Slide 1

Slide 1 text

AI経営の仕組み AIとの共創のための、 経営の仕組み AIを意識した経営・執行の設計と実行 AIとの共創のために、経営と執行を設計する 01 / 31

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 @kan 取締役COO 東京工業大学大学院にて、技術経営論(MOT)とデザインエンジニアリング を学び、プロダクトマネジメントの体系化について研究。傍ら在学中に、開 発会社を創業・経営し、営業・採用・開発に従事し、2年で譲渡。 その後、株式会社メルカリに入社し、メルペイにてSMB向け決済システムの プロダクトマネジメント全般を一任されつつ、官民連携案件・子会社立ち上 げ2社に従事。その後株式会社エクスプラザを共同創業し、取締役に就任。 自己紹介 02 / 31

Slide 3

Slide 3 text

本 編 SECTION 本編 AI経営を、仕組みとして見る ここから、AIを意識した経営・執行の設計に入ります。 AI経営の捉え方 Plan / Do / See 経営生産性の実例 本編 03 / 31

Slide 4

Slide 4 text

今日の話 AIを意識した経営・執行の設計と実行 目指してない 1人で 10億企業 経営者1人とAI大量という、よくあるAI経営のイメージだが、我々の目指すものではない 目指す 生産性10倍の 人とAIの共創型企業(=AI経営とする) 人とAIが自然に共創し、複雑な組織が速く、深く動ける状態。 目指すのは、人を減らすことではなく組織能力を上げること 04 / 31

Slide 5

Slide 5 text

全体像 経営の Plan / Do / See をAIとも同期 AI経営の 仕組み Plan 経営文脈をつくる Do 文脈を渡し、実行に落と す See ズレを見て、文脈を更新 する 企業コンテキストを、人とAIに流し続ける 05 / 31

Slide 6

Slide 6 text

Plan SECTION Plan 経営文脈を、AIも読める形に する 経営戦略から具体戦略まで、判断背景も含めて言語化します。 戦略ツリー 質の源泉 管理構造 人向け / AI向け Plan 06 / 31

Slide 7

Slide 7 text

Plan 経営計画を、AIも読める形にする MVVだけでは、AIのアウトカムは安定しない。目標ツリーとその理由、未採用意思決定とその根 拠がAIのガードレール。 事業 勝ち筋 ロードマップ KGI・KPI ヒト R&R 採用・配置 権限委譲 カネ 予実 投資判断 資源配分 判断背景をコト細かく残すことで、AIへの経営コンテキストを供給する Planは、AIに判断背景を渡す工程 07 / 31

Slide 8

Slide 8 text

Planで意識すること AIは論理で、人は心で動く AI 質の源泉 = 論理 構造 前提 判断基準 参照情報 人 質の源泉 = 心 存在理由 意思 物語 熱量 質の源泉を意識し、Plan資料はAI/人向け2パターンつくる AIには論理を、人には意義を 08 / 31

Slide 9

Slide 9 text

Plan 実例 1 経営戦略から具体戦略まで、 事細かに言語化する 人は空気を読むが、言語化されてないとAIは動けない。必要ドキュメントは過 剰くらいに準備が必要 strategy/ 戦略・計画の正本。Planの判断背景を集約する。 戦略ストーリー/ 全社戦略の物語とAI向け詳細コンテキスト。 事業ロードマップ/ ロードマップと実績の接続。 GTM戦略/ 市場への入り方とセグメント戦略。 営業パイプライン/ 売上化までの見立てと案件構造。 OKR/ 四半期目標と実行単位。 コアコンピタンス/ 勝ち筋の源泉。 採用戦略/ 採用・配置の方針。 RnR/ 責任範囲と会議体。 関連するトップレベル data/ notion / slack などから経営コンテキストとして参照するために 集めたデータ。評価で使う実績等。 projects/ チームへの与件、前提情報、背景進捗データ。 service/ ロードマップ、マイルストーン、KGI/KPI、体制、進捗データ。 「どこに何があるか」が、AIに渡すコンテキストの前提になる 実例: strategyを正本にし、data / projects / service と接続する 09 / 31

Slide 10

Slide 10 text

Plan 実例 2 同じ戦略の伝え方を、 人とAIで変える 人には意味が伝わる短さ。AIには判断を再現できる前提量。 戦略ストーリー.md 人向け 155行 確定版サマリ。初見でも意味と意思が伝わるように圧縮。 戦略ストーリー_context4ai.md AI向け 297行 前提、背景、組織メンバーのケイパ、やること、やらないこ と、決めてないこととその理由、誰にどう伝えるか、運用実 態。 記載内容・順序は、論理とハートどこをターゲットにするかで大きく変える 実例: 戦略ストーリーとcontext4aiで、Planの伝え方を分ける 10 / 31

