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仮想共有ストレージ「プール」を提供 • ソフトウェアのみ •既存のハードを再利用可 • ストレージを同期して可用性を実現

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仮想マシン/コンテナ用ストレージ • 物理SANなしで共有ストレージ • 可用性を提供 • HCI構成の実現

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高可用性ファイルサーバ • ファイルサーバ構成を簡素化

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高パフォーマンスなデータベース用ストレージ • 高可用性共有ストレージを ローカルで構成

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特徴

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2重化、3重化 • ノード間シンクロナイゼーション • データ整合性 • 継続的なオペレーション • マルチパスで稼働率を向上 • 2 方向レプリカで 99.99% • 3 方向レプリカで 99.9999%

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最適なハードウェアを自由に選択 • 専用ハードウェアの問題を回避 • 高コスト • メンテナンス • ロックイン • 再利用性 • 依存しない仮想SANソリューション • 低コストなコモディ(一般)ハードを利用可 • 最新製品を簡単に入手可能 • 古いハードの再利用も容易

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多様なインストールオプション • VMテンプレート(ESXi/Hyper-V/KVM:Ubuntuベース) • ベアメタルLinux(Ubuntuベース) • インストーラ(Windowsベース) starwind-v8.exe StarWindVSAN.iso ハイパーバイザ CVM.ovf CVM StarWind

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ベースOSの違いによる機能差 • OSファイルシステムとの連携有無 • UbuntuベースとWindowsベース間でのHA不可 • Ubuntuベースの場合、ZFSやソフトウェアRAID連携有 • ローカル冗長性 • ミラーリング、Z1/2/3 で RAIDZ • 整合性チェック • サイレントデータ破損からの保護 • ディスクスクラブ • 潜在的ビットロット(腐敗)エラーの排除

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マルチプロトコル • iSCSI:HA構成、スタンドアロン構成 • NVME-oF(パブリックベータ):HA構成、スタンドアロン構成 • SMB/NFS:スタンドアロン構成 ハイパーバイザ/ ファイルサーバ iSCSI / NVME-oF SMB / NFS

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サーバサイドキャッシュ • L1キャッシュ: • RAMベースのキャッシュ • Write-Back/Write-Through • L2キャッシュ: • FLASHベースのキャッシュ • Write-Throughのみ • ストレージ • HDD ベース

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アーキテクチャ

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Write-Back時のデータ冗長性の確保 • 完了通知(ACK) • パートナーに同期 OR • ストレージ書き込み 共有ストレージ

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ジャーナリングによる変更のみの同期 • 変更データブロックの メタデータを記録 • ノード間の不一致が発生した場合、 変更のみを同期 • RAMまたは別ストレージに保存可能 • 別ストレージ保存時のオプション: • 障害時のみジャーナル記録 • 常にジャーナルを記録 共有ストレージ

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ジャーナリングによる変更のみの同期 • 変更データブロックの メタデータを記録 • ノード間の不一致が発生した場合、 変更のみを同期 • RAMまたは別ストレージに保存可能 • 別ストレージ保存時のオプション: • 障害時のみジャーナル記録 • 常にジャーナルを記録 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ハートビート 1 2 3 NIC 1 2 3 NIC データ用 同期用 管理用 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ハートビート • シングルノードのみでも動作(vSphere HAなどVM再配置) 1 2 3 NIC 1 2 3 NIC データ用 同期用 管理用 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ハートビート • シングルノードのみでも動作(vSphere HAなどVM再配置) • 同期チャネルのみ障害:優先順位に基づき、読み書きをブロック 1 2 3 NIC 1 2 3 NIC データ用 同期用 管理用 共有ストレージ 優先順位 1位 優先順位 2位

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フェイルオーバー戦略:ハートビート • シングルノードのみでも動作(vSphere HAなどVM再配置) • 同期チャネルのみ障害:優先順位に基づき、読み書きをブロック • すべてのチェネル障害:スプリットブレインが発生 1 2 3 NIC 1 2 3 NIC データ用 同期用 管理用 共有ストレージ 優先順位 1位 優先順位 2位

