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エンジニアによる エンジニアのための社内イベントの企画 OSC 2020 Online/Fall サイボウズ株式会社

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⾃⼰紹介 ▌外松 俊尚 ▌サイボウズ株式会社 n 社内コネクトチーム (WASABI) n フロントエンドエキスパートチーム ▌松⼭オフィス @toshi-toma @toshi__toma

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サイボウズでエンジニア向けに開催している 社内イベントについて話します

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開発本部 社内コネクトチーム (WASABI) ▌サイボウズの開発本部には、エンジニア向けの社内イベントを企画する専 ⾨のチームがあります (呼びやすいようにWASABIというチーム名にしてる ※) ▌主な業務 n ハッカソンやLT⼤会、開発合宿など、社内イベントの企画、運営 ▌メンバーは4⼈ n 全員他のチームと兼務 (フロントエンド、モバイル etc) n 拠点もバラバラ ※ サイボウズには、社内のつながりを作って開発盛り上げてこ︕︕ という「WASABI」というチームがある https://note.com/hokatomo/n/ndfda11f5cc93

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社内コネクトチームの活動 ▌エンジニア向けの社内イベントを通じて、チームの垣根を超えた 輪を広げ、⽇々の開発業務に活かせるようにする n 例 n 他のチームの取り組みを知って、⾃分たちのチームに取り⼊れる n 気軽に相談できる⼈を増やす ▌イベントの種を拾い、実現を⽀援する

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サイボウズで開催してる社内イベント ▌LT⼤会 ▌社内ハッカソン ▌クロストーク ▌開発合宿 ▌社内ラジオ ▌その他、単発のイベント 社内コネクトチームは、チームを またいだイベントを主に扱う ※ 勉強会は各チームや興味分野が近い ⼈たちで⾃由に開催

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サイボウズの社内イベント (⽂化) ▌ ⾃社製品の「kintone」や「Garoon」を活⽤ ▌ kintone n イベントの告知、参加者への案内 (イベント告知専⽤のスレッドがある) n 必ず実況スレッドがある。質問や感想などのコメントが活発 n イベントに応じて、開催ネタを登録したりイイね︕を押せるアプリを⽤意 ▌ Garoon n スケジュール n 社員全員が⾒えるようにスケジュールが公開されている n 社内イベントスケジュールに『誰でも参加可能』と書いて、参加を促す n 接続先のZoomを案内 ▌ New: Zoomでオンライン開催

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個⼈やチームを知るにフォーカスした「LT⼤会」

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LT⼤会 ▌ネタが集まったタイミングで、不定期にLT⼤会を開催しています ▌社内では「話スシ」というイベント名で呼ばれています n 名前の由来は「寿司でも⾷べながら話したいよね」→「話す + 寿司」 →「話スシ」 ▌技術に限らず、お⾦、健康、筋トレ、育児、映画、など好きな話題でLT する ポイント ・⾊々なチームの⼈が集まって話を 聞いたり、話す場の提供 ・個⼈を知る

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LT⼤会) 過去のネタ ▌100⽇間プログラミングを勉強してみた話 ▌VRかぶって未来を感じよう ▌最強のクレジットカードの選び⽅あ ▌転職ドラフトを活⽤した給与交渉術 ▌知らない⼈と仲良くなる⽅法 ▌筋トレしていたら⼈⽣すべてうまくいく ▌ぜったいにおいしくなるコーヒーの淹れ⽅ … etc

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LT⼤会) 募集 ~ 開催 ▌kintoneにネタアプリがある n 社内の誰でもネタを登録、イイね︕ができる ▌募集は⾃薦、他薦が可能 ▌イイね︕が集まったタイミングでオファーして開催 ▌1回の開催は1ネタ〜3ネタ⽤意 ネタ登録画⾯

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LT⼤会) 〇〇スシ ▌サイボウズにとって、「話スシ」は⾃分たちの活動を、いろいろなチームのメ ンバーに聞いてもらえる場 ▌最近は、チームの定期的な活動報告や出張報告、カンファレンス参加の 報告にも使われている ▌例) SREスシ、アクセシビリティカンファレンス参加報告スシ、デザインGス シ、Neco成果報告スシ

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LT⼤会) 個⼈を知るにフォーカス ▌新卒メンバーや、中途で⼊社したメンバー向けに、⾃⼰紹介スシを開催 ▌新しいメンバーを知る場 ▌趣味や学⽣時代、前職でやっていたこと、などを話す

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LT⼤会) 詳しくはブログで https://blog.cybozu.io/entry/2018/04/23/171819

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社内ハッカソン

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社内ハッカソン ▌毎年秋頃に3⽇間の社内ハッカソンを開催しています ▌作るものは基本的に⾃由 ▌いろいろな参加スタイル n ⼀⼈でもくもく n ⾃分でチームを組む n 希望者が集まり、運営が決めるランダムチーム

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社内ハッカソン) 企画 ~ 開催 ▌kintoneのアプリでエントリーして、参加スタイルを宣⾔ (1⼈でやりたい、⾃分でチームを決めたい、運営に任せる) ▌開催前に「運営に任せる」を選択した⼈でランダムチームを作成して案内 ▌ハッカソン当⽇は、開会式、中間報告会(任意)、成果発表会、表彰の時 だけ集まる ▌お菓⼦や飲⾷補助があるのでハッカソン参加者でランチ会もやったりします

