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Web3とMUFGのデジタルアセット事業 齊藤達哉 プロダクトマネージャー 三菱UFJ信託銀行株式会社 デジタル企画部 デジタルアセット事業室 概要説明資料(SC中心編)

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #1 #1 What is Progmat 目次 #2 日本のデジタルアセット市場 ♯前提 ♯国内規制 © Progmat, Inc. #3 RWAトークン/SCの勘所 ♯トークンの勘所 ♯各種マネーの特性 ♯日本法上の「SC」=「電子決済手段」 ♯類型比較 ♯「信託型SC」のスキーム概要 ♯「海外SC」の取扱 ♯Why SC? #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 ♯市場概観 ♯各プロジェクト比較 ♯SCプロジェクト俯瞰 #5 取組概況/実績 ♯アプローチ ♯ユースケース俯瞰 ♯貿易決済/海外送金 ♯デジタルカーボンクレジット決済 ♯エンタメ経済圏×SC ♯金融機関の参入促進 ♯Project Pax #6 今後の展望 ♯“確実に来る未来” ♯証券市場の“近未来” ♯決済市場の“近未来” ♯規制緩和の方向性

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #1 What is Progmat © Progmat, Inc. #2

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only © Progmat, Inc. #3 #プロダクト|プログラマブルなネットワークで社会を繋ぎ、あらゆる価値をデジタル化する SC あらゆる価値をデジタル化 権利/資金の流れをプログラマブルに ST SC UT セキュリティトークン ユーティリティトークン ステーブルコイン SC ST UT 社会をネットワークで繋ぐ ボーダーレス/24・365/P2P #1 What is Progmat

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #4 #プロダクト|「マルチアセット」×「マルチチェーン/クロスチェーン」×「マルチウォレット」=高拡張性 © Progmat, Inc. 独自チェーン other chains Asset Node Custodian Node Progmat Coin (SaaS) (SaaS) (SaaS) 3rd Party Wallet 顧客向け 信託銀行等 【ST用プラットフォーム】 【SC用プラットフォーム】 【ST用プラットフォーム】 【SC用プラットフォーム】 既存 金商業者等 信託銀行等 電取業者等 API 信託銀行等 金商業者等 クロスチェーン クロスチェーン (クロスチェーン) (スコープ外) (自社推進チェーンのみ) STのマルチチェーン展開も容易 (ニーズがあれば) Sys UI 既存 API Sys UI 既存 API Sys UI 既存 API Sys UI 既存 API Sys UI 既存 API Sys UI 【他プラットフォーム】 ソフトウェア 顧客向け ソフトウェア #1 What is Progmat

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #5 © Progmat, Inc. #目指す方向と実績|「トークン化対象」多様化に向け、インフラの進化/浸透と案件開発を着実に実行中 保有可能なアセットの多様化 プラットフォームの拡張 市場・決済機能の拡張 不動産 航空機・船舶 インフラ・設備 電車・自動車 ロケット・人工衛星 コンテンツ 嗜好品 金銭債権 社債 デジタル完結の 権利移転基盤 (特許登録) ユーティリティトークン API&DLT 証券会社を介した 随時売買・換金 デジタル証券PTS 連携 ステーブルコイン 連携 DEX/P2P(直接取引) 「利用」との融合 照合不要化 決済リスク減 流動性向上 可能性拡大 (障壁減,投資家層拡大) 構築支援,スマコン共創 未上場株式 オープン化 連携(ファンマーケ) 執行自動化 新たな取引機会 …実現済み …進行中/公表済み /ファンド持分 #1 What is Progmat

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only © Progmat, Inc. #6 #設立趣旨|「インフラ層」を共創/標準化し、市場参加者の圧倒的利便性向上を実現する インフラ層 Ⅰ サービス層 Ⅱ 株式会社Progmat…「Core Developer」兼「コンソーシアム(DCC)事務局」 ST UT Coin DCC事務局 信託銀行 A 信託銀行 B 信託銀行 C 銀行 D 銀行 E 証券 F 証券 G エクスチェンジ H コア機能提供 利用料 & 各発行体 役務 対価 Service Developers 株主企業群=アライアンスパートナー 出資 利益還元 スピンアウト (独立化) DCC会員 による 分権運営 インフラ としての 中立的 資本構成 (競争領域) (共創領域) #1 What is Progmat

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only © Progmat, Inc. #7 #株主構成|中立性/独立性を確保し、日本を代表する企業の知見とネットワークを結集 #1 What is Progmat 連結子会社 【持株比率】 49% 非該当ライン MUTB上限 次回ラウンドにおける 第三者割当余地 ※グローバルテック企業、 証券会社/AM…etc 発行市場を牽引し 規格標準化を図る 流通市場を牽引し 決済インフラとの 連携を円滑化する 金融インフラや 先端技術に関する ノウハウを提供する 13.5% 5.0% 5.0% 5.0% 7.5% 7.5% 7.5%

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only © Progmat, Inc. #8 #株主構成|デジタルアセット市場の成長に合わせて、組織自体のオープン化(“公共財“化)を進めていく 【事業創成期】 T V 【市場形成期】 【市場拡大期】 【市場成熟期】 ニッチトップ ルール形成牽引 ST/UT/SC基盤固め 業界横断の標準化 マーケティング 自動化範囲の拡大 ”公共財”化 ”規模の経済”還元 三菱UFJ信託銀行での ソフトウェア会社化 アライアンスパートナー 上場 インキュベーション & 独立会社化 拡大(予定) 【独立会社設立】 #1 What is Progmat

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only © Progmat, Inc. #9 #取締役構成|「信頼」と「革新」を両立する組織として、必要なスキル/経験を満たす経営メンバーで運営 #1 What is Progmat 代表取締役 Founder and CEO 取締役 CFO and CRO 代表取締役 取締役 取締役 取締役 取締役 Progmat創設者 MUFG出身 監査役 連続起業家 メガベンチャーCFO経験者 齊藤 達哉 窪田 博 田中 利宏 吉本 幸司 石山 進 福島 良典 LayerX 代表取締役CEO アンダーソン・毛利・友常法律事務所 河合 健 パートナー弁護士 4大監査法人パートナー経験者 吉岡 伸

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #10 #コンソーシアム|多数の組織が参加する、業界横断で価値を生み出す枠組み 最新ナレッジ 共有 プロダクト 共創 デジタルアセット共創コンソーシアム 共同検討 ・提言 (DCC) 【目的】 デジタルアセット全般を対象とした、 業界横断での新たなエコシステムの共創 【運営概要】 ②業界横断的/新規性の高いテーマを対象に、 ワーキング・グループ(WG)を組成し、任意参加 ③秘密情報の共有範囲を限定し、 会員同士で柔軟に個別プロジェクトを実施 ④プロダクトに係る分権的運営 ①複数関係者間を跨ったWGや個別プロジェクトを 柔軟に進めるため、”包括的な秘密保持契約” として機能(共有範囲を調整し、都度個別の NDA締結を不要化) 【ポイント】 ①入会金/参加費無償 ②入会申込書(Word/押印不要)の電子送付 (事務局で締結手続完了後、会員サイト案内) ③社名非開示のオプション選択可能 © Progmat, Inc. #1 What is Progmat

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #11 #コンソーシアム|エコシステムの意見をDCCで集約、「Core Dev」がコア機能を開発/提供する BC基盤 Core Dev /API User Progmatに係る意思決定機関 開発・運用保守 協議・意思決定 (会員規定、開発方針等) 事務局サポート 開発依頼 参加 ライセンス契約 役割 ・BC基盤の提供 ・Progmat NW内の全Nodeの ・DCC会員規定や開発方針等の ・Nodeを保有しProgmat API利用 連携 etc. Service Dev 機能提供 *1 Core Devは(株)Progmatだけでなく、複数の企業が担える想定 *1 ・動作責任、障害時一時窓口 ・重要事項の意思決定 ・上でビジネスを構築 ・機能要件の調整、Progmatへの ・[API User]Service ・DevとAPI利用計画結び ・開発依頼 ・ビジネスを構築 ・開発推進、及びService Devへの ・ライセンス提供 © Progmat, Inc. #1 What is Progmat