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フェイルオーバー戦略:ノードマジョリティ • 3ノード必要 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ノードマジョリティ • 3ノード必要(ウィットネスノード含む) 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ノードマジョリティ • 3ノード必要(ウィットネスノード含む) • 2ノードまで動作(vSphere HAなどVM再配置) 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ノードマジョリティ • 3ノード必要(ウィットネスノード含む) • 2ノードまで動作(vSphere HAなどVM再配置) 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ノードマジョリティ • 3ノード必要(ウィットネスノード含む) • 2ノードまで動作 • 2ノード/すべてのチェネル障害:読み書きをブロック 共有ストレージ

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フェイルオーバー戦略:ノードマジョリティ • 3ノード必要(ウィットネスノード含む) • 2ノードまで動作 • 2ノード/すべてのチェネル障害:読み書きをブロック 共有ストレージ

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構成、運用

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Web UIから管理 • ああ

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Management Consoleから管理

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大まかな手順 1. 仮想環境のネットワーク構成等を確認 2. CVMのテンプレートを各ハイパーバイザホストにデプロイ 3. Web UIから初期設定 4. CVMにストレージを追加 5. Web UIからHA LUNを構成 6. ハイパーバイザホストに接続、構成 https://www.starwindsoftware.com/resource-library/starwind-virtual-san-vsan-configuration-guide- for-vmware-vsphere-esxi-7-vsan-deployed-as-a-controller-virtual-machine-cvm-using-web-ui/ https://www.starwindsoftware.com/resource-library/starwind-virtual-san-vsan-configuration-guide- for-vmware-vsphere-esxi-7-vsan-deployed-as-a-controller-virtual-machine-cvm-using-web-ui/

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デモ 192.168.112.0/24 192.168.121.0/24

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CVM:システム要件 • 4 vCPU(それぞれ1.7 GHz)、8 GB RAM(デフォルト16GB) • ネットワーク:1 GbE以上、レイテンシ5 ms未満 • レプリケーション用ネットワーク • データ用ネットワーク • 管理用ネットワーク • 対応ハイパーバイザ • VMware vSphere (ESXi): 7以降 • Windows Server (Hyper-V): 2016以降 • oVirt/OLVM/RHV: 4.4以降 • Proxmox VE 7.4以降 • OS用に30 GB IOPS(4K) ネットワーク 1-26,000 1 Gigabit 26,000-48,000 2x 1 Gigabit (MPIO) 48,000-250,000 10 Gigabit 250,000-480,000 2x 10 Gigabit (MPIO) 480,000以降 40/56 Gigabit

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ストレージ構成 • OS用仮想ディスク:データ用とは別のストレージデバイス • データ用ディスク: • シックプロビジョニングの仮想ディスク • HBA または RAID コントローラ全体をパススルー • Hyper-V:ディスクリートデバイス割り当て (DDA) パススルー デバイス • vSphere:PCIデバイス経由パススルー、Raw Device Mapping (RDM) • KVM (Proxmox、oVirt、RHEV) :PCIデバイス経由パススルー ※KVM ホストのカーネルで IOMMU サポートを有効化

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推奨RAID構成 HDDベースのハードウェアRAID 種類 RAID 10 ディスクキャッシュ 無効 書き込みポリシー Write Back 読み取りポリシー Read ahead ストライプサイズ 64 KB SSDベースのハードウェアRAID 種類 SSD×2:RAID 1 SSD×3 以上: RAID 5 ×4 以上ペアSSD:RAID 10 ディスクキャッシュ 有効 書き込みポリシー 構成に応じて Write ThroughまたはWrite Back 読み取りポリシー No read ahead ストライプサイズ 64 KB LinuxソフトウェアRAIDの推奨 CPUリソース vCPUを追加割り当てを推奨 HDDベースの場合 RAID10 SSD、NVMeの場合 パリティ アレイ (RAID5、RAID6)

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まとめ •共有ストレージをソフトウェアで実現 • ノード間同期でHA構成 •環境、構成、ハードウェアを自由に選択 ハイパーバイザ/ ファイルサーバ iSCSI / NVME-oF