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2025/06/17 佐藤智樹 Devin Wiki/Searchの活⽤で変わる 開発の世界観 〜⽣成AI時代の新しいコード理解⼿法〜

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以前の発表 2 「developersio 佐藤智樹」で検索 https://dev.classmethod.jp/author/sato-tomoki/

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⾃⼰紹介 3 ● 部署 ○ 製造ビジネステクノロジー部 ● 名前 ○ 佐藤智樹 ● 役割 ○ チームマネージャー @tmk2154 @tomoki10 @tomoki10 ● 2025年 ○ AI駆動開発など⽣成AIを活⽤した⽣産性向上を ⽬的として活動。Devinブログ10本執筆 ○ 最近AWS CDKの本を書きました ○ AWS CDK Conference 2025 7/12(⼟)参加者募集中

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● Devin(Deep) Wiki/Searchとは何か ● 実際に試してみる ● 開発体験の変化 ● 代替できそうなサービスでもやってみる ● 宣伝 ⽬次 4

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想定する視聴者 ● Devin(Deep) Wiki/Searchを使ったことが無い⽅/そこまで使っていない⽅ ○ 何ができるか、どんな活⽤⽅法があるか知る 持ち帰ってほしいもの ● とりあえずDeep Wiki/Searchは使ってみよう 話さないこと ● Devinの⾃律型ソフトウェアエンジニアAI的な機能 登壇内容について 5

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Devin Wiki(公開ソースにはDeep Wikiが利⽤可能) ● コードをインデックス化してWikiを⾃動⽣成 ○ リポジトリの構造とコードを理解し、コードを⾃然⾔語で説明、シーケン ス図や状態遷移図など理解の役に⽴つ図を⽣成 Devin(Deep)Wiki 6

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Devin Search(公開ソースにはDeep Searchが利⽤可能) ● コードをインデックス化して、検索と結果⽣成が可能 ○ 質問に関連する箇所のコードを引⽤付きで紹介し解説 ○ DeepResearch も可能 ○ どうやって実装すべきか相談もできる!! Devin(Deep)Search 7

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従来のOSSや⼤規模ソースの読み⽅(私の場合) ● README.mdを最初に読む ○ プロジェクトの概要、⽬的、主要機能を把握 ○ インストール⽅法と基本的な使⽤例を確認 ● 公式ドキュメントやWikiがあれば読む ● ディレクトリ構造を把握 ● コードの理解 ○ エントリーポイントを特定(ひたすらgrep)★ ○ データフローや処理の流れを追跡 ○ 設計パターンやアーキテクチャを理解 ● やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) 従来のソースの読み⽅ 8

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従来のOSSや⼤規模ソースの読み⽅(私の場合) ● README.mdを最初に読む ○ プロジェクトの概要、⽬的、主要機能を把握 ○ インストール⽅法と基本的な使⽤例を確認 ● 公式ドキュメントやWikiがあれば読む ● ディレクトリ構造を把握 ● コードの理解 ○ エントリーポイントを特定(ひたすらgrep)★ ○ データフローや処理の流れを追跡 ○ 設計パターンやアーキテクチャを理解 ● 分からなくてふて寝、回復したら上に戻る ● やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) 従来のソースの読み⽅ 9

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Devin(Deep) Wiki/Searchがある場合のソースの読み⽅ ● 公式ドキュメントやREADME.mdを読む ● やりたいことをベースにWikiを確認、Searchに質問 ● コードの理解 ○ 質問で得られた引⽤結果からソースを確認 ○ ソースから回答結果を裏取り ○ 結果のソースをベースに関連部分の構造を理解 ● やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) これからのソースの読み⽅ 10

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Devin(Deep) Wiki/Searchがある場合のソースの読み⽅ ● 公式ドキュメントやREADME.mdを読む ● やりたいことをベースにWikiを確認、Searchに質問 ● コードの理解 ○ 質問で得られた引⽤結果からソースを確認 ○ ソースから回答結果を裏取り ○ 結果のソースをベースに関連部分の構造を理解 ● やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) → 従来なら0点になるところが、最悪30点ぐらいまではすぐ持っていける(体感) これからのソースの読み⽅ 11

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例:PR-Agentについて質問(公式ドキュメント) 実際に試してみる 12

