Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥

OCI Container Instances概要 / OCI Container Insta...

OCI Container Instances概要 / OCI Container Instances

Avatar for oracle4engineer

oracle4engineer PRO

January 23, 2023
Tweet

More Decks by oracle4engineer

Other Decks in Technology

Transcript

  1. OCIで選択可能な幅広いアプリケーションインフラストラクチャ 2 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates Container

    Instances DIY K8s/Docker on VM or BM OKE with Customer- managed Nodes Serverless OKE (Virtual Nodes) OCI Functions MORE AGILITY Virtual Machine Bare Metal Managed Kubernetes(OKE) Compute Containers Functions MORE CONTROL
  2. OCI Container Instances インフラ管理不要(サーバレス)のコンテナ実行環境 3 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates ▪ ユースケース コンテナオーケストレーション(Kubernetes)を必要としないコ ンテナアプリケーションのデプロイ 例)API、Web アプリ、継続的インテグレーション・デリバリー (CI/CD)の ジョブ、開発・テスト環境など ▪ 特徴 • セキュアに分離、最適化されたコンテナ実行環境 • ユーザによる仮想マシンの管理、パッチ適用、トラブル シューティングが不要 • コンテナを即座に実行可能 ▪ 価格 通常のComputeと同様(OCPU/メモリ課金) ※ Container Instancesに対する課金はなし Container Instances Container Container Container Webアプリ Web API CI/CD ビルドジョブ 物理マシン 仮想マシン コンテナランタイム コンテナアプリケーション Oracle Managed OCIR dockerhub pull pull pull Other Container Registries OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service
  3. OCI Container Instancesのプロビジョニング ーインスタンスの設定ー 4 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates インスタンスに指定可能なパラメーター • インスタンス名 • 配置先のドメイン(可用性ドメイン/フォルト・ドメイン) • シェイプ • 2024/5時点ではE3/E4/A1を選択可能 • CPU/メモリはフレキシブルに指定可能 • VCNの作成および既存VCNの選択 • インスタンスに割り当てるIPアドレスはプライベート/ パブリックを選択可能 • NSG(ネットワーク・セキュリティ・グループ)の指定 • DNSレコードの設定 • VNICでのソース/宛先チェック シェイプの選択 OCPU/メモリはComputeと同様に フレキシブルに設定 設定画面(一部)
  4. OCI Container Instancesのプロビジョニング ーコンテナの設定ー 5 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates コンテナに指定可能なパラメーター ※コンテナは1インスタンスに複数指定可能(最大60) • コンテナの再起動ポリシー • 常時(Always)/なし(Never)/失敗時 (OnFailure) • コンテナイメージの指定 • OCIR • 外部レジストリ • 環境変数 • リソース・スロットル • コンテナが利用可能な最大vCPU/メモリを数もしく はパーセンテージで指定可能 • 起動オプション • ENTRYPOINTをオーバーライド • セキュリティ • コンテナの実行ユーザ/グループIDなどを指定 設定画面(一部) 使用するコンテナイメージをOCIRまた は外部レジストリから選択 コンテナの環境変数を設定 セキュリティ
  5. OCI Container Instances のユースケース 6 Copyright © 2025, Oracle and/or

    its affiliates 1. コンテナ・オーケストレーション (Kubernetes など) を必要としないコンテナ化されたアプリケーション 2. 迅速なインスタンスの作成と破棄が求められるワークロード • APIサーバ/Web アプリケーション • 一時的なワークロード • CI/CD パイプライン・ジョブ • 開発/テスト環境 • データ/メディア処理 • 自動化タスク 3. サーバー/VM 上で直接実行されるスタンドアロン コンテナ・ワークロード e.g., スケールアウトが考慮されていないレガシー・アプリケーションをコンテナ化してサーバレスで運用負荷軽減
  6. OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes) Virtual Nodes インフラ管理不要(サーバレス)の Worker

    Node オプション 7 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates ▪ ユースケース Worker Nodeの運用にコストをかけずに運用したい Worker Nodeの運用コスト増大を防ぎたい ▪ 特徴 • Worker Node の管理が不要のサーバレス Worker Node環境 (Master Node は従来通りマネージドで提供) • スケーリング、アップグレード、トラブルシューティングなどのWorker Node 運用上のコストを自動化 • スケーリングは未実装(2024/5現在) • コンテナアプリケーションが消費するリソース (CPU/メモリ) に基づいたきめ 細やかな従量課金 ▪ 価格 • Cluster(Enhanced Cluster): ¥15.5/hour • Virtual Node(1Nodeあたり): ¥2.325/hour • Podが利用するリソース(OCPU/メモリ): Computeと同様 ※Network/Load BalancerなどのIaaSサービス利用分を別途課金 Container Engine For Kubernetes Managed Node Pool Pod 自動 スケール Node 自動 スケール(※) (※)2024/5時点で未実装 OKE Virtual Node OKE Virtual Node OKE Virtual Node
  7. 顧客事例:株式会社アプルーシッド様 8 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 「ドクセル」

