Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

品質向上に向けた組織改革と成功・失敗例 / Organization Reform for Q...

Hacker's GATE
February 13, 2019

品質向上に向けた組織改革と成功・失敗例 / Organization Reform for Quality Improvement

2019/02/13 開催の「サービス品質向上しナイト」(https://willgate.connpass.com/event/114710/) における発表資料です。

◆トーク概要

ウィルゲートでは 3 事業横断で toC, toB, BtoBtoC のプロダクト開発を 1 つの開発グループで担っています。 各事業のミッションや開発メンバーのスキルセットが異なる中で、統一的な品質向上を実現するために「マトリックス型」の組織を作りました。

具体的なアクションやチーム横断のナレッジ伝播の仕組み、その成果と失敗についてお話します。

Hacker's GATE

February 13, 2019
Tweet

Other Decks in Business

Transcript

  1. © Willgate,Inc. 2 自己紹介 鶴飼吉行 開発グループ 執行役員 2000年 専門学校卒業後、Web系SIerに 就職し、数々のサイトを構築

    2008年 PMの実績を積みながら、オフショア開発 を開始、北京・山東省・ベトナム 2010年 某中古車検索サイトのPMとして、 メンバー30名を率いてサイト運用・構築 2015年 5月にWG入社(5社目) 2018年 4月に執行役員就任 コード書きたい病を慢性的に発症 PHP・Perl・C・Java・bash 基本的にはPHPerであるが、 bashの可能性を信じる 使える(使えた)
  2. © Willgate,Inc. 5 品質定義のおさらい 利用時品質 プロセス品質 外部品質 内部品質 開発手法手順 利用者の意図に

    合致するか ソフトウェア品質のモデル (ISO9126) 機能性/信頼性 使用性/効率性 保守性/移植性
  3. © Willgate,Inc. 6 品質定義のおさらい 利用時品質 プロセス品質 外部品質 内部品質 整っていないので 変えやすい

    ソフトウェア品質のモデル (ISO9126) 品質監査の育成もあり、全体の レベルアップには時間がかかる… が少しずつやっていく 事業部・ユーザーの ニーズに応えたい
  4. © Willgate,Inc. 開発本部 プロマネ グロースハック フロントUI/UX 先端技術 QCD PRJ 事業連携

    アプリ PRJ セクション単位で責任者を抜擢 Webマーケ コンプロ メディア 開発本部 鶴飼 9
  5. © Willgate,Inc. 開発本部 開発本部 鶴飼 10 ミッションを決めたらあとは本部で決める プロマネ グロースハック フロントUI/UX

    先端技術 QCD PRJ 事業連携 アプリ PRJ プロジェクトマネジメントの育成 メディアのグロース知見を横展 Vue.js・Reactのフロント刷新 最新技術のキャッチアップ(やりたかった) テストコード導入・テスト観点統一
  6. © Willgate,Inc. f 11 1/3 障害件数 新技術導入 1年後… 開発の生産性・耐障害性アップ Pipelines

    キャリア多様性 5.3から jQuery1.3から モダンなCIの導入 エンジニアが組織のことを自分事に フロントエンド バックエンド プロジェクト マネジメント スペシャリストによる分野ごとの品質
  7. © Willgate,Inc. 13 失敗 先端技術セクションの立場がわからなくなる なんとなくイメージで作ったため目的を失う 横展開出来ないものもあった 事業的に必要無い テスト駆動開発に至らない テストコードは入ったが、駆動開発までには至らない

    バックエンドセクション作り忘れた フロントエンドセクションはあったのに 上長が組織ラインとセクションラインで 2重になり意思決定が割れた 最後は私のエイヤーで決める
  8. © Willgate,Inc. 14 2018年、4つの取り組み 開発側から研究開発の提案・実行 1 技術でサービス全体の品質向上。 他事業部との共同R&D 2 バグが混入しづらい仕組作り

    3 技術の見える化 4 ビジネスと紐づいた研究も期待される ようになり、コンサルなどプロダクト以 外のサービス品質向上。 アプリケーションアーキテクトの刷新に よりバグが混入しづらい仕組作り。導 入後振り返りをしつつ、新しいプロダ クトにもナレッジを展開で内部外部品 質向上。 技術スキルマップと評価を策定し、技 術の見える化を行った。エンジニアの 能力を可視化、課題の認識と育成がフ レームになる。
  9. © Willgate,Inc. 15 まとめ 自社が求めている 事と、エンジニアが 出来ることを明確化 事業に対して コミット できるように

    品質 を事業フェーズに合わせ て分解 品質 というワードを使った ディスカッションが増える 品質 品質