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Application Migration Serviceを用いた クラウド化への第一歩 2021/10/12 ネクストモード インテグレーション部 島川 寿希也

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2 💡こんな方におすすめの動画です💡

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3 こんな方におすすめのセッションです AWSにサーバ移行してみたいけど 何からやっていいか分からない 今動いているサーバがAWSでも 動くかテストしてみたい 自社データセンターから AWSへの移行が求められている

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4 お話しすること ◆ AWS移行時の課題 ◆ 移行ツール、サービスの選定 ◆ Application Migration Service(MGN)の使い方 ◆ 実際の移行からの学んだこと、気を付けるべき点

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5 自己紹介 島川 寿希也 (Shimakawa Jukiya) ネクストモード所属 AWS ソリューションアーキテクトとして お仕事中 好きなサービスは「Amazon ECS」

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6 AWS移行時の課題

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7 よくある移行理由 ⚫ データセンターからの退去 ⚫ サーバの保守切れ ⚫ もう資産管理したくない ⚫ スペック増強を素早く簡単に ⚫ DR対策(可用性をあげたい) ⚫ DX対応 ⚫ コスト削減

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8 クラウドで全部解決できそう!

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9 その前に・・・

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10 7つのR Retire Retain Relocate Rehost Repurchase Replatform Refactor サーバをどうしたいか7つのRから選択する 廃止する (難易度 : 低) そのままにする 基盤をそのまま 移行する (Vmware環境など) 中身はそのまま サーバをクラウドへ 移行する システムを別の製品に 置き換える クラウドへの最適化を 行いつつ移行する システムを作り替える (難易度 : 高)

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11 今回はRehostについてお話しします

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12 Rehostしてクラウドで動かしたい!

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13 だけど・・・ 難易度高そう 失敗したくない 何からやったらいいかわからない 業務を止められない まずは試したい

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14 その一歩を後押ししてくれるサービス 「AWS Application Migration Service」

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15 移行ツール、サービスの選定

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16 色んなツール・方法があります サーバをRehost(EC2化)する方法 参考 : https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/migration_tools/ VM Import / Export CloudEndure Migration AWS Application Migration Service (MGN) AWS Server Migration Service CloudEndureの後継サービス。AWSマネジメントコンソ ールから使用することができる。 仮想環境に並列で仮想マシンを作成、そのサーバ経由で仮 想マシンを移行する。エージェントレス。増分反映。 エージェントをインストールし、リアルタイムでデータを 移行。ダウンタイムなし。物理サーバ、AWS外のクラウ ドのサーバにも対応。インターネット/専用線/VPN経由 で移行ができる。 ※専用コンソールで操作 OVFでエクスポートをしてAWSへインポート。エクスポ ート時の情報が最新。 お す す め 順 ・ 導 入 し や す さ

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17 色んなツール・方法があります サーバをRehost(EC2化)する方法 参考 : https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/migration_tools/ VM Import / Export CloudEndure Migration AWS Application Migration Service (MGN) AWS Server Migration Service CloudEndureの後継サービス。AWSマネジメントコンソ ールから使用することができる。 仮想環境に並列で仮想マシンを作成、そのサーバ経由で仮 想マシンを移行する。エージェントレス。増分反映。 エージェントをインストールし、リアルタイムでデータを 移行。ダウンタイムなし。物理サーバ、AWS外のクラウ ドのサーバにも対応。インターネット/専用線/VPN経由 で移行ができる。 ※専用コンソールで操作 OVFでエクスポートをしてAWSへインポート。エクスポ ート時の情報が最新。 お す す め 順 ・ 導 入 し や す さ

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18 CloudEndure MigrationとMGNの違い

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19 CloudEndureとMGNの違い コンソール画面が異なる CloudEndure Migration AWS Application Migration Service (MGN) https://console.cloudendure.com/ ※CloudEndure専用アカウントの作成が必要 https://console.aws.amazon.com/mgn/home ※AWSマネジメントコンソールから操作が可能

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20 CloudEndureとMGNの違い サポートOSが異なる • 32bit OS / Windows Server2003 / Windows クライアント OSはCloudEnudreを選択する必要がある。MGNはこれらをサポ ートしていない * 古めのOSだと注意が必要 • CloudendureのサポートOS情報 https://docs.cloudendure.com/Content/Getting_Started_with_CloudEndure/Supported_O perating_Systems/Supported_Operating_Systems.htm • MGNのサポートOS情報 https://docs.aws.amazon.com/mgn/latest/ug/Supported-Operating-Systems.html

