Slide 1

Slide 1 text

freee 株式会社 ゼロからはじめるSalesforce 2018.12.18

Slide 2

Slide 2 text

University of the Philippines Dilliman校卒 Computer Science専攻 2011.04 システムエンジニアとしてコンビニのシステムの保守を行う。そのころ 業務の片手間に内部の工数管理をするためにSalesforceのカスタマイズを 行っていた。 2015.10 freee株式会社に入社し、GYOMUハックエンジニアとして、ノンエンジ ニアであるセールス、マーケティング、サポートなどの業務をエンジニアリング でサポートしている。 2017.04 GYOMUハックとしての活動を外に広めるために、GYOMU Hackers Guildというコミュニティを始めた。 Miry Hirono Twitter: mirygoaround 廣野 美里 freee株式会社 GYOMUハックエンジニア

Slide 3

Slide 3 text

きっかけはSalesforce女子部 3 突然、Salesforce担当になったんですが、 何から始めればわからないんです……

Slide 4

Slide 4 text

きっかけはSalesforce女子部 4 突然、Salesforce担当になったんですが、 何から始めればわからないんです…… そりゃそうだよね??

Slide 5

Slide 5 text

5 勉強会とかにいっても たぶん、はじめてのひとにはむずかしい ? ? ? プロセスビルダー フロー Apex ? オブジェクト

Slide 6

Slide 6 text

6 勉強会とかにいっても たぶん、はじめてのひとにはむずかしい ? ? ? プロセスビルダー フロー Apex ? オブジェクト わからない言葉がてんこもり!

Slide 7

Slide 7 text

7 ゼロからはじめるSalesforce ということで、Salesforceをさあ使おう、と思った時にどういう風に考えていくといいのかをまと めてみました

Slide 8

Slide 8 text

8 1.何をやりたいのかを明確に まずは、Salesforceとか難しいことを考えずに、「何をやりたいのか」を明確にしましょう。 マーケティング インサイドセールス 工数管理 フィールドセールス コールセンター

Slide 9

Slide 9 text

9 2.どんな数字を目標にするのか どんな業務を行なっていくのかが明確になったら、それぞれの業務でどんな数字を追っていく のかを考えましょう。 今具体的に決まっている必要はないですが、大まかな方向性を決めましょう。 アクティビティをカウントする 商談化数をおっていく クオリティを観察する 顧客満足度を取得する

Slide 10

Slide 10 text

10 3.Salesforceの機能を調べる ここで初めてSalesforceが登場します。 Salesforceはある程度の業務を想定した機能が標準で提供されているので、Salesforce上で 業務を組み立てるのも結構自由にできます。 ヘルプページ Trailhead Developers Edition Sandbox

Slide 11

Slide 11 text

11 4.実装設計する 機能を調べたら、早速設計に入りましょう。けっこう癖があるので、DE環境やSandbox環境で 触りながら設計するのが良いです。 オブジェクト設計 プロセスの自動化設計

Slide 12

Slide 12 text

12 4.実装設計するーオブジェクト設計 追いたい数字を決めてもらったかと思いますが、それがSalesforceのレポートでどのように集 計できるのかをイメージしながらオブジェクト構成のイメージを考えます。 データモデル図を書くとイメージが湧きやすいかもしれません。

Slide 13

Slide 13 text

13 おまけ Salesforceは顧客情報のデータベースなのですが、 データベースってなんだってところを簡単に。 Table=本棚 Record=本 Column=要素 Salesforceだと Table→オブジェクト Record→レコード Column→項目

Slide 14

Slide 14 text

14 4.実装設計するーオブジェクト設計 オブジェクト活用を考えるコツは、 1. 標準オブジェクトを活用する 2. 標準項目を活用する 3. カスタム項目を活用する 4. カスタムオブジェクトを活用する です。 それぞれどのような内容を格納するのかを考えて、標準が使えるときは標準のものを使いま しょう。

Slide 15

Slide 15 text

15 4.実装設計するープロセスの自動化設計 業務プロセスを考えていると、自動化したいなという要望も出てくると思います。 Salesforceの自動化や便利機能を使うことを考えたとき、この順で考えます。 1. 数式で対応できるか 2. 積み上げ集計で対応できるか 3. LEXのコンポーネントで対応できるか 4. ワークフロールールで対応できるか 5. プロセスビルダーで対応できるか 6. フローで対応できるか 7. Apexで対応できるか とくに、エンジニアにとってはApexなどでコーディングしてしまうのが楽ですが、 メンテナンスやどんな処理が動いているのかの把握のことを考えると上記の順で 考えるのが良いです。

Slide 16

Slide 16 text

16 4.実装設計するープロセスの自動化設計 下記のような機能は標準で提供されているので、検討してみてください ● リードのマージ ● リードのコンバート(取引の開始) ● 取引先のマージ ● 取引先責任者のマージ ● 承認プロセス

Slide 17

Slide 17 text

17 5.実装する Salesforceの実装をするとき、いきなり本番環境で設定変更するのはやめましょう。 DEやSandbox環境で思い通りの挙動をするのかをテストしてからにしましょう。 Sandboxで実装をすれば、変更を本番環境に反映するリリースが行えるので、 Sandboxをつかうのがいいかもしれません。 けっこう癖があるので、あれ、これはできないんだ??とかいろいろ詰まるかもしれないです し、苦労するかもしれません。笑 周りの人やコミュニティなどで訊きながら、思い通りのものを実装してみましょう。

Slide 18

Slide 18 text

18 6.動作確認 業務に実際に関わる人に動作を確認してもらいましょう。 オペレーションを回してみて、レポートを確認して、シュミレートしてみましょう。 フィードバックを受けながらチューニングしていきましょう。

Slide 19

Slide 19 text

業務プロセスを改善しながら学んだこと さまざまな課題に対応する中気づいた大事なこと どんなデータが必要なのかを整理すること 誰が何を見れれば良いのかを整理すること 極力Salesforceの標準機能に則ること 極力汎用的なプロセスにすること すでにあるツールなどは積極的にためしてみること

Slide 20

Slide 20 text

スモールビジネスを、 世界の主役に。