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OCI Container Instances ご紹介 Name 日本オラクル株式会社 2025年11月

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OCIで選択可能な幅広いアプリケーションインフラストラクチャ 2 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Container Instances DIY K8s/Docker on VM or BM OKE with Customer- managed Nodes Serverless OKE (Virtual Nodes) OCI Functions MORE AGILITY Virtual Machine Bare Metal Managed Kubernetes(OKE) Compute Containers Functions MORE CONTROL

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OCI Container Instances インフラ管理不要(サーバレス)のコンテナ実行環境 3 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ■ ユースケース コンテナオーケストレーション(Kubernetes)を必要としないコ ンテナアプリケーションのデプロイ 例)API、Web アプリ、継続的インテグレーション・デリバリー (CI/CD)の ジョブ、開発・テスト環境など ■ 特徴 • セキュアに分離、最適化されたコンテナ実行環境 • ユーザによる仮想マシンの管理、パッチ適用、トラブル シューティングが不要 • コンテナを即座に実行可能 ■ 価格 通常のComputeと同様(OCPU/メモリ課金) ※ Container Instancesに対する課金はなし Container Instances Container Container Container Webアプリ Web API CI/CD ビルドジョブ 物理マシン 仮想マシン コンテナランタイム コンテナアプリケーション Oracle Managed OCIR dockerhub pull pull pull Other Container Registries OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service

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OCI Container Instancesのプロビジョニング ーインスタンスの設定ー 4 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates インスタンスに指定可能なパラメーター • インスタンス名 • 配置先のドメイン(可用性ドメイン/フォルト・ドメイン) • シェイプ • 2024/5時点ではE3/E4/A1を選択可能 • CPU/メモリはフレキシブルに指定可能 • VCNの作成および既存VCNの選択 • インスタンスに割り当てるIPアドレスはプライベート/ パブリックを選択可能 • NSG(ネットワーク・セキュリティ・グループ)の指定 • DNSレコードの設定 • VNICでのソース/宛先チェック シェイプの選択 OCPU/メモリはComputeと同様に フレキシブルに設定 設定画面(一部)

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OCI Container Instancesのプロビジョニング ーコンテナの設定ー 5 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates コンテナに指定可能なパラメーター ※コンテナは1インスタンスに複数指定可能(最大60) • コンテナの再起動ポリシー • 常時(Always)/なし(Never)/失敗時 (OnFailure) • コンテナイメージの指定 • OCIR • 外部レジストリ • 環境変数 • リソース・スロットル • コンテナが利用可能な最大vCPU/メモリを数もしく はパーセンテージで指定可能 • 起動オプション • ENTRYPOINTをオーバーライド • セキュリティ • コンテナの実行ユーザ/グループIDなどを指定 設定画面(一部) 使用するコンテナイメージをOCIRまた は外部レジストリから選択 コンテナの環境変数を設定 セキュリティ

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OCI Container Instances のユースケース 6 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 1. コンテナ・オーケストレーション (Kubernetes など) を必要としないコンテナ化されたアプリケーション 2. 迅速なインスタンスの作成と破棄が求められるワークロード • APIサーバ/Web アプリケーション • 一時的なワークロード • CI/CD パイプライン・ジョブ • 開発/テスト環境 • データ/メディア処理 • 自動化タスク 3. サーバー/VM 上で直接実行されるスタンドアロン コンテナ・ワークロード e.g., スケールアウトが考慮されていないレガシー・アプリケーションをコンテナ化してサーバレスで運用負荷軽減

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OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes) Virtual Nodes インフラ管理不要(サーバレス)の Worker Node オプション 7 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ■ ユースケース Worker Nodeの運用にコストをかけずに運用したい Worker Nodeの運用コスト増大を防ぎたい ■ 特徴 • Worker Node の管理が不要のサーバレス Worker Node環境 (Master Node は従来通りマネージドで提供) • スケーリング、アップグレード、トラブルシューティングなどのWorker Node 運用上のコストを自動化 • スケーリングは未実装(2024/5現在) • コンテナアプリケーションが消費するリソース (CPU/メモリ) に基づいたきめ 細やかな従量課金 ■ 価格 • Cluster(Enhanced Cluster): ¥15.5/hour • Virtual Node(1Nodeあたり): ¥2.325/hour • Podが利用するリソース(OCPU/メモリ): Computeと同様 ※Network/Load BalancerなどのIaaSサービス利用分を別途課金 Container Engine For Kubernetes Managed Node Pool Pod 自動 スケール Node 自動 スケール(※) (※)2024/5時点で未実装 OKE Virtual Node OKE Virtual Node OKE Virtual Node

