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組織に合わせた UXリサーチ浸透の取り組み 〜デザイナー編〜 Chatwork株式会社 プロダクト本部プロダクトデザイン部 UXリサーチチーム 仁科智子 2023 年 5月 27日 @ RESEARCH Conference 2023 ©️Chatwork

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自己紹介 仁科 智子 / UXリサーチャー Chatwork株式会社 プロダクト本部 プロダクトデザイン部 UXリサーチチーム k 2022年 Chatwork / UXリサーチチームの立ち上g k 2019年 Chatwork / UXUIデザイナー,UXリサーチャ` k 2018年 決済系スタートアップ / デザイナ` k 2011年 美容系事業会社 / デザインマネージャー、ディレクター Twitter / @tomokoishida19

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Chatwork i 国内最大級のビジネスチャット「Chatwork」を 中心に、複数の周辺サービスを展開*G i ビジネスチャットのパイオニアであり国内利用者 数No.1*2 、 i 電話やメールから効率的なチャットへ、 させ、
 プラットフォーム化を目指しています 導入社数は39.7万社*3 を突k ビジネス コミュニケーションの変化を加速 ü *1 Chatworkセグメント以外の事業として、ESET社提供のセキュリティ対策ソフトウェア「ESET」の代理販売事業を 展開。安定的な収益貢献となってい¦ ü *2 Nielsen NetView 及びNielsen Mobile NetView Customized Report 2022年5月度調べ月次利用者(MAU:Monthly Active User)調査。  調査対象はChatwork、Microsoft Teams、Slack、LINE WORKS、Skypeを含む47サービスを Chatwork株式会社にて選定¯ ü *3 2023年3月末時点 \JOIN US/ 様々な職種で仲間を募集中です! htt ps://r ecr uit .chatwork .co m/

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UXリサーチチーム立ち上げ1年目で実施した UXリサーチ浸透活動 デザイナー向け 本日のテーマ 話すこと

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・今からおよそ1年前に誕生 ・プロダクトデザイン部の中のチーム ・メンバーのユーザー理解を支援し、意思決定のスピードアップに貢献 ChatworkのUXリサーチチームとは まずは身近なデザイナーに向けてUXリサーチ支援や浸透活動に取り組み中

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UXリサーチチーム立ち上げ1年目でやったこと &$ を理解する ターゲットとなるデザイナー D$ を考える デザイナーの立場に立って仕組み b$ する 仮説検証を回して改善 デザイナー向けUXリサーチ浸透活動

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5 UXリサーチの実施タイミングがわからな 5 ユーザー理解に自信がないままUIの決定をしている場合がある `X ターゲットであるデザイナーを理解する ヒアリング結果 デザイナーへ普段のデザインプロセスにおける課題感をヒアリング どうしたら をし、 UI決定に繋げていけるか? 必要なタイミングでUXリサーチの実施判断

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デザイナーの立場で仕組みを考える UXリサーチの実施タイミングがわからない デザインフロー UT 要件立て前情報整理 WT コンセプト/UXUI要件 wT 情報・要件整理 PRD T ドラフトレビュー —T チーム合意 fT FIXデザイン 既存機能/仕様の整理を経て、PRDの与件からコンセプトとUX/UI要件を読み解く 画面遷移や機能の洗い出しをおこない、主要画面を定義する 主要画面のワイヤーフレーム案をレビューを通じて決定し、詳細仕様を策定する グラフィックデザインを作成し詳細スペックを決定する どのタイミング? どんな効果?

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デザイナーの立場で仕組みを考える デザインフローに、はじめやすい UXリサーチのタイミングを明記 ex)ユーザビリティテスト デザインフロー gf 要件立て前情報整理 if コンセプト/UXUI要件 ‰f 情報・要件整理 PRD ff ドラフトレビュー mf チーム合意 rf FIXデザイン 既存機能/仕様の整理を経て、PRDの与件からコンセプトとUX/UI要件を読み解く 画面遷移や機能の洗い出しをおこない、主要画面を定義する 主要画面のワイヤーフレーム案をレビューを通じて決定し、詳細仕様を策定する グラフィックデザインを作成し詳細スペックを決定する UXリサーチの実施タイミングがわからない UXリサーチ検討タイミング

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R タイミングが明確になることで、リサーチの検討機会が増えてきC R いくつかの施策でリサーチが実施され、UI決定への活用に繋がった d スピード感が重要な施策では"遅れのリスク"と捉えられてしまい
 UI設計の段階でUXリサーチを実施しづらい 良かったこと 難しかったこと | 仮説検証を回して改善する デザインフローへのUXリサーチ組み込み結果

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仮説検証を回して改善する UI設計の段階ではUXリサーチを実施しづらい デザインフロー RQ 要件立て前情報整理 TQ コンセプト/UXUI要件 tQ 情報・要件整理 PRD ‡Q ドラフトレビュー ”Q チーム合意 ™Q FIXデザイン ln 実装・リリース 既存機能/仕様の整理を経て、PRDの与件からコンセプトとUX/UI要件を読み解く 画面遷移や機能の洗い出しをおこない、主要画面を定義する 主要画面のワイヤーフレーム案をレビューを通じて決定し、詳細仕様を策定する グラフィックデザインを作成し詳細スペックを決定する 実装・動作検証をおこない、リリースする UXリサーチ チームが解散してしまうと 活かす機会が少なかった…

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仮説検証を回して改善する UI設計の段階ではUXリサーチを実施しづらい ユーザー体験をリアルに理解し わかったことを次の施策に活かす デザインフロー xw 要件立て前情報整理 €w コンセプト/UXUI要件 dw 情報・要件整理 PRD qw ドラフトレビュー xw チーム合意 }w FIXデザイン †ˆ 実装・リリース 既存機能/仕様の整理を経て、PRDの与件からコンセプトとUX/UI要件を読み解く 画面遷移や機能の洗い出しをおこない、主要画面を定義する 主要画面のワイヤーフレーム案をレビューを通じて決定し、詳細仕様を策定する グラフィックデザインを作成し詳細スペックを決定する 実装・動作検証をおこない、リリースする UXリサーチ検討タイミング②

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\ Follow me / Chatwork Product Design マガジン noteにてナレッジや採用情報の発信をおこなっています! https://note.com/chatworkdesign/m/m6e6b2d5ecaa2

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ありがとうございました