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食事×PHR領域での
 toCサービスを考えてみよう
 2019/12/13 松岡大輔

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自己紹介
 松岡大輔 プロダクトマネージャー
 大学時代にヘルスケアに関するアプリ(前兆予測ア プリ・万歩計アプリ)を開発
 個人でもCKD,糖尿病の方向けの栄養計算アプリ を開発中
 クックパッドにてレシピ検索・新規事業(料理動画投 稿)の立ち上げ責任者・生鮮EC事業を担当する
 来年1月より株式会社おいしい健康にてプロダクト 開発を担当予定
 趣味はヒップホップ


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食事に関するPHRとは
 狭義のPHR:
 EHRのような医療現場で生まれたデータ
 広義のPHR:
 医療/ヘルスケアサービスに活用することが出来る、個 人から取得できるデータ全般のこと 
 と今回はしましょう
 取れるデータ:
 食事内容,栄養素,食べた時間,嗜好,かけた手間,単価


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食事×PHRについてのサービスの現状
 
 welby         医師による診察時に利用し、食事・栄養指導
 
 
 mediaid       
 カロミル オンラインなどで栄養士による、
            食事・栄養指導
 あすけん
 治療
 健康維持


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正直、どのくらい役に立っているのだろうか?
 本当に今の栄養指導の形しか食事のPHRを活かしたサービスは無いのだろうか?
 今回のテーマが「あなたならヘルスケアデータをどう活用する?」
 ということで、私個人的にtoCサービスを考えてみました。
 


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問題を分かりやすくするために食事を分類
 食事
 健康維持
 予防
 治療
 ・健康維持のため に食事に気を使う
 ・ダイエット
 ・HbA1cや体重な どそういった数値 に気を使う
 ・CKD,糖尿病など の食事制限


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データを活用するのではなく、課題から考える
 データをどう使うかを考える前に、
 まずユーザーがどんな課題があるのかを考えることにします


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個人が取り組む食事療法についての課題
 ※個人的な管理栄養士・医師からのヒアリングに基づいています。
 - 何を食べていいのか分からない
 - どの食材にどのくらい栄養素が含まれているかは分かるが、献立となると途端に複 雑になる
 - 面倒くさい
 - 栄養計算
 - 献立の組み立て
 - 効果があるのか分からない


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個人が取り組む食事療法についての課題
 ※個人的な管理栄養士・医師からのヒアリングに基づいています。
 - 何を食べていいのか分からない
 - どの食材にどのくらい栄養素が含まれているかは分かるが、献立となると途端に複 雑になる
 - 面倒くさい
 - 栄養計算
 - 献立の組み立て
 - 効果があるのか分からない


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サービス案1.食事管理マネージャーサービス
 解決する課題
 - どんな献立にしていいか、今日何食べればいいのか分からない
 サービス内容
 - 単なる栄養指導ではなく、世の中にある食材・料理を組み合わせて、その人が一番続 けられる形を提案してくれるサービス
 利用するデータ
 - 食事写真,栄養素,食の嗜好
 食事 自炊 宅配食 栄養補 助食品 食材 料理法

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サービス案2.食事療法の効果実感サービス
 解決する課題
 - 食事療法が効いているのか分からない
 サービス内容
 - 診察時に食事療法と疾患の数値の相関について効果があることを示し、自信を持た せる
 利用するデータ
 - 食事写真,栄養素,血糖値やHbA1c・クレアチニンなど疾患に関するデータ
 
 ※もちろんエビデンスを取れるかなど、かなり難しいところはありますが...
 アメリカだとPatients like meが薬効で取り組んでいるはずです


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まとめ
 - デバイスの発達に伴ってPHRが普及すると、これまでにない新しい価値が生まれる 可能性がある
 - データをどう使うかが一番重要
 みなさんへのお願い
 - 食事×PHRの領域でこういうサービスが欲しい 
 - 今の話を聞いてこういうサービスの可能性に気づいた
 というものを話してみてください!
 3分ポストイットで考えて5分で発表お願いします〜