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写真で振り返る CES 2019 2019/01/21 Mercari CES 2019 報告会 #MercariCES Mercari, Inc. 諸星 一行 a.k.a ikkou

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LVCC, Central Hall にある CES ロゴのゲート。

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Mercari, Inc. R4D XR チームマネージャー ウェブ制作会社、ソーシャルゲーム関連会社を経て 2017年9月より現職。 開発者コミュニティ “xR Tech Tokyo” 運営責任者。 日本バーチャルリアリティ学会認定VR技術者。 めぐるーまーで雛乃木神社氏子。 CES の参加は 2018 に続き 2 回目のひよっこ。 諸星 一行 a.k.a @ikkou

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We are “mercari R4D” XR Team 「mercari R4D(アールフォーディー)」は2017年12月に設立した、研究(Research)と4つ のD、設計(Design)・開発(Development)・実装(Deployment)・破壊(Disruption)を行動 指針として活動する研究開発組織です。 R4Dによる研究だけではなく、外部の企業・教育機関などと共同で基礎・応用研究を行 うことで、スピーディーな研究開発とメルカリグループでの事業化、そして社会実装を目 指しています。 現在はXR(AR・VR・MR)、AI、量子コンピューティング、ブロックチェーン、衛星データ活 用などの研究を実施しています。 <本報告会は XR 領域を専門とするチームによる視点が多分に含まれています>

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Why CES 2019 出典: https://about.mercari.com/press/news/article/20181220_mercarir4d_smartglass/ 1. フリマアプリ「メルカリ」をス マートグラスに最適化したプロ トタイプ版を出展するため 2. メルカリにおける XR を推進す るチームとして、実際に AR/VR/MR 関連のインプット を “直接” 得るため 『百聞は一体験に如かず』

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What’s CES ? 出典: Every Company Is a Tech Company: CES 2019 - https://www.youtube.com/watch?v=uyAGznJqvQs

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What’s CES ? ● 概要 ○ 1967年から続く全米民生技術協会 (CTA)が主催するネ バダ州ラスベガスで開催される“電子機器”の見本市 ○ 読み方は “せす” ではなく “しーいーえす” ● 会期 ○ 2019/01/08~11 の 4 日間 ■ 01/06~01/07 はプレス向けイベント ● 会場 ○ Las Vegas Convention Center (LVCC) 他、周辺施設

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ラスベガス マッカラン国際空港 CES はこのゲートをくぐるところから始まります。

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What’s CES ? ● 来場者数 ○ 180K+ ■ “通信領域” で近しい見本市 CEATEC 2018 の実績は 150K+ ● 出展社数 ○ 4,5K+ ● 入場料 ○ およそ1ヶ月前までの登録で 100 US$ ○ プレスは無償の Press Pass ○ 多くの場所で Badge をピックアップできる

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空港のゲートを出た先で CES の Badge をピックアップしました。事前にメールで送られてくるバーコードと ID が必要です。

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ラスベガスの多くホテルは Hotel & Casino と謳われ、カジノが併設されていますが、最近はその限りではないそうです。

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● Tech East ○ Las Vegas Convention Center (LVCC) ■ North Hall ■ Central Hall ■ South Hall ○ Westgate Las Vegas ● Tech West ○ Sands Expo ○ The Venetian ○ Wynn 出展: Official Show Locations - CES 2019 - https://www.ces.tech/Show-Floor/Official-Show-Locations.aspx Locations

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● Westgate ○ DigiLens ● North Hall ○ 自動車関連, NVIDIA ■ 自動車関連に付随するAR/VRコンテンツ ● Central Hall ○ Sony, Qualcomm など大企業中心 ■ メルカリ × Vuzix ブースはこの Central Hall 15036 ● South Hall ○ Home Cinema, AR/VR & Gaming, DRONES, AI & Robotics, 3D Printing 等 Official Show Locations - CES 2019 - https://www.ces.tech/Show-Floor/Official-Show-Locations.aspx Tech East

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LVCC, North Hall 外にある CES ロゴの前では多くの人が記念撮影をしています。

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Central Hall 15036 の Vuzix ブースで Vuzix Blade を用いたプロトタイプを参考出展しました。

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CES 2018 に引き続き Google は巨大なブースを建造、今年はライド型アクティビティを擁した体験を提供していました。

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LG ブースの入口に設けられていた大量の “曲がる” ディスプレイを用いた展示は、その必然性は別として圧巻でした。

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South Hall の nreal ブースは連日大賑わいを見せていました。

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Insta 360 ブースではアクションカムを持ってくると Insta 360 ONE X と交換するキャンペーンを開催していました。

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● Sands Expo ○ Level 1, EUREKA PARK ● AR/VR/MR エリアに 18ブースがまとまっていた ○ Level 2, BABY TECH, FAMILY & KIDS TECHNOLOGY, Wearable, Smart Home 等 ● The Venetian ○ Amazon, CES Innovation Awards ● Wynn ○ HTC VIVE Pro Eye / HTC VIVE Cosmos が 発表された HTC は CES に合わせて会場を設 けている ○ Rokid Official Show Locations - CES 2019 - https://www.ces.tech/Show-Floor/Official-Show-Locations.aspx Tech West

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Sands Expo の地階にある EUREKA PARK は多くのスタートアップ企業で賑わい、1つ1つ見るには1日では足りません。

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EUREKA PARK で勢いを感じたエリアのひとつがフランスの “La FRENCH TECH” です。いくつか VR 関係もありました。

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Twitter で少しだけ話題になったスマートスピーカーにロボットの顔を当てはめたものです。あなたはどう感じますか?

