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拡大の光と闇 ~転用して削減時間倍増!ロボットのリサイクル~ ディップ株式会社 小林香織

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❏ ディップ紹介 ❏ 選定編 ❏ 導入編 ❏ 開発編 ❏ 運用編 ❏ 拡大編

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ディップ株式会社  次世代事業統括部 dipRobotics PdM課 小林香織        #趣味です  ↓        #ゴルフ(まだ95) #バスケ(今見れない)#マリンスポーツ(なんでも)        #料理(食品アレルギーが多いので自炊多 )        #コーヒー(月2万は豆購入代 こっそりバリスタ目指してます)        #ラーメン(隔週で非公認ラーメン部活動してます) ・RPAチームの統括やってます  (メンバーの おかげ様です) ・業務改善相談、RPAに限らず、システム化とか  やってます  (元はインフラのSEでした)

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突然ですが、こんなことありませんか?

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1週間かけて、こんなRPAを作りました いいですね! (どっかで見たことある気が…) ●●の機能が不安定なんですよね。 こんな風に修正したらどうですか? (前にも違う人に同じこと伝えた気が…) こばやし こばやし  Oさん  Oさん ・・・

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Aさんロボの説明画像 // シートから設定情報を取得 // ログを取得する // 入力済みの値のエラーチェック // 送信対象を抽出する // 送信対象にメールを送信する こんな感じです (ほぼ同じロボ、あったぞ…) // シートから設定情報を取得 // 入力値チェック // 送信対象を選択 // 送信対象にメールを送信 …同じ作業じゃないか

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せっかく作るなら… みんなで共有して ラクして作れたらいいのに… (同じの作る時間もったいない。)

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どうせなら… ちゃんと動いて、 作成時間 < 削減時間 (効果実感できる方が良いな。)

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突然ですが、

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私の地元 湘南。

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私の地元、湘南(実態)

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リサイクルの”3R” Reduce Reuse Recycle

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RPAのリサイクル? Reduce Reuse Recycle

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Reduce:無駄なく構築する 作りやすいツール選定  

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Reuse:既存パーツを転用する 既に使えるパーツがたくさんある メール送るよ 予定作るよ バイトルのデー タとってくるよ Kintoneの データ加工す るよ スプレッドシート に データ書くよ データ集計 のGAS実行 するよ

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時短作成 // シートから設定情報を取得 // ログを取得する // 入力済みの値のエラーチェック // 送信対象を抽出する // 送信対象にメールを送信する // シートから設定情報を取得 // 入力値チェック // 送信対象を選択 // 送信対象にメールを送信 他は既存のロボを転用して、 ここだけ作れば完了! ※ もちろんアドレスなど軽微な修正はします。

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Recycle:改善して作り替える 使わなくなったり、老朽化したロボもパーツにして転用

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Recycle:改善して作り替える パーツで改善したら、みんなでバージョンアップ ✨ ✨ ✨ ✨

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元のロボットも改善 // シートから設定情報を取得 // ログを取得する // 入力済みの値のエラーチェック // 送信対象を抽出する // 送信対象にメールを送信する // シートから設定情報を取得 // 入力値チェック // 送信対象を選択 // 送信対象にメールを送信 改善見込みがあれば、 元ロボットにもせっかく なので追加する! // ログを取得する ✨

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もう一回 Reduce:無駄なく構築する! ✨

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最初から、こんなにうまくは行ってませんでした。 誇張してすみません。 ♀

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● 各部門 推進担当の定例会議の設定(週次 今は隔週) ● 定例会議は、ここまでで出来上がったロボを共有・報告(みんな褒めあう) ● Slackにツール毎のグループチャネル作成。 DM禁止の徹底(質問は OPENのチャネル) ● 足並み揃う部署の小規模単位の Slackグループ作成で質問しやすい環境を。( OPENチャネル) ● 作成後のフォローアンケート実施( GoogleForm) ● 開発お助けチームや推進部門の進捗やリソースを都度共有( Slackでこちらのタイミングで報告) ● 部署単位・拠点単位の勉強会を開催(導入検討部署は、シラミつぶしに声かけ) ● 月次で、作られたロボットランキングを導入数・削減時間数でランキングにして発表(自己満足) ● 機能Updateの報告は小さくてもあれば都度実施してスレッドを動かす。 ● トラブルがあってもOPENチャネルで全体共有。同じ悩みの人を救えるかもしれない。 ● 社内コミュニティーサイトにはツールの tips共有(自由にインターンが追記できる環境) ● コミュニティーサイトに導入インタビューを掲載(導入したらすぐ記事に。みなさまありがとう) ● 自分も、行き詰まったら素直にチャネルに投稿(はずかしさより効率重視) ● 小規模な会議は愚痴をいっぱい聞く(あるあるネタになると、大体 RPA化できてシナジー生まれる) ● 過去のAcademyコンテンツを流用。学習はサイトみてねと自主学習体制で教育コスト削減。         心がけていた(こっそりやってた)こと  …実はいろいろ考えてました。

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やって”よかったな”と思うこと 定例会議で、それぞれが作ったRPAをみんなに共有

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やって”よかったな”と思うこと 小規模定例会議を開催

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やって”よかったな”と思うこと 足並みの揃う#Slack DMでの案件やりとりはNG。 ナレッジはみんなで共有する。 拠点毎、進捗率毎のチャンネルを作成

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その結果(おかげさまで)

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“RPAちょっとできるよ” という人が増えた!!

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削減効果時間は 倍増 作成時間は 大幅削減

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to be continued,,, RPAから次のフェーズへ