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #12 © Progmat, Inc. #1 What is Progmat #コンソーシアム|商品化検討中の事業者から、ノウハウを有する業者/専門家等で構成されている 279組織 デジタルアセット共創 コンソーシアム 45% 15% 9% 6% 17% 4% 4% 【発行体/運用者】 125組織 【金融機関/決済業者】 43組織 【取引所/証券会社】 24組織 【暗号資産交換業者】 17組織 【技術協力/コンサル】 47組織 【法律事務所/監査法人等】 12組織 【他業界団体等】 11組織

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #13 © Progmat, Inc. #1 What is Progmat #「Progmat ST」実績|証券会社の“色”や“特定の募集形態”の縛りなく、最も万遍なく利用されている 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 Progmat BOOSTRY Securitize ADDX HashDasH (単位)案件 野村證券 大和証券 SBI証券 東海東京証券 SMBC日興証券 みずほ証券 岡三証券 (出典)公開情報(公募案件のみ)を基にProgmat作成 ※1案件で複数の証券会社が協業している場合、各証券にそれぞれ+1件(ダブルカウント) 6 3 MDM HashDasH 他(自己募集等) 楽天証券 7 8 2 6 4 8 2 2 2 フィリップ証券

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #14 © Progmat, Inc. #1 What is Progmat Coin パーミッションド BC パーミッションレス BC 各電子決済手段スキームの必要機能を持つ、SC発行・管理用共通基盤 信託 (¥) 信託 ($) 信託 N 信託 (¥) … … 国内 企業 海外 企業 企業 N … 銀行 A 銀行 B 証券 N … SC ① SC ② SC (N) SC ③ SC ③ SC ③ … … TD ④ SC ⑤ SC (N) … 信託銀行(受託者) 信託銀行(受託者) 銀行,資金移動業者 【委託者】 (発行希望者) 【発行体】 (器) 【SC銘柄】 【基盤】 (BC+RDB) 【BC】 Progmat, Inc. (アライアンスパートナー) 【Core Developer】 #SCプラットフォーム|「SC発行用SaaS」として、信託型SC/特定発行体に限らず利用可能なインフラ

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #2 日本のデジタルアセット市場 © Progmat, Inc. #15

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #16 #前提|日本は「成文法主義」 © Progmat, Inc. #2 日本のデジタルアセット市場 成文法主義 ‐大陸法‐ 判例法主義 ‐英米法‐ 「Try & Error」 トライしにくい (“グレーゾーン”は、No Go) トライしやすい (“グレーゾーン”は、Go) 「予見可能性」 予見はしやすい (良くも悪くも硬直的) 予見しにくい (解釈の余地が大きく、リスクも)

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #17 #前提|日本が“相対的に有利”になっている今が千載一遇のチャンス © Progmat, Inc. #2 日本のデジタルアセット市場 ポジティブな世論/政治情勢 ネガティブな世論/政治情勢 主義 判例法 主義 成文法 ~2022年冬 2022年冬~ マイナスに作用し、 「解釈の柔軟性」が 「予見可能性」リスク大

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #18 #国内規制|日本では、各デジタルアセットの性質に応じて、既存の近しい概念にあてはめて規制を設計 © Progmat, Inc. 決済手段として利用される 保有すると利益分配を受ける 特定の権利行使や役務の受領、 又は希少価値自体に意義がある 「デジタルアセット」 分散型台帳上で 電子的に移転可能な 財産的価値 暗号資産 (Crypto Asset,CA) ステーブルコイン (Stable Coin,SC) 電子決済手段 既存の通貨等 既存の優待券/会員証 既存のデジタルコンテンツ 証券規制が適用される 既存の有価証券 電子記録移転 セキュリティトークン (Security Token,ST) ユーティリティトークン (Utility Token,UT) 有価証券表示権利等 分割/代替不可 機能型以外の NFT ↑銀行法,資金決済法領域 ↑金融商品取引法領域 #2 日本のデジタルアセット市場

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #19 #国内規制|主なデジタルアセット関連法整備が一巡(後は民間セクターのやる気と創意工夫次第) © Progmat, Inc. #2 日本のデジタルアセット市場 2024 2023 2022 2021 2020 2019 2018 2017 Crypto Asset Security Token Stable Coin 法施行(仮想通貨) 流出事故 法改正(暗号資産) 法施行(暗号資産) 「NFT」解釈明確化 法改正(電有等) 法施行(電有等) ICO詐欺等 1号業者の取扱開始 法改正(電子決済手段) 法施行(電子決済手段) 1号業者の業務開始 日本法上の定義曖昧

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #3 RWAトークン/SCの勘所 © Progmat, Inc. #20

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #21 #トークンの勘所|暗号資産は、 価値の源泉自体がデジタル上で完結(トークンデータの「唯一性」が寄与) © Progmat, Inc. #3 RWAトークン/SCの勘所 Real World (実在世界) Digital World (デジタル世界) Token Data Token (デジタル資産) Token Data 柔軟性 唯一性 アドレスA アドレスB 価値の源泉 譲渡要件(?) 対抗要件(?)

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #22 #トークンの勘所|RWAトークン(含むSC)は、価値の源泉である実在世界側との結節点が重要 © Progmat, Inc. #3 RWAトークン/SCの勘所 Real World (実在世界) Digital World (デジタル世界) RWA (実在資産) Token Data Token (デジタル資産) Token Data 柔軟性 唯一性 権利者A 権利者B アドレスA アドレスB 譲渡要件具備 対抗要件具備 スキーム開発 実務定着 価値の源泉 価値の表象

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #23 #トークンの勘所|RWAトークンは、パブリックBC上で発行しつつ、AML/CFTリスク統制も可能 © Progmat, Inc. 発行体権限 【無】 移転先制限【可能】 移転先制限【困難】 AML/CFTリスク 【高】 【低】 トークン= 【価値源泉】 発行体権限 【有】 トークン= 【価値表章】 パーミッションドチェーン パーミッションレスチェーン パーミッションレスチェーン Bitcoin Ethereum Real World Asset(RWA) Tokens (Security Token / Stable Coin etc.) #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #24 #各種マネーの特性|「価値移転の当事者」「価値の移転方法」の軸で異なる特性有り © Progmat, Inc. 直接的 アナログ(物理を伴う) デジタル完結 価 値 移 転 の 当 事 者 価値の移転方法 (w/o 手続) 間接的 (w 手続) ステーブルコイン 現金 銀行送金 (銀行店頭での現金振込等) (Tokenized Deposit含む) #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #25 #各種マネーの特性| 「●Pay」・「SC」の概念比較 © Progmat, Inc. 既存のデジタルマネー(●Pay) ステーブルコイン(SC) パブリックブロックチェーン (パーミッションレスチェーン) 「誰でも」「どこからでも」アクセス SC① SC② ¥1 「価値固定」 「払戻し可」 「相互互換」 $1 Pay① Pay② ¥1 「価値固定」 払戻し不可 互換性無し ¥1 Pay会社① Pay会社② 独自DB 独自DB 囲い込みのため 利用可能範囲限定 #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #26 #各種マネーの特性|「ポイント」「電子マネー」より高い柔軟性、「暗号資産」より安定的な価値 © Progmat, Inc. 暗号資産(CA) ポイント 前払式支払手段 電子決済手段(SC) 1 代表例 Bitcoin 楽天ポイント SUICA、●Pay TBD 2 取得費用 有償 or 無償 無償 有償 有償 (市場価格での購入、 (いわゆる”おまけ”) (同額の法定通貨) (同額の法定通貨) 又は無料配布も有り) 3 価値変動 変動あり 安定 安定 安定 (市場価格で変動) (等価の法定通貨で固定) (等価の法定通貨で固定) (等価の法定通貨で固定) (対法定通貨) 4 換金可能性 可能 払戻しは観念不可 基本的に払戻し不可 可能 (市場価格で売却) (等価の法定通貨で償還、 5 (対不特定者) 不可 基本的に不可 可能 (アドレス情報さえあれば 不特定先に移転可) 可能 (アドレス情報さえあれば 不特定先に移転可) 6 利用可能範囲 限定的 限定的 (加盟店ネットワーク内) (加盟店ネットワーク内) 7 相互互換性 互換性あり (同一チェーン内同規格、 クロスチェーン規格利用) 基本的に不可 (楽天ポイントとPayPay ポイントは直接交換不可) 基本的に不可 (SUICAとPASMO,●Pay は直接交換不可) 互換性あり (同一チェーン内同規格、 クロスチェーン規格利用) 無制限 (アドレス情報さえあれば 不特定先に支払可) 無制限 (アドレス情報さえあれば 不特定先に支払可) *1 *1 払戻金額の総額が発行額の20%以内、又は当該前払式支払手段の利用困難な地域への転居する場合等 *2 *2 Amazonギフト券等、「電子移転可能型前払式支払手段」も近年出現している 又は市場価格で売却) 移転/譲渡可能性 #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #27 © Progmat, Inc. #各種マネーの特性|「海外SC(外国電子決済手段)」の構成要素と特性は以下のとおり #3 RWAトークン/SCの勘所 預金債務 海外銀行 信用創造 … … 支払 債務 預金債権 トークン利用者 KYC トークン発行 (債権発生) 済 匿名先 KYC 不要 KYC 済 トークン移転 (債権消滅 /発生) トークン償還 (債権消滅) トークン化基盤 (マルチチェーン可) 自社 アプリケーション 国内資金移動業同等 の送金上限額有り 海外発行体 運用ファンド 国債等 ファンド 持分 ファンド 持分 直接規制不可であり 破綻リスク等孕む