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21 CloudEndureとMGNの違い ライセンス切れの際の動きが違う • CloudEndureは90日のライセンス期限が切れると自動的にレプリ ケーションが止まる。 • MGNは90日のライセンスが期限が切れてもレプリケーションは止 まらずに課金が発生する。 https://aws.amazon.com/jp/application-migration-service/pricing/

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22 CloudEndureとMGNの違い MGNでは一部のAWSリージョンが使用できない • 使いたいリージョンがサポートされていない場合はCloudEndure を選択する。 * 東京リージョンと大阪リージョンはサポートされている。 * リージョン情報はこちらでチェック→https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/

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23 CloudEndureとMGNの違い HTTPS(443)のアウトバウンドの通信先が異なる • サービスを利用するための通信先が異なる • 移行元とAWS側のレプリケーションサーバ両方から通信できない とダメ • CloudEndure → https://console.cloudendure.com • MGN → https://mgn..amazonaws.com * Regionは利用リージョンに合わせる

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続き・・・ 移行元・レプリケーションサーバから通信ができないといけない。 MGNはAWS内のサービス →つまり、専用線またはVPNを用いていれば AWS側はプライベートサブネットで閉じることができる😎 24 CloudEndureとMGNの違い https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/mgn/latest/ug/Network-Settings-Video.html https://docs.cloudendure.com/Content/Preparing_Your_Environments/Network_ Requirements/Network_Requirements.htm

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続き・・・ 移行元・レプリケーションサーバから通信ができないといけない。 MGNはAWS内のサービス →つまり、専用線またはVPNを用いていれば AWS側はプライベートサブネットで閉じることができる😎 25 CloudEndureとMGNの違い https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/mgn/latest/ug/Network-Settings-Video.html https://docs.cloudendure.com/Content/Preparing_Your_Environments/Network_ Requirements/Network_Requirements.htm

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続き・・・ 移行元・レプリケーションサーバから通信ができないといけない。 MGNはAWS内のサービス →つまり、専用線またはVPNを用いていれば AWS側はプライベートサブネットで閉じることができる😎 26 CloudEndureとMGNの違い https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/mgn/latest/ug/Network-Settings-Video.html https://docs.cloudendure.com/Content/Preparing_Your_Environments/Network_ Requirements/Network_Requirements.htm

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27 余談: なぜ同じようなサービスが2つあるのか

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28 余談:CloudEndureとMGNの歴史的背景 https://twitter.com/CloudEndure/status/1083258144283942912 Cloudendureはもともと AWS外の会社だった • 2019年の年明けにAWS がCloudEndureを買収 • それから約半年後に90 日間、無料で使えるとい う発表 • さらに約1年後、MGNが 登場

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29 余談:CloudEndureとMGNの歴史的背景 https://twitter.com/CloudEndure/status/1083258144283942912 Cloudendureはもともと AWS外の会社だった • 2019年の年明けにAWS がCloudEndureを買収 • それから約半年後に90 日間、無料で使えるとい う発表 • さらに約1年後、MGNが 登場

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30 余談:CloudEndureとMGNの歴史的背景 https://twitter.com/CloudEndure/status/1083258144283942912 Cloudendureはもともと AWS外の会社だった • 2019年の年明けにAWS がCloudEndureを買収 • それから約半年後に90 日間、無料で使えるとい う発表 • さらに約1年後、MGNが 登場

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31 まずはMGNを使ってダメなら CloudEndureを使う

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32 MGNの使い方

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33 説明用ざっくりアーキテクチャ

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35 事前に準備しておくもの

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36 VPC レプリケーション用とターゲット用の2つのVPCを用意する * レプリケーション用は必要に応じてインターネットゲートウェイのアタッチを

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37 セキュリティグループ レプリケーションサーバ用(TCP:1500のインバウンド) と ターゲットインスタンス用(使用用途に合わせて) を用意する

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38 IAMユーザ アクセスキー/シークレットキーが必要なためプログラム実行 用のIAMユーザを用意する 権限は「AWSApplicationMigrationAgentPolicy」

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39 MGNの初期設定

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40 Replication Settings まずはレプリケーション環境の設定を行う。 * はじめてコンソールにログインするとこの設定を求められます。

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41 Replication Settings まずはレプリケーション環境の設定を行う。 * はじめてコンソールにログインするとこの設定を求められます。

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42 Replication Settings まずはレプリケーション環境の設定を行う。 * はじめてコンソールにログインするとこの設定を求められます。 起動サブネット インスタンスタイプ ボリュームタイプ ボリュームの暗号化 セキュリティグループ PrivateIPを使用するか 帯域幅の指定(1Mbps単位) タグ付け

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43 ローカル環境のサーバに エージェントをインストールする

