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WITH コロナ時代をしぶとく生き抜く 社会不適格者クリエイターの逆襲! ダメなオレの人生が変わった! ツール&TIPS編 株式会社カエルパンダ 奥田 覚 @KAKUBOMB 2020/08/13

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自己紹介 奥田 覚 夫婦でやってるゲーム会社 株式会社カエルパンダ取締役 (奥さんが社長) 中堅ゲーム開発会社に 14年ほど勤めた後、独立 ゲームデザイナー 少しグラフィックデザイン 少しプログラマー (サウンド以外は大体やってる)

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近年作ったもの ©林田球・小学館/ドロヘドロ製作委員会 ©2019 フェアリーゴーン製作委員会/FFS ©G-MODE/BLUE PRINT Inc./KaeruPanda Inc.

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⇒コロナ以前からリモート的な体制なため、 コロナ禍で特に仕事の体制そのものにはほぼ影響なし (ただし、今後仕事を今までと同じように取れるか心配ではある・・・) 自宅から徒歩10分くらいの場所に オフィスを構える (通勤?なにそれ?) 2人でやってる会社なので、 元々大抵のプロジェクトは 外部のクリエイターさんと連携した ほぼリモート的な体制 ※基本的に出向はしない! ウチの会社について

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ちなみに奥田ですが かなり社会不適格者ですw ■ ちゃんと検査したこと無いけど、いわゆるADHDの気質あり ⇒段取りとか片付けとか、前もってキッチリ終わらせるとか苦手 ホウ・レン・ソウ苦手 コツコツとか無理(ツールとかすぐ飽きる) ■ 会社員時代は いちおうマネージャー的なこともやってましたが かなりの部分チームのメンバーにマネージメントしてもらったりもしました(笑) ※こんな自分でもプロパー社員だったのと 成果主義な面もあったのでわりと許されていました

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今回の話題 ■ 社会不適格者な奥田ですが(普通の会社員に戻りたくないw) 独立以来4年、リモートスタイルで色んな失敗を繰り返し、 なんとなくスタイルが見つけつつあった中でのこのコロナ禍。 ■ 新しいツールに触っては飽きを繰り返してきましたが ダメな自分でも使いこなせ 劇的に生産性向上に寄与したツール類とちょっとした使い方を紹介します (今回はほとんどXDの話で終わっちゃうと思います)

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AdobeXD AdobeCC経由で使用 プレビュー版だった2016年から使ってます ■ AdobeのUI/UXプロトタイピングツール ■ 「思考の速度でデザインする」がコンセプト – 操作が直感的でめちゃくちゃ軽い (操作はパワポに近い) ■ デザインしてすぐ動く状態にできる – スマホ上ですぐに動作確認できたりする – WEBブラウザで動作するプロトタイプを共有可能 ■ Pngやpdf形式で素材の出力可能 ■ 毎月更新(毎月何かしら機能が追加される) – 近年ゲーム開発者向けの機能も充実 – 共同作業系の機能も少しずつ充実 ■ AdobeCCの無料プランでも使用可能 ※ただし最近色々制限つくようになったはず・・・

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長所 ■ 操作が直感的で生産性激高 – 30~60分ほどチュートリアルやれば 基本機能はほぼ理解可能 ■ スマホアプリ等のUIの検証の時間激減 以前: 仕様⇒デザイン⇒実装⇒確認(2~3日) XD: 仕様xデザインx実装⇒確認(1時間) ■ グラフィックを作りながら そのままドキュメント資料にできたり (動作する仕様書にもなる) 下手するとXDだけでパワポいらず プロジェクトを巨大なメモ帳として使ってみたり。 短所 ■ 更新が早いので常に触れてないと 以前の知識がすぐに古くなる ■ たまに劇的に仕様が変わって 気に入ってた機能がなくなったり (コピペの仕様が変わった時は全俺が泣いた) ■ 同一プロジェクトを 多人数で編集する機能は発展途上 ■ 本格的な素材への落とし込みは PhotoshopやIllustratorを使わないと厳しい (特殊な効果を使わなければXDだけでも結構イケる) AdobeXD AdobeCC経由で使用 プレビュー版だった2016年から使ってます

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おまけ 意外に知らないWindowsの標準の 便利ショートカットキー ■ 【部分キャプチャ】 「Windowsキー」+ 「Shift」 + 「S」 <Macの場合>Command + Shift + 4 【履歴ペースト】 「Windowsキー」+ 「V」 【画面の部分キャプチャ】 【履歴ペースト】

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ダメ人間なオレの人生が変わった! グッズ ■ スマホ経由でBluetoothで接続したタグから音が鳴る ■ タグのボタンをダブルクリックするとスマホ側が鳴る ■ 出かける前「あれがない!!」と慌てることが激減 ■ 接触者アプリでBluetooth接続しっぱなしになったのを機に導入したけど もっと前から導入しとけばよかった

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Unity Collaborate (& Unity CloudBuild) • 公式のバージョン管理機能(「Unity Teams」の一部) – サブバージョンのシングルツリー版的な感じ – Unityエディタから直接コミットできる – 過去バージョンに復元も可能 – プロジェクトビュー上に更新ファイルが見える ■ CloudBuildと組み合わせるとコミットしたものから 複数バイナリ(iOSとAndroidとか)生成させたりも可能 ■ Teamsは3人くらいまで無料だったはず (嘘だったらすみません)

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長所 ■ 公式の機能らしく動作けっこう安定 ■ Unity固有のファイルを的確に管理してく れるため、Git等で管理してる時のような 一部コミット忘れ的なトラブル少ない ■ 1~3人くらいのプロジェクトに最適 (人数多くなると料金高かった気が) ⇒一人プロジェクトでは必ず使ってます 短所 ■ ブランチを分けられない ■ 多人数や大型プロジェクトには向いてない ⇒ただし次期バージョンはGitになるそう Unity Collaborate (& Unity CloudBuild) 現在そこそこ大きめのプロジェクトにて 頻繁にプロジェクトファイルを弄るメンバー間(メインプログラマーと奥田)で Gitと並列する形でUnityCollaboで繋がってますが、 Unity由来の更新のトラブル少なくてけっこういい感じだったりします。 (普段の更新をCollabo上で、定期的にGitへもPUSH)

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結び ■ 使い慣れたツールでも 特にクラウド型に移行しているものは 機能更新のベクトルが生産性を上げる方に向いていがちなので 最新版や更新内容にはアンテナ張っておいた方が良いと思います! – AdobeCCもPhotoshop/Illustratorだけのためとか結構勿体ないし アセット出力とかデータ出力系の機能がこの10年でパワーアップしている (意外に使ってない人多い) – AdobeXDはマジで熱いです – MSOffice系は共同作業が弱いと思って 多人数で編集するものはGoogleスプレッドシート等を使ってたけど 最近Officeの共同編集機能の進化が著しい – ちなみにこのスライドもOffice365の 「デザイナー機能」を使って自動レイアウト活用して作りましたww

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ご清聴ありがとうございました ■ Withコロナ時代に オレはもっと輝きますww ■ みなさんもがんばって!