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品質よもやま話
#4：自分のことを棚に上げる
LOVE会スピーチ
2019年2月21日
中野康雄
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今日のテーマ
「自分のことを棚に上げる」
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最近の
ある飲み会での話
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資格取得の
話になった
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ベテラン層こそ自己研鑽
必要だよね！
自分が言うからには
率先垂範と思い、自分でも
資格を取ったんだよね！
意識高い系
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やっぱ自分で持ってないと
人にも言えないかなと思っ
てさっ（キリッ (｀・ω・´)）
ドヤ顔
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一緒にいた
TDU原田さんが言った
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本当にやらなくちゃいけ
ないなら、とにかくやれで
よくないすか？
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上の人がやってないから
やらなくていいとかって
思いますかね？
上の人がやってるかどう
かとか関係なくないです
かね？
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・・・・
（汗）
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やべぇ、
真の意識高い系
いた
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というか
まさにそのとおり！
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誰もみな
自分ができていないことは
他人には言いにくい
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それを
「良心の呵責」
と言う
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特にマネージャーは
要注意
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自分ができてないことは
部下にも言えない
という発想は、一見
真摯な態度に思えるが
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自分を組織（チーム）の
成長の足かせにしてしまう
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その人にとって
組織にとって
建設的なことは
発信すべき
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時に嫌われる勇気を
試されたとしても
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ただし
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伝えるだけで満足せず
伝わる努力を惜しまず
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日常においても
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その言葉を
より浸透させられる
人物でありたい
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実は
メンバーも同じ
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自分でできてないことを
自覚しつつ
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やるべきことはやろうよ
と言える
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そして何か問題が
見つかったら
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自分の体裁は二の次で
まず共有できる
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マネージャーだけでなく
チームの一員として
そうありたい
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皆さん
そう思いませんか？
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これってつまり
どういうことか？
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プロフェッショナリズムの
追求
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顧客とチームの成功を
何よりも優先する
（自分の評価や体裁よりも）
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先の例に戻ると
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私は資格勉強に勤しむ前に
皆にこう言うべきだった
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「ベテランこそ
自己研鑽を率先すべきだ！」
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私は自分の体裁を気にして
組織のために言うべきことを
言えなかった
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自分を信じられていなかった
のかもしれない
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プロのマネージャーでなかった
と深く反省したい
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人ではなく
コトにあたれること
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ベテラン：
「若造のくせに
生意気な」
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若手：
「コード書けないくせに
偉そうにいうな」
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そんなことどうでもいい
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今現場で起こっているこ
とも、経験による判断も
どちらも必要
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要するに
プロジェクトの成功に
建設的な意見を出す
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時には激しい議論に
なったとしても
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議論が終われば
ノーサイド！！
（笑って冗談が言える）
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目的を果たすためなら
会社や上司など
仕える資源は
最大限に使い倒す
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これが
プロフェッショナル
チームの姿
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これは仕事内容には
依存しない
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コピー取りにも
電話受けにも
プロフェッショナリズムは
存在する
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与えられた作業を
時間の中でこなす
のではなく
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人や環境のせいにせず
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創意工夫で
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顧客やチームのために
限られた資源の中で
最適を追求する
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そんな姿勢を
皆さんに期待しています
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品質を求めるとは
どういうことなのか？
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もちろん
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プロセスやツールの整備
は極めて重要
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ただ本質的には
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「在り方」を変える
という宣言
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それはつまり
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プロフェッショナル集団
への旅路の始まり
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「作業者」の集団として
この先を進む選択もできた
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でもそんな未来
なんにもワクワクしない
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正直、正解はわからない
苦しい道
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でも敢えて茨の道をいくと決めた
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きっと大変なこともあるが
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真のプロフェッショナル集団
を目指すことは
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社員の皆さんのキャリア、
そして幸せに
必ず貢献すると信じている
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技術を駆使して
顧客に感動を与えるのが
日本で最も得意な会社に
なりたい
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日本で最も社員が
やりがいを感じられる会社に
なりたい
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もう中途半端は辞めた
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この組織の
マネジメントという職務に
全力でコミットしたい
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個人的にも
足りてないことだらけ
出来てないことだらけだが
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この旅路に
一人でも多くの人を
前向きに巻き込むこと
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既に奮闘している
プロフェッショナルを
全力で勇気づけること
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既に奮闘している
プロフェッショナルを
全力で勇気づけること
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皆さんの継続的成長に向けた
仕組みと仕掛けを創ること
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それが
自分のミッションだと
思っています
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早く行きたいなら、一人で行け
遠くまでいきたいなら、みんなで行け
by アフリカのことわざ
前回の振り返り
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自分のことを棚に上げて
今いうべきだと思うことを
話しました
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品質よもやま話
#4：自分のことを棚に上げる
＜完＞
LOVE会スピーチ
2019年2月21日
中野康雄