Slide 1

Slide 1 text

pixiv Inc. 部署の垣根を超えて プロジェクトを 動かすには @watasuke

Slide 2

Slide 2 text

Profile watasuke 新規事業部 3Dビジネス室 プロダクトマネージャー ピクシブ関連領域で 3Dクリエイターのプレゼンス向上のため なんでもやるけど 自プロダクトがないので 他部署と連携が前提な人

Slide 3

Slide 3 text

部署間の垣根って 意外と高くないですか? ● 提案したけど放置される ● 「やることあるから数ヶ月待って」 ● 「人が足りなくてできないです」 ● アイデアを伝えて「なるほど〜〜(やらない)」 ● そもそもどうやって提案したらいいんだろう ○ 誰に言う? ○ どこで言う? ○ どういう形式で言う?

Slide 4

Slide 4 text

どうにかしよう という話をします

Slide 5

Slide 5 text

偉そうに言うけど お前はどうなのよ

Slide 6

Slide 6 text

2022/7〜 やったこと ● ギフト機能リリース ● オーナーギフト機能リリース ● スキリスト機能リリース ● VRChatバッジ連携表示 ● スキ順検索機能リリース ● 検索対象範囲改善 ● 価格下限検索可能化 ● 暑中見舞いギフトキャンペーン ● 商品ページからの通報機能 ● pixivisionでインタビュー記事×2

Slide 7

Slide 7 text

なんでうまく いったのか

Slide 8

Slide 8 text

3つの要因 ● Win-Win ● 相手の気持ちになる ● 共通感覚

Slide 9

Slide 9 text

Win-Win うまく押し付けるのではなく、双方良しを目指す ● あなたにとってもこういう嬉しさがありますよ ○ こういうプラスの影響がありますよ ○ こう言っているユーザーがいますよ ● 代わりにこういうタスクをしますよ ○ エンジニアリソースとPMリソースの交換 事例 3Dモデルの取扱高が伸びればBOOTHの成果になる

Slide 10

Slide 10 text

相手の気持ちになる 相手が楽になる方法を選び、嫌がることを避け、なじむ ● 提案する時、相手チームのフォーマットを使う ● チームのスプリント計画MTGにまぜてもらって全体状況を把握する ● 相手を立てる ○ 自分だけでなく、他チームに協力してもらったことを各所でアピール ● 雑談の場に加わって交流を深める 事例 突然Slackで依頼するのではなくissueフォーマットに沿って要件を整理し提案する

Slide 11

Slide 11 text

共通感覚 前提となる感覚や姿勢が共通しているほど話が早い ● ミッション(「創作活動を、もっと楽しくする。」)への共感度がみんな高い ○ 創作界隈のためになるなら、という思いがある ● 「クリエイターのためならやったほうがいいですね」という話になりやすい ○ 部署間でバトルというより「どうやったらできるかな〜」という雰囲気 ● Slackがフラット、横のつながりが多い ○ 他のチームや趣味でつながるチャンネルに入るのが当たり前 ○ 職種別グループがあったり、社内イベントなどで横串関係がある 事例 機能を無料で提供するかのPO相談が共感起点で1分で終わる

Slide 12

Slide 12 text

あらためて……3つの要因 ● Win-Win ● 相手の気持ちになる ● 共通感覚