Slide 1

Slide 1 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 DevOpsDays Tokyo 2024 株式会社NTTスマイルエナジー 迎 諒 株式会社サーバーワークス 松井 紀樹

Slide 2

Slide 2 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Name: 迎 諒(Ryo MUKAI) Organization: NTTスマイルエナジー 事業開発部 Attribute: ミュージシャン兼インフラエンジニア WHOIS? Name: 松井紀樹(Toshiki Matsui) Organization: 株式会社サーバーワークス カスタマーサクセス部 CS5課課長 Attribute: インフラエンジニア マネージャー

Slide 3

Slide 3 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 会社概要/株式会社NTTスマイルエナジー 社  名 株式会社NTTスマイルエナジー
 設  立 2011年6月1日 所在地 大阪府大阪市中央区北浜2丁目6-18 淀屋橋スクエア4階 代表取締役 社長 武馬 雄一郎 資本金 1億円(NTTアノードエナジー、オムロンソーシアルソリューショ ンズ、NTT西日本) 従業員数 125名 組織
 
 我々は、通信・制御技術を用いて、 エネルギーを持続可能でインタラクティブなものへと変革します。 そのことによって、 世界中の人々が、笑顔で安心して暮らせる より良い社会をつくりあげていきます。 企 業 理 念 CORPORATE PHILOSOPHY 取締役会 事業企画部 事業推進部 代表取締役社長 監査役 事業開発部

Slide 4

Slide 4 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 会社概要/株式会社サーバーワークス

Slide 5

Slide 5 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 1. チーム力 = Be ふりかえり度 2. AWS Organizationsの導入は決して怖くない 3. なんでも小さくはじめることが大事 今日持ち帰ってほしいこと

Slide 6

Slide 6 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 1. カオスなAWS環境 2. 色んな人を巻き込んだ方針策定 3. 僕らが行ったワンチームになるための工夫 4. 僕らが成し遂げたこと 5. これからのこと 6. まとめ Agenda

Slide 7

Slide 7 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 カオスなAWS環境

Slide 8

Slide 8 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 NSEが抱えていた問題

Slide 9

Slide 9 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 NSEが抱えていた問題 NSE独自のインフラガイドラインを策定 → 新規システム開発では発生しない状態に ※既存環境はワークロードに影響を与えない範囲で改善活動を頑張る

Slide 10

Slide 10 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 NSEが抱えていた問題 僕の・わたしの 最強セキュリティ!! セキュリティ対しては、その時々の最善を尽くす形 → 明確な基準が無いため、対応の善し悪しが分からない   (とはいえ、ベストプラクティスは分かっているが全部対応するのは無理……)

Slide 11

Slide 11 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 NSEが抱えていた問題 僕の・わたしの 最強セキュリティ!! 目下の不安要素であったため、ここに注力することに セキュリティ対しては、その時々の最善を尽くす形 → 明確な基準が無いため、対応の善し悪しが分からない   (とはいえ、ベストプラクティスは分かっているが全部対応するのは無理……)

Slide 12

Slide 12 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 色んな人を巻き込んだ 方針策定

Slide 13

Slide 13 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Best Practice AWSアカウントのガバナンス統一 ▶ AWS Organizations の導入 ベストプラクティスは、ウチには合わない話 NSEの現状 ● SWXの請求代行を使っているのである程度初期設定はSWXにお任せ ● アカウントの増減の頻度は、かなり低い ● セキュリティ系の初期設定はCDKを使っているので冪等性は担保している 別に運用負荷は下がらないんじゃ? というか、本番環境に導入するのはそもそも怖い こんなカオスな環境に適用して大丈夫?

