Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Devin(Deep) Wiki/Searchの活用で変わる開発の世界観/devin-wik...
Search
tomoki10
June 17, 2025
Technology
1
2.8k
Devin(Deep) Wiki/Searchの活用で変わる開発の世界観/devin-wiki-search-impact
AI駆動開発勉強会 【Devin Meetup Japan #2】で登壇した内容です。
https://aid.connpass.com/event/356655/
tomoki10
June 17, 2025
Tweet
Share
More Decks by tomoki10
See All by tomoki10
CDK Vibe Coding Fes
tomoki10
1
880
cdk initで生成されるあのファイル達は何なのか/cdk-init-generated-files
tomoki10
1
1.2k
AI駆動で進化する開発プロセス ~クラスメソッドでの実践と成功事例~ / aidd-in-classmethod
tomoki10
2
4k
DevinはクラウドエンジニアAIになれるのか!? 実践的なガードレール設計/devin-can-become-a-cloud-engineer-ai-practical-guardrail-design
tomoki10
3
3.4k
AWS CDKの歴史と未来について語る会〜日本発のグローバルコントリビューション〜/jaws-days-2025-cdk-panel-discussion
tomoki10
0
170
いまから始めるAWS CDK 〜モダンなインフラ構築入門〜/iac-night-cdk-introduction
tomoki10
9
3k
DevinでAI AWSエンジニア製造計画 序章 〜CDKを添えて〜/devin-load-to-aws-engineer
tomoki10
0
830
CDKのコードレビューを楽にするパッケージcdk-mentorを作ってみた/cdk-mentor
tomoki10
0
560
今年のアップデートで振り返るCDKセキュリティのシフトレフト/2024-cdk-security-shift-left
tomoki10
0
620
Other Decks in Technology
See All in Technology
日々のSlackアラート確認運用をCustom Chat Modesで楽にした話 / 日々のSlackアラート確認運用をCustom Chat Modesで楽にした話
imamotohikaru
0
330
Snowflakeとdbtで加速する 「TVCMデータで価値を生む組織」への進化論 / Evolving TVCM Data Value in TELECY with Snowflake and dbt
carta_engineering
2
230
フライトコントローラPX4の中身(制御器)を覗いてみた
santana_hammer
1
140
us-east-1 の障害が 起きると なぜ ソワソワするのか
miu_crescent
PRO
2
720
どうなる Remix 3
tanakahisateru
2
350
AWS IAM Identity Centerによる権限設定をグラフ構造で可視化+グラフRAGへの挑戦
ykimi
2
690
自己的售票系統自己做!
eddie
0
380
Flutterコントリビューションのススメ
d_r_1009
1
330
Master Dataグループ紹介資料
sansan33
PRO
1
3.9k
LINE公式アカウントの技術スタックと開発の裏側
lycorptech_jp
PRO
0
330
エンタープライズ企業における開発効率化のためのコンテキスト設計とその活用
sergicalsix
1
260
DMARCは導入したんだけど・・・現場のつぶやき 〜 BIMI?何それ美味しいの?