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #28 © Progmat, Inc. 預金 銀行 債務 信用 創造 … … 信託 信託 受益権 預金 債権 トークン利用者 KYC トークン発行 (受益権発生) 済 匿名先 KYC 不要 KYC 済 トークン移転 (受益権消滅 /発生) トークン償還 (受益権消滅) トークン化基盤 (マルチチェーン可) 勘定系システム (重厚長大) 信託型SC用 業務アプリケーション 勘定系システムに 手を加える必要無し 既存の信用制度 (信用創造)維持 預金を受益権でくるみ、 トークン親和性を向上 #各種マネーの特性|「国産SC(3号電子決済手段)」の構成要素と特性は以下のとおり #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #29 © Progmat, Inc. 預金 銀行 債務 信用 創造 … … トークン利用者 (口座保有) トークン発行 (預金債権発生) KYC済 トークン移転 (預金債権消滅/発生) トークン償還 (預金債権消滅) トークン化基盤 (”非パブリック”型) 勘定系システム (重厚長大) 連携用システム (オーケストレーション) 勘定系システム連携 対応が必須となる 既存の信用制度 (信用創造)維持 預金自体が対象の ため、一定制約有り KYC未済 匿名先 移転不可 (未整理) KYC済 (口座保有) (口座非保有) #各種マネーの特性|「トークン化預金(Tokenized Deposit)」の構成要素と特性は以下のとおり #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #30 © Progmat, Inc. CBDC 中央銀行 勘定? 中銀 資産 … … トークン利用者 トークン発行 (法的建付け?) トークン移転 (法的建付け?) トークン化基盤? (そもそもDLT?) 中銀勘定系システム (重厚長大) 連携用システム (オーケストレーション) 勘定系システム連携 対応必須(費用負担?) 法的建付/基盤等 今後の確定待ち 銀行等 銀行等 トークン償還 (法的建付け?) #各種マネーの特性|「ホールセールCBDC」の構成要素と特性に関する“勝手想定”は以下のとおり #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #31 #日本法上の「SC」=「電子決済手段」|「暗号資産」との相違点 © Progmat, Inc. 1 法定通貨担保型 米ドルや円等の法定通貨を裏付けに発行され、 発行者に対するトークン引渡しと引換えに、等価 の法定通貨の払戻しを受けることができるもの 2 暗号資産/コモディティ担保型 予め定められた暗号資産のロックとの引換え、 又は貴金属等のコモディティを裏付けに発行され、 法定通貨の価値に連動するように設計されたもの 3 無担保型(アルゴリズム型) 需給調整メカニズムにより、トークン供給量を調整 することで、法定通貨等の価値の連動性を維持 しようとするもの 広義の”通称ステーブルコイン”分類 【通貨建資産】 該当 法定通貨での 払戻しが約束 されている 非該当 法定通貨での 払戻しが約束 されていない 非該当 法定通貨での 払戻しが約束 されていない 【不特定使用/売買】 該当 パーミッションレスBC 上で発行され、 特に移転制限無し 該当 パーミッションレスBC 上で発行され、 特に移転制限無し 該当 パーミッションレスBC 上で発行され、 特に移転制限無し 【法律上定義】 電子決済手段 本類型がいわゆる 「ステーブルコイン」 となる 暗号資産 暗号資産交換業者が 「ステーブルコイン」と 称することを禁止(*1) 暗号資産 暗号資産交換業者が 「ステーブルコイン」と 称することを禁止(*1) (*1)暗号資産交換業GL Ⅱ-2-1-3-2 (5)禁止行為の内容 ①法第63条の9の3第1号及び第2号に規定する「暗号資産の性質等についてその相手方を誤認させるような表示」 として、例えば以下のものが考えられる…価値の安定が常に確保されていないにも関わらず、ステーブルコインと称してこれを誤認させるような表示 #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #32 #日本法上の「SC」=「電子決済手段」|「トークン化預金」との相違点 © Progmat, Inc. #3 RWAトークン/SCの勘所 1 法定通貨担保型トークン 米ドルや円等の法定通貨を裏付けに発行され、 発行者に対するトークン引渡しと引換えに、等価 の法定通貨の払戻しを受けることができるもの 2 パーミッションドBCで動かすトークン化預金 パーミッションドブロックチェーン(BC)を介して権利の 移転処理を行うように設計された預金紐付トークン (当該BCを使用可能な者は特定されている) 3 KYC済先のみ移転可能なトークン化預金 パーミッションレスBCを介して権利の移転処理を 行うが、移転先はKYC済アドレスに制約している等 の設計がなされている預金紐付トークン デジタルマネー分類 【通貨建資産】 該当 法定通貨での 払戻しが約束 されている 該当 法定通貨での 払戻しが約束 されている 該当 法定通貨での 払戻しが約束 されている 【不特定使用/売買】 該当 パーミッションレスBC 上で発行され、 特に移転制限無し 非該当 パーミッションドBC 上で発行され、 特定者しか使用不可 非該当 KYC済の特定者 相手にしか 権利移転不可 【法律上定義】 電子決済手段 本類型がいわゆる 「ステーブルコイン」 となる 銀行預金 銀行預金