Slide 14

Slide 14 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Best Practice AWSアカウントのガバナンス統一 ▶ AWS Organizations の導入 ベストプラクティスは、ウチには合わない話 NSEの現状 ● SWXの請求代行を使っているのである程度初期設定はSWXにお任せ ● アカウントの増減の頻度は、かなり低い ● セキュリティ系の初期設定はCDKを使っているので冪等性は担保している 別に運用負荷は下がらないんじゃ? というか、本番環境に導入するのはそもそも怖い こんなカオスな環境に適用して大丈夫? 色んな人を巻き込んで、不安や疑問を解消することに

Slide 15

Slide 15 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 郷に入れば郷に従え!AWSさんに聞いてみた。 → 現状の悩みと疑問についてざっくばらんに議論 色んな人?

Slide 16

Slide 16 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ・AWS Organizationsは追加料金なしで導入が可能 ・有効化だけではワークロードへの影響も無い ・Organizationsの機能を使わなければ ユーザ体験も変わらない ・小さく始めて試してみる、が大切 SAさんからの助言

Slide 17

Slide 17 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Organizationsを小さくはじめる ● AWSアカウントを分離する基準を決める ● OU(Organization Unit)の分離する基準を決める ● SCP(サービスコントロールポリシー)は(まだ)使わない ● IAM Identity Centerは(まだ)使わない →組織・顧客に影響しないチーム内で出来るところから始める

Slide 18

Slide 18 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 AWSアカウントを分離する基準を決める ● ワークロードと管理用で アカウントを分けよう ● 機能毎のアカウント分離 ○ IAM・ログイン ○ ログアーカイブ ○ セキュリティ

Slide 19

Slide 19 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 AWSアカウントを分離する基準を決める ● ワークロードと管理用で アカウントを分けよう ● 機能毎のアカウント分離 ○ IAM・ログイン ○ ログアーカイブ ○ セキュリティ あとからリソースをお引越しをするのは大変 →組織・サービスロードマップやアクターを意識して手戻りがないように

Slide 20

Slide 20 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 OU(Organization Unit)の分離する基準を決める

Slide 21

Slide 21 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 OU(Organization Unit)の分離する基準を決める OU単位で ・サービスやアクションのポリシーを定義 ・複数リージョン・アカウントへのデプロイ

Slide 22

Slide 22 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ・ベストプラクティス OU(Organization Unit)の分離する基準を決める

Slide 23

Slide 23 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ・ベストプラクティス OU(Organization Unit)の分離する基準を決める 会社によって取りうるAWS組織は無限にある。Best Practiceに従わない部分も許容 基準を明確化し、統制を取ることが大切

Slide 24

Slide 24 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 OU(Organization Unit)の分離する基準を決める OUの上位階層を 後から挿入は出来ないので注意が必要

Slide 25

Slide 25 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 各アカウントの情報をセキュリティアカウントへ集約

Slide 26

Slide 26 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ・AWS Security Hub  客観的な第三者的な視点によるAWS環境のセキュリティを評価  →適切なセキュリティ基準が出来る  全てを準拠するのではなく、NSEで運用可能なルールに限定して管理  →アプリに影響ない部分から小さく始める ・Amazon GuardDuty  悪意のあるアクティビティや異常な動作をモニタリング ● セキュリティ上の問題を検知して通知出来る ● ポチッと有効化するだけ、すぐに始められる 各アカウントの情報をセキュリティアカウントへ集約

Slide 27

Slide 27 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ● 「僕の・私の最強のセキュリティ設定」からの脱却 → AWS標準のセキュリティ基準で評価できていることの安心感 ● 重点課題を定量的に認識しやすい ● 少しの変化に全アカウントすぐに対応可能 → Security Hubのルール変更は、更新頻度が割と高い Organizationsを導入してよかったこと アカウントA 合格: 168 失敗: 22 スコア: 88% アカウントB 合格: 152 失敗: 38 スコア: 80% アカウントC 合格: 150 失敗: 40 スコア: 78% アカウントD 合格: 182 失敗: 8 スコア: 96% 重点課題!