hirachan
1
190
Featured
See All Featured
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
340
57k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
333
24k
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
303
21k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
127
54k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
135
9.6k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.6k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
13
960
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
15k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.5k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
180
10k
Transcript
2025/06/17 佐藤智樹 Devin Wiki/Searchの活⽤で変わる 開発の世界観 〜⽣成AI時代の新しいコード理解⼿法〜
以前の発表 2 「developersio 佐藤智樹」で検索 https://dev.classmethod.jp/author/sato-tomoki/
⾃⼰紹介 3 • 部署 ◦ 製造ビジネステクノロジー部 • 名前 ◦ 佐藤智樹
• 役割 ◦ チームマネージャー @tmk2154 @tomoki10 @tomoki10 • 2025年 ◦ AI駆動開発など⽣成AIを活⽤した⽣産性向上を ⽬的として活動。Devinブログ10本執筆 ◦ 最近AWS CDKの本を書きました ◦ AWS CDK Conference 2025 7/12(⼟)参加者募集中
• Devin(Deep) Wiki/Searchとは何か • 実際に試してみる • 開発体験の変化 • 代替できそうなサービスでもやってみる •
宣伝 ⽬次 4
想定する視聴者 • Devin(Deep) Wiki/Searchを使ったことが無い⽅/そこまで使っていない⽅ ◦ 何ができるか、どんな活⽤⽅法があるか知る 持ち帰ってほしいもの • とりあえずDeep Wiki/Searchは使ってみよう
話さないこと • Devinの⾃律型ソフトウェアエンジニアAI的な機能 登壇内容について 5
Devin Wiki(公開ソースにはDeep Wikiが利⽤可能) • コードをインデックス化してWikiを⾃動⽣成 ◦ リポジトリの構造とコードを理解し、コードを⾃然⾔語で説明、シーケン ス図や状態遷移図など理解の役に⽴つ図を⽣成 Devin(Deep)Wiki 6
Devin Search(公開ソースにはDeep Searchが利⽤可能) • コードをインデックス化して、検索と結果⽣成が可能 ◦ 質問に関連する箇所のコードを引⽤付きで紹介し解説 ◦ DeepResearch も可能
◦ どうやって実装すべきか相談もできる!! Devin(Deep)Search 7
従来のOSSや⼤規模ソースの読み⽅(私の場合) • README.mdを最初に読む ◦ プロジェクトの概要、⽬的、主要機能を把握 ◦ インストール⽅法と基本的な使⽤例を確認 • 公式ドキュメントやWikiがあれば読む •
ディレクトリ構造を把握 • コードの理解 ◦ エントリーポイントを特定(ひたすらgrep)★ ◦ データフローや処理の流れを追跡 ◦ 設計パターンやアーキテクチャを理解 • やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) 従来のソースの読み⽅ 8
従来のOSSや⼤規模ソースの読み⽅(私の場合) • README.mdを最初に読む ◦ プロジェクトの概要、⽬的、主要機能を把握 ◦ インストール⽅法と基本的な使⽤例を確認 • 公式ドキュメントやWikiがあれば読む •
ディレクトリ構造を把握 • コードの理解 ◦ エントリーポイントを特定(ひたすらgrep)★ ◦ データフローや処理の流れを追跡 ◦ 設計パターンやアーキテクチャを理解 • 分からなくてふて寝、回復したら上に戻る • やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) 従来のソースの読み⽅ 9
Devin(Deep) Wiki/Searchがある場合のソースの読み⽅ • 公式ドキュメントやREADME.mdを読む • やりたいことをベースにWikiを確認、Searchに質問 • コードの理解 ◦ 質問で得られた引⽤結果からソースを確認
◦ ソースから回答結果を裏取り ◦ 結果のソースをベースに関連部分の構造を理解 • やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) これからのソースの読み⽅ 10
