Slide 1

Slide 1 text

https://hitto.jp/ HiTTO株式会社
 早瀬 友貴
 【IPO準備企業必見】
 freeeを軸とした高品質・効率的な
 コーポレート体制整備のHow toと
 具体的事例


Slide 2

Slide 2 text

HiTTO.Inc
 Corporate Leader
 早瀬友貴 Hayase Tomotaka
 横浜市立大学大学院在学中に起業、倒産。
 その後、学問からビジネスへと路線変更。
 六本木ヒルズのスタートアップで管理部長を経たのち、
 改めてスタートアップでリスタート。
 今後の個人Missionは「還元」です。
 
 ①大学院時代
  起業、海外向けのジャパニメーションメディア事業の立ち上げ 
  チームビルディングやキャッシュマネジメントの知識乏しく失敗。 
 
 ②新卒でマクロミル入社
  会社を運営する骨子の部分に対する知識をつけたいと考え、 
  新卒で経理部を希望。経理全般(営業経理〜決算まで)を経験、 
  その後財務(管理会計)、新規事業/子会社立ち上げの管理を経験。 
 
 ③グライダーアソシエイツに出向・転籍 
  出向命令で創業2期目の企業へ。管理部門の立ち上げ。 
  月次決算体制、中期経営計画、予実管理、案件進捗管理の構築。 
  会社はマンションの1室から始まりヒルズに移転。 
 
 ④2019年9月よりHiTTOに参画 
  コーポレートの立上げ、複数事業を1事業に集約させる事業M&A、 
  IPO準備。2021年末に、マネーフォワードの100%子会社化。 
  現在はPMIを担当しています。 


Slide 3

Slide 3 text

テーマ
 
 freeeを軸とした高品質・効率的なコーポレート体制整 備のHow toと具体的事例
 
 ゴール
 
 今後、皆様がバックオフィスを構築する際に
 皆様のご担当される恒久的業務を自動化し、
 付加価値業務にかける時間を創出していただくこと


Slide 4

Slide 4 text

本日のアジェンダ
 https://hitto.jp/ ・ いつから?
 
 ・ どんなシステム構成で?
 
 ・ どうやって?


Slide 5

Slide 5 text

本日のアジェンダ
 https://hitto.jp/ ・ いつから?
 
 ・ どんなシステム構成で?
 
 ・ どうやって?


Slide 6

Slide 6 text

IPOまでのロードマップ
 https://hitto.jp/ N-3期以前
 N-2期
 (直前前期)
 N-1期
 (直前期)
 申請期
 基本タスク
 主要な
 IPOタスク
 上場関連書類
 監査法人選定 ショートレビュー 会計監査・内部統制監査 主幹事証券会社の選定 体制構築・審査対応・開示書類対応 印刷会社の選定 証券代行(信託銀行等)の選定 内部統制、規定の整備・試運用 内部統制運用 有価証券届出書、Ⅰの部 審査書類、申請書 経理/労務/法務/総務/採用/人事…etc 市場の選定

Slide 7

Slide 7 text

IPOまでのロードマップ
 https://hitto.jp/ N-3期以前
 N-2期
 (直前前期)
 N-1期
 (直前期)
 申請期
 基本タスク
 主要な
 IPOタスク
 上場関連書類
 監査法人選定 ショートレビュー 会計監査・内部統制監査 主幹事証券会社の選定 体制構築・審査対応・開示書類対応 印刷会社の選定 証券代行(信託銀行等)の選定 内部統制、規定の整備・試運用 内部統制運用 有価証券届出書、Ⅰの部 審査書類、申請書 経理/労務/法務/総務/採用/人事…etc 市場の選定 求められる質の向上


Slide 8

Slide 8 text

IPOまでのロードマップ
 https://hitto.jp/ N-3期以前
 N-2期
 (直前前期)
 N-1期
 (直前期)
 申請期
 基本タスク
 主要な
 IPOタスク
 上場関連書類
 監査法人選定 ショートレビュー 会計監査・内部統制監査 主幹事証券会社の選定 体制構築・審査対応・開示書類対応 印刷会社の選定 証券代行(信託銀行等)の選定 内部統制、規定の整備・試運用 内部統制運用 有価証券届出書、Ⅰの部 審査書類、申請書 経理/労務/法務/総務/採用/人事…etc フェーズが進む毎に、トラフィック量の増加+
 リモートワークの普及に伴う管理業務の負担増 市場の選定 求められる質の向上


