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1 SRE Next 2026 誰のためのReliability︖ アンカーデザイン株式会社 代表取締役 ⽊浦 幹雄 投影資料 2026年7⽉11⽇ 進め⽅

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2 簡単な⾃⼰紹介 エンジニアになるルートだったはずが、気がつけばデザインの世界に・・・ HCI、ソフトウェア⼯学、宇宙開発 未踏プロジェクトでスーパークリエーター認定 研究所で新規事業開発 ロボット、ヘルスケア、イメージング、ネットワークカメラ、etc インタラクションデザイン デザインリサーチ/UXリサーチ 半導体、暗号

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3 書籍執筆実績︓書籍販売コーナーでチェック︕ デザインリサーチの教科書 リサーチを起点にしたプロダクト作りのプロセ スや⼿法について説明 デザインリサーチの演習 デザインリサーチやUXリサーチに取り組むた めのワークショップ⼿引き 要点で学ぶ、デザインリサーチの⼿法125 リサーチのためのさまざまな⼿法を紹介

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デザインとはなにか

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2「デザイン」と聞いて 思い浮かべるものは どのようなものでしょうか︖

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6 AIに聞いてみた︓

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7 デザインの対象は広がり続けている

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8 プロダクトをデザインするためのリサーチ 新しい何かを作るため、あるいは現状を良くするために、 ⼈々を理解して、本質的なニーズを探し出すこと Design Research

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9 良いデザインの椅⼦はどちらか︖ Wassily Chair Egg Chair

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10 良いデザインの椅⼦はどちらか︖→問題設定次第 Wassily Chair Egg Chair ⻑旅を経てホテルに到着した⼈々が、ロビーでリラックスできるように、 公共スペースの中でもプライベートな空間を提供したい。 重厚で⾼価な家具ではなく、⼯業⽣産に適した素材と構造によっ て、軽く、合理的で、より多くの⼈に届けられる椅⼦をつくりたい。

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12 デザインリサーチとはプロダクトを作るプロセスそのもの ⼈々を中⼼に据え、彼らを理解することによって新たな機会の発⾒や、評価・改善のプロセス 機会発⾒ 何を作るべきか。どのような商品であるべきか︖機能やスペックとしてどのような物があるべきか︖ 評価・改善 開発中のプロダクトやサービスは価値を提供できるか︖課題はあるか︖何をどう改善していくべきか︖ 機会発⾒としてのデザインリサーチ テーマ探索 商品企画 製品開発 量産 QA 出荷 リリース 評価・改善のためのデザインリサーチ デジタル中⼼の プロダクトでは スキップされることも

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13 デザインリサーチの様々な⼿法 ⼈々を理解し、プロダクトやサービスを評価するためには様々な⽅法がある 定性調査︓インタビュー、ユーザビリティテスト、オブザベーション、ワークショップ、プロトタイピングなど 定量調査︓ログ分析、アンケート調査、A/Bテスト、NPS調査などなど… インタビュー オブザベーション(観察) ワークショップ ログ分析

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デザインは「ユーザー」をどう⾒ているか

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15 デザインには「誰のためのデザイン︖」という問いがある “We must design our technologies for the way people actually behave, not the way we would like them to behave.” D.A Norman, The Design of Future Things ユーザーだと想定する⼈々は、 実際にはどう理解し、どう⾏動するのか。 その現実に合わせて、サービスを設計できているか。

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16 ユーザーとサービスのインタラクションとは A Depiction of Interaction Design by Bill Verplank

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17 ユーザーとはそもそも誰か︖ 属性+⽂脈+⽬的/活動などでおおよそ定義され、その組わせによって課題やニーズが⾒えてくる 属性 ⽂脈 ⽬的 年齢 職業 役割 経験値 利⽤頻度 権限 ITリテラシー 急いでいる 初めて使う 誰かを待たせている 失敗できない 代替⼿段がない 屋外にいる 障害対応中である 予約を確定したい ⽀払いを完了したい 移動したい 状況を確認したい 作業報告を送りたい 誰かに会いに⾏きたい デザインにおけるユーザーの捉え⽅の重要なポイント︓ 属性だけではユーザーではない。 朝起きて「僕は◯◯のユーザーだ」と意識したことがある⼈いますか︖

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18 ペルソナとしてユーザー像を描きチームの共通理解にする ただし、ペルソナは、必ずしも平均的なユーザー像ではない。平均的なユーザーなど存在しない。

