Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
個人的に考える要件定義でやる一連の流れ
Search
Kawazu
June 17, 2023
Technology
0
390
個人的に考える要件定義でやる一連の流れ
下記イベントでの登壇資料です。
https://techdmeetup.connpass.com/event/281262/
Kawazu
June 17, 2023
Tweet
Share
More Decks by Kawazu
See All by Kawazu
ChatGPTで水平思考ゲームを行えるか試してみた
kawazu
0
320
新人プロダクトマネージャーの試行錯誤記録
kawazu
0
170
バックエンドエンジニアが初めてReactを触って感じたこと
kawazu
0
260
音楽仲間がいないのでバンドメンバーを実装した話
kawazu
0
100
JetsonNanoで自動作曲配信システムを作ってる途中の話
kawazu
0
730
bert-tokenizerノードを触ってみた
kawazu
0
310
BERTで文章関連度算出して戯れてみる
kawazu
0
150
Node-REDとAutomatorでプライバシーマスク作成を自動化する
kawazu
0
170
AWS DeepComposerで作業用BGMを作った話
kawazu
0
160
Other Decks in Technology
See All in Technology
Microsoft Learn MCP/Fabric データエージェント/Fabric MCP/Copilot Studio-簡単・便利なAIエージェント作ってみた -"Building Simple and Powerful AI Agents with Microsoft Learn MCP, Fabric Data Agent, Fabric MCP, and Copilot Studio"-
reireireijinjin6
1
160
Expertise as a Service via MCP
yodakeisuke
1
160
東京海上日動におけるセキュアな開発プロセスの取り組み
miyabit
0
200
大規模組織にAIエージェントを迅速に導入するためのセキュリティの勘所 / AI agents for large-scale organizations
i35_267
6
330
VLMサービスを用いた請求書データ化検証 / SaaSxML_Session_1
sansan_randd
0
130
「育てる」サーバーレス 〜チーム開発研修で学んだ、小さく始めて大きく拡張するAWS設計〜
yu_kod
1
190
AI によるドキュメント処理を加速するためのOCR 結果の永続化と再利用戦略
tomoaki25
0
110
alecthomas/kong はいいぞ
fujiwara3
6
1.1k
ビジネス文書に特化した基盤モデル開発 / SaaSxML_Session_2
sansan_randd
0
150
Tiptapで実現する堅牢で柔軟なエディター開発
kirik
1
150
経験がないことを言い訳にしない、 AI時代の他領域への染み出し方
parayama0625
0
260
会社もクラウドも違うけど 通じたコスト削減テクニック/Cost optimization strategies effective regardless of company or cloud provider
aeonpeople
2
380
Featured
See All Featured
A better future with KSS
kneath
238
17k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.8k
Speed Design
sergeychernyshev
32
1k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
77
9.5k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
860
Side Projects
sachag
455
43k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
331
22k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
346
40k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
29
9.6k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
15
1.6k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
53
2.9k
Transcript
個人的に考える 要件定義でやる 一連の流れ 河津正和
河津正和 2012 年〜2016 年辺りまで バックエンド領域のプログラマ 2017 年あたりから 開発側のPM をやることに
要件定義って一体 何をすれば良いのでしょうか? 上流工程未経験の方にとって、イメージしづらいのではと思います 突然ですが
要件定義における 一連のフローをご紹介 個人的な知見なので 悪しからず
要件定義の3工程 解決したい課題 について技術者 視点から判断す る 企画 01 開発に必要な要 素を洗い出し整 理する
登場人物選定 02 システム構成や 画面構成を詰め つつ議論する システム構成策定 03
1. 企画
技術者視点から 意見を出す 技術的に実現可能な企画なのかどうか 実現にあたってどのようなリスクがある のか 実現可能性 本当に企画した内容がユーザーにとって ベストなのか 他に良い実装内容があれば提案する ベストな手段の提案
エンジニアは「手段」に強い 企画側が予想もしなかったやり方について提案できる可能性はあります
2. 登場人物の整理
登場人物の種類 価値提供先や、 それに必要なオ ペレーター ユーザー 01 実現にあたりど の技術領域が必 要となるか 技術領域
02 クライアント企 業や外部協力開 発会社など、開 発に関わる人た ち ステークホルダー 03
ユーザーは どのような操作 を行うのか ユーザーがやりたいと思うことを 5W1H で想像して あるべき機能を予想する サービス価値 必要な運用はどのようなものか 5W1H
を明らかにして あるべき機能を予想する 必要なオペレーション 非機能要件の予想 なども含まれる
必要な技術領域 を洗い出す 必要な開発者を 集める WebAPI Web アプリ モバイルアプリ IoT デバイス
筐体 管理画面 AI モデル インフラサーバ 決済
ここの箇所は 自社でできる WebAPI Web アプリ モバイルアプリ IoT デバイス 筐体 管理画面
AI モデル インフラサーバ 決済 それ以外は 外部会社にお願い
アクティビティ図の ススメ ユーザーの操作と各技術領域がどのよう に連携するかが整理される
3. システム構成策定
それぞれの 技術領域ごとに システム構成を 策定する 必要となるAPI の種類、DB テーブル構成、PaaS 選定 バックエンド(WebAPI 、バッチ処理、etc)
画面構成、コンポーネント構成、軽量化 クライアントアプリ インフラ構成、負荷影響、監視設定 サーバインフラ センサー選定、空間構成、緊急時代替手段の検討 IoT デバイス
各領域が独立して動くのではなく それぞれ擦り合わせつつ 詰めていくことが大事になります
まとめ
要件定義の3工程 解決したい課題 について技術者 視点から判断す る 企画 01 開発に必要な要 素を洗い出し整 理する
登場人物選定 02 システム構成や 画面構成を詰め つつ議論する システム構成策定 03
何をやるべきか迷った時に 振り返ることができるように 自分のチートシートを作っておきましょう