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株式会社Helpfeel CTO 秋⼭博紀 @akiroom Agile Tech Talk Vol.2 Helpfeelの開発の⼊⼝ 新しいサービスや機能を開発するときの意思決定

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パネルディスカッションに向けて 索引のようにさらっとご紹介します

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01 ⾃⼰紹介 & 会社紹介 02 プロダクト開発の進み⽅ 03 まとめ Contents

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4 ● 秋⼭博紀(@akiroom) ● 株式会社Helpfeel CTO ○ 技術戦略、研究開発⽅針の策定、 マネジメントなどを担当 ● https://akiyama.akiroom.com/ ● 修⼠(政策‧メディア)(慶應義塾⼤学) ○ 認知‧意味編成モデルと⾝体スキル修了 ○ HCI = Human Computer Interaction ● Webサービス、スマホアプリ開発、B2C/B2B SaaSなどIT企業の⽴ち上げから成⻑期を10年 以上経験 ⾃⼰紹介 Profile

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会社紹介

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6 Products プロダクト紹介 Scrapbox 知識を磨き上げる アイディエーションツール Gyazo 情報を知識にする メディアキャプチャー Helpfeel 知識を届ける エンタープライズサーチ 情報からナレッジを作り、磨き上げ、届けるところまで、All-in-Oneで⾏うことができるSaaSプラットフォーム

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7 Gyazo 世界トップシェアを誇る スクリーンショット共有ツール Gyazoについて About Gyazo 毎⽉2~3000万枚 アップロード 転送量 500TB〜1PB 海外売上 80%以上 情報を知識にする メディアキャプチャー スクリーンショットやウェブ、写真などあらゆるメディアをキャプチャーして、それらすべて のデータから素早く探し出せるツールです。情報は、撮影元のメタデータとタグを元に関連付 けられ、⾃分の知識として活⽤していくことができます。

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8 知識を磨き上げる アイディエーションツール チームで協働してアイディアを磨き上げます。何万ものページをリンクし、社内の知識をイン ターネットのように渡り歩けます。ページのネットワーク構造から関連ページが推薦され、過 去のアイディアと現在を接続し、未来の発想を⽣み出します。 情報を軽快に整理する 画期的な知識共有サービス Scrapbox Scrapboxについて About Scrapbox 1400万ページ突破 32万ユーザー突破

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9 検索性に特化し、問題がすぐに解決する「FAQ」を簡単に構築できるシステム。 ユーザーが⾃⼒で問題を解決するのを⼿助けするだけでなく、CS担当者やコールセンターの負担も削減します。 2019年IVS LaunchPad出場。2020年Mizuho Innovation Award受賞。 2023年 BOXIL SaaS AWARD Autumn 2023 6件受賞。ICCガーディアン‧アワード2年連続受賞。 どんな質問でも答えられる 新世代FAQ検索システム Helpfeel 検索性能に特化した 新世代FAQ検索システム 業界のリーディングカンパニーを含む100社以上で採⽤ Helpfeelについて About Helpfeel

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Helpfeelデモ

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11 CTO/開発部⻑ テクニカルフェロー Helpfeel エンジニア 11名 (うち業務委託2名‧アルバイト1名)    開発企画 2名  テクニカルサポート 1名 コーポレートIT 1名     デザイナー 2名 フルタイム従業員の⼈数 ‧会社全体では122名 ‧開発部では28名 各プロダクトごとにプロダクトマ ネージャー(PdM)を設置 Gyazo エンジニア 8名 (うち業務委託3名) Scrapbox エンジニア 2名 team 2 team 1 team 3 開発部

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12 CTO/開発部⻑ テクニカルフェロー Helpfeel エンジニア 11名 (うち業務委託2名‧アルバイト1名)    開発企画 2名  テクニカルサポート 1名 コーポレートIT 1名     デザイナー 2名 フルタイム従業員の⼈数 ‧会社全体では122名 ‧開発部では28名 各プロダクトごとにプロダクトマ ネージャー(PdM)を設置 Gyazo エンジニア 8名 (うち業務委託3名) Scrapbox エンジニア 2名 team 2 team 1 team 3 開発部

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プロダクト開発の進み⽅ 13

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14 Helpfeelプロダクト開発 3本の⽮ Development 顧客視点 受注対応 チャーン対策 課題解決 ソリューション 新規開発 顧客要望の 実現化 プロダクトの 磨き上げ 経営視点 新プロダクト 新商材 営業材料 ロードマップ 開発視点 UI/UX向上 バグ修正 セキュリティ対策 機能提案‧業務効率化

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15 プロダクトが⽣まれる時 ● ① Gyazo, Scrapbox, Helpfeelの3つのプロダクトは   当社テクニカルフェロー増井の発明 ○ それぞれGyazo, Gyazz, ExpandHelp ○ 当社にて商⽤化 ● ② 周辺領域のプロダクトはエンジニア起点で誕⽣ ● ③ 機能追加はRICE等の既存フレームワークを活⽤して管理 テクニカルフェロー 増井俊之 ⼤ ⼩

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① 増井の発明 16

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17 ● Helpfeelの元は「展開 ヘルプ」という論⽂ ● アプリケーションのヘ ルプやFAQへ応⽤ プロダクトが⽣まれる時

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18 詳しくは

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② エンジニアの発明 19

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20 プロダクトが⽣まれる時 事例① User Manual Search マニュアル検索エンジン 事例② Generative Writer ⽣成AIを活⽤したライティング⽀援

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21 事例① User Manual Search

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22 ● 以下の課題が商談で⾒えてきた ○ FAQと⽐べてページ数が多いPDFを扱いたい要望 ○ ⼿作業で変換は顧客も当社もできない ○ 顧客にとって更新も⼤変 ● 商談の話を受けて試⾏錯誤 ● 「無茶な要望」でも⽿を傾けると 新しい事業のチャンスが⾒えてくる 事例① User Manual Search

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23 事例② Generative Writer

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24 ● ChatGPTのAPI公開と同時に開発開始 ● $0.002/1k tokensという爆安価格を⾒て意思決定 ● 即⽇完成‧翌週提供開始 ● 現在エンプラを含む60社以上が利⽤ 事例② Generative Writer

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25 新しいプロダクトや機能が⽣まれる時 ● 外部の刺激を受けると⽣まれる⼟壌ができる ○ 商談、VoC、展⽰会など ○ 新しいAPI、低廉化、イベント参加など ● 開発組織へのインプット量がキー? ● 「不満は聞く 要望は聞かない」 (本当は要望も聞くけど)

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③ ⽇常の機能開発 26

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27 新しいプロダクトや機能が⽣まれる時 ● 各エンジニアが⾃律的に開発を進める ● PdMの下に特化リーダーを新たに設置 ○ タスクのトリアージや実装判断を担当 ● AsanaでRICEスコアを⾃動計算する仕組みを構築し 判断の補⾜材料にしている ○ RICE=(Reach * Impact * Confidence) / Effort

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28 新しいプロダクトや機能が⽣まれる時

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まとめ 29

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30 新しいプロダクトや機能が⽣まれる時 ● プロダクトや機能の⼤⼩によって⽣まれる過程が違う ● ⼤きいものは外部刺激をもとに試⾏錯誤して⽣まれる ● ⼩さいものは既存の開発フレームワークを活⽤して 実装を淡々と進めて⾏く