Slide 1

Slide 1 text

No content

Slide 2

Slide 2 text

2 アウトカム志向な組織になるための プロダクトオーナーの取り組み

Slide 3

Slide 3 text

3 HR室 新卒エンジニア採用 好物:パン、焼きそば 趣味:お笑いをみる、K-POP、パン屋巡り 経歴:2016年 保険代理店(2年)    2018年 人材紹介会社(2年半)    2021年 株式会社BSMO(半年)         Retty株式会社 前職では中途採用を中心に人事・労務・総務と幅広く経験して きましたが、Rettyのビジョンへ共感して人事採用として 昨年11月に入社しました。「全社員が愛を語れる会社作り」を 目指しています。 榎本 麻衣 Mai Enomoto


Slide 4

Slide 4 text

4 プロダクト部門担当執行役員 VPoP スクラムでの立ち位置:全体のプロダクトオーナー 好物:粉もん、海鮮 趣味:サッカー、サウナ、ゴルフ、読書 経歴:2012年 株式会社Speee(2.5年)    2014年 チケットアプリスタートアップ(0.5年)    2015年 Retty株式会社(7年) 「皆に愛される熱狂的なプロダクトを作りたい、 作る力をつけたい」という想いでRettyに入社。 Webディレクターや新卒採用責任者を経て、 現在はVPoPとして、プロダクトの戦略策定と実行、 プロダクト開発組織作りを担当。 野口大貴 Hiroki Noguchi


Slide 5

Slide 5 text

5 エンジニアリング部門 マネージャー スクラムでの立ち位置:ステークホルダー 好物:立ち食いそば 趣味:競馬、映画鑑賞 経歴:2006年 キヤノン株式会社(13年)    2019年 Retty株式会社(2年) 顧客にとって価値のあるプロダクトを、チーム一丸となって協力し、短 期間にリリースする開発体制のあり方を模索しています。 社内でのロールは開発部門のマネージャーですが、アジャイルの推進 者・コーチとしての動きも行っています。 常松祐一 Yuichi Tsunematsu


Slide 6

Slide 6 text

6 プロダクト部門 マネージャー スクラムでの立ち位置:toB側のプロダクトオーナー 好物:納豆明太子ごはん 趣味:ブレイクダンスのyoutubeを見ること 経歴:2014年 Retty株式会社(8年) 元々はRettyの営業出身でしたが、4年前にPMに職種転換していま す。1年ほど前からtoB側のPOを担当しています。 顧客にとって価値のあるプロダクトを作るために、社内受託なPMチー ムからの脱却を目指して推進中です。 神山 拓也 Takuya Kamiyama


Slide 7

Slide 7 text

Vision 7 食を通じて 世界中の人々を Happyに。 世界に誇る日本の文化であり、世界中の人々の 暮らしの中心でもある、「食」という分野で、お店 を探す人とお店の人の双方がHappyになれる、 そんな世界を実現したい。その為に、お店をオス スメするというポジティブな感情で人をつなぐ事が Rettyの目標です。

Slide 8

Slide 8 text

8 あなたにBESTな お店が見つかる

Slide 9

Slide 9 text

サービス開始から現在まで急成長 9

Slide 10

Slide 10 text

ユーザーさんにとってのRetty 10 実名型 点数評価のない おすすめの口コミ 「ヒト」から探す 信頼できるヒトから、自分にあったお店を見つけることができる 実名型グルメプラットフォーム

Slide 11

Slide 11 text

11 ビジネスモデル

Slide 12

Slide 12 text

12 アンケートのご協力をお願いします!

Slide 13

Slide 13 text

13 アウトカム志向な組織になるための プロダクトオーナーの取り組み

Slide 14

Slide 14 text

大規模スクラム(LeSS)
 14 Large Scale Scrum

Slide 15

Slide 15 text

大規模スクラム(LeSS)
 15 BackLog SM Engineer Engineer めいじ SM Engineer Engineer きりん SM Engineer Engineer ももてん SM Engineer Engineer はらみ PO=VPoP PM Planner Designer デジタル マーケティング PM Planner Designer 投稿体験 PM Planner Designer ネット予約 PM Planner Designer 飲食店向け プロダクト部門 エンジニアリング部門 WhatとWhyに責任を持つ Howに責任を持つ 全員で ユーザーに価値を届ける プロダクトバックログを作る Feature Team (上記含め全5チーム) User Story Team (上記含め全5チーム)

Slide 16

Slide 16 text

LeSSにおけるPM組織の概観
 16 Retty飲食店事業 開発 to B:お店さん向け to C:ユーザーさん ネット予約 投稿・コミュニティ カスタマーサポート PM ロードマップ バックログ ロードマップ バックログ Manager 決定者 PO 決定者 PO 承認者 Planner PM Planner マーケティング PM Planner

Slide 17

Slide 17 text

4. PMの育成
 2021年 アウトカム志向な組織になるためにうまくいった話
 17 2. リファインメントが
 良くなった
 1. アウトカムが共通言語に
 3. 試行錯誤中だが、
 ロードマップを作り始めた
 5. 進め方おかしくない?
 の振り返りができるように


