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JaSST Review’22で お伝えしたいこと

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アジェンダ ● JaSST Review'22で伝えたいこと ○ JaSST Review'22を開催するにあたっての前提 ○ JaSST Review'22の主旨 ○ 今回の講演で期待していること ○ 今回のワークショップで期待していること ● このような人に参加してもらいたい! ● JaSST Review'22に対してのFAQ ○ Q.英語に自信が無いので、英語講演は受講しづらい ■ A. 大丈夫です、同時通訳付きです! ○ Q.時間の都合などでワークショップに参加できない ■ A. 大丈夫です、見学も可能です!

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JaSST Review'22を 開催するにあたっての 前提

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レビューはテストの1つ by ISTQB ISTQB(国際ソフトウェアテスト資格認定委員会)発行の シラバスには、レビューについて以下の記述があります。 テスト対象のコンポーネントやシステムを実行することは、 動的テストと呼ぶ。 テスト対象のコンポーネントやシステムを実行しない場合は、 静的テストと呼ぶ。 このため、テストは要件、ユーザーストーリー、ソースコード などの作業成果物をレビューする活動も含む。 出典:http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf

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レビュープロセスが存在する by ISTQB またISTQBでは、レビュープロセスも定義しています。 しかし、細かいプロセスについての記述はありません。 http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf の記述を元に作成 計画 レビュー の開始 個々の レビュー 懸念事項 の共有 と分析 修正と 報告

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個々のレビューに対しての仮説 まず「個々のレビュー」の部分について考えていきます。 個々のレビューとは、具体的にどのような思考プロセスで 進めていくのでしょうか? 計画 レビュー の開始 個々の レビュー 懸念事項 の共有 と分析 修正と 報告

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テストプロセス by ISTQB ここで参考になるのがテストプロセスです。 ISTQBでは、テストプロセスも定義しています。 出典:http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018V31.J03.pdf テスト 計画 テスト 分析 テスト 設計 テストのモニタリングと コントロール テスト 完了 テスト 実装 テスト 実行

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テストプロセス by ISTQB テストプロセスでは、単に「個々のテスト実行」ではなく テスト分析、テスト設計、テスト実装、テスト実行と、 テストで行うことの思考を分けて表現しています。 テスト 計画 テスト 分析 テスト 設計 テストのモニタリングと コントロール テスト 完了 テスト 実装 テスト 実行

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個々のレビューに対しての仮説 計画 レビュー の開始 個々の レビュー 懸念事項 の共有 と分析 修正と 報告 レビュー 計画 レビュー 分析 レビュー 設計 テストのモニタリングと コントロール テスト 完了 レビュー 実装 レビュー 実行 同様の考えを用いれば、「個々のレビュー」の具体的な 思考プロセスを表現できるのではないでしょうか?

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懸念事項の共有と分析に対しての仮説 次に「懸念事項の共有と分析」の部分を考えていきます。 この部分は、レビュアーとドキュメント作成者との やり取りが重要になるはずですが、 具体的にどのようにやり取りをすれば良いのでしょうか? 計画 レビュー の開始 個々の レビュー 懸念事項 の共有 と分析 修正と 報告

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やり取りのモデル図 レビュアーは 成果物に対して、 思考をした上で 発言をします。 それをドキュメント 作成者が理解して ドキュメントの改善 を試みます。 出典:JaSST Review’18 パネルディスカッション

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思考方法(リーディング技法)は存在する このうち、思考方法についての技術である リーディング技法は存在しており、 ISTQBでも以下の4つを明記しています。 ● チェックリストベース ● シナリオとドライラン ● パースペクティブベース ● ロールベース 参考 :http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation _Version2018V31.J03.pdf

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発言の仕方についての具体的記述がない 一方、発言の仕方は以下の記述しか存在していません。 ● レビューは信頼できる 雰囲気で行う ● 自分の言動が 他の参加者に対する 退屈感、憤り、敵意だと 受け取られないように 気を付ける 参考 :http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation _Version2018V31.J03.pdf

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発言の仕方についての仮説 私たちJaSST Review実行委員会では、 「発言に際して、質問による深堀りが重要ではないか?」 と 考えています。 ただし、具体的にどのように質問して深掘りするのかは まだ言語化できていません。

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JaSST Review'22の主旨

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今回のイベントの主旨 今回のイベントでは、「前提」でお話しした、 以下の2点の仮説について考えを深めていきます。 “個々のレビュー”の 具体的な思考プロセスを 表現できるのではないか? “懸念事項の共有と分析” では質問による深堀りが 重要ではないか?

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今回の講演で 期待していること

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今回の講演で期待していること 今回の講演者はMattさんです! Mattさんには、 「“懸念事項の共有と分析”では 質問による深堀りが重要ではないか?」 の仮説に対して話してくれることを期待しています。 なぜならば、Mattさんは「質問による深掘り」が 重要スキルとなる実例マッピングの考案者だからです。

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今回のワークショップで 期待していること

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今回のワークショップで期待していること 今回のワークショップは安達さんにお願いしています! 今回は、 「“個々のレビュー”の 具体的な思考プロセスを 表現できるのではないか?」 について、実際に体験して理解する ワークショップを考えています。

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このような人に 参加してもらいたい!

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このような人に参加してもらいたい! Mattさんの講演は、特に以下の人に聴いてもらいたいです ● シフトレフトの考え方で上流工程に参加したいが、 どのように取り組めば良いか悩んでいる人 ● Agile Testing、BDDに興味を持っている人 安達さんのワークショップは、 以下の人に参加してもらいたいです ● レビュー経験が浅い人 ● どのようにレビューをすれば良いのか悩んでいる人 ● レビューのやり方を後輩にうまく伝えられない人

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JaSST Review'22に 対してのFAQ

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Mattさんの英語講演について Q.英語に自信が無いので、英語講演は受講しづらいです A.大丈夫です、同時通訳付きです!  また講演時間45分に対して、Q&Aを45分行う予定なので  分からなかったところを質問することで  理解できるようになると思います。

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ワークショップの参加について Q.時間の都合などでワークショップに参加できません A.大丈夫です、見学も可能です!  途中で仕事の用事があるので、ワークショップに  参加する余裕がない方もいると思います。  そのような方のために見学枠も用意しています。

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ワークショップの参加について Q.時間の都合などでワークショップに参加できません A.ワークショップの見学をご希望の方は、  イベント参加申し込み時の「参加チケット」の選択肢で  「シンポジウム参加&ワーク見学」を選択してください

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以上です。 皆様のご参加を お待ちしております!