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サービス品質向上しNight 品質向上に向けた組織改革と 成功・失敗例

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© Willgate,Inc. 2 自己紹介 鶴飼吉行 開発グループ 執行役員 2000年 専門学校卒業後、Web系SIerに 就職し、数々のサイトを構築 2008年 PMの実績を積みながら、オフショア開発 を開始、北京・山東省・ベトナム 2010年 某中古車検索サイトのPMとして、 メンバー30名を率いてサイト運用・構築 2015年 5月にWG入社(5社目) 2018年 4月に執行役員就任 コード書きたい病を慢性的に発症 PHP・Perl・C・Java・bash 基本的にはPHPerであるが、 bashの可能性を信じる 使える(使えた)

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© Willgate,Inc. 3 自社の事情(2016年) 品質の話をする前に 事業 フェーズ がバラバラ… 求められる品質も違う (障害・UX/UI・堅牢性) そのままではナレッジが 展開できていなかった

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© Willgate,Inc. 4 開発組織 課題(2016年10月) 設計・テスト・不具合・だけでなく、開発組織の改善も急務 プロセス エンジニアのキャリアパスが明確じゃない 組織としてナレッジを蓄積する場所が無い 品質という言葉でくくってはいけない問題 内部品質 外部品質 利用時品質

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© Willgate,Inc. 5 品質定義のおさらい 利用時品質 プロセス品質 外部品質 内部品質 開発手法手順 利用者の意図に 合致するか ソフトウェア品質のモデル (ISO9126) 機能性/信頼性 使用性/効率性 保守性/移植性

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© Willgate,Inc. 6 品質定義のおさらい 利用時品質 プロセス品質 外部品質 内部品質 整っていないので 変えやすい ソフトウェア品質のモデル (ISO9126) 品質監査の育成もあり、全体の レベルアップには時間がかかる… が少しずつやっていく 事業部・ユーザーの ニーズに応えたい

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© Willgate,Inc. 7 当時の管掌役員とのMTG 最新技術のキャッチアップからの 事業開発への導入 これらを何とかする…何とかする… 開発室ミッションの策定 プロセス品質 利用時品質 ナレッジの蓄積・共有・伝播 事業フェーズに合わせた 手法・体制変更

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© Willgate,Inc. 8 開発本部発足 2017年1月 事業部と紐づかない 開発独自の組織を作ろう

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© Willgate,Inc. 開発本部 プロマネ グロースハック フロントUI/UX 先端技術 QCD PRJ 事業連携 アプリ PRJ セクション単位で責任者を抜擢 Webマーケ コンプロ メディア 開発本部 鶴飼 9

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© Willgate,Inc. 開発本部 開発本部 鶴飼 10 ミッションを決めたらあとは本部で決める プロマネ グロースハック フロントUI/UX 先端技術 QCD PRJ 事業連携 アプリ PRJ プロジェクトマネジメントの育成 メディアのグロース知見を横展 Vue.js・Reactのフロント刷新 最新技術のキャッチアップ(やりたかった) テストコード導入・テスト観点統一

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© Willgate,Inc. f 11 1/3 障害件数 新技術導入 1年後… 開発の生産性・耐障害性アップ Pipelines キャリア多様性 5.3から jQuery1.3から モダンなCIの導入 エンジニアが組織のことを自分事に フロントエンド バックエンド プロジェクト マネジメント スペシャリストによる分野ごとの品質

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© Willgate,Inc. CTOが いなくても 技術力向上 12 事業の成果が達成しやすくなった! 障害が減り、役割を明確化、「コト」に向くように コードを書く人 プロダクトを作る人 トップダウン ボトムアップ 成功

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© Willgate,Inc. 13 失敗 先端技術セクションの立場がわからなくなる なんとなくイメージで作ったため目的を失う 横展開出来ないものもあった 事業的に必要無い テスト駆動開発に至らない テストコードは入ったが、駆動開発までには至らない バックエンドセクション作り忘れた フロントエンドセクションはあったのに 上長が組織ラインとセクションラインで 2重になり意思決定が割れた 最後は私のエイヤーで決める

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© Willgate,Inc. 14 2018年、4つの取り組み 開発側から研究開発の提案・実行 1 技術でサービス全体の品質向上。 他事業部との共同R&D 2 バグが混入しづらい仕組作り 3 技術の見える化 4 ビジネスと紐づいた研究も期待される ようになり、コンサルなどプロダクト以 外のサービス品質向上。 アプリケーションアーキテクトの刷新に よりバグが混入しづらい仕組作り。導 入後振り返りをしつつ、新しいプロダ クトにもナレッジを展開で内部外部品 質向上。 技術スキルマップと評価を策定し、技 術の見える化を行った。エンジニアの 能力を可視化、課題の認識と育成がフ レームになる。

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© Willgate,Inc. 15 まとめ 自社が求めている 事と、エンジニアが 出来ることを明確化 事業に対して コミット できるように 品質 を事業フェーズに合わせ て分解 品質 というワードを使った ディスカッションが増える 品質 品質

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© Willgate,Inc. 16 ありがとうございました