Slide 18

Slide 18 text

18 1. アウトカムが共通言語に


Slide 19

Slide 19 text

アウトプットとアウトカム
 19 開発・リリースした プロダクトの機能 例)個室検索機能 顧客の課題解決 顧客の行動変容 例)個室のお店でゆったり 食事を楽しめる。 Rettyで個室の店を 探すようになる。 Output vs Outcome vs Impact - Crisp's Blog

Slide 20

Slide 20 text

20 行動を変えるためには、まず旗を掲げる

Slide 21

Slide 21 text

スプリントイベントへのアウトカムの組み込み
 21 行動習慣・開発プロセスへのアウトカム組込み ● スプリント・四半期単位のゴールでアウトプット・アウトカム両方を明記 ○ ゴールをアウトカム化したかったが、どうしてもアウトプットで記載してし まうので、両枠共設けることに ● 全社会議で前週の代表的なアウトカムを2例発表 ● 四半期毎に開発のベストアウトカムを表彰

Slide 22

Slide 22 text

22 2. リファインメントが 良くなった


Slide 23

Slide 23 text

PM内で工数見積もりしてもらうことが目的化し、開発物が洗練されていない中で見積もりを依頼される エンジニアとPMが険悪なムードに。 工数見積もりを行わないと開発ラインに載せるこ とができないため、開発物を洗練することよりも工 数を見積もることが目的化。 PMの状況 ① 必要性 解決するべき問題なのか わからない ② 妥当性 最適な解決策なのか わからない ③ 実現性  最適な詳細要件なのか わからない PMは急いで見積もりを要求するが、実際は上記い ずれかのパターンで認識が揃わず、見積もりの段 階にまでに到達できない。 認識が合わない3つのパターン 絶対見積もりして もらうぞ!! 2. リファインメントがよくなった (課題編)

Slide 24

Slide 24 text

問題整理& 解決策の検討 仕様書を書く 施策相談 ←ここが工夫ポイント 施策相談や仕様書を書く前に、問題の整理や解 決策を広く検討する。 解決するべき問題の必要性や解決策の妥当性を 整理することに注力。 ① 必要性 解決するべき問題の定義 ② 妥当性 最適な解決策の導き方 ③ 実現性  最適な詳細要件なのか わからない 施策相談の前段階の準備 工夫した準備ポイント 2. リファインメントがよくなった (解決編)

Slide 25

Slide 25 text

25 3. 試行錯誤中だが、 ロードマップを作り始めた


Slide 26

Slide 26 text

社内でのロードマップ目線合わせスライド ● 売上目標・プロダクトビジョンを実現するためのロードマップ ○ 毎週のゴール→Qのゴール→通期のゴール ● 適宜必要に応じて、見直しを行っていく ● 事業・ビジネスとして、リリース日を約束するものではなく、 目線合わせするためのもの ● 1イテレーションの中で完結する小規模の施策・運用・不具合対応は バックログの中で都度判断していく ● ターゲットに対して提供価値は異なるので、 ターゲット毎に実現したいゴールを定めていく ● 検証の結果プロセスが異なる場合もあるので、 マイルストーンよりゴールを重視する

Slide 27

Slide 27 text

通期と四半期のゴール・バックログで構成 四半期のゴール・ バックログ 通期実現したいゴール 1年前から運用開始。コロナ禍でボラティリティが高い状態なので、現状1年程度のみ作成 今後ビジョンと紐付け、2〜3年スパンで作っていく ゴール バックログ ゴール お店さん ユーザーさん お店さん ユーザーさん

Slide 28

Slide 28 text

28 4. PMの育成


Slide 29

Slide 29 text

Retty PMスキル 5大要素を定義し、各要素の下に2〜3の小スキル要素が紐づく形式。 各スキル要素(横)×グレード(高さ)を作り、評価に組み込む。 5つのPMスキル ディスカバリー力 意思決定 推進力 最後の砦 英知 ・開発のWhyとWhatを明確にするための仮説検証力 問いを立てる力 / 検証設計力 / 検証実行力 ・課題を突破するための意思決定 判断材料の準備力 / 優先度判断力 / ロードマップ構築力 ・信頼を受けながら、周りを巻き込み、推進する Ready力 / リリースマネジメント力 / 合意形成力 ・プロダクトを守る最後の砦 リスク管理力 / 障害対応力 ・課題を的確に発見し、周りを巻き込むことができる ユーザー・マーケット理解・ Rettyに関する知識 / 開発知識 / 設計・デザイン力

Slide 30

Slide 30 text

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- メンバーの特性に合わせて成長ロードマップを考えていく ディスカバリー力 意思決定 推進力 最後の砦 英知 ディスカバリー力 意思決定 推進力 最後の砦 英知 ディレクター出身 プランナー Aさん 分析出身 PM Bさん 時間軸

