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© GO Inc. 『事業を差別化する技術を生み出す技術』 2025.03.05 P山@GO株式会社

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© GO Inc. 2 GO株式会社 山下 和彦 所属 開発本部 ソフトウェア開発統括部  バックエンド開発部   バックエンド1グループ @pyama86

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© GO Inc. 3 スタッフ エンジニア

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© GO Inc. 4 スタッフエンジニアとは ▪ 原則、部下を持たない、技術専門職 ▪ 島田浩二さん翻訳のオライリー社より出版されている 「スタッフエンジニアの道」は最高の書籍です ▪ pyamaの理解は、技術を軸に組織に必要な戦略を立て、 それに必要なことはすべて実行し、周囲に影響を 与える役割

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© GO Inc. スタッフエンジニア テックリード マネージャーと組んで、 1つ以上のチームの実行を導く。 アーキテクト 重要な領域の技術的な方向性と 品質に責任を持つ。 ソルバー 一度に1つの難問に取り組む。 右腕 組織にリーダーシップの 幅を加える。 引用:(株)オライリー・ジャパンスタッフエンジニアの道 1.3.3 当てはまるアーキタイプは? スタッフエンジニア水見式アーキタイプ診断

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© GO Inc. 6 事業を差別化 する技術 事業を差別化 する技術

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© GO Inc. 7 はじめに エンジニアの評価制度とキャリアパスの整備 ● 技術領域での貢献が重視されるように GMOペパボ(前職)のキャリアパスの特徴 ● マネージャーとスペシャリストの ラダーを明確に区別 ● 役割ごとに適した評価制度を整備

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© GO Inc. 8 エンジニアリングスペシャリストの役割 エンジニアリングスペシャリストの役割 ● 技術視点で企業や事業の方向性を支える ● 技術を活用し事業を推進 GMOペパボにおける役割 ● CTOや事業部リーダーと協力 ● 未来の事業成長に必要な技術を導入・定着 求められるスキル ● 高い技術力+事業理解 ● 適切な技術選定と推進力

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© GO Inc. 9 エンジニアリングスペシャリストの役割 エンジニアリングスペシャリストの役割 ● 技術視点で企業や事業の方向性を支える ● 技術を活用し事業を推進 GMOペパボにおける役割 ● CTOや事業部リーダーと協力 ● 未来の事業成長に必要な技術を導入・定着 求められるスキル ● 高い技術力+事業理解 ● 適切な技術選定と推進力 継続するために、自分の興味と企業の向かう方向性を 揃えて、自身をモチベートして取り組む必要がある

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© GO Inc. 10 最新技術の導入が目的ではない ● 事業の特性を理解し、最適な技術を選定・実装 GMOペパボの技術戦略の前提 ● 「オンプレミス」と「マルチテナント」 コストと競争力の関係 ● IaaS/SaaSのドメイン単位課金が原価高騰の要因 ● 自社開発によるコスト削減が競争力向上に貢献 事業を差別化する技術とは?

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© GO Inc. 11 具体的な技術事例 具体的な技術事例(GMOペパボ) ● STNS(Simple Toml Name Service) ○ Linuxサーバーの認証基盤 ○ LDAP/MySQLに代わるシンプルな仕組み ○ 認証の運用負荷を軽減 ● 仮想待合室 ○ 高負荷時のユーザー制御によるサービス安定化 ○ キャンペーンや大量アクセス時に効果を発揮 ● 内製Kubernetes Engine ○ クラウド依存せずオンプレミス環境に最適化 ○ マルチテナント環境でのコンテナ運用を実現 技術の共通点と差別化のポイント ● 事業の特性を理解した最適化設計・運用 ● 単なる技術導入ではなく、事業戦略と連携

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© GO Inc. 12 メンバーとの協業 個人の限界とチームの力 ● 技術課題の解決には チームの協力が不可欠 ● 高度な技術開発やアーキテクチャ設計には 多様な視点が必要 ● シンの運用は1人ではできない

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© GO Inc. 13 育成のジレンマ スペシャリストラインなのにメンバーの育成が 必要なのなんでなん? ● 結論としては目的のために必要なことは全部やる 1人でできないのであれば育成もやる

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© GO Inc. 14 協業の方法 ● エンジニアの成長と知見共有の促進 ○ シャドーイング ■ 作業の思考プロセスや切り分け方を他のメンバーに見てもらう ■ 学習を促進 ○ 逆シャドーイング ■ 他のメンバーに適当な粒度でタスクを実行してもらう ■ 適宜フィードバックを行い、技術理解を深める ● 私の実践 ○ スタッフエンジニアの道※では 同期的な作業 に適用 ○ 私は 非同期な作業 に活用 ● 協業の効果 ○ 技術的な相互理解の深化 ○ 新技術の導入や事業の差別化につながるアイデア創出 “ペア作業、シャドーイング、逆シャドーイング” (株)オライリー・ジャパン スタッフエンジニアの道

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© GO Inc. 15 まとめ 事業を差別化する技術を生み出すために重要な要素 ● 事業の特色を理解する ○ 技術は目的ではなく 事業成長や競争力強化の手段 ○ 事業の特性を踏まえた 適切な技術選定 が不可欠 ● 技術の研鑽と楽しむ姿勢 ○ 技術的な挑戦を 楽しみながらアイデアを創出 ○ 継続的な学習と改善が差別化につながる ● 仲間との協力 ○ 一人での限界を超え、 チームで技術課題を解決 ○ 協力を通じて 事業価値を最大化

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© GO Inc. 日本のモビリティ、最高にしたい!!1 16 私たちと一緒に 未来を作っていきませんか?