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44 エージェントのインストールコマンド Linuxの場合 ◆インストーラーをダウンロード wget -O ./aws-replication-installer-init.py https://aws-application-migration- service-.s3.amazonaws.com/latest/linux/aws-replication-installer-init.py ◆実行 sudo python3 ./aws-replication-installer-init.py --region --aws-access- key-id --aws-secret-access-key 参考 : https://docs.aws.amazon.com/mgn/latest/ug/linux-agent.html

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45 エージェントのインストールコマンド Windowsの場合 ◆インストーラーをダウンロード https://aws-application-migration-service- .s3.amazonaws.com/latest/windows/AwsReplicationWindowsInstaller.exe ◆実行(管理者で実行) AwsReplicationWindowsInstaller.exe --region --aws-access-key-id --aws-secret-access-key 参考 : https://docs.aws.amazon.com/mgn/latest/ug/windows-agent.html

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46 実行時に聞かれること どのディスクを対象にするかを聞かれる そのままEnterで全てが対象になる

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47 自動的にレプリケーションを開始させたくない デフォルトだとインストールと同時にレプリケーションが開始 される。 させたくない場合は --no-prompt オプションを付ける 参考 : https://docs.aws.amazon.com/mgn/latest/ug/windows-agent.html

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48 MGNの画面を確認

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49 エージェントインストール後 エージェントをインストールしたサーバの情報が表示される

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50 エージェントインストール後 レプリケーションの進捗情報を確認できたり (Migration dashboard)

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51 エージェントインストール後 サーバの情報が確認できたりする(Server info)

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52 レプリケーションサーバも起動している レプリケーションサーバも見えます

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53 レプリケーションが完了すると・・・ Ready for testing状態になっていることを確認する

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54 ラグがないことも確認しておく ラグがなく同期できていることも確認する

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55 これで初期同期が完了 継続的なレプリケーションが 維持されている状態

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56 起動情報を確認する

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57 起動情報を確認する EC2の起動情報を確認する(Launch settings)

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58 起動情報を確認する インスタンスタイプが古かったり ボリュームタイプがio1だったりすることがあるので 出来る限り確認して変更したほうが良い

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59 起動情報を変更したい場合 作成されているEC2の起動テンプレートを変更する

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60 テストモードで起動する

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61 テストモードで起動する テストモードで起動する

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62 テストモードで起動する Conversionサーバというデータ移行用サーバが一時的に作成 される(作業が終わり次第削除される)

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63 テストモードで起動する First boot : Succeededを確認 実際にサーバにアクセスしてアプリのテスト等行ってみる

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64 テストモードで起動する テストOKであればReady for cutoverのマークを付ける

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65 テストモードで起動する テストに問題がある場合は再度テストモードを実行する 再実行した際は既にあるテストモードのインスタンスは削除さ れて新しいインスタンスが作成される

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66 カットオーバーでサーバを移行する

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67 カットオーバーでサーバを移行する 本番移行日を迎え、いよいよサーバを移行するタイミング とはいえ、レプリケーションが止まるだけで元のサーバが削除 されるという訳ではない

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68 カットオーバーでサーバを移行する Ready for cutoverであることを確認

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69 カットオーバーでサーバを移行する Cutoverモードで起動する テストモードインスタンスが削除され、新しいインスタンスが作成される

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70 カットオーバーでサーバを移行する 起動後のテストが問題なければFinalize cutoverを実施

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71 カットオーバーでサーバを移行する これでサーバ移行が完了 レプリケーションサーバも削除される

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72 実際の移行からの学んだこと 気を付けるべき点

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73 学んだこと、気を付けるべき点 • エージェントインストール要件の確認 • OSはサポートされているか、必要なソフトウェアは揃っているか • 適切なドライバの用意、設定を行う必要がある • 移行ネットワークの確認 • 帯域確保、オンプレミス環境に動作影響を与えないか • ライセンスの有無 • Windows / SQL Server / RHELの場合は特に注意 • テストモード時のAWS利用費を気にする • レプリケーションのEBS代 / テストモードのインスタンス代、EBS代が常 に発生するため、計画的に利用する

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74 移行時に詰まったポイント • テストモードで起動はできたもののステータスチェックに 失敗し接続ができない • EC2 RescueでOSログを調査→ドライバーインストール失敗を 確認→ネットワーク機能が正常に動いていなかった。 • 根本原因はWindowsの修正パッチ適用不足 • Windows Updateは行った上で移行を実施する

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75 ここからが本当のスタートライン

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76 クラウドの最適化 • Rehostはクラウド最適化における第一歩でしかない • この土台を生かしてクラウドをガンガン活用していく

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77 まとめ

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78 まとめ • クラウド化の第一歩としてオススメなサービス 「AWS Application Migration Service」 • まずは試す。ダメなら他の方法を考える。

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