Slide 1

Slide 1 text

最高に楽しいモブ曜日を 送るために実践していること July7, 2019 | #エンジニア銭湯 元SIerのSEがモブプロで遊んでみたんだが楽しくて(ry 脱脂綿 ( @anchor_cable )

Slide 2

Slide 2 text

#エンジニア銭湯 2 About Me 脱脂綿 ( @anchor_cable ) ● 株式会社ゆめみ ○ サーバーサイドエンジニア ○ 7月1日入社 ● 前職はオペレーターメイン 気分は #駆け出しエンジニア ● コード書くの好き ● 和モノ全般好き ○ もちろん銭湯も好き

Slide 3

Slide 3 text

3 アジェンダ #エンジニア銭湯 モブ曜日が上手く回るまで Giverであろう モブ曜日とは 1 2 3

Slide 4

Slide 4 text

4 予めですが #エンジニア銭湯 これはチームの話でなく、 個人の意識の話です

Slide 5

Slide 5 text

モブ曜日とは 1

Slide 6

Slide 6 text

6 モブ曜日とは 「週に1回、モブワークしようぜ」 毎週木曜日、都内某所にある「錬金術ラボ」にて行われる怪しい遊び IT企業に属する年齢も業界歴も普段書いている言語も全てバラバラの面々深夜に集まり、 「わーい」と手を上にあげて歓声を上げたり拍手したりしている光景が目撃されている 開始時点では何をやるのかも決まっていなかった 個人開発であれ仕事の一部であれ、ラボに持ってきて皆でやろうぜ、という場だった 集う理由は人それぞれ、言語化すると「楽しいから」 #エンジニア銭湯

Slide 7

Slide 7 text

7 モブ曜日やったこと プログラミング以外にも色々 ● 皆で使うラボの情報共有アプリを作る(設計、実装) ● 脱脂綿の個人開発アプリ(設計、Docker環境構築) ● CyberDojoを使ったTDDでお題を解く会(LifeGameやマインスイーパなど) ● メンバーが最近知ったアルゴリズムパターンについて共有 ● etc... #エンジニア銭湯

Slide 8

Slide 8 text

モブ曜日が上手く回るまで 2

Slide 9

Slide 9 text

9 そもそも最初は上手くいかなかった ラボアプリのモブプロ、進捗悪し なぜモブでやるのか? という目的意識の共有不足 メイン参加者3人中2人の技術スタックが噛み合わず (React+TypeScriptで作っていたが、普段から使っていたのは1人だけ) 新しい試みを3つ同時並行してしまった (モブ+React+ラボアプリ) #エンジニア銭湯

Slide 10

Slide 10 text

10 居たたまれない時もあった Docker開発環境構築、私だけ何も知らない事件 そもそも私が個人開発のためDocker入れたいと言ったのが切欠 蓋を開けたら私と他メンバーの間で知識量が違いすぎた 結果:私1人のためのハンズオン、他4人は完全に講師役 言えなかったけど優しさが痛かった 居たたまれなかった #エンジニア銭湯

Slide 11

Slide 11 text

11 思った #エンジニア銭湯 「私、先輩がたから教わるばかり」 「先輩がモブをやるメリットは?」

Slide 12

Slide 12 text

12 火がついた #エンジニア銭湯 「私もGiveするぞ」

Slide 13

Slide 13 text

13 ビギナーがモブにもたらすものは? 前提:ビギナーでもやれることはある モブワークはみんなのもの 学びが目的であっても、一方的に供されるのではなく互いに学び合うべき 分からない事を分からないと言える空気は既にあった(ありがたいこと) ビギナーだからといって軽んじられる事は一切無かった #エンジニア銭湯

Slide 14

Slide 14 text

14 ビギナーが決意したこと とにかく手持ちのもの全部出そう 分からなかったら全部聞こう 「こうじゃない?」と思ったら間違いを恐れず意見しよう 実装パターンとか、命名規則とか 技術的にも知ってる事は共有していこう それまでもやってたけど、より積極的に! #エンジニア銭湯

Slide 15

Slide 15 text

15 やれてきた 提案した 「TDDやってみません?」 TDDyyイベントに参加していて、チョット知識がある分野 モブに対して出来ることが増えた ● CyberDojoでTDDを簡単に環境作ってやれることを共有 ● TDDの進め方についてレクチャー(ついプロダクションコード先行しそうなのを止めたり) ● 出題内容を読み解いて解説 コードの書き方については相変わらず教わりつつも、自分の持ち物から皆へ学びを提供できた #エンジニア銭湯

Slide 16

Slide 16 text

Giverであろう 3

Slide 17

Slide 17 text

17 モブに何を求めるのか なぜ人は集うのか ● 先輩から学びを得たい ● 見張られたい(1人だとサボるから) ● チームビルディングの経験をしたい ● etc... 同じモブ曜日に集うメンバーでも、目的は違う これらの目的を満たすのに、1人のスーパーエンジニアでは足りない #エンジニア銭湯

Slide 18

Slide 18 text

18 全員が手持ちの持ち物をGiveし合う これまでGiveされてきたもの ● 言語に対する知識 ● 知らなかったエディタのショートカットキー ● 課題について何から書き始めるか ● テスト駆動開発の進め方 ● 意図通りのコードが書けた時の「わーい」 ● 参加後のふりかえり 全員持ち物を共有することによって、 満足度の高いモブワークになってきた #エンジニア銭湯

Slide 19

Slide 19 text

19 ビギナーでも恐れずGiveしよう バックグラウンドが違うだけでGiveできるものがきっとある 業務系SIer「バリデーション掛けるでしょ普通」 Web系「最新のライブラリ入れるとめっちゃ捗るやぞ」 ビギナー「この分野は素人なのですが...」 他メンバー「その発想は無かった!!!」 自分にとって当たり前のものでも、 バックグラウンドが違うメンバーにとっては当たり前じゃない ex)職場の先輩に教わったショートカット、メンバーは知らないかも ex)他のメンバーが参加してない勉強会で学んだ事、共有してみる #エンジニア銭湯

Slide 20

Slide 20 text

20 おかげさまで最近は #エンジニア銭湯 モブ曜日、 楽しくて仕方がない!!!

Slide 21

Slide 21 text

21 まとめ #エンジニア銭湯 ● 本人にとって当たり前でも、モブにとっては違う ● Giverであろう ● ビギナーでも、モブに提供できるものはある

Slide 22

Slide 22 text

ご清聴ありがとうございました