Slide 1

Slide 1 text

Copyright © 2017. All rights reserved. 受託の基幹システム開発を スクラムでやってる話 ハンズラボ株式会社 鈴木大介

Slide 2

Slide 2 text

自己紹介 • 名前:鈴木 大介 • 所属:ハンズラボ株式会社 • 入社:2017年01月01日 • 前職:SIer • 登壇経験:今回が初めて

Slide 3

Slide 3 text

2 ハンズラボって? • 情シス部門 Ø 東急ハンズの各種システムの内製開発と運用保守 • 外販 Ø 自社開発の経験を活かした受託開発、内製支援 東急ハンズのシステム子会社

Slide 4

Slide 4 text

3 私のミッション 某小売業様の基幹システムの刷新をしてます。 普通に受託のシステム開発案件です。

Slide 5

Slide 5 text

4 技術要素 • フロントエンド:Vue.js+Element.UI • バックエンド:Python Django Rest Framework • データベース:PostgreSQL • 使用するAWSサービス: • EC2、Aurora、S3、SQS、AWS GLUE、ElasitiCash他 • 開発ツール:Pycharm, Docker, github • 情報共有:backlog, slack

Slide 6

Slide 6 text

5 開発スタイルどうする? 「受託だし、基幹システム作るなら やっぱり、ウォーターフォールでやる?」 「ウォーターフォールってSierっぽくない?」 「アジャイルってどうかな、 情シス部門でやってるスクラムとか良いよね」

Slide 7

Slide 7 text

6 決定 という会話があったかはわかりませんが、 スクラムでやってみようとなりました。

Slide 8

Slide 8 text

7 アジャイルっぽく? 設計フェーズ、開発フェーズ・・・で区切るのはやめて • 画面・機能単位で設計〜単体テストまでを一貫して行う • なるべくスプリント内で終わらせる • 環境構築や調査・調整などは工数から除外した課題とし てタスク化する

Slide 9

Slide 9 text

8 実施するスクラムイベント スクラムの基本に従い、この3つを軸にする • デイリースクラム • ホワイトボードでタスク管理 • スプリントごとに振り返りとプランニングを実施する

Slide 10

Slide 10 text

9 決めるだけ決めたので とりあえずスタートしてみました。

Slide 11

Slide 11 text

10 当初の感想 意外とうまくいく? • 報告や相談のコミュニケーションが多い • 課題タスクの着手・消化が早い

Slide 12

Slide 12 text

11 問題は起きる 第一の問題。

Slide 13

Slide 13 text

12 話し合いは大事だけど コミュニケーションが多いので、 悩み事がすぐに共有・解決に取り組める。 → 議論が多くなりすぎて開発が進まない

Slide 14

Slide 14 text

13 問題の原因 • 課題が見つかったらすぐに相談していた。 • 意見をまとめたり、調査するよりも議論で解決しようとして いた。 • 満場一致を求めがち。

Slide 15

Slide 15 text

14 このままだと いくら時間があっても足りない

Slide 16

Slide 16 text

15 どうすれば解決できるのか • 先に議題を決めて、資料を渡す。 • 揃って議論よりもslackで作業の合間に意見を交わす。 • 時間を決めて結論を出す。 議論にかける時間が減った!

Slide 17

Slide 17 text

16 次の問題 第二の問題。

Slide 18

Slide 18 text

17 プロジェクトが回りだしてから 工数=日数=時間で管理してしまっているため、 納期はきっちりしているが生産性が上がらない。 スクラムの原則では時間で管理することはNG

Slide 19

Slide 19 text

18 時間管理をやめてみる 見積もりの工数は重み付けの結果である →これをそのままポイントにしてみよう! (例:60人日の機能→60ポイント) 今まで終わったタスクをポイントに換算して、 1スプリントで消化できるポイントを計測する

Slide 20

Slide 20 text

19 こんな感じ 資料作成・提供:ハンズラボ株式会社 三善

Slide 21

Slide 21 text

20 結果 残りタスクのポイント数 < 開発期間で稼げるポイント数 になるための生産性を見える化できた。

Slide 22

Slide 22 text

21 現状は オンスケジュール〜やや前倒しで順調に進んでいます。

Slide 23

Slide 23 text

22 スクラムをしてみたまとめ 良いこと: • コミュニケーション量が増える • 誰が何をやっているかが把握しやすい • 自分の生産性がどの程度かわかるようになる • タスクの受け渡しが容易 いまいちなこと: • 見積もり精度が悪いと生産性とスケジュールに揺らぎが出てしまう • リモートワーク・フレックス勤務と相性が良くない

Slide 24

Slide 24 text

23 他には チームでリモートワークをしたり

Slide 25

Slide 25 text

24 他には お菓子をチームで共有したりしています

Slide 26

Slide 26 text

25 最後に 弊社ホームページ・Wantedlyにてご応募ください。 ハンズラボではエンジニアを募集中です! WE ARE HIRING!

Slide 27

Slide 27 text

26 最後の最後 ちなみに弊社は休日・定時後に仕事っぽいことすると休めって言われる ホワイト企業です。

Slide 28

Slide 28 text

Thank you!