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社内ハッカソン) 2020年、今年のハッカソンは︖ ▌オンライン開催 (Zoom) ▌エントリー60⼈超え ▌テーマ︓サイボウズの誰かを知る n ランダムチームを活⽤して、普段の業務では関わらない⼈と開発 ▌オンラインなので、拠点を気にせずにチームを組める Zoomのバーチャル背景で宣伝

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社内ハッカソン) 詳しくはブログで https://blog.cybozu.io/entry/2018/12/17/080000

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他のチームの知⾒や悩みを聞く、クロストーク

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クロストーク ▌いろいろなチームから⼈を呼んで、 1つのテーマについて話す ▌パネルディスカッション形式 n モデレーターとパネラーを⽤意 ▌⽬的 n 異なるチーム間でのノウハウの横展開 n 抱える問題、失敗経験の共有 n 新しい気づきを得る 例) テーマ: フロントエンド プロダクトB プロダクトC プロダクトA

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クロストーク) 過去の開催テーマ事例 ▌各チームのフロントエンド開発事情 ▌新メンバーの受け⼊れどうしてる︖ ▌各チームのスクラムどうですか︖ ▌モブプログラミングどんな⾵にやってる︖ 例えば、モブプロをやってる5チーム 集めて、各チームのやり⽅、効果、 課題などを聞きました

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開発合宿

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開発合宿 ▌チーム単位で合宿をしているチームもある n 社内コネクトチームでは、開発組織全体向けの合宿を企画 ▌過去の合宿 n 製品コードや機能を改善する「KAIZEN合宿」 n 他のチームを体験する「モブプロ開発合宿」 ▌2⽇間短期決戦的に開発に集中できる︕ ▌2020年は断念… また開催したい…

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開発合宿) モブプロ開発合宿 ▌合宿の中で他のチームの開発を体験 ▌気軽に他のチームの開発スタイルを知り、ノウハウの共有が可能 ▌全チームがモブプロスタイルで開発を進める n ドメイン・技術が違うチームでも、スムーズに開発に参加できる ▌取り組む内容は⾃由 n 製品の機能改善 n 新しい技術の導⼊

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開発合宿) 詳しくはブログで https://blog.cybozu.io/entry/2019/04/03/080000

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社内ラジオ

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社内ラジオ ▌いろいろな開発チームのメンバーをゲストに、チームや個⼈での取り組みを 聞くラジオ ▌ゲストを呼んで収録したら、Microsoft Streamへアップロード n ⼿軽に各チームの状況や取り組みを発信できるのが良い ▌⾳声コンテンツなので、ちょっとした作業のお供に聞ける ▌最近はオンラインで収録

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単発のイベント ▌ほかにもイベントの種をみつけて、単発でイベントを開催しています ▌例 n カンファレンス登壇前のリハーサルとして、社内で発表会 n 他のチームのモブプロ⾒学会 n 各チームの今年の抱負を話す会 n etc

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イベント企画・運営側としての⼯夫やオンラインイベント

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イベント企画・運営側としての⼯夫 1 ▌イベント名 n 覚えやすくて、みんなが呼びやすいキャッチーな名前 (話スシ, クロストーク, モブプロ合宿) ▌開催⽇時 n なるべくいろんな⼈が参加できるように、各チームのスクラムイベントと被 っていない曜⽇に開催することが多い n 可能なら曜⽇は固定にする (例: 話スシは⽊曜⽇に開催)

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イベント企画・運営側としての⼯夫 2 ▌告知や案内⽂はなるべく簡潔に分かりやすく ▌新しいイベントの種 n 社内のコミュニケーションツールで、投稿をウォッチする n 「他のチームってこういうのどうしてるんだろう…」というつぶやき など ▌いろいろな参加スタイルを考慮 n ハッカソンは⼀⼈でもくもく開発したい⼈もいるので、選択肢を⽤意す る

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オフライン開催 → オンライン開催 ▌去年までは⼤きめの会議室を確保して開催するのが主 ▌今年はZoomを使ったオンライン開催に切り替わった ▌オンライン開催の所感 n オンライン開催でも結構いける n むしろ良い点も多い

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オフライン開催 → オンライン開催 良くなった点 ▌イベント参加者が増えた ▌Zoomで接続するだけなので 気軽に参加可能 ▌開催コストが低い ▌どの拠点のメンバーにも 同じ体験が提供できる 改善できる点 ▌発表中に聴衆の反応が分か りにくい ▌個⼈のネット環境によっては 不安定になる

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オンラインイベントでの⼯夫 ▌効果⾳やBGMを流す → 雰囲気がよくなる ▌イベント開始まで、待機⽤スライドを画⾯共有する ▌「ビデオオンOKな⼈はビデオオン歓迎です」と伝える n 発表者は聴衆の顔が⾒えると、反応が分かるので話しやすい ▌相槌 n 司会進⾏が相槌を打つようにする ▌Zoomの便利機能の活⽤ 待機⽤スライド

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オンラインイベントでの⼯夫) Zoomの便利機能の活⽤ ▌リアクションやスタンプの活⽤ ▌ブレイクアウトセッションやクラウドへの⾃動録画 ▌バーチャル背景 n ハッカソンではバーチャル背景を使って、開催前から盛り上がれるように n 社内のエンジニアがバーチャル背景のジェネレーターを開発してくれた

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以上、サイボウズの社内イベント事情でした