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後悔しない デザインシステムの始め方 Takanori Oki 2022/12/03 - PWA Night CONFERENCE 2022 後悔しない デザインシステムの始め方 Takanori Oki 2022/12/03 - PWA Night CONFERENCE 2022

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自己紹介 takanorip / 大木 尊紀(Takanori Oki) デザインエンジニア@Ubie デザインしたりコード書いたりしてます。 趣味は個人サイト制作、料理、筋トレ、得意料理はパスタ。 デザインシステムとかデザインエンジニアとかの同人誌書いています。 https://inutetraplus.booth.pm/

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Ubie株式会社 Ubie株式会社

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デザインシステムの定義 デザインシステムを始めたくなるサイン デザインシステムを始めるときに考えたい5つのこと デザインシステムを始めないという選択肢 まとめ 目次

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今日は技術的な話はしません デザインシステムの技術に興味がある人は WEB+DB PRESS Vol.129の特集記事が おすすめです

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デザインシステムの定義 デザインシステムの定義

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デザインシステムの定義 プロダクトの目的を達成するための を 効率よく するシステム 「良いデザイン」 実装

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デザインシステムを 始めたくなるサイン デザインシステムを 始めたくなるサイン

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デザインシステムを始めたくなるサイン r UIの一貫性がなくなってきてプロダクトの認知負荷が上がってH r デザイナー間のコミュニケーションが大変になってきた0 r デザイナー以外の人とのコミュニケーションが大変0 r デザイナーごとにUIデザインが微妙に違うから開発がしにくい…

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つまり…

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無秩序な状態でUI開発を進めることが プロダクト開発全体に 悪影響を及ぼし始めたとき

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デザインシステムを 始めるときに考えたい 5つのこと デザインシステムを 始めるときに考えたい 5つのこと

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1. 解決したい課題は何? 2. デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? 3. 誰のためのデザインシステム? 4. 運用・浸透施策は? 5. Return On Investment はどれくらい? デザインシステムを始めるときに考えたい5つのこと

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1. 解決したい課題は何? 2. デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? 3. 誰のためのデザインシステム? 4. 運用・浸透施策は? 5. Return On Investment はどれくらい? デザインシステムを始めるときに考えたい5つのこと

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解決したい課題は何? 目の前の課題の解決に集中する 他社のデザインシステムを目指さない 必要なシステムはプロダクトごとに違う 大きすぎる目標しかないと開発が持続しない

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解決したい課題は何? 小さい課題解決を積み重ねる 最初からデザインシステムという体をとらなくても良い 場合もあるかもしれない

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Ubieの例 デザイントークン コンポーネント UIガイドライン ボイスアンドトーン デザイン原則、思想 最初はデザインシステムはなく、 いろいろな要素が独立して作られていった

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Ubieの例 デザイントークン コンポーネント UIガイドライン ボイスアンドトーン デザイン原則、思想

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1. 解決したい課題は何? 2. デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? 3. 誰のためのデザインシステム? 4. 運用・浸透施策は? 5. Return On Investment はどれくらい? デザインシステムを始めるときに考えたい5つのこと

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デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? デザインシステムがどうユーザーに
 還元されるのか考える 例:開発効率が向上するとリリースまでの時間がN時間早くなるので要望の多 い機能をたくさんリリースできて嬉しい

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デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? デザインシステムはプロダクト 品質向上のための手段 他の解決策も常に並行して考える

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1. 解決したい課題は何? 2. デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? 3. 誰のためのデザインシステム? 4. 運用・浸透施策は? 5. Return On Investment はどれくらい? デザインシステムを始めるときに考えたい5つのこと

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誰のためのデザインシステム? デザインシステムはプロダクト プロダクトのターゲット、ユースケース、メリットを きちんと考える きちんと を作る 使われるデザインシステム

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誰のためのデザインシステム? 使われないデザインシステムは すぐ腐る 建物と同じ、 継続利用とメンテナンスが何より大事

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1. 解決したい課題は何? 2. デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? 3. 誰のためのデザインシステム? 4. 運用・浸透施策は? 5. Return On Investment はどれくらい? デザインシステムを始めるときに考えたい5つのこと

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運用・浸透施策まで考える デザインシステムは浸透・運用されて 初めて効果を発揮する デザインシステムを始めるときに浸透・運用について考慮 されないと作ることがゴールになってしまう

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運用・浸透施策まで考える 最初から浸透・運用まで見据えて 計画を立てることが大事!

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1. 解決したい課題は何? 2. デザインシステムを始めるとプロダクトが良くなる? 3. 誰のためのデザインシステム? 4. 運用・浸透施策は? 5. Return On Investment はどれくらい? デザインシステムを始めるときに考えたい5つのこと

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ROI(Return On Investment)? ROI = 投資した費用に対してどれだけの効果や利益を出す ことができたかをあらわす指標 プロダクト開発でROIを意識するのは当たり前

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ROI(Return On Investment)? でも、デザインシステムは直接お金を生むプロダクト
 ではないのでROIを考えることを忘れがち ROIを考慮しないと… →

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ROI(Return On Investment)? p デザインシステムにどれくらいリソースを投下すべきか議論できな` B リソース投下は経営判断に関わるので自分たちだけでは決められない p デザインシステムプロジェクトの中の優先度を考えられな` B ROIが高い施策の優先度を上げないと、いつまでも効果が見えないまま になりメンバーのモチベーション低下にもつながる

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デザインシステムを 始めないという選択肢 デザインシステムを 始めないという選択肢

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デザインシステムを始めなくてもいいケース ) 特に困っていない、この先困る予定もな1 ) プロダクトが小さい、変化が激しい

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現状デザインシステムがなくても特に困っていない ~ 明確な課題やデザインシステムを始めることで得られるReturnが明確に なっていない場合、作っても使われないことが多い&浸透が大r ~ デザインシステムがなくてもデザインのクオリティをコントロールできて いる場合(レビュー体制が整っている、デザイナーが実装までやってい る、など)はデザインシステムをつくるよりプロダクト開発にリソースま わしたほうが良I ~ 課題を解決するHowはデザインシステムだけではない

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現状デザインシステムがなくても特に困っていない 課題を解決するHowは デザインシステムだけではないことを 忘れない

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プロダクトが小さい、変化が激しい 5 デザインシステムとは「〇〇らしいデザインを構築するためのシステム」 5 ということは「〇〇らしいデザイン」が確立していない状態では
 デザインシステムは作れなd v デザインシステムをつくるにはプロダクトの見た目だけでなくプロダク トの提供価値やターゲット、雰囲気などが確立されていることも重要 v UIや提供価値の変化が多い場合は運用コストが高くなりすぎる

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まとめ まとめ

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まとめ G 小さく始め@ G 利用者を定め@ G プロダクトの品質向上しているか確認す@ G 浸透・運用のことをわすれな G ROIを意識して運用する

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We're hiring! We're hiring!

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Ubie株式会社ではエンジニアを大募集中です! 現在募集中の職種 u プロダクト開発エンジニW u ソフトウェアエンジニア(デリバリー&サクセス4 u QA エンジニW u SRE(Site Reliability EngineerE u セキュリティエンジニア https://recruit.ubie.life/engineer

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Ubie株式会社ではエンジニアを大募集中です! 各職種の詳しい募集要項は採用サイトをご覧ください! カジュアル面談だけでも大歓迎なので、 気軽にご連絡ください! https://recruit.ubie.life/engineer

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ご清聴ありがとうございました!