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #33 #日本法上の「SC」=「電子決済手段」|改めて、定義を確認 © Progmat, Inc. 暗号資産(CA) 【1号】 :不特定の者に対して使用・売買可 電子決済手段(SC) SC以外のデジタルマネー 【銀行預金型電子マネー】 :電子的に記録された財産的価値で、 電子情報処理組織を用いて移転可 :通貨又は通貨建資産に該当しない 【2号】 :1号暗号資産と相互交換可 【1号】 :不特定の者に対して使用・売買可 :電子的に記録された通貨建資産で、 電子情報処理組織を用いて移転可 【2号】 :1号電子決済手段と相互交換可 【3号】(特定信託受益権) :金銭信託の受益権 :電子的に記録された財産的価値で、 電子情報処理組織を用いて移転可 :受託者が信託契約により受け入れた 金銭の全額を預貯金により管理等 【4号】 :使用範囲、利用状況等を勘案 【資金移動型電子マネー】 【CA/SC非該当のトークン】 :パーミッションドBC上のデジタルマネー (地域通貨等) :パーミッションレスBC上のデジタル マネーだが、移転先をKYC済アドレス に制限する等の技術的措置がとられ、 且つ、移転の都度発行者の承諾等 の関与が必要となるもの ・銀行業免許 ・銀行業免許(含む信託銀行) ・個別ケース次第 :特定の者に対してのみ使用することが できる伝統的な電子マネー :特定の者に対してのみ使用することが できる伝統的な電子マネー #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #34 #類型比較|銀行預金は「トークン化預金」として設計、SC(電子決済手段)は実質2類型 © Progmat, Inc. #3 RWAトークン/SCの勘所 1 発行希望者の 銀行業免許取得要 ライセンス制約 資金移動業登録要 信託型ステーブルコイン ライセンス不要 (特定信託受益権=3号電子決済手段) 資金移動型ステーブルコイン (1号or2号電子決済手段) ”トークン化預金(Tokenized Deposit)” (電子決済手段としての設計は困難) (信託委託者への業規制無し、 資産管理周りは信託銀行で分担) 2 発行体信用リスク 委託者・受託者倒産リスクから隔離 (裏付資産は全額信託財産として 管理され、法的に倒産隔離) 発行体=銀行倒産リスク (一般預金等のトークン化であれば、 預金保険で1千万円までは保護) 発行体=資金移動業者倒産リスク (利用者預り金と同額以上の資金が 供託され、供託金から還付手続) 3 送金先制約 KYC未済アドレス含めて送金可 (トークン保有者=受益者、 送金=受益権消滅・発生) KYC済アドレス以外送金不可 (トークン保有者=預金債権者であり、 犯収法上、KYC無しで取引不可) 4 送金金額制約 制約なし 制約なし 送金金額100万円/回 5 利用基盤制約 パーミッションレス(パブリック)型BCで なければ不特定性要件満たせずSC 非該当だが、レス型BC利用も制約あり パーミッションレス(パブリック)型BCのみ (パーミッションド型BCでは、不特定性 要件満たせず、SC非該当) 制約なし (特定信託受益権は不特定性要件 無く、いずれのBCも利用可能) 6 その他特徴 発行体=銀行毎に単一銘柄となり、 銘柄乱立状態になりやすい (●Pay乱立と似た煩雑性) 発行体=業者毎に単一銘柄となり、 銘柄乱立状態になりやすい (●Pay乱立と似た煩雑性) 複数委託者で1つの信託を組成し、 連合ブランドで発行できる (銀行連合コイン、エンタメ業界コイン等) *1 *1 パブリックコメントに対する金融庁の考え方「銀行によるパーミッションレス型ブロックチェーンを用いたステーブルコインへの関与については、銀行の業務の健全かつ適切な運営等と両立しない可能性が国際的にも示されている中、 銀行の業務の健全かつ適切な運営等の懸念があるため、銀行による電子決済手段の発行については慎重な検討が必要」とされ、現時点で、信託型を除き、銀行による電子決済手段の発行は想定されていないと考えられる KYC未済アドレス含めて送金可 (トークン保有者=送金資金返還 債権者、送金=債権消滅・発生)

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #35 #「信託型SC」のスキーム概要|契約構成 © Progmat, Inc. #3 RWAトークン/SCの勘所 (複数)SC発行依頼者 信託銀行 委 託 預金 SC (元本受益権) (複数)仲介者 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 元本受益者 委 SC信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 電 電子決済手段等取引業者 電 (複数)銀行 預金債務 信託(受益者等課税信託) 自己信託 or 信託銀行 Coin システム |ステーブルコイン発行・管理システム マルチチェーン(Ethereum等) 預金契約 05 07 ? 匿名 アドレス アンホステッド ウォレット 受 預りSC →受益権 預りSC 返還債務 信託 受益権 信託 SC (元本受益権) 委 託 ライセンス 08 01 06 預りSC信託契約 (自益信託) 02 取引約款 04 取引約款等 ライセンス 不要 預金取引先は 選択/分散可 預りSC無し なら不要 受益者代理人 契約等 ライセンス 契約等 裏付資産を 倒産隔離 金銭信託契約 (自益信託) 第三者 (弁護士等) 受 受 受 受 精算受益者 精算受益権 精算受益権 賠償責任分担等 受 03 に係る契約 カストディアル ウォレット

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #36 © Progmat, Inc. #「信託型SC」のスキーム概要|発行/移転の流れ #3 RWAトークン/SCの勘所   (複数)SC発行依頼者 信託銀行 委 託 (複数)仲介者 委 電 (複数)銀行 信託(受益者等課税信託) 自己信託 or 信託銀行 信託 託 運用 02 信託設定 (法定通貨) 信託業務 オペ 03 04 金利 01 SC購入申込 SC(元本受益権)発行 05 07 13 SC移転 08 信託設定 (預りSC) 信託業務 オペ 10 11 一部解約 (SC) ? 受 /法定通貨 SC購入申込(要KYC) /法定通貨 14 15 匿名 アドレス SC移転 (受益権 受 (受益権消滅/発生) SC移転 (受益権 09 12 SC移転= 特定信託受益権 の消滅/発生= による犯収法上の 取引時確認対象外 消滅/発生) 消滅/発生) 受託者(信託銀行) 受 受 受益者代理人 第三者 (弁護士等) 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 元本受益者 委 SC信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 電 電子決済手段等取引業者 受 精算受益者 06 06 SC移転 (受益権消滅/発生) 06 精算受益権発行 預金 SC (元本受益権) 預金債務 預りSC →受益権 預りSC 返還債務 信託 受益権 SC (元本受益権) 精算受益権 精算受益権 Coin システム |ステーブルコイン発行・管理システム マルチチェーン(Ethereum等) 仲介業務 オペ アンホステッド ウォレット 受

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #37 © Progmat, Inc. #「信託型SC」のスキーム概要|償還の流れ #3 RWAトークン/SCの勘所   (複数)SC発行依頼者 信託銀行 委 託 ▲預金 ▲SC (元本受益権) (複数)仲介者 電 (複数)銀行 ▲預金債務 信託(受益者等課税信託) 自己信託 or 信託銀行 預金取崩し 信託業務 オペ 05 06 振込 04 請求 07 03 01 02 法定通貨 SC買取請求(要KYC) /SC移転 SC償還 08 法定通貨 受 SC償還請求(要KYC) (原則仲介者経由) 法定通貨 (原則仲介者経由) 受 受益者代理人 第三者 (弁護士等) 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 元本受益者 委 SC信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 電 電子決済手段等取引業者 受 精算受益者 精算受益権 ? 匿名 アドレス 受 受 Coin システム |ステーブルコイン発行・管理システム マルチチェーン(Ethereum等) アンホステッド ウォレット 仲介業務 オペ