Slide 28

Slide 28 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ・組織全体への各種設定デプロイが簡単  →Organizations統合により、管理アカウントから一元管理が可能 ・情報収集の手間が削減され、フィルター・通知内容のカスタマイズ  に注力出来るように  →運用が最適化される ・頻繁にOrganizations関連のアップデートがある  →新しい技術楽しい Organizationsを導入してよかったこと

Slide 29

Slide 29 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ● 関連サービスで思ったより費用がかかった ○ AWS Config ○ AWS CloudTrail ○ AWS Security Hub ○ Amazon GuardDuty 特にCloudTrailは2つ目以降の証跡に発生する管理イベントの料金体系 が異なる点に注意!既存の設定が不要なら削除しましょう →請求にPaidEventsRecordedのイベントタイプがあれば  複数証跡が発生しています Organizationsを導入してよくなかったこと

Slide 30

Slide 30 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 僕らが行った ワンチームになるための工夫

Slide 31

Slide 31 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ● 共通理解: 我々はチームである ● チームのゴールは「解散」 ● ビジネスライクな言葉禁止!  ◯◯様、お世話になっております  承知いたしました etc… ● 失敗は次への学びである  全員が最善を尽くした結果である マインドセット 詳しくはQiitaへ…

Slide 32

Slide 32 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ふりかえり

Slide 33

Slide 33 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ふりかえり ● グラウンドルールを設定 → 常に見える位置に記載 ● ふりかえりは必ず「前向きな場」 → チームの成長に繋げる   個人攻撃や責任追及は絶対にNG ● 毎月必ず90分間、時間を確保する → チームにとって一番大事な時間

Slide 34

Slide 34 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ふりかえり ● 全員が黄色の付箋を使う → 誰が書いたかで印象が変わることがある ● プライベートなことも書いてOK → 特にgoodは一番付箋が多い人が勝ち!   頭をフル回転させることに意味がある ● 全員が黄色の付箋を使う → 誰が書いたかで印象が変わることがある ● プライベートなことも書いてOK → 特にgoodは一番付箋が多い人が勝ち!   頭をフル回転させることに意味がある

Slide 35

Slide 35 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ふりかえり ● good/badから気になることは深堀り → ToDoに繋げる

Slide 36

Slide 36 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ふりかえり ● ToDoは必ず2〜3個 → それ以上は1ヶ月で達成できない   小さな改善を繰り返すことが大事 ● 前月のToDoができたかを確認する

Slide 37

Slide 37 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ● このチームの取組を自社に展開 → 半年やってみて、やっぱり良かった ● メンバー総意の感想「腹を割って話せた」 → コミュニケーションのハードルが下がる   普段の打ち合わせもスムーズに ● 「Be ふりかえり」を達成 ● メンバーの自律的な意識変化 → 周りを頼る、カイゼンを当たり前に ● ふりかえり楽しい ふりかえり サーバーワークス社内でやってみた記録はこちら

Slide 38

Slide 38 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 会社を横断したふりかえりが成功した理由 ● ユーザー側からふりかえりを主導してもらった →改善したいという熱意は外注出来ない ● お互いの立場に立って考えられるマインドを作った →2社合同での案件共有会の実施。互いを知ろうとする仕掛けが大切 ● お互いに上司を入れない会にした →腹を割って話すための前提条件 ふりかえり

Slide 39

Slide 39 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Backlogチケット運用の改善 ● チケット起票のテンプレート化 ○ 優先度 ○ 影響範囲 ○ 完了条件 →ひと目でチケットの中身が分かり 手止まりが少ない

Slide 40

Slide 40 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Backlogチケット運用の改善 ● チケットは3営業日くらいで終わる程度のタスクに落とし込む  → 3営業日以上かかるタスクは    「具体的な作業レベルの想像が出来ていない」    という仮説に基づいた日数設定

Slide 41

Slide 41 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Backlogチケット運用の改善 面倒だと人間はルールを守らなくなる →すぐ呼び出せるよう仕組み化(=テンプレート化)が大事

Slide 42

Slide 42 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ・バーンダウンチャートの見栄えが大きく改善した  → タスクが順調に進んでいっている実感あり 大きな認識ズレも発生していない Backlogチケット運用の改善

Slide 43

Slide 43 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 DRBFMの導入

Slide 44

Slide 44 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 DRBFMの導入 DRBFM = Design Review Based on Failure Mode 変更・変化に対する心配点を抽出するデザインレビュー手法

Slide 45

Slide 45 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 DRBFMの導入 「意図せず」変化してしまう 場所が無いかに気付くための キーワード集 → 過去トラ集の側面も 何がどう変わる? それによって起こる心配点は? お客様にどんな影響が? その対策、もしくは検出方法は?