    を、OCI Container Instancesを活用してGoogle Cloudから移行し、圧倒的なコスト削減を実現 ドクセル(Docswell) • PDFやパワーポイントのスライドを共有できる国産のスライドシェ アサービス。ユーザー約30万人、月間アクセス約600万回。 従来の課題 • 既存のGoogle Cloud環境のコスト削減の必要性があった(特 に、アウトバウンドのデータ転送のコスト)。 • ユーザーアクセス時にコンテナが都度起動するスピンアップの仕組 みにより、時に遅延が発生していた。 採用ポイントと導入効果 • 既存Google Cloud環境から移行し、特にデータ転送が毎月 10TB無料の利点を享受し、全体で約65%のコスト削減を実 現。MySQL Database Serviceの高可用性構成の部分は、 要件を実現しつつ約50%のコスト削減を実現。 • OCI Container Instancesを活用し、Kubernetesを利用せ ずに既存のコンテナアプケーションをシームレスに移行できた。 • コスト面で有利なContainer Instancesを必要個数、常時起 動しておくことで、スピンアップの仕組みにする必要が無くなった。 結果、遅延のない安定的な処理を実現。 • 複数のコンテナ間の疎結合な処理にOCI Queueを活用。 システム構成イメージ 利用サービス(クラウドサービス/その他) • OCI Container Instances • OCI Registry • MySQL Database Service • OCI Queue • OCI Cache • コスト削減フレームワーク (Oracleによる移行アセスメント支援)
  8. 顧客事例:株式会社 テクノプロジェクト様 9 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

    バリアフリー情報管理の DX支援サービス「どこでもマップ」をモダナイズしてOCIに移行 どこでもマップ • 施設のバリアフリー整備状況と位置情報を、住民や観光客 にわかりやすく公開できるプラットフォーム。施設情報の登 録・更新・公開を一元管理でき、Google Mapなど外部 サービスとの連携も可能。自治体のDXを推進し、誰もが安 心して移動できるインクルーシブな街づくりを支援 従来の課題 • 既存オンプレミス環境のH/W制約離脱、運用コスト削減、 スケーラビリティを実現する柔軟な基盤への移行が必要 • 手順書ベースの運用から脱却し、コンテナやCI/CDツール、 マネージドDBでの自動化・標準化された環境が必要 採用ポイントと導入効果 • 既存オンプレミス環境と比較して、約50%のコスト削減 • 既存VM上のアプリをコンテナ化してContainer Instances に移行し、OCI DevOpsのCI/CD運用を取り入れて、開 発・運用環境のモダナイズを実現。またDBはDatabase with PostgreSQLに移行し、運用負荷を低減 • モダナイズを含む移行全体を約6ヶ月の短期間で実現 システム構成イメージ 利用サービス • OCI Container Instances • OCI DevOps, OCI Registry • OCI Database with PostgreSQL, etc.
  9. 顧客事例:株式会社 テクノプロジェクト様 10 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates

    モダンかつセキュアな福利厚生サービス事業者向けシステムをOCI上で新規構築 福利厚生アプリ • 福利厚生サービス事業者が提供するサービスをデジタル化 し、会員カードのアプリ化にて利便性を向上。加盟店での提 示や申請をアプリで完結でき、事業者側の業務効率化も 実現。全国の事業者に展開し、各地域の中小企業振興と 地域活性化を目指す 従来の課題 • 新規構築システムのため、予想がつかないトラフィックをリー ズナブルなコストで処理するクラウド環境が必要 • 利用予定の事業者から、個人情報保護観点のセキュリティ と、ソフトウェア環境(Java)のサポートへの強い要望あり 採用ポイントと導入効果 • 他社クラウドと比較して、約50%のコスト削減見込み • パスワードやキーなどのシークレット情報をOCI Vaultにて管 理し、セキュリティ要件に対応 • モダンなアプリのUIはFlutterで、コンテナ稼働のバックエンド はJavaで開発。OCIではOracle JDKを無償で商用利用で き、最新パッチの即時適用や長期サポートの面で有利 システム構成イメージ 利用サービス • OCI Container Instances • OCI DevOps, OCI Registry • OCI Vault, OCI Database with PostgreSQL, etc.