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #38 #「海外SC」の取扱|直輸入は仲介者負担重く送金上限額もあるが、「信託型」による間接輸入で回避可能 海外SC(外貨建て)”直輸入” 海外SC(外貨建て)”間接輸入” 海外籍事業者 委 信託銀行 託 仲介者 委 電 信託銀行等 託 外貨 預金 SC SC 受益権 預りSC 預りSC 返還債務 海外籍事業者 仲介者 委 電 信託銀行等 託 裏付 資産 SC SC 受益権 預りSC 預りSC 返還債務 委 信託銀行 託 預金 〔同額〕 受益権 買取資金 〔同額〕 金銭信託 SC信託 金銭信託 SC信託 SC SC SC SC SC SC 直接規制不可, 破綻リスク有り (?) 発行体破綻に備え、預りSCの額面買取 を約し、自己資金で金銭信託を用意 送金上限額 100万円制約 ローカルライセンス 不要で参入 裏付資産の国内信託保全により 発行体破綻リスク無く、重い負荷回避 送金上限額 制約なし 1 発行体破綻リスク 破綻リスク有り(仲介者が負担する) 2 仲介者負担 預りSC+買取資金の信託義務 3 送金上限額 100万円制約あり 1 発行体破綻リスク 破綻リスクなし(信託により倒産隔離) 2 仲介者負担 買取資金の信託義務なし 3 送金上限額 制約なし © Progmat, Inc. #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #39 #Why SC?|決済リスク/コストの概念比較 © Progmat, Inc. 仲介業者 トークン間DVP 業者介在取引 個人間取引 アセット 売却者 アセット 購入者 マネー アセット 業者コスト不要だが、取りはぐれリスクがある 信用リスク ? 信用リスク ? アセット 売却者 アセット 購入者 マネー アセット 取りはぐれリスクは減るが、業者コストが発生 信用リスク ? 信用リスク ? (高信用) +手数料 マネー +手数料 アセット アセット 売却者 アセット 購入者 マネー アセット 業者コスト不要で、取りはぐれリスクもない 信用リスク ? 信用リスク ? ブロックチェーン上で 同時交換(信用不要) #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #40 © Progmat, Inc. SC(トークン化) 既存の銀行送金 銀行 Country Country X 中継 銀行 X 中継 銀行 Y 銀行 Y 送金者 受領者 中間コストが高く、着金までのタイムラグも大きい 送金者 受領者 中間コスト極小化、即時移転 X Y Country Country X Y 「誰でも」「どこからでも」 アドレスを基にトークン移転可 #Why SC?|クロスボーダー決済に関する概念比較 #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #41 © Progmat, Inc. #Why SC?|プログラマブル決済に関する概念比較 #3 RWAトークン/SCの勘所 信託型SC 既存の銀行送金(又は銀行預金型SC) 重厚長大な「勘定系システム」 銀行 外部システム IBシステム 外部システム 外部システム 信託 銀行 銀行 銀行 「誰でも」「どこからでも」更新可能 IB(インターネットバンキング) からのみ更新可能 更新系API無し 信託-銀行間は 新規開発不要 外部更新を可能にするには、大規模な改修不可避 勘定系システムに手を加えずに柔軟な更新が可能

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #42 #Why SC?|必然性×ホワイトスペースの高いセグメントから浸透 © Progmat, Inc. プログラマビリティ不要 暗号資産 ST,UT(NFT),他 プログラマビリティ要 決済対象がブロックチェーン上の取引 決済対象がブロックチェーン外の取引 限 定 的 国 内 外 広 域 決 済 範 囲 既存デジタルマネー でも対応可能 SC利用の必然性(①②)があり、 且つホワイトスペース ①オンチェーン(即時,決済リスクゼロ) 必然性薄く、 置換コスト大きい ②クロスボーダー(アドレスのみで直接送金) SC利用必然性(②)はあるが、 既存インフラと競合するため、 置換コストを上回るメリット要 1 2 3 4 #3 RWAトークン/SCの勘所

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 © Progmat, Inc. #43

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #44 #市場概観|「海外×暗号資産取引」中心に20兆円以上の規模、「USDC」中心に他セグメントへ展開も © Progmat, Inc. #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 *1 *3 出所)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-15/S45C1NT0G1KW01 *2 厳密にはSCではなくBCを利用したトークン化預金(TD) 2024年8月17日基準(1ドル147.6円換算) グローバル 日本 暗号資産取引 法人間/リテール決済 ユ ー ザ ー ユースケース ? w 国内暗号資産交換業者等 発行残高)5.1兆円 発行残高)17.3兆円 日次取引量)~1.5兆円 【USDT】Tether社 【USDC】Circle社 【JPM Coin】 準拠規制がないゆえの 高柔軟性/高収益性 で流通量も随一 クリプト取引で得た ブランド/流通量を武器 にデファクトを取る戦略 「外国電子決済手段」 (裏付資産は海外) として日本参入予定 *1 *1 *3 *1 2024年8月17日基準(1ドル147.6円換算) *3 出所)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-15/S45C1NT0G1KW01 *2 *2 厳密にはBCを利用した銀行預金型デジタルマネー

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #45 #市場概観|各国産PJは2024年から発行、海外セグメント展開含めて強みとするセグメントを棲み分け © Progmat, Inc. #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 *1 厳密にはSC(電子決済手段)ではなくBCを利用した銀行預金型デジタルマネー グローバル 日本 暗号資産取引 法人間/リテール決済 ユ ー ザ ー ユースケース *1 厳密にはSC(電子決済手段)ではなくBCを利用したトークン化預金(TD) Binance Coin(仮) 銀行 Coin(仮) 等 トチカ *1 JPYC (資金移動型) JPYC (信託型) 協業案件 XJPY/ XUSD DMM Coin(仮)

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #46 #各プロジェクト比較|信託型SCは「通貨選択の幅」「利用可能範囲」「送金上限額」等の観点で選好進む © Progmat, Inc. #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 CBDC(中銀デジタル通貨) USDC 信託型SCプロジェクト 預金型プロジェクト 1 発行体(例) 中央銀行 Circle 複数の発行企画者(委託者) JP Morgan (海外籍発行体) +信託銀行(受託者) 北國銀行 3 通貨単位 日本円のみ 米ドルのみ 日本円も外貨も可能 日本円のみ or 米ドルのみ 4 主な優位性 信用力 グローバルマーケットでの 法的柔軟性が高い 既存の預金取引先にとって オンボーディングが容易 6 100万円/1回あたり 無制限 無制限 無制限 5 利用可能範囲 アドレスさえあれば 非KYC先を含めて移転可 7 その他主な制約事項 発行銀行は 勘定系システム改変or 更新系APIの具備等必要 取り扱う仲介業者は 預り額と同額の資金保全が 必要(資金効率悪化) 裏付資産は銀行預金のみ (国債運用も可能になる 規制緩和の可能性有り) そもそもブロックチェーン利用 /連携可否も不確実 銀行口座開設者間のみ (非KYC先は不可) 強制通用力は有り (マルチチェーン直取引可否は *1 自民党「web3ホワイトペーパー2024」:https://www.taira-m.jp/2024/04/web3-3.html *1 送金上限額 GMOあおぞら銀等(DCJPY) デファクトスタンダード (ブランド・流動性) 勘定系システム改変不要 (外国電子決済手段の制約) (マルチチェーン直取引可) アドレスさえあれば 非KYC先を含めて移転可 (マルチチェーン直取引可) 現時点で不確実) 2 日本法上分類 法定通貨 外国電子決済手段 3号電子決済手段 預金 (中央銀行当座預金と同等) (海外SC) (信託型SC) (更新系APIと同等) *1 自民党「web3ホワイトペーパー2024」:https://www.taira-m.jp/2024/04/web3-3.html

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #47 #SCプロジェクト俯瞰|国内の公表済み「電子決済手段プロジェクト」の全容は現時点で以下のとおり © Progmat, Inc. #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 推進者 法令上定義 利用者(短期想定) 仲介者(電取業者) 法令上制約 銘柄/PJ名 1 2 3 4 5 6 銀行Coin (仮) Binance Coin(仮) XJPY/ JPYC (信託型) XUSD DMM Coin (仮) USDC 電子決済手段 (3号) 同上 同上 同上 同上 外国 電子決済手段 送金上限|制約無し 資金保全|制約無し 同上 同上 同上 同上 送金上限|100万円 資金保全|制約有り TBD TBD JPYC SBI VCトレード Coincheck JPYC 信託銀行(発行体兼) Binance Japan +TBD +TBD +TBD 銀行取引先 (法人中心) Binance User 暗号資産関連 JPYC User DMM経済圏 各交換所User (個人中心) (個人中心) 業者(国内外) 事業者>個人 複数銀行 通貨 JPY USD+α JPY JPY JPYのみ JPY USDのみ USD+α USD USD+α ・・・and more *1 *2 *1 【委】信託委託者、【受】信託受託者(法的発行体) *2 業者カストディの場合、顧客預りSCと同額の法定通貨を別途自己勘定から信託保全。回避にはセルフカストディウォレットのみでの授受を必須とする。 協業案件 【委】 【受】 【委】 【受】 【委】 【受】 【委】 【受】 【委】 【受】 信託銀行 信託銀行 信託銀行 信託銀行 信託銀行