Slide 31

Slide 31 text

31 5. 進め方おかしくない? の振り返りができるように


Slide 32

Slide 32 text

32 5. 進め方おかしくない?が言えるようになった PMがWhy〜Howまで全てビジネス側とまとめて しまっているため、より良いHowを議論する余地 が少なかった。実装段階で揉めることも、、、 Why PMが中心となってまとめる What PMエンジニアと相談しながらまと める How エンジニアが中心となってまとめ る PMはWhy&Whatを中心に。Howはエンジニアが 中心でまとめるようになることになり、この課題に 対してこの打ち手はおかしくない?という話が事前 にできるようになった 過去(2,3年くらい前) 現在 Why PMが中心となってまとめる What PMが中心となってまとめる How PMが中心となってまとめる ※たまにエンジニアに相談する

Slide 33

Slide 33 text

2022年 これからRettyが頑張りたい話
 33 4. 顧客解像度を高め、
 Rettyを外食業界に
 再PMFする
 2. 何だかんだ2〜3に
 分離していたバックログ
 ついに一本化
 1. 営業も含めた
 全社アジャイル組織
 売れるプロダクトを新たに創って いく
 
 3. 大規模PJを少なくして
 ディスカバリーしたい
 5. こんなPMを採用したい


Slide 34

Slide 34 text

34 3. 大規模PJを少なくしてディスカバリーしたい


Slide 35

Slide 35 text

35 大規模PJを少なくしてディスカバリーしたい ずっと規模感の大きいPJをやっている =ディスカバリーがおざなりに、、、 Go To Eat対応 6ヶ月 ネット予約 PayPayボーナス付与 3ヶ月 請求システムの新規機能 6ヶ月 広告ロジック改修 4ヶ月 直近のPJ 工数 お店管理画面リニューアル 1年6ヶ月 ネット予約バックエンド システムのリニューアル 1年9ヶ月

Slide 36

Slide 36 text

36 4. 顧客解像度を高め、Rettyを外食業界に再PMFする


Slide 37

Slide 37 text

37 取り組みの背景 開発要望を もらう 必要な機能の 判断が できない なんでも 開発する 受託開発ループ 要望を作ることが目的化してしまうので アウトカムどころじゃない!! プロダクトのあ るべき状態が ない プロダクトディスカバリーに時間を避けなていなかったため、常にアウトカムが不明瞭な 要件定義の無限ループ プロダクトの あるべき状態を 考えられない

Slide 38

Slide 38 text

38 大事にしたいこと Core Why What How 良いプロダクト開発をするためには Core,Why,What,Howの一貫性が 超大事

Slide 39

Slide 39 text

39 まずは、、 Core Why What How どんな飲食店のどんな集客課題を解決 するかを明確にし、再PMFを目指す

Slide 40

Slide 40 text

40 取り組んだこと 上記プロセスを通じて注力する顧客セグメントを1つずつ攻略(PMF)する 顧客セグメンテーション& 集客課題の整理 ソリューション仮説検証 注力セグメント & 解決する集客課題のFix まずはここまで できた

Slide 41

Slide 41 text

41 5. こんなPMを採用したい


Slide 42

Slide 42 text

42 コロナ禍による飲食業界への打撃は続く...

Slide 43

Slide 43 text

43 コロナ禍による飲食業界への打撃は続く... 危機はイノベーションを加速させる

Slide 44

Slide 44 text

44 苦しい時だからこそ新たなニーズが生まれる モバイルオーダー 飲食業界市場規模は2020年でも約11兆円 集客一辺倒ではなく、業界全体のDXが求められる 飲食店さんが持続的に儲かるように

Slide 45

Slide 45 text

45 プロモーション売りから顧客の真の課題解決への脱皮 顧客と伴走し、課題を解決していくSaaS企業としてのプロダクトマネジメントが必要

Slide 46

Slide 46 text

46 Rettyはプロダクト・事業共に未成熟なフェイズ ユーザー数は競合大手と同水準 多くのユーザー数を抱えているが、ネット予約やBizとしては改善の伸び代が大きい 売上・ネット予約数は共に競合大手の 1/10 以下

Slide 47

Slide 47 text

47 プロダクトディスカバリーをやっていきたいPM 開発プロセス改善や個々メンバーのレベルアップにより、プロダクトデリバリー力は 向上した。今後はディスカバリーにさらに注力していく! プロダクトデリバリー= 堅牢でスケーラブルな実装を 行い、安定しており安心できる 価値を顧客に提供すること プロダクトディスカバリー= 顧客のための ソリューションを考え抜くこと Marty Cagan氏記事の翻訳より

Slide 48

Slide 48 text

48 点や短期ではなく、因果や線で顧客課題を考えられるPM 点のKPIのみで考えると、KPIが伸びても 相乗的な効果や体験全体へのインパクトが弱い 因果や線で顧客課題を考えて、 体験全体そしてKPIへのインパクトを狙う 顧客課題に向き合い、中期的なインパクトを考えていく Happyにしたい顧客 n = 1 を明確にし、仮説検証を行う

Slide 49

Slide 49 text

49 アンケートのご協力をお願いします!

Slide 50

Slide 50 text

次回イベント 50

Slide 51

Slide 51 text

51 Retty採用のご案内!

Slide 52

Slide 52 text

新卒・中途PM募集中です! 募集要項はこちら

Slide 53

Slide 53 text

多数のポジションで積極採用中! 53

Slide 54

Slide 54 text

No content