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[サブタイトル] [タイトル] ワンフットシーバス 田中正吾 DevRel Meetup in Tokyo #59 プロトアウトスタジオでのアウトプット事例 ワンフットシーバス 田中正吾

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私の話はスライドを後ほど共有します。 話す内容に注力いただいて大丈夫です!

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田中正吾(たなかせいご) 屋号:ワンフットシーバス 2004年よりフリーランス。以後、FLASH制作を 中心にインタラクティブコンテンツを主に行い現 在に至る。 最近ではWEBフロントエンドをベースにしなが らも、情報とインターフェースが合わさるアプ ローチという視点でIoTやMixed Realityといった 技術も取り入れながら活動しています。

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今日はプロトアウトスタジオ講師長目線で アウトプットについて話します

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自分の手でアイディアをカタチにし 社会に出すまでを最速で実現するスクール

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こういうサイクルで授業で技術や企画を学び プロトタイプでつくりアウトプットしてます

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アウトプットすることで 様々なフィードバックが生まれる 基本的には授業後の宿題に組み込んで Qiita(技術) や note(企画・発想) へアウトプットさせています

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フィードバックから次の発想へつながる 次のサイクルへと進むことができる フィードバック

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生徒は最終制作でクラウドファンディングに挑戦して 自分を問うので、このサイクルを回し続けることが大切 運動のようにやりつづけて鍛えていく

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設立当初から運営でディスカッションして 「アウトプットしよう!」を伝えてる 当初は「アウトプットせよ。さすれば救われる。」くらいのメッセージ性だった、だけど・・・!

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自然にアウトプットが身についてる アウトプットマッチョの感覚だけじゃ伝わらない これでシンクロできる人はもちろんいるが、運動経験がある人に筋肉はいいぞって言ってるレベル

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日々、運営の中でアップデートし言葉にして いろいろな形で伝えらえるようにしている 今日はプロトアウトスタジオの現在地をお伝えします!

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人に伝えるのはなかなかパワーを使う もうすでに慣れちゃってるけど、生徒によっては四苦八苦する

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サイクルが軽やかに回らなくなる 書き手も大変で読み手にもフィードバックする負荷がかかる。 人生に何回アウトプットできるか?

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実は3ステップがある シンプルなアウトプットから気軽にスタート 自分から自分へ伝える形でアウトプットに慣れて少しずつステップアップ。 ゆくゆくは他の人に自分の考えを伝えるアウトプットとして目指します。

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STEP 1 のシンプルなアウトプット 誰かに見せるというのは考えない自分だけのアウトプット。 できるだけその場でリアルタイムに気ままにメモする。

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STEP 1 の例 ● 自分の手元でVSCodeでMarkdownでテキストメモ ● esa.io や Qiita 限定共有記事でテキストも画像もメ モする ● Twitterで実況中継風に細かくアウトプット などなど

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STEP 2 の自分から自分に伝わるアウトプット 自分が自分に役に立つように整えてアウトプットします。

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STEP 2 の例 ● 技術の試行錯誤のメモを自分に向けてまとめて書く ● 自分の考えた思考をメモを軸にサッと書く ○ 創作活動でもっとも大事なこと – noteヘルプセンター ● Twitter 実況をうまく整えて記事にする などなど。プラットフォームは自分に合わせて。

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STEP 2 の例 のびすけ校長・たなか講師長 ● のびすけ校長 ○ たぶん10分で試せる。Azure Static Web AppsにWebサイトをデ プロイして独自ドメイン設定とFunctionsでAPI公開まで ○ expressサーバーでbase64画像を受けとって保存するメモ ● たなか講師長 ○ GitHub Codespaces で Node-RED を動かすメモ ○ ≒ 関連ツイート などなど

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1年後も分かるアウトプットにもチャレンジ 他者に向けてアウトプットすることにかなり近づいてきます 本当に1年後に役に立ったとき、積み上げを感じ新たなステージが見えます

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小さなアウトプットをたくさんしよう STEP 1 で自分の思考や試行錯誤をその場で素早く切り取る感覚をつかみ、 STEP 2 で自分の中で対話して伝える内容を整理する力が鍛えられる。

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いつでも好きなタイミングで活用できる このレベルになれば自分も役に立つし他の人にも役に立つものになる。DevRelにも通じる。 「忘れっぽい未来の自分への手紙を書く」

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自分にも伝わりやすいアウトプットは 他の人にも伝わりやすい 使ったゆえに知る魅力・イケてない部分を気持ちよく乗りこなす・複雑な流れをスッキリ伝える などなど

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STEP1・2で徐々に階段を上って STEP 3 に行くと伝えるポイントが増える

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アウトプットは徐々に鍛えるもの いきなり身体に合わないことをすると負荷も決めれず疲れてしまう。運動と似ている。

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自分で自分を知って伝えられてるか 等身大で考えることは大切。向き合う。 自分への期待が強く完璧主義でアウトプットができなくなったり、 自分の意図が伝わらない謎アウトプットになったりします。 伝える自分 伝えたい自分

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多彩に開発者と向き合う DevRel へのアプローチにも通じる 私の DevRel アウトプットで心掛けているところを抽出したところもある 伝える自分 伝えたい開発者のみなさん

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宿題のアウトプットには毎回講師レビューがあり どう相手に伝わるかのリアルも実感できます STEP 3 の結果として、力の抜けた記事が反響良かったり、渾身の記事が伝わらなかったり、 試行錯誤したものがうまく伝わったり、フィードバックします。

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ここまでは光サイド

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ここからは闇サイド

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3 STEPの階段で伝えても伝わらないケースはある もはや具体例とワークショップ的に攻めていくやつ

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思ったより自分で自分の伝えるものは分からない 伝える自分 伝えたい自分

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アウトプットしたものの音読を 強くおすすめしています これで精度がグングンあがる生徒もいるので、3TEPとは違って認知的に別アプローチなのかも

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最近は自分でコンテンツを話した動画を 自分で見返してみて磨いていく方法も伝えてます 音読の上位版でもあり、LTなどのプレゼンにも効く。昨今のオンライン事情ですんなり入りやすい。

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伝えたいものをどう構成していいか分からない

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読みやすさの構成としてPREP法を伝えることも Qiita や note で読みやすい記事はこのポイントを押さえてる。これを軸に振り返って精度が上がる場合も。 https://twitter.com/1ft_seabass/status/1329800347699671040 P=Point(結論) R=Reason(理由) E=Example(事例、具体例) P=Point(結論を繰り返す)

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感覚で行っていることを、どう言葉で伝えるか 問われるのでアウトプットの緊張感あります 日々、試行錯誤。登壇前後の立ち振る舞い、個人ブログでの見せ方、技術への共感の仕方など 言葉にしたいものは多いので、アウトプット力を磨きながら引き続き伝えていきたい!

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まとめ

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光と闇はあるが様々に知見化して磨いており、 なんとかかんとか体系づいてきてる とはいえ生徒本人が自分なりのアウトプットスタイルを見つけていくことが一番大事!

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何回もリングに上がり試すことが大切 不確実性の高い現在、完璧・万全を尽くすぎて疲れ切る1回より、早く出して結果が得て次へ動き続ける

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アウトプットは多様。色々な繰り出し方を持とう。 1つの側面しか持たずアウトプットしつづけるのはつらい。見るほうもきっとつらい。 自分で自分を知り得意なアウトプットを見つけ、うまく受け入れる。多様さはワクワク感を生み、つながる。