカルチャーに投資するのか? • カルチャーは「建築物」ではなく「庭」。 ⼿⼊れし続けないとすぐに壊れる • 毎⽇の地道な積み重ねの結果が 企業のカルチャー • atama plusの真の強みはカルチャー • プロダクトもビジネスも真似できるが、 カルチャーだけは真似できない 37 僕らが⼤切にしていること なぜatama plusはここまでカルチャーに投資するのか? https://prtimes.jp/story/detail/dBLeg2fZex3

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ミッション実現の途中経過

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ⓒ 2020 atama plus Inc. atama+で学習した⽣徒の成績向上 39 ミッション実現の途中経過 定期テスト 模試 センター試験数IA 冬期講習(約2週間)受講⽣の平均伸び率 +50.4%⤴ K.Nさん(中2) 週2コマ通塾 68点 → 87点 T.K君(中3) 週1コマ通塾 73点 → 90点 S.Dさん(⾼3) 13時間0分学習 59点 → 81点 K.K君(⾼2) 19時間45分学習 43点 → 83点

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ⓒ 2020 atama plus Inc. atama+で学習した⽣徒の声 AIを使った授業について「時間」はどのように感じましたか? 40 ミッション実現の途中経過

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 導⼊教室が2,000教室を突破 全国Top 100の塾の約3割で導⼊済。2020年9⽉現在、2,000教室以上に拡⼤。 41 ミッション実現の途中経過 他多数 導⼊教室数 2018年 4⽉ 2019年 4⽉ 2020年 9⽉ 100教室 500教室 2,000教室

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 42 全国の塾に導⼊中

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ⓒ 2020 atama plus Inc. まとめ • プロダクト・組織の特性に合わせた開発プロセスやテクニックはとても重要。 • 様々な事例やプラクティスを参考にしながら「⾃分たちのプロダクト開発」を追求 • ただし、⼟台となるのはカルチャー。カルチャーを育むこと、カルチャーが体現される 状態を維持することに投資をしよう 43 atama plusのプロダクト開発とそれを⽀える組織のカルチャー

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ⓒ 2020 atama plus Inc. (時間があれば)個⼈としての思い • PdM ≠ プロダクトマネジメントを⾏う⼈ • プロダクトマネジメント≠⼩⼿先のスキルやHOW TO • プロダクトマネジメント=組織の⽂化・思想・哲学 • 重要なのは「メンバー全員がプロダクト開発やカルチャーの当事者」 44 プロダクトに携わる様々なステークホルダーを巻き込み、 「⽂化・思想・哲学が体現される状態」を実現していくこと

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おわり

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ⓒ 2020 atama plus Inc. 46 https://www.atama.plus/recruit/