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #48 #SCプロジェクト俯瞰|銀行(連携)コイン © Progmat, Inc. 金融機関群 信託銀行 円貨SC用 金銭信託 円貨 SC 外貨SC用 金銭信託 外貨 SC 金融機関群 金銭信託 預金運用 (円貨or外貨) (円貨or外貨) 仲介者群 SC発行 ”国産” 利用者 SC購入申込 /対価(円貨or外貨) SC購入 /対価 SC移転 ”国産” 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 委 託 受 受 電 電 電子決済手段等取引業者 システム パーミッションレスBC Coin #4 SC市場/プロジェクト俯瞰

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #49 #SCプロジェクト俯瞰|Binance×コイン © Progmat, Inc. #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 円貨SC用 金銭信託 円貨 SC 外貨SC用 金銭信託 外貨 SC 金融機関 金銭信託 預金運用 (円貨or外貨) (円貨or外貨) 仲介者 SC発行 ”Binance” 利用者 SC購入申込 /対価(円貨or外貨) SC購入 /対価 SC移転 ”Binance” 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 委 託 受 受 電 電 電子決済手段等取引業者 システム パーミッションレスBC Coin 発行依頼者 信託銀行

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #50 #SCプロジェクト俯瞰|暗号資産業界横断コイン(XJPY/XUSD) © Progmat, Inc. #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 円貨SC用 金銭信託 円貨 SC 外貨SC用 金銭信託 外貨 SC 金融機関 金銭信託 預金運用 (円貨or外貨) (円貨or外貨) XUSD発行 XJPY/ SC購入申込 /対価(円貨or外貨) 暗号資産 XUSD XJPY/ 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 委 託 受 受 電 電 電子決済手段等取引業者 システム パーミッションレスBC Coin 発行依頼者 信託銀行 国 内 暗 号 資 産 交 換 業 者 Liquidity Provider

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #51 #SCプロジェクト俯瞰|「JPYC(信託型)」及び仲介者としての協業 © Progmat, Inc. 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 電 電子決済手段等取引業者 発行依頼者 他企業【X】 他企業【Y】 他企業【Z】 ・・・ 託 【X】用金銭信託 【Y】用金銭信託 【Z】用金銭信託 JPYC用金銭信託 委 委 委 委 ・・・ 金 銭 信 託 仲介者 受 電 ・・・ SC【X】 SC【Y】 SC【Z】 海外籍発行者 ・・・ システム パーミッションレスBC Coin 利用者 受 自己管理ウォレット (セルフカストディウォレット) SC 法定通貨 SC 他SC 海外籍企業 海外SC #4 SC市場/プロジェクト俯瞰

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #52 #SCプロジェクト俯瞰|DMMグループ×コイン © Progmat, Inc. #4 SC市場/プロジェクト俯瞰 金融機関 金銭 預金運用 (円貨 委 金銭信託委託者 託 同受託者 受 同受益者 【凡例】 委 システム パーミッションレスBC Coin 発行依頼者 「Seamoon Protocol」関連収益等(法定通貨 or 「SMP」) トレジャリープール (経済圏価格安定化資金) 「SMP」需給踏まえ SC 発行 SC出し入れ SC 償還 償還 市場 (「SMP」売買) 「SMP」売買 DMMグループ企業 信託 金 取引先企業群 企 業 間 SC 支 払 受 受 受 KYC済ユーザー 受 SC支払 利用料等 安 定 化 規 模 可 視 化 「SMP」売買 円貨SC用 金銭信託 円貨 SC 外貨SC用 金銭信託 外貨 SC 託 /外貨) 信託銀行

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #5 取組概況/実績 © Progmat, Inc. #53

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #54 #アプローチ|信託型SCの柔軟性を発揮する「パーミッションレスチェーン×ブラックリスト形式」に対応していく © Progmat, Inc. #5 取組概況/実績 移転先 パーミッションドチェーン& ホワイトリスト+発行体権限「強」 N/A 制限 【小】 移転先 制限 【大】 アクセス制限 【大】 アクセス制限 【小】 要 整 理 論 点 【多】 【少】 ビスネス拡張可能性 【高】 【低】 パーミッションレスチェーン& ホワイトリスト+発行体権限「強」 パーミッションレスチェーン& ブラックリスト+発行体権限「強」 【SCでやる意義?(既存DB同等)】 【意義と実現速度を両立し易い】 【SCでやる意義が最も大きい】 【ホワイトリスト】移転可能先アドレスのリスト 【ブラックリスト】移転不可能先アドレスのリスト 【発行体権限】疑わしい取引該当アドレスの凍結ないし移転記録の巻き戻し機能等

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #55 #ユースケース俯瞰|各ユースケースに適した「PJ」「通貨」「必要十分な機能」を網羅的に提供する © Progmat, Inc. ブラックリスト 主な対応PJ ホワイトリスト 外貨 デジタルカーボンクレジット決済 ○ JPYC(信託型) 4 ー - 円貨 ○ 暗号資産関連業者間決済 ○ XJPY/XUSD 5 ○ - ○ 貿易決済 ○ 銀行連携コイン(仮) 1 ○ - - 銀行外為決済 ○ 銀行連携コイン(仮) 2 ○ - - 企業内資金効率化 ○ 銀行連携コイン(仮) 3 ○ - ○ 自社サービス決済(国内外) ○ 複数PJ有 6 ー ○ ○ 既存SC取引代替 ○ Binance Coin(仮) 7 ○ ○ ○ ユースケース例 ・・・and more #5 取組概況/実績

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #56 #貿易決済/国際送金|AsIs|特に新興国取引においてペインが大きい © Progmat, Inc. 船会社 船会社 日本企業 現地企業 【相手国(輸入)】 【日本(輸出)】 出荷 製品輸出/輸入 L/C開設通知 開設依頼 中継銀行 中継銀行 SWIFT Fiat送金 Fiat送金 中央銀行 01 02 L/C 開設 銀行 銀行 依頼 03 許可 04 L/C開設 05 L/C開設通知 06 07 08 船荷証券 (B/L) 09 信用状(L/C) 10 B/L等 11 B/L等 11 12 Fiat送金 12 12 Fiat送金 12 12 B/L 12 13 船荷 外貨獲得困難なため L/C要だが、L/C開設 まで数か月要する 銀行を介したB/L(紙) の授受が煩雑で、 船荷より遅い場合もある 各種銀行関連手数料 を加味した経済条件の 代金支払が不可避 #5 取組概況/実績

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #57 © Progmat, Inc. 船会社 船会社 日本企業 現地企業 【相手国(輸入)】 【日本(輸出)】 出荷 製品輸出/輸入 銀行等 銀行等 01 Fiat 03 06 08 SC 02 09 10 船荷 貿易書類 電子化サービス 04 電子船荷証券 (e-B/L NFT) システム Coin 各種国産SC発行体 デジタル金庫サービス 05 e-B/L NFT 格納 SC 06 SC 格納 07 07 e-B/L NFT リリース SC リリース パーミッションレスBC 08 e-B/L NFT 09 B/L Fiat 新Wallet 新Wallet L/C不要の即時/同時決済により数か月 単位の決済期間圧縮、銀行関連手数料 不要の直接送金により送金コスト圧縮可能 e-B/LのNFT化により、 も一意/柔軟に実現 国を跨いだ権利の移転 #貿易決済/国際送金|ToBe|貿易書類電子化進展との組み合わせで、置換コスト以上のメリット有り #5 取組概況/実績