Slide 46

Slide 46 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 DRBFMの導入 設計・検討段階で未然にトラブルを防止するために活用 もともとは製造業のフレームワークだが、業種関係なく使える! メンバーの設計品質向上の意識付けにも効果あり

Slide 47

Slide 47 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Googleが取り入れているドキュメントフォーマット https://www.industrialempathy.com/posts/design-docs-at-google/ ● ゴール ● ゴールとしないこと ● 検討した代替案 ● 何を:What ● 何のために:Why ● どのように:How Design Docの導入

Slide 48

Slide 48 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 Googleが取り入れているドキュメントフォーマット https://www.industrialempathy.com/posts/design-docs-at-google/ ● ゴール ● ゴールとしないこと ● 検討した代替案 ● 何を:What ● 何のために:Why ● どのように:How Design Docの導入 設計書を見ただけでは分からない さまざまな要素について検討した思考の過程(=ノウハウ)を残す →認識の齟齬を埋めてくれる重要な役割を担う

Slide 49

Slide 49 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ・ドキュメンテーションが後回しになっていて情報の連携が 後手に回っていた →途中経過を記録しながらドキュメントを作っていくので チーム全体の意思疎通・連携がスムーズになった Design Docの導入 手戻りや、タスク進行中のQAも減少! 手を動かす前によく考える習慣がつき、手戻りも減少!

Slide 50

Slide 50 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 僕らが成し遂げたこと

Slide 51

Slide 51 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ● Organizations + Security Hubの導入 ○ 全アカウントで共通の基準で監視できている安心感 ○ 優先的に対応しなければいけない箇所が明確になった ● セキュリティ基準の変化に対する追従 ○ Stack Setの活用で、全アカウントに対する変更も1クリックで完了 セキュリティ対策 小さくはじめたことにより、本番環境にも安心して導入 Organizationsはやっぱり便利! ベストプラクティスたる所以がよく分かった

Slide 52

Slide 52 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ● 毎月かならずふりかえりを行う習慣 = 「Be ふりかえり度」100% ○ 楽しく、腹を割って話すことでコミュニケーションハードルを下げる ○ オンラインのみでも十分チーム力は上がる! ● 全員が共通のゴールに向かって進む ○ ふりかえりとの組み合わせで、個人が自発的にPDCA ○ 全員でそのアイデアを共有し、チーム力を上げる チーム力の向上 「Be ふりかえり」によって カイゼンすることがあたりまえの状態に変化 そうすれば、会社間の関係を意識せず勝手にワンチームになる

Slide 53

Slide 53 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 これからのこと

Slide 54

Slide 54 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ● ふりかえりがチームにとって 一番大事な時間 ● 「Be ふりかえり」度は 常にMAXを維持する 僕らのチームのこれから ● セキュリティ機能の充実 基準に合わせて後から大きく ● 対応出来る組織の拡大 誰がどう対応する?を明確化 (たとえ人が変わっても) ワンチームを継続し続けます! ワンチームでAWS環境を これからも改善していきます!

Slide 55

Slide 55 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 1. チーム力 = Be ふりかえり度 2. AWS Organizationsの導入は決して怖くない 3. なんでも小さくはじめることが大事 今日持ち帰ってほしいこと

Slide 56

Slide 56 text

今日から始める会社横断ワンチームのつくりかた 〜僕らが進むセキュリティ向上への道〜 / DevOpsDays Tokyo 2024
 © NTT SMILE ENERGY. All rights reserved 
 ご清聴 ありがとうございました