Slide 1

Slide 1 text

2023.9.21 JBUG東京#21 大企業からノマドへ転身 コミュニケーションのアンラーン

Slide 2

Slide 2 text

大澤 あつみ 2009年新卒でトヨタ自動車に入社。 国内営業部門で法人営業と宣伝・商品販促に従事。 昨年退職し、2ヶ月の海外旅行&1ヶ月東欧ジョージ アで海外ノマド体験「ノマドニア」に参加。 帰国後、都内神社のマーケティングコンサルや「ノ マドニア」の運営を担当しながら、世界を飛び回る 海外ノマドとして世界一周。 #大企業スキル が活きる自分の商品を生み出すため にスキルの言語化やサービスづくりに取り組み中。    自己紹介

Slide 3

Slide 3 text

今日お話しすること 会社辞めて直面した 当たり前が 当たり前じゃない話

Slide 4

Slide 4 text

官公庁向け営業 商品プロモーション 販売戦略立案 会社員時代の仕事 ・入札対応 ・商品企画 ・生産管理 ・販売店連携/納車 ・マーケティング戦略 ・メディアプラン作成 ・制作ディレクション ・プロジェクト管理 ・商品需給 ・販売施策展開 ・社外パートナー協業 ・プロジェクト管理

Slide 5

Slide 5 text

すっごく当たり前の話ですが・・・ 大規模 プロジェクト 大企業時代 フリーランス時代 小規模 数百人 関係者 数人

Slide 6

Slide 6 text

違う環境に行って初めて 比較ができる =相対的な視点

Slide 7

Slide 7 text

年齢や職業が異なるコミュニティで イベントや企画を通して「議事録作成」 「会議のファシリテート」「プロジェク トの進行管理」など”できて当たり前”の ことに感謝される機会が多かった。 社外のオンラインサロン 強みを感じたとき ノマドコミュニティ内で会社員出身だと 基礎的なビジネススキルがすでにあり 案件獲得がスムーズにできている印象。 会社員出身の共通点

Slide 8

Slide 8 text

プロジェクトの進行において判断を迫ら れる時、どこまで検証をするか。あらゆ る角度から抜け漏れなく見ることが当た り前だが、見る視点の種類や視座が異な ることに気づいた。 多角的に物事を検証する ギャップを感じたとき 後輩や異動者に対して仕事を教えること が当たり前だったので、フリーになって も困ってる人がいたら助けたくなるが、 それは求められているのかとか、自分が すべきことなのかと考えるきっかけに。 人を育てる意識

Slide 9

Slide 9 text

コロナ禍で在宅時間が増えたのでオンラ インでできるインターンに応募。 会社風土にマッチしないという判断で落 選。おそらく経歴や職務履歴から”扱い にくい人”と思われた。 在職中にインターンへ応募 ギャップを感じたとき 前職では誰が見てもできる標準作業がよ しとされており、あらゆる仕事にマニュ アルが存在。誰でも読めばできる粒度が 当たり前と思っていたが、全部が全部そ うではなかった。 マニュアルの精度

Slide 10

Slide 10 text

弱みを感じたとき 納品主義で商品を作り込んでから世に出 す環境だったため、トライアルで発信し て徐々にブラッシュアップしていくやり 方が難しかった。80点でいいという考え 方はあるが、その基準はそれぞれ。 とりあえず形にするのが難しい 大きな組織での決裁文化に慣れていて その場で自分の裁量で判断することに対 して、検討は十分か、何かあった時の責 任はと考え決断が難しい。組織の力に頼 っていたことに気づいた。 スピーディーな判断が苦手

Slide 11

Slide 11 text

新しい環境では 役に立たないこともある 求められていないことを やってしまう

Slide 12

Slide 12 text

決裁文化 超長期的計画 前例主義 会社員時代のスキルのアンラーン 室長、部長、役員とお伺い を立てる回数が多い。上位 者のフィードバックはリス ク回避になることもある が、いないので自分で判断 する力が必要。 5年10年先の計画を前提 に直近の取り組みを実施 していたが、10年先の計 画なんてない。拠り所を 自分で作る必要。 類似事例を探すとすぐに 過去の資料にアクセスが できたが、基本的に前例 がない。他社などの事例 を探す必要がある。

Slide 13

Slide 13 text

新しい環境でインストールしたいこと 会社理念・風土 優先順位の考え方 組織の視座 カルチャーマッチ重要。 何を大切にして、何を目指 している組織なのか。 どんな人たちが働いている のか。 リソースが限られている 場合、何から手をつける のか、判断基準になる考 え方は何か。 どの立場からモノを見て いるのか。レベル感によ ってやり方が変わるの で、同じ視座で考える。

Slide 14

Slide 14 text

自分の立ち位置を理解する ことがスタート 【視座・視野・視点】

Slide 15

Slide 15 text

客観的な自己理解からわかること 普遍的なスキル 不足しているスキル 活かせるスキル 求められていないスキル

Slide 16

Slide 16 text

求められていないものは アンラーンすべきなのか?

Slide 17

Slide 17 text

アンラーンすべきことにも活かせるポイントがある 決裁文化 超長期的計画 前例主義 異なるポジションからのフ ィードバックは自分の中に 持っていていい。迅速な判 断も必要だが、多角的な十 分な検討は意味がある。 つい目の前のことに手一 杯で先のことがわからな くなるが、長期的に物事 を見通すことは大事。 他社の事例を参考にした り、事例を横展開をする 発想などはそのまま活か すべき。

Slide 18

Slide 18 text

フラットな視点で 自分の立ち位置 と組織の関係を見る 大事なこと

Slide 19

Slide 19 text

まとめ 環境を変えるなど 客観的に自分のスキルを理解しておく 視座・視野・視点がどこにあるかを知る 求められていないことでも活かす道はある

Slide 20

Slide 20 text

社内にいると当たり前だけど 社外では当たり前じゃないもの を言語化したい ちなみに・・・ #大企業スキル 勉強会開催など発信していきます→

Slide 21

Slide 21 text

ありがとうございました!