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #58 © Progmat, Inc. #デジタルカーボンクレジット決済|Ph1|まずはJ-クレジットを裏付とするトークンを既存の決済方式で取引 #5 取組概況/実績 企業等 企業・自治体 J-クレジット 05 Dカーボン発行/格納 08 Dカーボンリリース パーミッションレスBC インフラ 登録簿 システム Dカーボン売 06 07 Dカーボン買 12 Dカーボン→オフセット →無効化証明書 無効化指示 J-クレジット 01 排出量削減活動 02 J-クレジット 03 J-クレジット 04 買取資金 銀行 銀行 09 10 11 銀行送金等 13 14 J-クレジット無効化 (引渡請求権) 【日本】

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #59 © Progmat, Inc. #デジタルカーボンクレジット決済|Ph2|国内のデジタルカーボンクレジット×国産SC決済での取引市場へ #5 取組概況/実績 企業等 企業・自治体 J-クレジット 仲介者 07 JPY 08 システム Coin 「JPYC(信託型)」発行体 09 JPYC(信託型)格納 05 Dカーボン格納 11 11 JPYC(信託型)リリース Dカーボンリリース パーミッションレスBC JPYC(信託型) インフラ インフラ as 発行企画者 登録簿 システム 01 排出量削減活動 02 J-クレジット 03 J-クレジット 04 Dカーボン (引渡請求権) Dカーボン売 06 10 as Dカーボン買 12 Dクレジット→オフセット →無効化証明書 無効化指示 13 J-クレジット 14 J-クレジット無効化 【日本】

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #60 © Progmat, Inc. #デジタルカーボンクレジット決済|Ph3|海外マーケット連携×SC決済によりクロスボーダー取引まで拡張 #5 取組概況/実績 海外企業等 国内企業等 J-クレジット システム Coin 04 04 各Dカーボン 09 09 パーミッションレスBC インフラ インフラ as 発行企画者 登録簿 システム等 【日本】 【海外】 各SC 各Dカーボン 各SC 海外クレジット 登録システム 仲介者 as 仲介者 01 J-クレジット等 02 J-クレジット 03 Dカーボン (国内クレジット) 01 海外クレジット 02 海外クレジット 03 Dカーボン (海外クレジット) 05 05 各Dカーボン 売買 各Dカーボン 売買 06 売買 連携 07 08 Fiat SC 07 08 (海外) Fiat SC 「外貨建SC」発行企画者 各種国産SC発行体

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #61 © Progmat, Inc. #エンタメ経済圏×SC|Ph1|経済圏安定化(独自トークン価格安定化) #5 取組概況/実績 価格安定化用 直接的な安定化 プール (銀行預金) 価格安定化用 プール (暗号資産等) 価格安定化用 プール (自社SC) サービス トークン発行者 事業収益(100) サービス トークン発行者 市場 事業収益(100) 購入 (X') トークン (X') 購入用資金(X) 出し入れ 銀行預金 (Fiat) サービス トークン発行者 市場 事業収益(100) 購入 (X') トークン (X') 購入用資金(X) 出し入れ トレジャリー (暗号資産) プール サービス トークン発行者 市場 事業収益(100) 購入 (X') トークン (X') 購入用(X) 出し入れ トレジャリー (自社SC) プール 自社 自社 自社 市場 購入 (100) トークン (100) 自社 収益連動で 価格不安定化 外部から 残高検証不可 検証可だが 価値棄損リスク 検証可&安定 &運用利益

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #62 © Progmat, Inc. #エンタメ経済圏×SC|Ph2~3|経済圏内の企業間決済/ユーザー利用料等支払 #5 取組概況/実績 フェーズ2 DMM Crypto⇔取引先企業 決済 フェーズ2 DMM Crypto⇔取引先企業 「SMP」貸与/返済 フェーズ3 取引先企業間& ユーザー利用料等支払 フェーズ2 DMMグループ企業間 決済 SC SC 取引先企業 SC SC SC 取引先企業 「SMP」 SCでの 貸与 返済 … 返済時レートを貸与 時に決定する等 取引先企業 ユーザー SC SC SC SC SC

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #63 #金融機関の参入促進|全て自グループで担うパターン(負荷もかかるが実入りも大きい) © Progmat, Inc. SC発行目的信託 預金 受益権 (SC) 信託銀行 銀行 預金 各種運用 信託委託者(SC発行依頼者) ウォレット(仲介者) 法定通貨 (円貨/外貨) SC (円貨/外貨建て) 電 顧客(法人) 顧客(個人) 第三者 ウォレット 第三者 ウォレット 法定通貨→SC振替 SC移転操作 法定通貨→SC振替 SC移転操作 国外法人 国内法人 国内個人 国外個人 SC移転 SC移転 SC出庫 SC出庫 (給振口座等から) 外為送金等 効率化 デジタルアセット 取引決済等 貸出等運用 金利 (レベニューシェア) 全て自G完結なら 実質無金利で調達 【凡例】 電 電子決済手段等取引業者 第三者が実施 SC移転 SC移転 自グループが実施 新時代に即した 顧客基盤強化 #5 取組概況/実績

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #64 #金融機関の参入促進|自ブランドSCの発行のみ担うパターン(低負荷で参入可能) © Progmat, Inc. #5 取組概況/実績 SC発行目的信託 預金 受益権 (SC) 信託銀行 銀行 預金 各種運用 信託委託者(SC発行依頼者) ウォレット(仲介者) 法定通貨 (円貨/外貨) SC (円貨/外貨建て) 電 法人 個人 第三者 ウォレット 第三者 ウォレット 法定通貨→SC振替 SC移転操作 法定通貨→SC振替 SC移転操作 国外法人 国内法人 国内個人 国外個人 SC移転 SC移転 SC出庫 SC出庫 (給振口座等から) デジタルアセット 取引決済等 貸出等運用 金利 (レベニューシェア) 低負荷で参入可能 (ライセンス業務は外部) 【凡例】 電 電子決済手段等取引業者 第三者が実施 SC移転 SC移転 自グループが実施 外為送金等 効率化

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #65 #金融機関の参入促進|法定通貨 SC交換チャネルのみ担う(ライセンス要だが顧客基盤強化可能) © Progmat, Inc. #5 取組概況/実績 SC発行目的信託 預金 受益権 (SC) 信託銀行 銀行 預金 各種運用 信託委託者(SC発行依頼者) ウォレット(仲介者) 法定通貨 (円貨/外貨) SC (円貨/外貨建て) 電 顧客(法人) 顧客(個人) 第三者 ウォレット 第三者 ウォレット 法定通貨→SC振替 SC移転操作 法定通貨→SC振替 SC移転操作 国外法人 国内法人 国内個人 国外個人 SC移転 SC移転 SC出庫 SC出庫 (給振口座等から) デジタルアセット 取引決済等 貸出等運用 金利 (レベニューシェア) 【凡例】 電 電子決済手段等取引業者 第三者が実施 SC移転 SC移転 自グループが実施 外為送金等 効率化 新時代に即した 顧客基盤強化

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #66 #「Project Pax」|クロスボーダー決済の現実的な手段として“ホールセールSC”の仕組みを構築中 © Progmat, Inc. 送金依頼企業 仕向銀行 被仕向銀行 送金先企業 既存UI SWIFT SWIFT 既存UI 中継銀行 中継銀行 法定通貨 実現を目指す「グローバルSC送金モデル」とプロジェクトスコープ 青色部分:プロジェクトスコープ SC ブロックチェーン 従来の海外送金フロー/UIを活かしながら、 グローバルなSC送金を実現する仕組みを構築 #5 取組概況/実績

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #6 今後の展望 © Progmat, Inc. #67

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #68 #“確実に来る未来”|金融/アセットのトークン化は構造的変化で不可避(2030年に$16Tr~) #6 今後の展望 Relevance of on-chain asset tokenization in ‘crypto winter’ (2022/9/12) (出典) © Progmat, Inc.

