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StreamYardで配信してみた あるいは、 何故クラスメソッドはSaaSを推すのか AKIBA.SaaS #3 渡辺聖剛 クラスメソッド株式会社 アライアンス統括部 2023.01.11

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自己紹介 ▸ クラスメソッド株式会社 アライアンス統括部 テックG ▸ 指向 : 運用・モニタリング ▸ 前職まではいわゆる インフラエンジニア ▸ 好きなAWSサービス ○ ACM, Route 53 ○ Amazon CloudWatch Metric Stream https://dev.classmethod.jp/author/watanabe-seigo/ 2 渡辺聖剛 (Seigo Watanabe)

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本スライドは本スライドは公開済みです blogは後日 公開します https://speakerdeck.com/cmwatanabeseigo/akiba-saas-03-streamyard 3

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本日紹介するSaaS : https://streamyard.com/ 4

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あるいは 「何故クラスメソッドはSaaSを推すのか」 ...についても簡単にお話しします 以後、暗い背景がStreamYard、明るい背景がこの話です 5

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StreamYardとは?

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StreamYard ● 高機能の動画配信システム ● SaaS ● 登壇者側に必要なアプリは ブラウザのみ ○ バーチャル背景 ○ カメラ、画面共有、動画共有、 スライド共有 ... ● 配信操作は「全て」 ホストがコントロール ○ いつ誰を・何を映すか ● 視聴者同士はゆるく繋がる ○ 配信プラットフォームの機能 視聴者 登壇者 ホスト 配信 プラットフォーム 7

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SaaS = Software as a Service 直訳 「サービスとしてのソフトウェア」 アプリケーションをインストールして 使うのではなく、 サービスを享受するかたちで 利用するソフトウェア ● ネット上で動作 → クラウド ● サブスクリプション ○ 従量課金 or 月額/年額課金 ○ フリーミアムモデルも多い 「オンライン配信」という機能を SaaSという形態で 提供しているソフトウェア(サービス)

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StreamYard以外の選択肢

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オンライン会議システム (ex: Google Meet) ● 基本的には全員「参加者」 ● 基本的に、「ホスト」という 役割はない ○ 録画データの扱いなどで 他の参加者との差異はある ● 何を映すかは参加者が操作 ● 視聴者同士は「密」に繋がる ○ 互いに誰が参加しているか わかる ● 配信プラットフォームへの 配信設定も(ものにより)可能 https://apps.google.com/intl/ja/meet/ 10 (視聴者) 登壇者 (ホスト)

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StreamYard vs. オンライン会議システム ● 配信内容の フルコントロール ● 配信映像に ロゴなどを配置 ● 複数の配信先への 同時配信 ● 視聴者間の距離感 ○ 近過ぎず、遠過ぎず 登壇者 ホスト 配信 プラットフォーム (視聴者) 登壇者 (ホスト) 11 視聴者

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オンラインウェビナー・講演システム Zoomウェビナーや GoToWebinarなど ● 視聴者 = むしろ「受講者」 ● 視聴者同士の繋がりは皆無 ○ 自分以外に何人参加して いるのかも不明 ● ホストは「場」の用意に専念 ○ ウェビナー中のコントロールは 強くない ○ 「何を映すか」は登壇者に https://explore.zoom.us/ja/products/webinars/ 視聴者 登壇者 視聴者 視聴者 視聴者 ホスト 12

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StreamYardがなかったら? OBS Studioなどを ホストPC上で動作させる ● より柔軟なコントロール ● ホストPCに高いスペックと 安定動作が必要 ● 登壇者の映像や音声を ホストへ届ける仕組みが必要 ○ オンライン会議システムや SNSが使われることが多い ● ホストが落ちたら配信終了 https://obsproject.com/ja 登壇者 ホスト (SPOF) 配信 プラットフォーム オンライン会議 (クラウド) 視聴者 13

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OBS Studio = 「放送局」のアプリケーション化 OBS = Open Broadcaster Software かつて「放送(Broadcast)」を行う場合には、 以下の機材や設備が必要だった ● 撮影 : カメラ、マイク(集音)、照明、保存 or 中継設備 ● 編集 : 複数の映像ソースの切り替え・合成、音楽や効果音の追加 ● 送出 : 地上波・衛星放送に最適な形式に変換、電波にして送信 撮影 編集 送出 撮影 14

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つまり : StreamYardは ホストPCの役割をSaaS化 ホストPC=オンプレミス そのことにより ● ホストPCのターンキー化 ○ 冗長化などもセット ● 調達の迅速化 ○ 利用リソースに 数の論理を ● ホストPC運用の専任化 ○ 保守やトラブル対応 ○ ドキュメント整備 ...などを実現したもの 視聴者 登壇者 ホスト 配信 プラットフォーム 登壇者 ホスト (SPOF) 配信 プラットフォーム オンライン会議 (クラウド) 視聴者 15

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これです

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弊社がSaaSを推す理由 (1) オンプレミス環境の ● 調達 ● 準備 ● 維持 ● 破棄 これらにまつわる期間と工数を 軽減 することが可能 17

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弊社がSaaSを推す理由 (2) SaaSの動作環境自体が クラウド上にある クラウド上で動作している アプリケーションと 相性 がいい ❏ 認証 ❏ API接続 ❏ データ転送 ❏ 開発チームの指向・傾向 18

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19 つまり? 弊社にとっては 「お客さまの課題解決」が 最大の目的であり理念 ● パブリッククラウド(AWS)は 手段のひとつ ● SaaSの採用によって 解決できる問題であれば、 それを提案するのが 弊社の役割  弊社がSaaSを扱うことは  とても自然なこと https://classmethod.jp/company/principles/ “オープンな発想と高い技術力により、 すべての人々の創造活動に貢献し続ける”

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と、いうわけで、 もちろん Google Meetも Zoomも SaaSですが、 ● 豊富な個性と選択肢 ● 短い調達期間 これらの特長から、 今回は目的にあわせて StreamYardを 『試験的に』選択してみました 20

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DEMONSTRATION

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で、 StreamYard どうよ?

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StreamYardのPros. ● 手軽に「配信」感を出せる ○ UI/UX上の雰囲気 ● 安定していて導入も楽 ○ ホストPCの用意が不要 ○ 使い方もそんなに難しくない ● 使ってて面白い・新鮮 ※個人の感想です

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● オンライン会議システムと違う ○ 参加者(登壇者)の慣れが必要 ● ホストの習熟が必要 ○ 全ての操作がホストに集中 ○ ホストが慣れてないと混乱しそう ● クライアントのブラウザ上で 動作する機能の性能 ○ (他のオンライン会議サービスとの比較) ○ 登場人物の切り抜き精度など StreamYardのCons. ※個人の感想です

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まとめ...? 今回StreamYardを選択した理由 ● いつも同じものでは面白くない ● 技術イベントをウェビナーっぽくしたくなかった ● (単純に)ホスト側で使ってみたかった 総合的に成功だったかどうかは このあと 1h ちょっと後にわかると思います!

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