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サイボウズのQAエンジニア育成
JaSST’24 Tokyo
斉藤 裕希
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Saito Yuuki / 斉藤 裕希
・2022年 サイボウズ中途入社
・好き
- 自分の担当している製品（サイボウズ Office、メールワイズ）
- 試験実施<試験設計
- マルチタスク
- 発表すること
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自己紹介
サイボウズ Officeのキャラク
ター「オフまる」です！
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QAを担当している製品
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1.入社前に感じていた3つの課題
- 自分（QA）の方が下？
2.入社時オンボーディングの内容
- 課題をどのように克服できたか？
3.これからしていきたいこと
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この時間でお話する内容
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・今、自分らしく楽しく働いています！
・その元の部分となったのは「入社時オンボーディン
グ」だと考えています
・オンボーディングの内容や、自分の成長出来たポイン
トなどをお話するので、少しでも皆さまのヒントになれ
ば幸いです！
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今日お伝えしたいこと
質問はDiscordでお待ちして
おります！
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1.入社前に感じていた3つの課題
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課題1.
オンラインコミュニケーションを円滑に進めていくこと
- 会って話すことができない不安
課題2.
自分(QA)の方が下？自信がないこと
- QAエンジニアとしての自信の無さ（スキル） + 対PGとの関係における自信のなさ
課題3.
2つの「苦手なこと」
- 人を頼ること / ルールがしっかり定まっていない仕事
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1.入社前に感じていた3つの課題
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2.入社時オンボーディングの内容
課題をどのように克服できたか？
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■オンボーディングの全体像（期間：半年ほど）
・サイボウズ Officeとメールワイズの回帰試験を行う
（Webとスマートフォンで分かれていたり、パッケージ
版からクラウド版への移行試験などもある）
・回帰試験終了後、サポートを受けながら実際の試験タ
スクに入っていく
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2.入社時オンボーディングの内容
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チームメンバーが行って下さった施策
1.質問アプリ
2.スキルマップと成長支援アプリ
3.「研修タスク」制度
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2.入社時オンボーディングの内容
これらのサポートの詳細と
サポートを運用して
どのように課題を克服して
いったかお話していきます！
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2.入社時オンボーディングの内容
3つの施策その1「質問アプリ」
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1.質問アプリ（イメージ図）
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2.入社時オンボーディングの内容
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1.質問アプリ（運用方法）
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2.入社時オンボーディングの内容
質問者が、質問を登録する
（ステータスが「担当者」に回る）
質問者（私）
担当者（答えられるメンバー）が回答
し、ステータスを「質問者」にする
受入側
解決できれば、ステータスを「完了」にする
追加で質問する際は再度ステータスを「担当者」へ
質問者（私）
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1.質問アプリ（背景）
・質問者が受入側の都合を気にせず質問しやすくする
・手が空いた人が対応に入れる→受入側の負荷分散
・（二人同時入社であったのもあり）同じ質問をそれぞれでする
のではなく、自分で質問アプリを検索することでも解決
・今後の受け入れの際にも活用できるようにする
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2.入社時オンボーディングの内容
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1.質問アプリ（うれしかった点）
①相談のハードルが下がった！
②質問のステータスが明確でわかりやすい！
→2つの自己課題の克服につながった
「オンラインコミュニケーションを円滑に進めていくこと」
「人を頼るのが苦手なこと」
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2.入社時オンボーディングの内容
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2.入社時オンボーディングの内容
3つの施策その2「スキルマップと成長支援アプリ」
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2.スキルマップと成長支援アプリ（運用方法）
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2.入社時オンボーディングの内容
「どこまでにどういうことをできるように
なってほしい」という、目安のポイントを
明らかにしたスキルマップ（miro）
受入側
kintoneの成長支援アプリに「スキル」を
1つずつ落としてステータス管理
（難易度レベル1～レベル4）
受入側
できるようになったものから成長支援アプリのス
テータスを完了にしていく
（合わせてメモや成果物もアプリに残していく）
私
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2.スキルマップと成長支援アプリ（イメージ図）
■スキルマップ(miro)
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2.入社時オンボーディングの内容