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顧客事例:株式会社アプルーシッド様 8 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 「ドクセル」 を、OCI Container Instancesを活用してGoogle Cloudから移行し、圧倒的なコスト削減を実現 ドクセル(Docswell) • PDFやパワーポイントのスライドを共有できる国産のスライドシェ アサービス。ユーザー約30万人、月間アクセス約600万回。 従来の課題 • 既存のGoogle Cloud環境のコスト削減の必要性があった(特 に、アウトバウンドのデータ転送のコスト)。 • ユーザーアクセス時にコンテナが都度起動するスピンアップの仕組 みにより、時に遅延が発生していた。 採用ポイントと導入効果 • 既存Google Cloud環境から移行し、特にデータ転送が毎月 10TB無料の利点を享受し、全体で約65%のコスト削減を実 現。MySQL Database Serviceの高可用性構成の部分は、 要件を実現しつつ約50%のコスト削減を実現。 • OCI Container Instancesを活用し、Kubernetesを利用せ ずに既存のコンテナアプケーションをシームレスに移行できた。 • コスト面で有利なContainer Instancesを必要個数、常時起 動しておくことで、スピンアップの仕組みにする必要が無くなった。 結果、遅延のない安定的な処理を実現。 • 複数のコンテナ間の疎結合な処理にOCI Queueを活用。 システム構成イメージ 利用サービス(クラウドサービス/その他) • OCI Container Instances • OCI Registry • MySQL Database Service • OCI Queue • OCI Cache • コスト削減フレームワーク (Oracleによる移行アセスメント支援)

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顧客事例:株式会社 テクノプロジェクト様 9 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates バリアフリー情報管理の DX支援サービス「どこでもマップ」をモダナイズしてOCIに移行 どこでもマップ • 施設のバリアフリー整備状況と位置情報を、住民や観光客 にわかりやすく公開できるプラットフォーム。施設情報の登 録・更新・公開を一元管理でき、Google Mapなど外部 サービスとの連携も可能。自治体のDXを推進し、誰もが安 心して移動できるインクルーシブな街づくりを支援 従来の課題 • 既存オンプレミス環境のH/W制約離脱、運用コスト削減、 スケーラビリティを実現する柔軟な基盤への移行が必要 • 手順書ベースの運用から脱却し、コンテナやCI/CDツール、 マネージドDBでの自動化・標準化された環境が必要 採用ポイントと導入効果 • 既存オンプレミス環境と比較して、約50%のコスト削減 • 既存VM上のアプリをコンテナ化してContainer Instances に移行し、OCI DevOpsのCI/CD運用を取り入れて、開 発・運用環境のモダナイズを実現。またDBはDatabase with PostgreSQLに移行し、運用負荷を低減 • モダナイズを含む移行全体を約6ヶ月の短期間で実現 システム構成イメージ 利用サービス • OCI Container Instances • OCI DevOps, OCI Registry • OCI Database with PostgreSQL, etc.

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顧客事例:株式会社 テクノプロジェクト様 10 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates モダンかつセキュアな福利厚生サービス事業者向けシステムをOCI上で新規構築 福利厚生アプリ • 福利厚生サービス事業者が提供するサービスをデジタル化 し、会員カードのアプリ化にて利便性を向上。加盟店での提 示や申請をアプリで完結でき、事業者側の業務効率化も 実現。全国の事業者に展開し、各地域の中小企業振興と 地域活性化を目指す 従来の課題 • 新規構築システムのため、予想がつかないトラフィックをリー ズナブルなコストで処理するクラウド環境が必要 • 利用予定の事業者から、個人情報保護観点のセキュリティ と、ソフトウェア環境(Java)のサポートへの強い要望あり 採用ポイントと導入効果 • 他社クラウドと比較して、約50%のコスト削減見込み • パスワードやキーなどのシークレット情報をOCI Vaultにて管 理し、セキュリティ要件に対応 • モダンなアプリのUIはFlutterで、コンテナ稼働のバックエンド はJavaで開発。OCIではOracle JDKを無償で商用利用で き、最新パッチの即時適用や長期サポートの面で有利 システム構成イメージ 利用サービス • OCI Container Instances • OCI DevOps, OCI Registry • OCI Vault, OCI Database with PostgreSQL, etc.

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