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19 ユーザーの⾏動は、サービス全体をまたいで捉える デザインでは、画⾯の中の操作だけでなく、前後の⽂脈と接点のつながりを⾒る The Anatomy of an Experience Map | Adaptive path

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20 ジャーニーは、⽀える仕組みまで広げる サービスブループリントで、表の体験と裏側の仕組みをつなぐ。

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21 ユーザーは、妄想で決めない 仮説として描き、実際のユーザー、現場、ログ、問い合わせ、利⽤データによって確かめ続ける 1.仮説を作る ペルソナ、ジャーニー、サービスブループリントなど 2.確かめる インタビュー 、観察、ログ、問い合わせ 、プロトタイピングなど 3.分析し、更新する ペルソナ、ジャーニー、サービスブループリントなど

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デザインの世界からSREを⾒て感じた疑問

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2SREの世界でも 「ユーザー」がたくさん出てくる ユーザーをどう捉えているのか︖

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2SLOの数字って 何を守るためにあるの︖

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2Critical User Journeyの Criticalとは誰の何にとって︖

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26 ただし、SREの側にもユーザーへ視点を広げる動きがある Google SREが紹介する⼀つの実践「Product-Focused Reliability」など SREだけで考えず、プロダクトマネージャーや開発チームと⼀緒に、何が重 要なユーザー体験なのかを決める UXデザイナーやUXリサーチャーと協働し、ユーザーのニーズ、⽬的、⾏動、 ペインポイントを理解する システム指標だけでなく、ユーザーからのフィードバックやUXリサーチの結果 も、Reliabilityの改善に活⽤する

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SREとデザインチームで より良いユーザーの体験を作るために

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28 「ユーザー」ではなく、活動として捉えて議論する 誰が、どんな状況で、何のためにサービスを利⽤するのか︖ 在庫がなくなる前に、 迷わず再注⽂したい店舗担当者 体調不安が強い状態で、検査結果の意味と 次に何をすればよいかを確認したい患者 乗り換え時間が短い中で、遅延情報を確 認して次の⾏動を決めたい出張者 ⼦育ての合間にいつもの注⽂を、前回との 違いだけ確認してすばやく完了したい⼈

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29 SREも、ユーザーに会って欲しい SREが持っているデータ ログ、メトリクス、障害履歴 どこで、どれくらい起きたか 何が壊れ、どう回復したか UXリサーチが持っているデータ インタビュー、観察、問い合わせ そのとき何をしていたか 何に困り、何を守りたかったか ⼀緒に⾒ると、『壊れた活動』まで⾒えてくる。 SREは、調査設計・同席・解釈から参加できる。 多くのUXリサーチャーは、他職種と⼀緒に問いをつくり、観察し、解釈したいと思っている。

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30 Reliabilityを可能に/容易にするデザインを作りたい 魅⼒的な体験や便利な機能が、裏側では複雑な状態管理、外部依存、同期処理、運⽤ 負荷を増やしていることがある デザイナーがやりたくなる体験の例 すぐ反映される パーソナライズされる 複数チャネルでつながる 途中から再開できる 状態が⾃動で同期される 難しくなること 状態管理が複雑になる データ不整合が起きやすい 失敗時の分岐が増える 監視・検証・問い合わせ対応が増える 問い合わせ時に状況を再現しづらくなる 復旧やロールバックが難しくなる 便利さを⾜すほど、守るべき状態も増える。 よい体験は、運⽤可能性と⼀緒に設計する必要がある。

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31 壊れたときの体験も、デザインの対象として扱う 正常系だけではなく、遅いとき、⽌まったとき、⼀部だけ使えないとき、回復するときの体験まで考える。 安⼼を提供する 何が起きたか、次に何をすればよいか分かるか 回復可能に 失敗しても破綻せず、途中からやり直せるか 代替⼿段の提供 別の⼿段や経路で⽬的に近づけるか サービスの継続 ⼀部が使えなくても、ユーザーの活動を続けられるか

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おわりに

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27 そのReliabilityは、誰のどんな活動のため︖ 「ユーザー」という名詞から、もう⼀歩だけ具体的に考えてみる。 誰が、どんな状況で、何をしようとしていて 失敗すると何が起きるのか SREとデザイナーで、⼀緒にどんな事ができるかディスカッション⼤歓迎です。 お気軽にお声がけください。

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ANKR DESIGN [email protected] ⽊浦幹雄 Mikio Kiura