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Wynn では CES に合わせて HTC 社がブースを設けていました。このようなケースは他にも見られます。

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HTC 社ブースを RICOH THETA V で撮影している様子です。 出典: https://photos.app.goo.gl/5qGBPBzW7TwEmT869

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HTC Japan 西川さんの配信にも起用されました:D 出典: https://twitter.com/MiyuWestriver/status/1084056661457686528

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Difference from CES 2018 ● 全体感として目立っていたのは 5G, AI, Mobility ○ 5G は Verizon が 2018 年 9 月から商用サービスを開始している ■ Verizon CEO が基調講演でユースケースをいろいろと発表していた(動画、ストリーミング、 医療現場、ドローンなど)が、いずれも現時点では想像の域を出ていない ○ AI × Mobility 文脈では引き続き自動運転が目立つ ■ CES 2019の会期中に Lyft 自動運転車が 30 台走っていた ● 目立っていた Sleep Tech はやや縮小するも出展社の質は向上 ○ 健康志向の高まりからか Healthcare, Wellness が伸長 ● VR関連ブースがやや縮小し、AR/SmartGlassブースが大きく伸長 ○ かつてない程度に自撮り(セルフィー)の機会が多かった ● CES Shanghai の高まりからか中国ブースが目立った ● 経済産業省の世耕大臣が CES を初視察

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Qualcomm は “THE REAL 5G” と銘打ち 5G の文脈を強く押し出したブースを展開していました。

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深夜 CNET が 自動運転車のコンセプトカー Mercedes-Benz Vision URBANETIC に試乗している様子を目撃しました。

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Bosch による都市部でのシャトルサービス向け自動運転車のコンセプトカー。

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VR との関係も深い NVIDIA のブースでは、自動運転車の構成が見える状態で展示されていました。

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国産である日産の Intelligent Mobility ブースも海外のブースに負けてはいませんでした。

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Mobility の文脈ではオスプレイで知られる Bell Helicopter の Bell Nexus が自動運転ではないも異彩を放っていました。

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世耕大臣も訪れた Eureka Park, J Startup 認定企業を中心としたジャパンパビリオン。

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Go to CES 2020 (航空券とホテルの手配) ● CES 2020 の会期は 2020/01/07~10 の 4 日間 ● 航空券&宿の争奪戦は既に始まっている ● CES 2019 手配実績 ○ 手配開始は 11 月上旬、早めに決めて夏頃には確保したい ○ 航空券 ■ 前日 1/7 入り 直行便で @50 万超え、乗継便で @25 万前後 ■ 前々日 1/6 入り 直行便で @21 万前後、安くないが確保 ○ ホテル ■ LVCC 周辺は既に満室、車で 10 分程度の距離で @3.5 万前後 ● 宿泊費とは別に期間中 1,500US$ 前後のリゾート税が発生する ■ 最終的に車で 10 分程度の距離にある家を airbnb で確保

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ホテルの一例として、会場のひとつでもある Venetian は建物の中にヴェネツィアが再現されています。

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CES 2018 以降にオープンした THE VOID @ Las Vegas はこの Venetian の中に入っています。

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会場から車で 10 分程度に位置する airbnb で借りたお宅です。

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airbnb にはホテルのようなデイリーでのベッドメイキングはありませんが、現地での生活を体感しやすいのでおすすめです。

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一定人数で出張する場合、むしろホテルではなく airbnb で宿を確保することで、チーミングに役立つこともあります。

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Go to CES 2020 (移動手段) ● 公式シャトルバス ○ 主要な会場間を結んでいる&無料だが混む ● Las Vegas Monorail ○ 区間単位ではなく 1 乗車につき 5US$ とやや高い ○ 移動方法によっては 24/48/72 時間券の購入も ● 路線バス ( SDX, Deuce ) ○ 24 時間走行している&アプリ(QRコード)で利用できる ○ 時間が読みきれない&不慣れなので去年も今年も使わなかった ● Uber, Lyft ○ 空港 to 家や家 to 会場を始めとして移動方法の中心を占めた ○ 時間帯によって Uber と Lyft で料金が異なるので見極めが重要

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Las Vegas Monorail の 72 時間券。有効期限は裏面に記載されている。

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モノレールは CES に合わせて Hey, Google や Lyft ラッピングされています。

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現地では Lyft ガチャと呼ぶ人もいた Lyft × APTIV の自動運転車には幸運にも 2 度乗車できました。

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車種は BMW 540 で白と黒の2色、車内は撮影・録画厳禁で乗車後に外からのみ撮影が許可されています。

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ご静聴ありがとうございました 質問等があればフォームから投げてください