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ハイパーバイザー依存なし!ソフトでかんたんvSAN構成!【StarWind Virtual SAN】

Climb
December 12, 2024

ハイパーバイザー依存なし!ソフトでかんたんvSAN構成!【StarWind Virtual SAN】

12/11(水)に実施したWebセミナーのスライドです。
下記からご視聴いただけます。
https://www.climb.co.jp/soft/webseminar/2024/1211/

VMwareライセンスの問題で、ハイパーバイザ自体の乗り換えやVMware vSANを使用しない構成を検討される方が増えています。
仮想ストレージを作成するソフトウェア製品StarWind Virtual SANは、vSphereに限らずMicoroft Hyper-VやProxmox VEなどの仮想環境で、各ハイパーバイザホスト上のローカルのストレージを共有ストレージとして構成できます。
これにより、移行先のハイパーバイザやVMware vSAN機能なしでもVMware vSANのように共有ストレージを作成し、HAやHCIな構成を実現します。さらに、一般的なサーバハードウェアで利用可能で、専用の筐体やパーツは不要です。
今回はこのStarWind Virtual SANの活用例から、アーキテクチャ、各種機能、実際の構成デモやサーバ構成例を紹介します。

Climb

December 12, 2024
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Transcript

  1. 最適なハードウェアを自由に選択 • 専用ハードウェアの問題を回避 • 高コスト • メンテナンス • ロックイン •

    再利用性 • 依存しない仮想SANソリューション • 低コストなコモディ(一般)ハードを利用可 • 最新製品を簡単に入手可能 • 古いハードの再利用も容易
  2. ベースOSの違いによる機能差 • OSファイルシステムとの連携有無 • UbuntuベースとWindowsベース間でのHA不可 • Ubuntuベースの場合、ZFSやソフトウェアRAID連携有 • ローカル冗長性 •

    ミラーリング、Z1/2/3 で RAIDZ • 整合性チェック • サイレントデータ破損からの保護 • ディスクスクラブ • 潜在的ビットロット(腐敗)エラーの排除
  3. 大まかな手順 1. 仮想環境のネットワーク構成等を確認 2. CVMのテンプレートを各ハイパーバイザホストにデプロイ 3. Web UIから初期設定 4. CVMにストレージを追加

    5. Web UIからHA LUNを構成 6. ハイパーバイザホストに接続、構成 https://www.starwindsoftware.com/resource-library/starwind-virtual-san-vsan-configuration-guide- for-vmware-vsphere-esxi-7-vsan-deployed-as-a-controller-virtual-machine-cvm-using-web-ui/ https://www.starwindsoftware.com/resource-library/starwind-virtual-san-vsan-configuration-guide- for-vmware-vsphere-esxi-7-vsan-deployed-as-a-controller-virtual-machine-cvm-using-web-ui/
  4. CVM:システム要件 • 4 vCPU(それぞれ1.7 GHz)、8 GB RAM(デフォルト16GB) • ネットワーク:1 GbE以上、レイテンシ5

    ms未満 • レプリケーション用ネットワーク • データ用ネットワーク • 管理用ネットワーク • 対応ハイパーバイザ • VMware vSphere (ESXi): 7以降 • Windows Server (Hyper-V): 2016以降 • oVirt/OLVM/RHV: 4.4以降 • Proxmox VE 7.4以降 • OS用に30 GB IOPS(4K) ネットワーク 1-26,000 1 Gigabit 26,000-48,000 2x 1 Gigabit (MPIO) 48,000-250,000 10 Gigabit 250,000-480,000 2x 10 Gigabit (MPIO) 480,000以降 40/56 Gigabit
  5. ストレージ構成 • OS用仮想ディスク:データ用とは別のストレージデバイス • データ用ディスク: • シックプロビジョニングの仮想ディスク • HBA または

    RAID コントローラ全体をパススルー • Hyper-V:ディスクリートデバイス割り当て (DDA) パススルー デバイス • vSphere:PCIデバイス経由パススルー、Raw Device Mapping (RDM) • KVM (Proxmox、oVirt、RHEV) :PCIデバイス経由パススルー ※KVM ホストのカーネルで IOMMU サポートを有効化
  6. 推奨RAID構成 HDDベースのハードウェアRAID 種類 RAID 10 ディスクキャッシュ 無効 書き込みポリシー Write Back

    読み取りポリシー Read ahead ストライプサイズ 64 KB SSDベースのハードウェアRAID 種類 SSD×2:RAID 1 SSD×3 以上: RAID 5 ×4 以上ペアSSD:RAID 10 ディスクキャッシュ 有効 書き込みポリシー 構成に応じて Write ThroughまたはWrite Back 読み取りポリシー No read ahead ストライプサイズ 64 KB LinuxソフトウェアRAIDの推奨 CPUリソース vCPUを追加割り当てを推奨 HDDベースの場合 RAID10 SSD、NVMeの場合 パリティ アレイ (RAID5、RAID6)