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #69 © Progmat, Inc. #証券市場の“近未来“|非上場商品における新市場を中心に”ST×SC”化が進む #6 今後の展望 【RWA/アセットホルダー】 【原簿管理者】 【投資家】 【仲介チャネル】 【ST発行・管理基盤】 【SC発行・管理基盤】 【ST流通市場】 …and more 金商業者 金商業者 自己管理 金融機関 金融機関 自己管理 … 不 動 産 動 産 等 債 券 持 分 等 既存の上場商品市場 既存の非上場商品市場 直 接 取 引 直 接 取 引 金 銭 債 権 2021年~ 2023年~ 2024年~

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #70 © Progmat, Inc. #証券市場の“近未来“|”ST×SC”によるP2P取引の選択肢実現まで見据え、インフラ高度化が進行中 カウンターパーティ リスク無 PTS Ph1 PTS Ph2 証券会社内 +P2P Option 売買形態 証券会社内 マッチング or 買取 証券会社跨ぎ マッチング 証券会社跨ぎ マッチング 証券会社跨ぎ マッチング +個人間売買 決済形態 証券会社内 資金振替 業者-業者間の 銀行決済 業者-業者間の ST/SC同時決済 中 高 高 流動性 カウンターパーティ リスク有 カウンターパーティ リスク無 決済リスク 投資家間の ST/SC同時決済 最も高い 相対的に 低い AsIs ToBe #6 今後の展望

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #71 © Progmat, Inc. 【RWA/アセットホルダー】 【原簿管理者】 【投資家】 【仲介チャネル】 【ST発行・管理基盤】 【SC発行・管理基盤】 【ST流通市場】 …and more 金商業者 金商業者 自己管理 金融機関 金融機関 自己管理 … 不 動 産 動 産 等 債 券 持 分 等 既存の上場商品市場 既存の非上場商品市場 直 接 取 引 直 接 取 引 金 銭 債 権 2021年~ 2023年~ 2024年~ #証券市場の“近未来”|フェーズ2|アセット拡大と並行し、PTS・金商関与前提の「ST/SC同時決済」へ #6 今後の展望

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #72 © Progmat, Inc. ST × 既存決済 ST × SC PTS 金商業者X【売】 金商業者Y【買】 銀行【金商X】 銀行【金商Y】 ST基盤 約定 結果受領 結果受領 金額確認 送金指図 他行振込 残高増加 着金確認 ST移転Tx 金商②署名 検証 ST移転 決済リスク (T+2) 他行送金 手数料 決済関連 事務コスト PTS 金商業者X【売】 金商業者Y【買】 ST基盤×SC基盤 約定 金商②署名 検証 ST/SC同時移転 決済リスク極小化 (T+0) 決済関連事務 全自動化 【凡例】 :事務処理(人員介在要) :自動処理(DLT外) :自動処理(DLT) 出来通知 金商①署名 送金コスト 極小化 #証券市場の“近未来”|フェーズ2|集中清算機関維持コストなく、「決済リスク極小化」「全自動化」実現 #6 今後の展望

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #73 © Progmat, Inc. 【RWA/アセットホルダー】 【原簿管理者】 【投資家】 【仲介チャネル】 【ST発行・管理基盤】 【SC発行・管理基盤】 【ST流通市場】 …and more 金商業者 金商業者 自己管理 金融機関 金融機関 自己管理 … 不 動 産 動 産 等 債 券 持 分 等 既存の上場商品市場 既存の非上場商品市場 直 接 取 引 直 接 取 引 金 銭 債 権 2021年~ 2023年~ 2024年~ #証券市場の“近未来”|フェーズ3|暗号資産やSCで先行する「自己管理」「P2P取引」をSTでも実現へ #6 今後の展望

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #74 © Progmat, Inc. #証券市場の“近未来”|フェーズ3|「パブリックチェーン×P2P取引×DEX」が最終形か? Public Blockchain X Public Blockchain Y Country A Country B DEX 権利者 権利者 仲介者 SC発行依頼者 SC発行者 原簿管理者 ST発行者 仲介者 発 行 依 頼 ST 発 行 Custodial Wallet Non-Custodial Wallet Non-Custodial Wallet Custodial Wallet SC 発 行 発 行 依 頼 Wallet Wallet 引受 販売 出庫 販売 出庫 販売 ST-SC移転(P2P) 流動性提供/交換 暗号資産では既に実現されており、技術的には実現可能 裏付 資産 裏付 資産 ST=有価証券で 「出庫」をどう建て付ける? STも広範な宛先に移転可能? ST海外移転時の各種整理? 日本法上の DEXの建付け? #6 今後の展望

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #75 © Progmat, Inc. #決済市場の“近未来“|商取引のオンチェーン化/国際化/自動化進展に沿って、SCが決済第2層を担う #6 今後の展望 オンチェーン取引領域 ”非”オンチェーン取引領域 【暗号資産等取引基盤】 【ST発行・管理基盤】 【貿易取引等基盤】 クロスボーダー &/or プログラマビリティ要 自己管理 ウォレット 業者 ウォレット 直 接 【決済用トークン発行・管理基盤】 利用者 中央銀行/金融機関間ネットワーク ⇒ CBDC(?) 不要 SC発行体 (金融機関等) 従来 システム 第 1 層 第 2 層 決 済 対 象 取 引

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only #76 © Progmat, Inc. #6 今後の展望 海外SCプロジェクト(USDC) 信託型SC(AsIs) 信託型SC(ToBe) 信託銀行 SC発行目的信託 国債 銀行預金 受益権 (SC) 特定信託 特定の銀行 国 01 預金金利 信託委託者(発行依頼者) 02 国債利子 03 運用収益(レベニューシェア) 信託銀行 SC発行目的信託 銀行預金 受益権 (SC) 特定信託 特定の銀行 01 預金金利 信託委託者(発行依頼者) 03 運用収益(レベニューシェア) 円貨の場合 持続可能性? 特定銀行の 信用リスク残存 有価証券等 運用失敗による リスクは無い 国の信用リスク で利用者保護 利子収益分 持続性改善 構成資産/ 割合は 明確に定義 発行事業者(Circle) 運用 銀行預金 SC ファンド 特定の銀行 有価証券等 運用 ファンド (BrackRock) 01 預金金利 02 配当等 03 運用収益 SVB破綻時に デペッグ発生等 運用失敗の リスク有り *1 2023年3月10日 シリコンバレーバンクが経営破綻 *2 *1 *2 【預金】12% 【ファンド】88% 【運用利率】5.3% …2024年3月時点 *3 自民党「web3ホワイトペーパー2024」:https://www.taira-m.jp/2024/04/web3-3.html *3 #規制緩和の方向性|一定条件での国債運用解禁に向けた議論が進行中(>金融審議会)

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CONFIDENTIAL / Discussion Purpose Only 免責事項 #77 © Progmat, Inc. ⚫ 本資料は、ディスカッション用に作成されたものであり、個別の商品、サービスを勧誘することを目的としたものではあり ません。本ディスカッション或いは資料だけで契約が成立するものではありません。従って、当社はいかなる種類の法 的義務、或いは責任を負うものではありません。 ⚫ 本資料は信頼できると思われる各種データ等に基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証 するものではありません。ここに示したすべての内容は、当社の現時点での判断を示しているに過ぎません。また、本 資料に関連して生じた一切の損害については、当社は責任を負いません。その他専門的知識に係る問題について は、必ず貴社の弁護士、税理士、公認会計士等の専門家にご相談の上ご確認ください。 ⚫ 本資料は当社の著作物であり、著作権法により保護されております。当社の事前の承認なく、本資料の全部もしく は一部を引用または複製、転送等により使用することを禁じます。 ⚫ 商号等:Progmat, Inc.

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