Slide 43
Slide 43 text
#InnerSource
aka.ms/iscslack #jp-general
インナーソース戦略のまとめ
Developer Experience (非競争領域) のためのインナーソース 差別化の競争戦略(競争領域) のためのインナーソース
何をする 開発文化を変え、DevEx を促進することでチームや開発体制の改善につなげる 企業の差別化領域を拡大し、共創、シナジーからイノベーションを生む
最大化
人材の価値を最大化する プロダクト/技術の価値を最大化する
誰のための戦略? 開発者のため (最終的に、企業の成長のため) 企業と部門のため
戦略の狙い
• 透明でコラボラティブな開発文化育成
• 技術や知識共有によるスキルレベル向上
• 従業員満足度向上と離職率の低下
• 車輪の再発明の防止で生産コスト削減
• 共創で 新しい価値/イノベーションを創出
• 組織全体の技術/知識共有で品質向上
• チーム連携による、製品間のシナジー
• 車輪の再発明の防止で生産コスト削減
対象技術 ドキュメンテーション, テンプレート, 共有ライブラリ, 社内ツール, ハッカソンプロジェクト 特許技術, 知的財産, 競争のための OSS化領域, 競争優位性のある製品
対象チーム アプリケーション開発 / クラウドプラットフォーム開発 / DevOps チーム など R&D チーム / すでに競争優位性のあるプロダクトのチーム
評価
開発のベロシティ, コストダウンの実現, 従業員 (開発者) 満足度 生まれた競争領域における共創の数, クロスチームプロジェクト/プロダクトによる利益
トップダウン
アプローチ
リーダー(CTO, BDM, 中間管理職) が開発組織の改善のために実施 意志-危機感のあるリーダー (CTO, BDM, 中間管理職) が、企業や部門の利益最大化を狙い取り組む
ボトムアップ
アプローチ
草の根で始まり得る (社内の技術インフルエンサー / 成長を望む社員) 競争領域であり、IP や利益供与、移転価格税制がセンシティブであり、草の根では始まりにくい
会社や技術・プロダクトを愛し、変革したいと考える社員 が リーダーに働きかける
抵抗される理由
多くの場合、大きなハレーションはない
→ 「人材」 のための施策であり、プロダクト自体に大きな価値がないケースが多い
プロダクトが大きな価値を産んだ瞬間、それは右の領域に移動する
→ 自分のチームの人材の価値を高めて中長期的に成長してもらうことはポジティブ
直近で得られる効果に対して、法・税・会計の問題をクリアするハードルが高すぎる
→ 「プロダクトや技術の価値」を移動しようとしているの当然、問題はついて回る
社員がチームを越えて貢献することを良しとしない中間管理職
→ 「自分のプロダクト/技術価値」 にフォーカスがあり、その成長を妨げる行動にネガティブなのは当然
43