Slide 9

Slide 9 text

IPOまでのロードマップ
 https://hitto.jp/ N-3期以前
 N-2期
 (直前前期)
 N-1期
 (直前期)
 申請期
 基本タスク
 主要な
 IPOタスク
 上場関連書類
 監査法人選定 ショートレビュー 会計監査・内部統制監査 主幹事証券会社の選定 体制構築・審査対応・開示書類対応 印刷会社の選定 証券代行(信託銀行等)の選定 内部統制、規定の整備・試運用 内部統制運用 有価証券届出書、Ⅰの部 審査書類、申請書 経理/労務/法務/総務/採用/人事…etc 市場の選定

Slide 10

Slide 10 text

特に重要なのは、月次決算の質の向上
 https://hitto.jp/ ・月次決算の質は、スタートアップの成長に大きく影響を与えるため、ストレッチしてでも、 
  まずは一度内製化して理想の状態を作ってから、丁寧にマニュアルに落とし込み、その上でアウトソースを活用すべき 


Slide 11

Slide 11 text

本日のアジェンダ
 https://hitto.jp/ ・ いつから?
 
 ・ どんなシステム構成で?
 
 ・ どうやって?


Slide 12

Slide 12 text

・案件管理
 ・顧客管理
 ・請求情報管理
 
 ・請求書の作成/発行
 ・仕訳
 ・振込データの作成
 ・振込予約/承認
 
 ・給与計算
 ・明細発行
 ・賞与計算
 
 ・計画予実
 ・Forecast/資金繰管理
 某銀行系
 クレジットカード 
 売上・請求データ連携 振込データ連携 振込データ連携 手打ち csv出力からの アップロード csv出力・加工、 アップロード 確かcsv 売上データ連携 ・勤怠管理
 ・有給管理
 ・経費精算ワークフロー
 ・届出作成
 ・従業員情報管理(マイナンバー含む)
 x 業務委託の方、士業の方 手で給与計算して 数値入力 サービス連携図(スタートアップあるあるの例)
 https://hitto.jp/

Slide 13

Slide 13 text

改善だけでは高品質なコーポレートは作れない
 https://hitto.jp/ 高品質なコーポレートを作るためには
 
 ❌ 作業の効率化
 ⭕ 業務の再構成 → 標準化
 
 ただし、0から業務を再構築するには時間がかかる。
 そこで、SaaSに沿ってオペレーションを組み直すことで、
 再構成の手間を省くことができる。


Slide 14

Slide 14 text

https://hitto.jp/ ・案件管理
 ・顧客管理
 ・請求情報管理
 (外部連携用)
 ・請求書の作成/発行
 ・仕訳
 ・経費精算ワークフロー
 ・振込データの作成
 ・振込予約/承認
 ・勤怠管理
 ・有給管理
 ・給与計算
 ・明細発行
 ・賞与計算
 ・届出作成
 ・振込データの作成
 
 ・計画予実
 ・Forecast/資金繰管理
 クレジットカード 
 借入金管理 
 前払/前受入力 
 リピート取引登録 
 請求書管理クラウド
 ・受領請求書の管理
 ・ワークフロー
 ・請求書到着管理
 ...etc
 売上データ連携 売上・請求データ連携 振込データ連携 振込データ連携 API連携 費用データ連携 (発生主義に貢献) 費用データ連携 (発生主義に貢献) 費用・支払データ連携 費用データ連携 連携 連携 経費精算金額連携 サービスを集中/サービス間の連携を重視
 


Slide 15

Slide 15 text

アプリの連携を進める理由
 https://hitto.jp/ <結果的に業務の難易度が下がり、標準化が進む>
 
 理由① 恒久的に発生するオペレーション作業工数削減 
    ・部分最適アプリでは加工・アップロードが必要になるケース多
     →サービスがシームレスに連携することで、工数を削減
    ・SaaSを利用する上では、オペレーションを乗せきる方が良い
 
 理由② ミスの起きづらい環境整備 
    ・手作業の数だけミス発生可能性が増大
    ・アップデートの影響も同一サービスなら気にする必要なし


Slide 16

Slide 16 text

オススメアプリ紹介
 https://hitto.jp/ ・案件管理
 ・顧客管理
 ・請求情報管理
 (外部連携用)
 ・請求書の作成/発行
 ・仕訳
 ・経費精算ワークフロー
 ・振込データの作成
 ・振込予約/承認
 ・勤怠管理
 ・有給管理
 ・給与計算
 ・明細発行
 ・賞与計算
 ・届出作成
 ・振込データの作成
 
