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事業を差別化する技術を生み出す技術

 事業を差別化する技術を生み出す技術

技術参謀たちの戦略図 〜リーダーシップという選択肢と彼らが選んだ企業の魅力〜
https://findy.connpass.com/event/345202/

Kazuhiko Yamashita

March 04, 2025
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Transcript

  1. © GO Inc. 2 GO株式会社 山下 和彦 所属 開発本部 ソフトウェア開発統括部

     バックエンド開発部   バックエンド1グループ @pyama86
  2. © GO Inc. 4 スタッフエンジニアとは ▪ 原則、部下を持たない、技術専門職 ▪ 島田浩二さん翻訳のオライリー社より出版されている 「スタッフエンジニアの道」は最高の書籍です

    ▪ pyamaの理解は、技術を軸に組織に必要な戦略を立て、 それに必要なことはすべて実行し、周囲に影響を 与える役割
  3. © GO Inc. スタッフエンジニア テックリード マネージャーと組んで、 1つ以上のチームの実行を導く。 アーキテクト 重要な領域の技術的な方向性と 品質に責任を持つ。

    ソルバー 一度に1つの難問に取り組む。 右腕 組織にリーダーシップの 幅を加える。 引用:(株)オライリー・ジャパンスタッフエンジニアの道 1.3.3 当てはまるアーキタイプは? スタッフエンジニア水見式アーキタイプ診断
  4. © GO Inc. 8 エンジニアリングスペシャリストの役割 エンジニアリングスペシャリストの役割 • 技術視点で企業や事業の方向性を支える • 技術を活用し事業を推進

    GMOペパボにおける役割 • CTOや事業部リーダーと協力 • 未来の事業成長に必要な技術を導入・定着 求められるスキル • 高い技術力+事業理解 • 適切な技術選定と推進力
  5. © GO Inc. 9 エンジニアリングスペシャリストの役割 エンジニアリングスペシャリストの役割 • 技術視点で企業や事業の方向性を支える • 技術を活用し事業を推進

    GMOペパボにおける役割 • CTOや事業部リーダーと協力 • 未来の事業成長に必要な技術を導入・定着 求められるスキル • 高い技術力+事業理解 • 適切な技術選定と推進力 継続するために、自分の興味と企業の向かう方向性を 揃えて、自身をモチベートして取り組む必要がある
  6. © GO Inc. 10 最新技術の導入が目的ではない • 事業の特性を理解し、最適な技術を選定・実装 GMOペパボの技術戦略の前提 • 「オンプレミス」と「マルチテナント」

    コストと競争力の関係 • IaaS/SaaSのドメイン単位課金が原価高騰の要因 • 自社開発によるコスト削減が競争力向上に貢献 事業を差別化する技術とは?
  7. © GO Inc. 11 具体的な技術事例 具体的な技術事例(GMOペパボ) • STNS(Simple Toml Name

    Service) ◦ Linuxサーバーの認証基盤 ◦ LDAP/MySQLに代わるシンプルな仕組み ◦ 認証の運用負荷を軽減 • 仮想待合室 ◦ 高負荷時のユーザー制御によるサービス安定化 ◦ キャンペーンや大量アクセス時に効果を発揮 • 内製Kubernetes Engine ◦ クラウド依存せずオンプレミス環境に最適化 ◦ マルチテナント環境でのコンテナ運用を実現 技術の共通点と差別化のポイント • 事業の特性を理解した最適化設計・運用 • 単なる技術導入ではなく、事業戦略と連携
  8. © GO Inc. 12 メンバーとの協業 個人の限界とチームの力 • 技術課題の解決には チームの協力が不可欠 •

    高度な技術開発やアーキテクチャ設計には 多様な視点が必要 • シンの運用は1人ではできない
  9. © GO Inc. 14 協業の方法 • エンジニアの成長と知見共有の促進 ◦ シャドーイング ▪

    作業の思考プロセスや切り分け方を他のメンバーに見てもらう ▪ 学習を促進 ◦ 逆シャドーイング ▪ 他のメンバーに適当な粒度でタスクを実行してもらう ▪ 適宜フィードバックを行い、技術理解を深める • 私の実践 ◦ スタッフエンジニアの道※では 同期的な作業 に適用 ◦ 私は 非同期な作業 に活用 • 協業の効果 ◦ 技術的な相互理解の深化 ◦ 新技術の導入や事業の差別化につながるアイデア創出 “ペア作業、シャドーイング、逆シャドーイング” (株)オライリー・ジャパン スタッフエンジニアの道
  10. © GO Inc. 15 まとめ 事業を差別化する技術を生み出すために重要な要素 • 事業の特色を理解する ◦ 技術は目的ではなく

    事業成長や競争力強化の手段 ◦ 事業の特性を踏まえた 適切な技術選定 が不可欠 • 技術の研鑽と楽しむ姿勢 ◦ 技術的な挑戦を 楽しみながらアイデアを創出 ◦ 継続的な学習と改善が差別化につながる • 仲間との協力 ◦ 一人での限界を超え、 チームで技術課題を解決 ◦ 協力を通じて 事業価値を最大化