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チームをよしなにする⽴場を
 経験して学んだこと Kentaro Matsushita kanazawa.rb meetup #88 年末 LT ⼤会 2019/12/21

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⾃⼰紹介 ⾦沢市内のゲーム会社で働くフロントエンドエンジニア ゲームプラットフォームのリプレイス開発に従事 Kentaro Matsushita kentaro-m _kentaro_m

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突然チームをリードしていく動きが必要になった私が
 何を⾏い、何を学んだかを発表します 今⽇のトピック

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2019年もあとわずかですね!

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今年の私の⼤きな変化

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はじめての転職転籍 グループ会社に異動
 Webサービス -> ゲーム

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フロントエンドエンジニアへの転⽣

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職場環境が変化
 ⾃分に求められることも変化

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フロントエンドの代表者 やってもらえませんか? フロントエンドの代表者 ってなんですか? 上司 私

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ディレクター デザイナー フロントエンドA フロントエンドB バックエンド 機能チーム 各職能が効率よくコミュニケーションを図り、
 開発を進めるための窓⼝を設置 (東京と⾦沢でわかれて開発) 代表者

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機能チーム内の各職能との
 相談窓⼝になって欲しい 承知しました 私 上司

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代表者になったことで、相談に乗ることが増えた • 仕様相談 • 機能の実現可否の確認、画⾯やAPI仕様の確認 • タスク割り当て • 着⼿すべきタスクの確認、チケット作成 • 進捗確認 • 作業⾒積もり、成果物確認 • 実装相談 • 実装や設計の問題の相談

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代表者になったことで、相談に乗ることが増えた • 仕様相談 • 機能の実現可否の確認、画⾯やAPI仕様の確認 • タスク割り当て • 着⼿すべきタスクの確認、チケット作成 • 進捗確認 • 作業⾒積もり、成果物確認 • 実装相談 • 実装や設計の問題の相談 ⾃分の作業ができる時間 ⼤幅に減る

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代表者はどんな動きをしたら良いのか (窓⼝以外は何も⾔われていないので) 想定以上に⾊々なことが求められて困惑

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代表者はどんな動きをしたら良いのか これまでのメンバーとしての働き⽅から
 チームをリードする動きが
 求められているように感じた

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ロールの定義がないので、⾃分で考えてみた プロジェクト成功のために、 チームをよしなにして、
 開発を進めるのがミッションだ (多分)

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よしなに【良しなに】 《副》よろしく。いいぐあいになるように。

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チームを良い具合にして、
 開発を進めるぞ!

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やったこと • タスクの割り当て • 完了の定義を明確化し、メンバーにタスクを割り当てる • コード・資料レビュー • メンバーの成果物をレビューする • 仕様策定 • 関係者と仕様を決める際に、フロントエンドチームの意⾒をまとめて相談する • スクラムイベントの運⽤ • デイリースクラム・ふりかえり・プランニングのファシリテーション

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チームをよしなにするために
 ⼤切な3つの学びを得た

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コミュニケーション

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コミュニケーション • 相⼿の⽴場に⽴って、わかりやすい⾔葉で話す • 専⾨⽤語は多⽤しない • 個別最適化ではなく、全体最適化を意識する • ⾃分の担当領域 (フロントエンド) だけでなく、他職能の担当領域 (UI/UX、マイクロサービ ス)の観点も考慮し、機能全体としてのあるべき姿を⼀緒に考える • メンバーの困りごとを拾う • 作業進⾏上の困ったことを検知・解決する仕組みを作る • デイリースクラムで困りごとを聞いて、適切にハンドリングするようにしている

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委譲

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委譲 • 「次にどうしたらいいですか」という質問がたくさんくる • ⾃分の作業時間がなくなっていくので、ある程度のチームメンバーの⾃⾛が必要 • 作業の⽅針が分からないゆえの問題なので、⽅針を可視化することにした • メンバーに⽅針資料を作ってもらい、どの順番で作業すべきかを 考えてもらった • 作業⽅針資料 (アプリケーション完成までのタスク消化優先度) をチームメンバーに 作ってもらう • プランニングの進⾏をチームメンバーにお願いする

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俯瞰

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俯瞰 • 先々に潜む落とし⽳を⾒つけて対処する • メンバーが安⼼してタスクを進められるように懸念点に対処する • 仕様策定のリード (決まっていないことを決める動き) • コードの品質確認 (すべてのPRに⽬を通して、機能の実装状況確認) • 技術調査 (実装の懸念点を解消する) • プロジェクトを進めるために全体を⾒る動きが必要 • 必要な作業の洗い出しや優先順位付けを⾏う

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さいごに • チーム開発は楽しいけど、難しい • メンバー視点からリード視点へのマインド転換 • チームをよしなにするために⼤切なことを学んだと は⾔ったが、それができているとは⾔えない • 来年は学んだことを⽣かして、チームとしての成果 を上げていきたい