 ・計画予実
 ・Forecast/資金繰管理
 クレジットカード 
 借入金管理 
 前払/前受入力 
 リピート取引登録 
 請求書管理クラウド
 ・受領請求書の管理
 ・ワークフロー
 ・請求書到着管理
 ...etc
 売上データ連携 売上・請求データ連携 振込データ連携 振込データ連携 費用データ連携 (発生主義に貢献) 費用データ連携 (発生主義に貢献) 費用・支払データ連携 費用データ連携 連携 連携 経費精算金額連携 API連携

Slide 17

Slide 17 text

借入金の仕訳入力不要、借入金管理アプリ
 https://hitto.jp/

Slide 18

Slide 18 text

借入金管理アプリがオススメな3つの理由
 https://hitto.jp/ 理由① 2つの仕訳が自動入力され処理が簡単
    ・(1)借入金/未払金、(2)支払利息/未払金 が自動入力
    ・上記が口座から引き落とされたタイミングで出金登録するだけ
 
 理由② 資金繰りレポートに反映
    ・将来的なキャッシュアウト含めて資金繰レポートに反映
    ・来月末の着地精度が上昇
 
 理由③ 利息/未払金の仕訳を入力する備忘管理が不要 
    ・休日翌営業日の利息、計上忘れがちでは?


Slide 19

Slide 19 text

借入金管理アプリは様々なパターンに対応
 https://hitto.jp/ ※ freeeのデモ画面です 
 ・脱エクセルと、会計ソフトとのシームレスな連携、発生主義での計上を3つ同時に達成! 
 ・①通常の定期返済、②元金据置期間のある返済、③利息は毎月だけど返済は一括、といった様々なパターンにも対応可 


Slide 20

Slide 20 text

freee借入金管理 についてはnoteで
 
 https://hitto.jp/ ・noteでは、借入金管理アプリの入力How Toや、注意点、Tipsなどをまとめています。ご興味ある方は是非 


Slide 21

Slide 21 text

その他おすすめアプリ
 https://hitto.jp/ ・案件管理
 ・顧客管理
 ・請求情報管理
 (外部連携用)
 ・請求書の作成/発行
 ・仕訳
 ・経費精算ワークフロー
 ・振込データの作成
 ・振込予約/承認
 ・勤怠管理
 ・有給管理
 ・給与計算
 ・明細発行
 ・賞与計算
 ・届出作成
 ・振込データの作成
 
 ・計画予実
 ・Forecast/資金繰管理
 クレジットカード 
 借入金管理 
 前払/前受入力 
 リピート取引登録 
 請求書管理クラウド
 ・受領請求書の管理
 ・ワークフロー
 ・請求書到着管理
 ...etc
 売上データ連携 売上・請求データ連携 振込データ連携 振込データ連携 費用データ連携 (発生主義に貢献) 費用データ連携 (発生主義に貢献) 費用・支払データ連携 費用データ連携 連携 連携 経費精算金額連携 API連携

Slide 22

Slide 22 text

本日のアジェンダ
 https://hitto.jp/ ・ いつから?
 → N-3から
 ・ どんなシステム構成で?
 → 連携するサービスを組み合わせて
 ・ どうやって?


Slide 23

Slide 23 text

理想的な決算とは
 https://hitto.jp/ ① 素早く、正確に決算が締まる
 ・営業/開発といった他部門からの数字収集の仕組み
 ・摘要や証憑添付のルール
 
 ② 後工程までスムーズに連携できる
 ・実績に加えて、Forecastの数字収集の仕組み
 ・キャッシュマネジメント、開示、IPO準備を見据えたタグルール


Slide 24

Slide 24 text

N-3までに実行したこと
 https://hitto.jp/ 社内のオペレーションを把握
 実現するオペレーションの決定
 社員で実践&徹底的に標準化
 オペレーションをアウトソースへ
 ・HiTTOでは、私が入社した時に既に業務委託が仕事を回していたため、以下の4段階で業務構築を進めました 
 ・全ての工程に自分を挟み込み、オペレーション理解 
 ・実際のオペレーションを図示して全体像を把握 
 ・ミス、不正が起きやすい工程が浮き彫りに 
 ※創業時はこのステップは不要です 
 ・会社として集計したい数値をどう集計するか 
 ・リスク箇所の改善方法 
 ・無駄の排除
 ・徹底的に社員でJOBローテーション 
 ・JOBローテするごとにマニュアル化 
 ・次の人はマニュアル通りにやって改善、改善 
 ・型ができたらアウトソースへ 
 ・アウトソースに求める事:機械的な対応 
 ※機械的な対応ができないのだとしたら標準化不足 