Devin(Deep) Wiki/Searchがある場合のソースの読み⽅ • 公式ドキュメントやREADME.mdを読む • やりたいことをベースにWikiを確認、Searchに質問 • コードの理解 ◦ 質問で得られた引⽤結果からソースを確認
◦ ソースから回答結果を裏取り ◦ 結果のソースをベースに関連部分の構造を理解 • やりたい作業を実⾏(実装、Issue起票やコントリビュート) → 従来なら0点になるところが、最悪30点ぐらいまではすぐ持っていける(体感) これからのソースの読み⽅ 11
例:PR-Agentについて質問(公式ドキュメント) 実際に試してみる 12
例:PR-Agentについて質問(動かしたいもののイメージ) 実際に試してみる 13
例:PR-Agentについて質問(Deep Searchに質問) 実際に試してみる 14
例:PR-Agentについて質問(Deep Searchに質問) 実際に試してみる 15
ルールの調整をどこで⾏うのか聞いてみる 実際に試してみる 16
ルールの調整をどこで⾏うのか聞いてみる 実際に試してみる 17
実装の相談も可能(Lambdaのコンテナイメージをよりセキュアにしたい) 7割ぐらいは妥当な指摘、3割は微妙な指摘 実際に試してみる 18
PR-Agent⾃体の検証の結果は以下のブログ参照 19 https://zenn.dev/tmk2154/articles/5fb5a7ebfaef94
従来の開発像(経験則から) 20 設計 ドキュメント コード PJ管理 ツール データソース ビジネス 開発者
QA 調査/追加 ビジネス側が仕様に関して確認したかったり新機能を作りたい場合、開発者がドキュメント やソースを確認して、仕様や改修の影響範囲を確認。以下のような課題がある → ⼤規模PJでは⻑年いるエキスパートだけが正しい結果を判断できる → ビジネス側は知りたい情報を⼊⼿するのに⼈を介するので、情報収集までにラグがある 調査/QA 確認 確認 確認
1つのソースに設計や実装のドキュメントが集約され、機能の追加開発、バグの修正、仕様調 査などすべてのプロジェクトに関する動作が変わってくる 今後:エージェントが集約した情報からユーザが情報を収集。必要に応じて⽣成し追加 開発の将来像 21 設計 ドキュメント コード PJ管理 ツール
Devin Wiki/Search データソース 検索/⽣成エージェント ビジネス 開発者 QA ユーザ 情報の裏取り∕情報を⽣成して追加 集約 参照
Gemini 2.5 Pro(Preview)でもSearchやってみた 22 GeminiにもGitHubソースを設定してDeep Searchのように質問してみた https://support.google.com/gemini/answer/16176929?hl=ja
観点は同じ感じだが、引⽤がないのでどこのコードを参考に回答したか分かりにくい Gemini 2.5 Pro(Preview)でもSearchやってみた 23 GeminiにもGitHubソースを設定してDeep Searchのように質問してみた Geminiの結果 Deep Search
の結果
宣伝
AI駆動開発⽀援サービスをリリースしています! 25
現在検討中のためお客様の課題に合わせてカスタマイズして提供します AI駆動開発実践プログラム(ワークショップ) 26 Cline✕Bedrock ワークショップ 素早くプロトタイプが作 れるAIコーディングエー ジェントであるClineと Bedrockをかけ合わせて Vibe
Codingを体感する ワークショップ プロンプトキャッシュを 使ったコスト最適化やコ スト分析⼿法、リージョ ン制限下での対応も紹介 Cursor ワークショップ VS Codeをフォークした AIコーディングエディタ であるCursorを使いこな すワークショップ 独⾃のルール作成やMCP 連携を通してAIコーディ ングエージェントとのう まく付き合う働き⽅を学 びます Devin活⽤ ワークショプ AI駆動開発 実践研修 AIコーディングエージェ ントを使って、顧客との プリセールでその場でプ ロトタイプを構築した り、レビュー、運⽤業務 をどのように改善できる のかを体験します Cline Bedrock Cursor Devin Devin⾃体や Wiki/Search機能を活⽤ し、開発業務や運⽤業務 を効率化するワーク ショップ 適切なタスクの扱い⽅や Devinに対して如何に ノウハウを集約するか Knowledge/Playbookの 活⽤を伝授
• 開発スタイルの変⾰ ◦ Readmeや公式ドキュメントを読むは変わらず ◦ 深く読み込む前にDevin(Deep) Wiki/Searchでまず質問 • 1つの作業を例に使い⽅を紹介 ◦
15分悩んだら⼈に聞くから、10秒悩んだらAIへ聞くに変わっている ◦ ソースコードについて聞くだけでなく、ソースコードをベースに実装の壁打ち ◦ エンジニアだけでなく、他職種でも⾃然⾔語で相談できる世界に • まずはDeep Wiki/Searchを使ってみよう! まとめ 27