Slide 11

Slide 11 text

Do SECTION Do 文脈を渡し、実行に落とす ミッション、責任範囲、移譲範囲を、人にもAIにも渡せる粒度で定義 します。 組織設計 目標設計 権限委譲 ミッション定義 Do 11 / 31

Slide 12

Slide 12 text

Do AIにも、実行計画を渡す これからの権限委譲は、人に任せるだけではなく、その人がAIを使って実行できる状態まで含め て設計する。 組織設計 どのチームが、どのKGI/KPIを、どのスコープ で持つのかを明確にする。 目標設計 全社ロードマップを元に、チームマイルスト ーンに落としKGI/KPIまで接続する。 権限委譲 戦略とミッションドキュメントをセットで渡 す。 権限委譲では、メンバーがAIと動ける作戦地図を渡す 権限委譲は、AIと動ける作戦地図を渡すこと 12 / 31

Slide 13

Slide 13 text

Do 実例 1 チームのミッション責任範囲も AIでも理解可能な粒度で言語化 チームへの権限委譲は、ミッション・成果指標・責任範囲をセットで渡す ### Hiring ミッション 企業認知形成〜採用後の初速(オンボーディング含む立ち上がり) KGI 非公開 KPI 非公開 主な責任範囲(やること) 採用計画の策定・運用(人数 / 職種 / 時期) * 認知形成〜母集団形成〜選考プロセス設計〜クロージング * 入社後の初速設計(オンボーディング設計・立ち上がり支援の仕組み) * 実例: チームR&Rのミッション定義 13 / 31

Slide 14

Slide 14 text

Do 実例 2 個人ベースでも 役割責任と移譲範囲を作る 直接レポートラインまで実施。評価やレビューで活用が目的 ### COO(最終責任: 戦略の実行と組織成果の統合) ミッション 全社の実行計画を統合し、組織成果として成立させる 主な責任範囲(やること) 全社の事業戦略 / 重要方針の決定 * 重要な資源配分(大きな投資・優先順位・撤退判断) * 各部門の実行計画・進捗管理、部門間の衝突解消 * 全社のオペレーション設計(会議体、レポーティング、意思決定の型) * 実例: COO by name のミッション定義 14 / 31

Slide 15

Slide 15 text

See SECTION See 実行のズレを、次の前提に戻 す 会議体とアジェンダを、実行状況の吸い上げとAIへの同期の場として 設計します。 会議体 アジェンダ 数字の吸い上げ トレーサビリティ See 15 / 31

Slide 16

Slide 16 text

See 会議のAI経営的な意義は、 コンテキスト収集 R&R 責任が決まる KPI 見る数字が決まる 会議体 ミッションと実行のズレを見る場を 作る アジェンダ ズレを可視化するコンテキストを集 める 会議 予実接合度を高め、実行コンテキス トを集める 会議=AIに「現在」を伝えるためのコンテキスト収集の場 会議は、AIに現在を渡すための経営装置 16 / 31

Slide 17

Slide 17 text

See 実例 1 RnRと実行を 会議体で繋ぐ RnRと会議アジェンダでミッションと実行を接続。会議議事録ベースでAIに情報を同期 ### 結論 RnRと会議アジェンダで、ミッションと実行を接続する。会議議事録ベースでAIに情報を同期する。 ### 会議体の全体像 取締役会(月次) CxO会議(Q単位PDCA) Q戦略発表(四半期) Boost Partner(週次) Boost Platform(週次) チーム会議(週次) 経営の最重要意思決定・ガバナンス — 1年計画の練り直し・経営戦略の深掘り — チームから他チームへのQの重点施策の共有 — Partner事業部 KGI/KPI 進捗・意思決定 — Platform事業部 KGI/KPI 進捗・意思決定 — 各チームの戦術運営 — 実例: RnRと実行を会議体で繋ぐ 17 / 31

Slide 18

Slide 18 text

See 実例 2 アジェンダ上部に、 AIが辿る情報を置く これらの情報を通して、AIに対するトレーサビリティも担保する ポータル 会議体アジェンダ上部の参照リンク チーム シート 内容 全社 管理先URL 全社数値サマリ DemandGen 管理先URL 有効商談数・チャネル別 Partner 全体 管理先URL 粗利実績・着地見込み BizDev 管理先URL ステージ別件数・金額・停滞 コンサル 管理先URL 稼働中案件・粗利 開発 管理先URL 稼働中案件・粗利 実例: アジェンダ上部に、AIが辿れる実行情報を置く 18 / 31

Slide 19

Slide 19 text

経 営 生 産 性 の 向 上 SECTION 経営生産性の向上 仕組みが、経営の時間を変え る Plan / Do / See を整えると、経営の情報収集・振り返り・モニタリン グが変わります。 CEOレポート 四半期設計 期中モニタリング 経営生産性の向上 19 / 31