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例:PR-Agentについて質問(動かしたいもののイメージ) 実際に試してみる 13

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例:PR-Agentについて質問(Deep Searchに質問) 実際に試してみる 14

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例:PR-Agentについて質問(Deep Searchに質問) 実際に試してみる 15

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ルールの調整をどこで⾏うのか聞いてみる 実際に試してみる 16

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ルールの調整をどこで⾏うのか聞いてみる 実際に試してみる 17

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実装の相談も可能(Lambdaのコンテナイメージをよりセキュアにしたい) 7割ぐらいは妥当な指摘、3割は微妙な指摘 実際に試してみる 18

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PR-Agent⾃体の検証の結果は以下のブログ参照 19 https://zenn.dev/tmk2154/articles/5fb5a7ebfaef94

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従来の開発像(経験則から) 20 設計 ドキュメント コード PJ管理 ツール データソース ビジネス 開発者 QA 調査/追加 ビジネス側が仕様に関して確認したかったり新機能を作りたい場合、開発者がドキュメント やソースを確認して、仕様や改修の影響範囲を確認。以下のような課題がある → ⼤規模PJでは⻑年いるエキスパートだけが正しい結果を判断できる → ビジネス側は知りたい情報を⼊⼿するのに⼈を介するので、情報収集までにラグがある 調査/QA 確認 確認 確認

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1つのソースに設計や実装のドキュメントが集約され、機能の追加開発、バグの修正、仕様調 査などすべてのプロジェクトに関する動作が変わってくる 今後:エージェントが集約した情報からユーザが情報を収集。必要に応じて⽣成し追加 開発の将来像 21 設計 ドキュメント コード PJ管理 ツール Devin Wiki/Search データソース 検索/⽣成エージェント ビジネス 開発者 QA ユーザ 情報の裏取り∕情報を⽣成して追加 集約 参照

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Gemini 2.5 Pro(Preview)でもSearchやってみた 22 GeminiにもGitHubソースを設定してDeep Searchのように質問してみた https://support.google.com/gemini/answer/16176929?hl=ja

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観点は同じ感じだが、引⽤がないのでどこのコードを参考に回答したか分かりにくい Gemini 2.5 Pro(Preview)でもSearchやってみた 23 GeminiにもGitHubソースを設定してDeep Searchのように質問してみた Geminiの結果 Deep Search の結果

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宣伝

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AI駆動開発⽀援サービスをリリースしています! 25

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現在検討中のためお客様の課題に合わせてカスタマイズして提供します AI駆動開発実践プログラム(ワークショップ) 26 Cline✕Bedrock ワークショップ 素早くプロトタイプが作 れるAIコーディングエー ジェントであるClineと Bedrockをかけ合わせて Vibe Codingを体感する ワークショップ プロンプトキャッシュを 使ったコスト最適化やコ スト分析⼿法、リージョ ン制限下での対応も紹介 Cursor ワークショップ VS Codeをフォークした AIコーディングエディタ であるCursorを使いこな すワークショップ 独⾃のルール作成やMCP 連携を通してAIコーディ ングエージェントとのう まく付き合う働き⽅を学 びます Devin活⽤ ワークショプ AI駆動開発 実践研修 AIコーディングエージェ ントを使って、顧客との プリセールでその場でプ ロトタイプを構築した り、レビュー、運⽤業務 をどのように改善できる のかを体験します Cline Bedrock Cursor Devin Devin⾃体や Wiki/Search機能を活⽤ し、開発業務や運⽤業務 を効率化するワーク ショップ 適切なタスクの扱い⽅や Devinに対して如何に ノウハウを集約するか Knowledge/Playbookの 活⽤を伝授

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● 開発スタイルの変⾰ ○ Readmeや公式ドキュメントを読むは変わらず ○ 深く読み込む前にDevin(Deep) Wiki/Searchでまず質問 ● 1つの作業を例に使い⽅を紹介 ○ 15分悩んだら⼈に聞くから、10秒悩んだらAIへ聞くに変わっている ○ ソースコードについて聞くだけでなく、ソースコードをベースに実装の壁打ち ○ エンジニアだけでなく、他職種でも⾃然⾔語で相談できる世界に ● まずはDeep Wiki/Searchを使ってみよう! まとめ 27