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2024/04/12 | CHUO_Tech #2 技術選定において 一番大切なこと おおいし @bicstone (C) 2024 Oishi Takanori

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自己紹介 Certified ScrumMaster® is a certification mark of Scrum Alliance, Inc. Any unauthorized use is strictly prohibited. SaaS大好き Web エンジニア 前世は機械エンジニア

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意思決定を言語化して 属人化を防ぎ、透明性を高める 結論

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目次 ADRを記録する いつでも切り離せるようにする アノテーションコメントをする コミットはWHATではなくWHYで 議論は横串で 1. 2. 3. 4. 5.

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1. 議論は横串で チーム横断の技術Meetupを開催 → 広い視野で議論ができる。暗黙知を減らせる フロントエンド会、サーバーサイド会を毎週交互に開催 技術選定に関する共有、相談で他チームにも知見が共有 業務委託の方など社外からの視点も

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1. 議論は横串で テックブログや登壇などで社外に公開 → さらに情報が集まり意思決定が洗練される 記事化するにあたり言語化のプロセスが発生 社外公開されることで、支持を可視化 世界中からフィードバックが得られる

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2. ADRを記録する 技術選定に関する意思決定を言語化して記録する → 意思決定の透明性が高まり、属人性が解消 技術選定の意思決定を型にしていく 言語化・仕組み化に注力し、型を作り上げる 当時の背景がいつでも誰でも参照可能に ※ ADR = Architecture Decision Record

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3. いつでも切り離せるようにする 環境や人に依存した技術選定をしない → 改善する姿勢を持ち続け、プロダクトの持続性を向上 記憶、勘、人に頼った技術は頼れなくなると崩壊 定期的に振り返り、時には捨てる勇気 過去の型を改善し、仕組み化し続ける

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4. アノテーションコメントをする 実装時の温度感をコメントで残す → 後から意思決定が理解され、軌道修正しやすくなる 時間を優先したなどの意思決定(WHY NOT)を言語化 ツールで検出できる仕組みを作る 過去の実装は変えても良いものという認識を持つ

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5. コミットはWHATだけではなくWHYで タスク、PR、コミットは、HOWではなくWHYで残す → 説明責任を果たし、将来の意思決定を支える 背景や文脈が形式知化される 「何をした」ではなく、「何故した」のかを残す プロダクトやチームの特性にあったルールを決める

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結論 意思決定を言語化して 属人化を防ぎ、透明性を高める