Slide 25

Slide 25 text

Step1:社内のオペレーションを把握
 https://hitto.jp/ ・HiTTOは、2019年時点で、バックオフィス従業員は0人 
 ・業務委託数名が入れ替わり出社して、業務を個々に対応している状態 
 ・入社1ヶ月目で対応したこと 
  ①各担当者が担う業務をつぶさにチェック(仕訳1本に至るまで)し、全オペレーションの承認者になる 
  ②その上で携わる各業務をひたすらフローチャート化 → 担当者と業務の明確化 → オペレーション改善 


Slide 26

Slide 26 text

現状把握〜担当者・担当業務の決定
 https://hitto.jp/ フローチャートは、①誰が、②どの作業の後に、③何をするのかを、フロー全体版→詳細版の順に明確にしていきます 
 下の図は入社直後に作成した、請求書受領してから出金伝票登録するまでの大枠の流れと、より詳細なもの 


Slide 27

Slide 27 text

Step2:実現するオペレーションの決定
 https://hitto.jp/ 詳細版のフローチャートまで作成すると、統制上の問題点が発見できますので、即時ルールを作って修正します 
 この段階では、オペレーションの構築をするのではなく、全体像と見比べながら弱い部分の補強がメイン 


Slide 28

Slide 28 text

新しいルールもまずはフローチャートで
 https://hitto.jp/ ・HiTTOは当時、概算計上が網羅的に行いきれていない状態 
 →概算計上ルール(マニュアル)と、概算計上に関するフローチャートを整備 


Slide 29

Slide 29 text

Step3:社員で実践&徹底的に標準化
 https://hitto.jp/ ・必ず1度は自分(社員)でオペレーションを担当。作業しながら超詳細なマニュアルを作っていく 
 ・半年ほどかけて、あらかたのフローチャートと、マニュアルは完成(確か50ファイルくらい) 
 ・誰でも同じアウトプットになるくらい詳細なマニュアル作りが必要  


Slide 30

Slide 30 text

マニュアルはおじいちゃんにもわかるように
 https://hitto.jp/ ・業務標準化とは、業務遂行の難易度を著しく下げ、誰が担当しても容易に同じ結果を出せるようにすること 
 ・即ち、マニュアル作成の粒度は、おじいちゃんが担当してもわかるように一挙手一投足を図示する 


Slide 31

Slide 31 text

Step4:オペレーションをアウトソースへ
 https://hitto.jp/ ・業務単位のまとまりで月次決算フローを構成、進捗管理をしています。 
 ・業務単位は、「todo」「終了確認」で構成されており、全てに担当者と、マニュアルや資料リンクが紐づいています。 
 ・このフローを構成するために、ここまでお話しした①フローチャートの整備、②詳細なマニュアル化、が重要です。 
 月次決算フロー 


Slide 32

Slide 32 text

業務のアウトソース化で離職リスクも軽減
 https://hitto.jp/ ・月次決算業務で言うと9割がアウトソースに成功し、主にチェック業務が社員のすべきこと 
 ・社員が月次決算の対応で消費する時間は、計8時間に圧縮され、手戻りもない。 


Slide 33

Slide 33 text

本日のまとめ
 ①IPO準備で求められる統制の質が高まっている
  ・つまづかないよう、N-3までに決算体制を構築する
  ・その際に、N-2以降の統制も念頭に置いておくべき
 ②全体最適の視点から改めて業務を構成する
  ・SaaSを活用することで効率的に再構築ができる
  ・システムの集中と連携を重視する
 ③業務を徹底的に標準化
  ・業務フローと業務マニュアルの徹底整備
  ・他部門からの数字収集の仕組み
  ・摘要や証憑添付のルール
  ・標準化することでアウトソース活用しても高品質なコーポレートになる
 https://hitto.jp/

Slide 34

Slide 34 text

最後に弊社の話をさせてください
 https://hitto.jp/

Slide 35

Slide 35 text

そして私の話をさせてください
 https://hitto.jp/ noteを中心にバックオフィス全般について業務効率化の情報発信をしています!
 7月からTwitter はじめました。最新の情報はこちらでPostしますので、
 よろしければフォローいただけますと幸いです!