Slide 20

Slide 20 text

経営生産性の向上の具体例 1 CEO レポートの自動生成 AIが複数ソースから自動収集し、CEOが毎週10分で経営状況を把握できる体制をつくる。 内容 CEO レポートの自動生成 PROMPT Notion AI の定期実行。毎週、Slack / スプレッドシート / Notion を横断し、Finance / People / Business / 発信を同じ型で整理する。 4セクション Finance / People / Business / 発信で経営状況を整理 共通フォーマット うまく回っているところ / 気になるところ / レバレッジポイント CEO視点 毎週10分で状況、論点、次の打ち手を把握 自動収集している情報ソース Slack スプレッドシート Notion 情報収集を約3時間から約10分に圧縮 複数ソース横断で抜け漏れを削減 論点が浮き上がる構造で意思決定の質と速度を上げる 実例: Notion AI の定期実行でCEO向けレポートを作る 20 / 31

Slide 21

Slide 21 text

経営生産性の向上の具体例 2 四半期の振り返りと次の目標設計の 複数シナリオたたき台作成 事業戦略やロードマップを前提に、予実を外部視点からレポート 内容 四半期の振り返りと次の目標設計 PROMPT 「四半期の詳細な振り返りと次の目標設計を、経営コンサルタントとして提案してください」 /strategic-analyst 市場・競合・3C/SWOTなどから戦略示唆を出す /business-reviewer 事業計画、ROI、損益、投資判断の妥当性を見る /ops-tracker KGI/KPI、進捗、ボトルネック、次アクションを整理する /risk-advisor 事業・運用・コンプライアンス上のリスクと対策を洗う /report-writer 分析済み材料を経営レポート、推奨アクションに構造化する 自前の経営コンサルスキル strategic-analyst business-reviewer ops-tracker risk-advisor report-writer 四半期の実績を、戦略・数字・リスクの複数観点で振り返る 次Qの目標、重点施策、意思決定論点を同時に設計する 経営会議で議論すべきアジェンダに変換する 実例: 経営コンサルスキル群で四半期レビューと次Q設計を支援する 21 / 31

Slide 22

Slide 22 text

経営生産性の向上の具体例 3 期中のズレを 継続モニタリングする 期中のKGI/KPI、進捗、ボトルネックを追い、遅れを早期に次アクションへ変える。 内容 期中のモニタリング PROMPT /ops-tracker 進捗評価 スケジュール / スコープ / リソース / 品質 / リスクを見る ステータス判定 On Track / At Risk / Delayed / Blocked に分類する 事業モニタリング チーム別KGI/KPIと重点施策の状況を整理する アラート抽出 Behindの指標、ブロッカー、未報告を優先的に拾う 次アクション化 担当・期限・優先度が曖昧なものを確認事項に戻す ops-tracker が見るもの KGI/KPI 進捗 遅延 ボトルネック 次アクション 期中のズレを、月末や四半期末まで放置しない チーム別に見るべき数字と状態を揃える 経営が介入すべき論点を早く見つける 実例: /ops-tracker でKGI/KPIとボトルネックを継続確認する 22 / 31

Slide 23

Slide 23 text

さ い ご に SECTION さいごに AIの前に、経営がある AIは経営を置き換えるものではなく、よい経営を増幅するものです。 順番を間違えない AI無しでもExcellent AIで実行レベルを上げる さいごに 23 / 31

Slide 24

Slide 24 text

最後に 順番を間違えない 01 ちゃんと経営ができる 02 AIでレバレッジをかける AIは、自力以上の結果を勝手には出せない。 まずAIなしでもExcellenceな実行ができる状態をつ くる。 そのうえで、AIが実行レベルを高める設計をする。 AIの前に、経営がある 24 / 31

Slide 25

Slide 25 text

Appendix SECTION Appendix エクスプラザについて 最後に、今回の考え方の背景にある会社紹介を置きます。 AI Nativeに働く 人とAIの共創 ミッション サービス Palma 採用 Appendix 25 / 31

Slide 26

Slide 26 text

No content

Slide 27

Slide 27 text

No content

Slide 28

Slide 28 text

No content

Slide 29

Slide 29 text

No content

Slide 30

Slide 30 text

「palma ワークフロー」で検索

Slide 31

Slide 31 text

Recruiting We Are Hiring AI Native に働こう 採用情報はこちら https://lifeat.explaza.jp/ AI プロデューサー(プロダクトマネージャー / プロジェクトマネージャー) AI-DXコンサルタント(業務コンサルタント × AI) AI ツールスペシャリスト LLM アプリケーションエンジニア We Are Hiring 31 / 31