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2.スキルマップと成長支援アプリ（イメージ図）
■成長支援アプリ(kintone)
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2.入社時オンボーディングの内容
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2.スキルマップと成長支援アプリ（イメージ図）
■成長支援アプリ(kintone)
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2.入社時オンボーディングの内容
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2.スキルマップと成長支援アプリ（背景）
■スキルマップ
・先が見えることで、モチベーション向上に繋げる
・チーム外での活動に取り組む目安とする
■成長支援アプリ
・掲示したスキルに対して何を以てOKなのかを明らかにする
・実タスクベースで習得しにくい部分をカバーする
→知識を体系化できたことで受入側にもメリットがあった！
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2.入社時オンボーディングの内容
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2.スキルマップと成長支援アプリ（うれしかった点）
① 自分が次に、何をできるようになればいいか（自分の立ち
位置、どのようにチームに貢献していくか）が明確になった！
②出来るようになったことが増えたことが視覚的にわかり、
「貢献感」が得られ自信がついた！
→自己課題の克服につながった
「自信の無さ・自分の方が下の立場であるような気持ち」
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2.入社時オンボーディングの内容
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2.入社時オンボーディングの内容
3つの施策その3「研修タスク制度」
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3.研修タスク制度（運用方法）
基本的に、試験タスクはチケット化されていて
各個人が優先度を判断してチケットを取っていく形。
→最初は難易度や優先度が判断できない
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2.入社時オンボーディングの内容
「研修タスク」フラグがついている
チケットに着手していく
私
タスクチケットに新しく「研修タス
ク」というフラグをつける
（難易度・対象機能・学びがある
か・スケジュールなどを考慮して
「研修タスク」を選定）
受入側
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3.研修タスク制度（イメージ図）
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2.入社時オンボーディングの内容
タスクチケット【A】
締切：4/15
研修タスク
タスクチケット【B】
締切：4/3
タスクチケット【C】
締切：4/25
研修タスク
私がやる！ 私がやる！
先輩がやる！
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3.研修タスク制度（背景）
・タスク量が流動的なので、「実施可能なタスク」と
「優先度」という着手判断に必要な情報を掲示
→細かく依頼しなくても自身のペースでタスクを進め
て行けるように設定
・受入側のメリット「次は何をしたらいいですか？」と
いう質問が来ないこと
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2.入社時オンボーディングの内容
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3.研修タスク制度（うれしかった点）
①徐々にタスクの優先度判断がつくようになった！
②考え方が変わった！
厳密なルールを設けてルール通りに実施する×
その時のベストプラクティスをチームで作り上げていく○
→自己課題の克服につながった
「ルールがしっかり定まっていない仕事が苦手」
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2.入社時オンボーディングの内容
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課題をどのように克服できた？
課題1.オンラインコミュニケーションを円滑に進めていくこと
- 会って話すことができない不安
課題2. 自分(QA)の方が下？自信がないこと
- スキルの無さ+対PGとの関係
課題３. 2つの「苦手なこと」
- 人を頼ること / ルールがしっかり定まっていない仕事
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2.入社時オンボーディングの内容
質問アプリ
スキルマップ/成長支援アプリ
質問アプリ/研修タスク制度
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■その他、自分が変わるきっかけになったと感じること
・受入側が「どうすればオンボーディングが良くなるか」を
常に試行錯誤して、私も巻き込んで一緒に考えてくださる姿
を見たこと
・職能や年次に関係なく、良いプロダクトを作るために考え
て行動しているチームの雰囲気を感じたこと
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2.入社時オンボーディングの内容
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3.これからしていきたいこと
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■チームとして
・スキルマップ/成長支援アプリのメンテナンス
・みんなで考えて、より良くしていく（今後チームに参画してくだ
さった方にも、個々に合ったオンボーディングを考えていく）
・他チームに共有したり、逆に他チームからも吸収したい
■個人として
・さらに自分の柔軟性を上げる
・楽しく働いていることを色々な場所で発信していく
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3.これからしていきたいこと
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・今、自分らしく楽しく働いています！
・その元の部分となったのは「入社時オンボーディン
グ」だと考えています
・オンボーディングの内容や、自分の成長出来たポイン
トなどをお話したので、少しでも皆さまのヒントになれ
ば幸いです！
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今日お伝えしたかったこと（再掲）
質問はDiscordでお待ちして
おります！
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ご清聴ありがとうございました！
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