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個人的に考える 要件定義でやる 一連の流れ 河津正和

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河津正和 2012 年〜2016 年辺りまで バックエンド領域のプログラマ 2017 年あたりから 開発側のPM をやることに

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要件定義って一体 何をすれば良いのでしょうか? 上流工程未経験の方にとって、イメージしづらいのではと思います 突然ですが

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要件定義における 一連のフローをご紹介 個人的な知見なので 悪しからず

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要件定義の3工程 解決したい課題 について技術者 視点から判断す る 企画 01 開発に必要な要 素を洗い出し整 理する 登場人物選定 02 システム構成や 画面構成を詰め つつ議論する システム構成策定 03

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1. 企画

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技術者視点から 意見を出す 技術的に実現可能な企画なのかどうか 実現にあたってどのようなリスクがある のか 実現可能性 本当に企画した内容がユーザーにとって ベストなのか 他に良い実装内容があれば提案する ベストな手段の提案

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エンジニアは「手段」に強い 企画側が予想もしなかったやり方について提案できる可能性はあります

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2. 登場人物の整理

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登場人物の種類 価値提供先や、 それに必要なオ ペレーター ユーザー 01 実現にあたりど の技術領域が必 要となるか 技術領域 02 クライアント企 業や外部協力開 発会社など、開 発に関わる人た ち ステークホルダー 03

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ユーザーは どのような操作 を行うのか ユーザーがやりたいと思うことを 5W1H で想像して あるべき機能を予想する サービス価値 必要な運用はどのようなものか 5W1H を明らかにして あるべき機能を予想する 必要なオペレーション 非機能要件の予想 なども含まれる

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必要な技術領域 を洗い出す 必要な開発者を 集める WebAPI Web アプリ モバイルアプリ IoT デバイス 筐体 管理画面 AI モデル インフラサーバ 決済

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ここの箇所は 自社でできる WebAPI Web アプリ モバイルアプリ IoT デバイス 筐体 管理画面 AI モデル インフラサーバ 決済 それ以外は 外部会社にお願い

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アクティビティ図の ススメ ユーザーの操作と各技術領域がどのよう に連携するかが整理される

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3. システム構成策定

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それぞれの 技術領域ごとに システム構成を 策定する 必要となるAPI の種類、DB テーブル構成、PaaS 選定 バックエンド(WebAPI 、バッチ処理、etc) 画面構成、コンポーネント構成、軽量化 クライアントアプリ インフラ構成、負荷影響、監視設定 サーバインフラ センサー選定、空間構成、緊急時代替手段の検討 IoT デバイス

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各領域が独立して動くのではなく それぞれ擦り合わせつつ 詰めていくことが大事になります

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まとめ

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要件定義の3工程 解決したい課題 について技術者 視点から判断す る 企画 01 開発に必要な要 素を洗い出し整 理する 登場人物選定 02 システム構成や 画面構成を詰め つつ議論する システム構成策定 03

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何をやるべきか迷った時に 振り返ることができるように 自分のチートシートを作っておきましょう