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Azure Functionsのローカル開発を 簡単にするためのツールとテクニック 山下 大樹

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アジェンダ • 自己紹介 • 見どころ • Azure Functionsについて • 実際に作ってみる • まとめ 2

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自己紹介 • 山下 大樹(やました たいじゅ) • 経歴 2022年3月 経営学部卒 2022年4月~ セゾン情報システムズ新卒入社、 小売業のお客様向けのシステムを開発 • 資格 基本情報技術者 AZ-900、DP-900 、DP-300 、AI-900 3

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見どころ ✓Azure Functionsの特徴 ✓Azure Functionsローカル開発時のポイント 4

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Azure Functionsについて • Azure Functionsとは? Azure Functions は、任意のプログラミング言語を使用してより効率的に開発する のに役立つ、イベント ドリブン型サーバーレス コンピューティング プラットフォームです。 (中略) 複雑なオーケストレーションの課題を簡素化し、ローカルでビルドおよびデバッグし、クラ ウドで大規模にデプロイし、トリガーとバインドを使用して関数を Azure サービスに接 続します。 5 出典:Microsoft

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Azure Functionsについて • トリガーとバインド トリガー:関数の呼び出し方法を定義(タイマー、HTTPなど…) バインド:別リソースへの接続を定義(≒ データの授受) 6 入力バインド 出力バインド Event Hub Functions Cosmos DB トリガー 例:IoTデバイスから取得したデータをCosmosDBに格納する 参考:トリガーとバインドの種類

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実際に作ってみる • 今回作成するもの 7 出力バインド Functions Cosmos DB HTTPリクエスト

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実際に作ってみる • 今回作成するもの 8 出力バインド Functions Cosmos DB HTTPリクエスト ローカルで

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実際に作ってみる • 開発環境 • プログラミング言語:Java(Java11) • ビルドツール:Maven • エディター:Visual Studio Code ⇒ intelliJ、Eclipseでの開発も可能です • 拡張機能:Azure Functions Extension Pack for Java • その他:Azure Storage Explorer ⇒今は「Azurite」の利用が推奨 Azure Cosmos DB Emulator 9

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実際に作ってみる 10 Azure Functions拡張機能 下記ができるようになります。 ①テンプレートの利用 ②ローカルでのデバッグ、実行 (一部の関数を実行するには、AzuriteかAzure Storage Explorerが必要です) ③Azure上のAzure Functionsへのデプロイ テンプレート デバッグ、実行 デプロイ

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実際に作ってみる 11 VS Codeから、テンプレートを使ってプロジェクトを作成します。

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実際に作ってみる 12 構成とFunctionsはこんな感じになります。

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実際に作ってみる コードを書き換え、HTTPリクエストを受け取って、 CosmosDBに書き込むようにします。 13

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実際に作ってみる 14 Cosmos DBの設定

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実際に作ってみる 15 Cosmos DBの設定 実はこれも ローカルなんです

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実際に作ってみる 16 Cosmos DB Emulator サービスコストを発生させることなく、ローカルでAzure Cosmos DBのデータの作成やモデル化が行え るツールです。

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実際に作ってみる [F5キー]で作成した関数を実行して、叩いてみます。 「Hello!」が追加されています。 17 パラメータを追加 してます。

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まとめ ✓ローカルでいろいろ試せるのはとても便利 特にお金関連であまり気にしなくて良いのがありがたいです。 ✓拡張機能を追加するだけなので、開発も始めやすい (都度、必要に応じてエミュレータ等が必要) ✓一方で正直なところ、FunctionsはJava以外の言語が優遇されがち、、、 (トリガーのテンプレート数やPortalで開発ができる) ✓今後の大サーバレス時代で重要なサービスなので、是非触ってみてください! 18